「その
ご近所さんへの挨拶だよ」

百瀬「そう
それじゃ、よろしく」

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今日二回目の素っ気ないよろしくだった

？「ただいまー」

「お、おかえり」
割り込むように入ってくる
このスーツの女性は清水　奈々（しみず　なな）
うちの同居人だ

早速まじまじと百瀬を見てにやけている
奈々「なになに？彼女　やるわねぇ」

「違うよ　ほら、お向かいさん」
まぁ、クラスも同じなんだが、ややこしくなるので
その話題は出さないでおこう

百瀬が奈々姉を見つめている
「この人は奈々さんって言って、うちの居候」
奈々「初めまして」
百瀬「こちらこそ」

この人は立派な社会人なんだが、家事一切が全くできないらしく
見かねたうちの母親が引きっとって、もう半年になる

奈々「制服同じだから、てっきりね　素敵な彼女できたかと思っちゃった
百瀬「ただのクラスメートです」
奈々「なになに！それじゃ一緒に学校行っちゃったりとか？
いいねぇ　青春よね
あ、彼氏いる？いてもおかしくないか」
百瀬「いません」
奈々姉はこうして相手に積極的に絡む癖がある
そういうのが嫌な人もいるのに

「ああもう、とっとと家に入りなよ」
奈々「わかったわよ、百瀬さーん　こいつをよろしくぅ」
百瀬は軽く会釈して、アパートに入っていく

奈々「あらー　あのボロ家、住んでる人いるのね
にしても　あの娘、結構ナイスバディよ、私には及ばんけど」
「はいはい」
奈々「あんた男の子なんだからそういうとこにも
興味もってもいいと思うの」
無言で奈々姉の背中を押しながら自宅に入る
彼氏どころか、友人も少なそうだよな…
彼女が家に入る姿を見ながら　俺たちも家に入った
（続く）
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２が多数！彼女、こんな態度なので
ある程度の冷たい対応にも慣れているとは思うんですが
皆様お優しい！

クール系って難しいですね
文章だとホント喋らないんで　私もアプローチに苦戦！