No.108264

SHUFFLE!&リリカルストーリー 18

グリムさん

今回は永遠神剣について楓たちに説明します(おもにユーノが)。それではどうぞ

2009-11-22 01:28:33 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:2146   閲覧ユーザー数:1986

第18話 永遠神剣と神獣

 

 

 

とりあえず稟たちが戻ってきたのでユーノ先ほどの現象について説明することにした。

 

三人が腕を組んで現れたのは予想の範囲内だったので誰も突っ込みはいれない、エリオとキャロはわかってないだけであるが

 

 

「とりあえずさっき芙蓉さんと八重さんが持っていた剣と杖についてみんな聞きたいと思うんだけどそれについて説明していい?」

 

 

「うん、とりあえずそれでいいよ。わけが分かんないことが自分の身に起こって楓さんも桜さんも不安だと思うから。」

 

 

楓と桜の方を見ながらフェイトはそう言う。まあ事情を知っている様子のユーノと稟が落ち着いているのでそんなに心配はしていない。が、自分のことについて分からないのは不安なものだからである。

ただ当の楓と桜は稟の傍にいることで安心しきっている様子をみるとその心配は杞憂のようだが

 

 

「あ、ユーノくんわたしたちのことは名前でいいから」

 

 

「はい、わたしもそれでいいです」

 

 

名字で呼ばれることが気になったのか桜がそういうと楓も賛同する。このなかで自分たちを名字で呼ぶのがユーノだけだったのが気になったらしい。

 

 

「うん、わかったよ。桜さん、楓さん」

 

 

ユーノは二人の好意をありがたく受け取った後しきりなおして説明に入る

 

 

「楓さんと桜さんの二人が持っていたあの剣と杖は“永遠神剣”と呼ばれるもので、意思を持った武器なんだ。性質的にはフェイト達が使っているデバイスに近いものだね、ここまではいい?」

 

 

ユーノはそこまで言うと聞いているみんなの方を見ると特に質問はないみたいなので先に進む

 

 

「デバイスとの違いは……一つ、デバイスが使用者の補助を行うものであるのにたいして神剣が契約者に力を与える点。二つ、神剣には神獣と呼ばれる剣の精霊みたいなものが存在しいる点。三つ、神剣には第一位から第十位までの位が存在する点。まあ神獣については見せた方が理解しやすいかな?」

 

 

「見せるって言うけど具体的にどうするの?」

 

 

フェイトがそう聞いてくる、楓や桜、アルフもどうするのかわからないようでユーノの方を見ていた

 

 

「とりあえず楓さん、桜さん、さっきの剣と杖を出してもらえないかな?出し方は頭の中で自分がそれを持ってるのをイメージすればいいから」

 

 

「えっと、危険はないんだよね?」

 

 

これはフェイトである。ユーノがそれにうなずくと、楓と桜も稟から離れユーノが言ったことを実行する。

 

すると二人の姿は異装に変わり手には神剣が、そして楓の目の前には青白くほのかに光を放つ一本の角をもつ馬が、桜の目の前には不思議な赤い光をまとう鳥がいた(二体?とも少し狭そうである。ただその二体?が問題なく入れていることからこの部屋の広さがうかがえる)。

 

まわりはそれに見入りふたりは自分の目の前のものに声をかけたのだった

 

 

 

ANOTHER VIEW

 

SIDE 楓

 

 

「あなたがわたしの神獣さんですか?」

 

 

わたしは目の前にいるユニコーン?にそう声をかけました。不思議と怖くはありませんでした

 

 

「はい我が主、わたしは永遠神剣第六位“繋ぎ”の神獣です。とりあえずは貴方様に名前を決めていただけないでしょうか?」

 

 

そう神獣さんはこたえました。声は女性の方みたいですけどどうなんでしょうか?。とりあえず名前を付ける、それがわたしがこの子にしてあげる最初の仕事みたいです

 

 

「じゃあ……ランなんてどうですか?蘭の花は“純粋”とかの花言葉を持つものもあるんです……それがなんだかあなたのイメージにぴったりな気がして」

 

 

「ラン……響きも悪くないですね。わかりました我が主わたしのことはこれからランとお呼びください」

 

 

どうやら気に入ってくれたみたいです

 

 

「えっと、とりあえずこれからよろしくお願いしますねランちゃん」

 

 

「御意に」

 

