No.1074159

【獣機特警K-9IIG】怪奇!街を襲う爆炎(1)【交流】

古淵工機さん

2021-10-09 21:04:22 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:220   閲覧ユーザー数:209

ラミナ市内……繁華街のはずれにあるこの地域では、

区画整理事業に関連して工事が行われていた。

 

「では、本日はビル解体と地下配管の変更を行います。くれぐれもご安全に…では作業開始!」

現場では重機がせわしなく動く。

 

工事は順調に進んでいたかに見えた。だが…!!

 

翌朝、ラミナ警察署1階ロビー。

『次のニュースです。昨夜、再開発C地区で謎の爆発があり、現場作業員35名が死傷する事故がありました。さらに通りを歩いていた通行人にも被害が……』

 

「隊長、おかしいたァ思いませんか」

「何が?」

テレビを見ていたのはK-9隊のクオン・ココノエとジョナサン・ボーイングだ…。

 

「仮に爆発事故だとしても、ちと大きすぎやしませんかね」

 

……ジョニーが訝るのも無理はなかった。

映像では複数の区画がまるでえぐり取られるかのように爆破されていたからだ。

ガス爆発であるならばここまで大規模な爆発にはならないだろう…。

 

「確かに妙だな…。それこそ地下に爆弾が仕掛けられていたかのような……」

クオンが言いかけたところで、署内放送が流れる。

 

『こちらは署長のエルザだ。例の爆発事件についての会議を行う。捜査関係者は第1会議室へ集合するように』

 

「……行こう、ジョニー」

「ヘイっ!」

 

クオンとジョニーは席を立つやいなや、第1会議室へと足を運んで行った。

 

 

……一方その頃。事件があった現場周辺……。

近くを走る高速道路の高架下……昼間でも薄暗い無人地帯に、黒のシルクハットに黒の夜会服を着た男が一人。

 

「……なるほど……やはり『仕組まれた罠』だったようですね……」

その男……怪盗ノワールはシルクハットを外すと、中から何かを取り出した。

 

人知れず現場から盗み出してきたもののようだが……今回、彼はどんな手掛かりを入手したのであろうか?

 

 

ラミナ署・第1会議室……。

 

「というわけだ。現場周辺の状況証拠から今回の爆発は事故ではなく事件ではないかと推測される」

エルザ・アインリヒトの説明が終わると、すかさず捜査課のジース・ミンスターが質問を入れる。

 

「やはり爆弾でしたか……。しかし署長、いったいわざわざ何のためにこんなことを……?」

「それなんですミンスターさん。爆弾事件であるという点までは想像がつくのですが、問題はそこから先……なにぶん証拠が少なすぎる」

 

「……いったい犯人は何が目的なんでしょうか」

不安そうに声を上げるのはイシス・ミツザワ。

「……こうも証拠が少ないとな。だけどいい予感はしないよね……」

 

 

すると、席にいた一人の警官が挙手する。

「そういえば、現場周辺に夜会服を着た男がうろついていたそうなんですが、一体何をしていたんでしょうね……」

 

その言葉にK-9隊のジョニーが反応した!

「……ノワールだ!あいつ、何か手がかりをつかんだに違いない!」

「でもとうのノワールからはいまだに報告がない……」

「……彼は念入りだからなあ。必要な証拠をある程度揃えてから持ってくるんじゃないかな?そうでしょ署長」

「うむ、几帳面というべきか……奴のことだからもう数点ほど情報を盗んでこちらに渡してくるだろうな」

 

と、少しだけ緊張がほぐれたエルザは正面へと向き直る。

「さて、ノワールは手掛かりをつかむべく動いているようだが、本来これは我々警察の仕事だ。

 どんな小さな情報でもいい。現場周辺の聞き込み調査と捜索を行ってくれ。頼んだぞ」

「了解!」

 

 

突如起きた爆破事件。果たしてこの裏にはどんな陰謀が隠されているのか!?

プラネットポリスが、怪盗ノワールが、この事件の真相究明に向け動き出した……!


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