 

 

こうしてわたしとランちゃんの関係は始まったのでした。

 

 

ANOTHER VIEW OUT

 

 

 

 

 

ANOTHER VIEW

 

SIDE 桜

 

 

「あなたが私の神獣さん……なの?」

 

 

とりあえずわたしは目の前にいるフェニックス?に声をかけることにした、うん女は度胸だよね!!…………なんか間違ってる気はするけど

 

 

「その通りですよ主人、わたしは永遠神剣第六位“結び”の神獣です。……主人お願いしたいことがあるのですがいいでしょうか?」

 

 

「うん、わたしにできることだったら」

 

 

女性の声で返事が返ってくる。とりあえずわたしの呼び方が気になるけど後でいいよね?それよりお願いって何だろう?

 

 

「ありがとうございます。お願いというのは……わたしは名前がありませんので主人に決めてもらいたいのです」

 

 

「えっと、私が決めちゃっていいの?」

 

 

「問題ありません。むしろ主人に考えてほしいのです」

 

 

そこまでいわれたら、わたしが考えないと。う~んどんな名前がいいのかな

 

 

「じゃあスターチスなんてどうかな?“永遠に変わらない心”“変わらない誓い”“上品”なんかの花言葉のある花なんだけど……あなたの見た目ってフェニックスみたいじゃない、だからいいかなって」

 

 

「スターチス………悪くないです。その名前使わせていただきます。これからは好きなようにお呼びください主人」

 

 

「うん、スターチスこれからよろしくね」

 

 

「はい主人」

 

 

そういってわたしは笑顔を浮かべた

 

 

ANOTHER VIEW OUT

 

 

 

「うん、とりあえずそれが神獣、説明の続きに入るけどいい?」

 

 

とりあえず二人が神獣とはなしがひと段落したのを見計らってユーノは二人に声をかける

 

 

「「はい」」

 

 

「「どうぞお続けになってください」」

 

 

わかると思うが上は楓、桜。下はランとスターチスである

 

 

「じゃ一番大事なことを言うよ。神剣には非殺傷設定なんていうものはないから、二人にはとりあえず非殺傷設定に限りなく近い状態に持っていける特別な魔法を覚えてもらう」

 

 

「「はい」」

 

 

「あと一つだけぼくたちに関してのことがあるんだけど…………」

 

 

「うんなに?」

 

 

ユーノは楓たちにそういった後、気まずそうにしてそう言うとフェイトが答える

 

 

「……落ち着いて聞いてね。ぼくと稟のデバイスって言ってたあれ永遠神剣だから」

 

 

稟とユーノ以外の間に沈黙が下りる(エリオとキャロはわかっていないだけ)……そして

 

 

「「「え~~~~~~!!!!!」」」

 

 

みんなの驚きの声が響いたのだった

 

 

 

 

とりあえずみんなが落ち着いたところでユーノと稟は自分たちの神剣の紹介を始める。とりあえずは稟から紹介し始めることにしたので稟の手には剣が握られている

 

 

「これが俺の神剣、永遠神剣第四位“約束”だ。そしてこいつが俺の神獣の…………」

 

 

「アルトだよ。みんなよろしく」

 

 

そういって稟のまえに全長30cmくらいで蒼で統一されたコートにズボンといういでたちの少年が現れる。楓や桜はわかったようだがこの神獣幼いころの稟に顔がそっくりである。

 

 

「神獣にもいろいろと種類があってね。姿や大きさはさまざまなんだよ」

 

 

みんながアルトにあいさつを返した後ユーノが神獣についての補足説明を入れる。

それを終えるとユーノは自分に視線が集まっているのに気づいた、どうやらみんなユーノの神獣に興味シンシンらしい。

その様子にユーノは苦笑を洩らしてから説明を始めることにする(神剣を出す)。ちなみに稟もみんなのその様子に苦笑気味だ……アルトはエリオとキャロにつかまっていた、みているとアルトが二人のお兄さん的な立ち位置らしい、エリオとキャロは目を輝かせながらアルトの話を聞いていた。

 

 

 

「これがぼくの神剣」

 

 

ユーノがそういうとその手には模擬選で使っていた弓と刀が握られていた。みんなは二つあることに不思議な顔をする

 

 

「えっと、ユーノは神剣を二つ持ってるの?」

 

 

フェイトが代表してそう聞くと。稟を除くみんなはコクコクと頷いていた。ユーノはそう見られる自覚があるのか苦笑しながら説明に入る

 

 

「ううん、違うよ。ぼくの神剣は二つで一つなんだ、永遠神剣番外位“生命(いのち)”っていうんだけどね。それでこっちがぼくの神獣の……」

 

 

「生(いく)と申します。フェイト様この姿でお会いするのは初めてですがよろしくお願いします。みなさまもよろしくお願いしますね」

 

 

「う、うん。よろしく、でも生が神獣だなんて思ってなかったから驚いたよ」

 

 

「それは……すみませんとしか言えません」

 

 

「あやまらなくていいよ。とりあえずこれからよろしくね生」

 

 

「御意、よろしくお願いしますフェイト様」

 

 

生が特にフェイトに対して敬意を払っているのはフェイトがユーノの恋人だからというのもあるが、生自身がフェイトを気に入ったというのが大きい、ちなみに生がこれと同等の扱いをするのは主であるユーノを除くとフェイトと稟だけである。

フェイトはこの扱いにちょっと戸惑っていたようだが

 

 

「では主様(あるじさま)、わたしはエリオ様とキャロ様のところに行ってまいります、アルトに任せておくのは不安ですので……」

 

 

そういって生はエリオとキャロのところに向かって行った。もっともらしいことを言っているが子供が好きなだけである、特にエリオとキャロはお気に入りなのだ。

 

ちなみに生はアルトと同じくらいの大きさで、腰のあたりまで髪を伸ばし、巫女服を着ている少女の姿をしている

 

 

そうしてとりあえずは神剣の紹介を終えたのだった。

 

 

 

 

 

 

「ねえ、ユーノ、位ってどんなふうな仕組みになってるの?それにユーノの神剣の番外位って?」

 

 

神剣の説明が終わったあと説明の途中で疑問に思ったのかそんな事を聞いてくる

 

 

「ああ、そういえばはなしてなかったね。位については数字が小さくなる程に強力になり数も少なくなっていくんだ、ただ第三位以上は高位永遠神剣と言われていて人間に扱える代物じゃないから実質的に第四位が人間に扱える最高位だと思ってもらってていいよ。

ぼくの神剣の番外位についてだけど生は主となる人間によって扱える力が違うんだ、だからわかんないということで番外位」

 

 

「そうなんだ……。うんわかった、説明ありがとねユーノ」

 

 

ユーノがフェイトの疑問に答えるとあとは質問がないのかとりあえず静かになる

 

 

「とりあえず主要なことは話し終えたよなユーノ?」

 

 

「うんそうだね、稟」

 

 

稟とユーノはお互いに確認し合うとみんなの方を見ると

 

 

「「このことは他言無用で頼む(お願い)」」

 

 

そういったのだった

 

 

 

「「「「どうして(ですか)(なんだい)?」」」」

 

 

フェイト、楓、桜、アルフの四人は不思議そうに聞く。特に問題があるようには思えなかったからだ、その疑問にはユーノが答える

 

 

「それは永遠神剣が強力すぎるからなんだ。とりあえず六位の神剣を完璧に使いこなせればこの世界ぐらい跡形も残さずに消し去ることぐらいならできる」

 

 

「「「「うそ………」」」」

 

 

ユーノのその言葉を聞きフェイト達は絶句する。スケールが大きすぎるのだ、そこに稟が続けるように話しだす

 

 

「だからこのことがばれれば絶対に利用しようとする輩が出てくる、神剣の所有者は大丈夫でもその家族なんかを人質に取られたら抵抗の仕様がないからな。神剣は認めた相手にしか反応しないから神剣そのものが奪われても問題ないのが唯一の救いなんだが」

 

 

「管理局に見つかってもなにかしらやっかいなことになるしね。そういうことだから他言無用で。楓さんと桜さんにはちゃんと力の使い方は教えるから心配しないでいいよ、主に稟がだけどね」

 

 

「いや、そのつもりだったが……」

 

 

「うんとりあえずわかったよ」

 

 

「了解、厄介事には巻き込まれたくないだろうしねぇ」

 

 

「「と、とりあえず大丈夫です」」

 

 

そういってみんな納得する。ここに秘密を共有する仲間が出来上がったのだった。

それがどうしたというわけでもないのだが

 

 

その後、話は打ち切りとなり、みんなでおしゃべりを始めたのだが、ユーノ達の荷物が届きその整理のためにお開きとなった。

 

が、手伝うといって稟たちも残ったので思いのほか早く終わり、またおしゃべりをはじめた。

 

 

 

お礼にと言って食事を稟たちに御馳走することになり(調理 ユーノ&フェイト&アルフ←楓、桜は手伝うと言ってくれたのだが断った)稟たちもそれを承諾したので(幹夫は今日と明日は出張中)少し早めの食事となりそれが終わってから稟たちは帰って行った。

 

 

 

ちなみになのは達が帰ってきたのは稟たちが帰ったあと七時を回ったあたりであった(さすがにいない人の分を勝手にやるのはまずいので荷物の片付けは終わっていない)。

 

 

とりあえず合掌である。

 

 

片付けはユーノ達が手伝ってくれたのが唯一の救いであった、ちなみにその中でユーノとフェイトの手伝いをするエリオとキャロという温かい家族の図が見られて補習で荒んだ心が癒されたとはなのはとはやての談である。

 

 

 

あとがき

 

こんばんはグリムです。今回は前回やっと出せた永遠神剣についての解説です。もし永遠神剣シリーズを知ってる人で矛盾していると思う人がいれば、指摘して下さるとたすかります。

 

さて最後にオリジナル神獣&神剣の紹介を

 

 

神獣  ”ラン”

 

永遠神剣第六位“繋ぎ”の神獣。見た目は青みがかった毛の色をしたユニコーンである。基本的にまじめであり楓のことは“我が主”とよぶ、作者の中ではよびかたは変える予定です。

ちなみに性別があるとすれば女性である。

 

 

神獣  “スターチス”

 

 

永遠神剣第六位“結び”の神獣。見た目は赤い光をまとった鳥で、桜を乗せて飛べるくらいの大きさはある。物腰は丁寧でランよりもおねいさんな印象を受ける。桜のことは主人と呼び、桜はこの呼び方に絶賛困惑中である。こちらも性別があるとすれば女性

 

 

神獣  “アルト”

 

 

永遠神剣第四位“約束”の神獣。見た目は稟の小さいころを30㎝まで縮めたようなかんじで蒼で統一されたコートにズボンといういでたちである。

基本的に元気がいい。稟のことはそのまま稟と呼ぶ。もちろん少年であるため男

 

 

神獣  “生”

 

永遠神剣番外位“生命”の神獣。みためは腰ほどまで伸ばした黒髪に整った顔立ちをもった美少女で、巫女服を着ている。大きさはアルトと同じくらいで30㎝くらいである。

基本的に礼儀正しく誰に対しても丁寧な対応を崩さない。ユーノのことは主様(あるじさま)と呼ぶ。

生が最上に敬意を払うのは主であるユーノを除けば稟とフェイトだけであるがフェイトはこの扱いに困惑している。

ちなみにむるいの子供好きで今回エリオとキャロの前なら出ていけるようになったことをかなり喜んだ。

 

 

永遠神剣第四位“約束”

 

所有者 土見 稟      神獣 アルト

 

 

剣型の永遠神剣、柄のあたりには宝石が埋め込まれかなり豪華な造りになっている。属性は二つ持っており白と黒である(白がデフォルト)。

 

神剣を装備すると稟は青を基調としたずぼん、そして足元から四十センチほどのいちまである上着その上から胸当てに小手という出で立ちになる。

 

 

永遠神剣番外位“生命(いのち)”

 

所有者 ユーノ・スクライア     神獣 生(いく)

 

 

刀型&弓型二つで一つという珍しい永遠神剣。

刀の方は黒塗りの特に飾り気もない普通の刀(切れ味&強度は一級品)、ユーノは“生太刀”とよぶ。弓はユーノの身長ほどもある黒塗りの長弓で、ユーノは“生弓矢”と呼ぶ。

こちらも二つの属性を持っており白と緑である(デフォルトは白)

 

神剣を装備するとユーノは薄い黄色の胸当て、下は動きやすいずぼん、そしてその上から黄緑色の外套をはおるといった感じになる

 

 

 

 

ちなみにユーノの神剣の能力とかは分かる人はこの時点で予測できちゃったりします(苦笑)

 

では今回はこれで。読んでくれた皆さんありがとうございました

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
8
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択