No.1005543

【獣機特警K-9IIG】宇宙に咲く仇花(1)【交流】

古淵工機さん

今度の事件の舞台はまさかの宇宙!?

■出演
クオン:http://www.tinami.com/view/551025
デイジー:http://www.tinami.com/view/554217

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2019-09-26 22:56:33 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:731   閲覧ユーザー数:712

ここはラミナ市内…オキナワ料理店カチャーシー。

昼食を楽しむのはクオン・ココノエ、デイジー・アサガヤ、そしてJaneことジャネット・エクセロンの三人だ。

「こうして三人でご飯なんて久しぶりじゃない?」

「だよね。僕は警察の仕事で忙しいし、ジャネットもスケジュール詰まってて大変でしょ」

「いやぁ、忙しいときは忙しいけどヒマなときは結構ヒマだったりするのよね…」

 

ふと、三人がテレビに目をやるとあるニュースが放送されていた。

 

『先ほど発射されましたのはラミナ市のベンチャー企業・ドルーブスター社が開発した衛星打ち上げロケットです。

 あのロケットの中には実験用の通信衛星が入っているとのことで―――』

 

「衛星ロケットだって?」

「いいなぁ、ひさびさに宇宙旅行いってみようかしら~」

「…あれ?クオン?」

 

「うーん、なんかちょっと引っかかるような…」

 

 

その頃、衛星軌道上―――宇宙海賊船キャッツ・ネイル号。

「民間の衛星ロケットが打ち上げられたみたいですね」

「ホント。宇宙ロケットっていつの時代もロマンよねぇ」

談笑するアオイとシズハ・ジョバッサを尻目に、船長のミミナ・シュラークはやけに難しい表情を浮かべていた…。

 

「おかしいにゅ…どーも引っかかるにゅ…」

そんなミミナに声をかけるのはミズホ・ロングブロウ。

「船長?どうしたんだ、浮かない顔しちゃってさ」

 

「まずあのニュースだにゅ。民間ロケット、まではいいとしても肝心かなめの衛星のスペックが公表されてない。

 それに企業の立会人が映ってたけどなんで全員黒ずくめでマスクかぶってたにゅ?」

「うーん…確かに…」

その話を遮り、ナノカ・ジョバッサがあるデータを見つける。

 

「あ、ありました。ドルーブスター社。確か半年ほど前に宇宙開発の会社として登録されてますね」

「半年…ねえ…。随分浅いな」

「うーん、ドルーブスター…ドルーブ…」

ミミナは会社名のデータシートに書かれたアルファベットの綴りを睨む…。

「DROOB…どうも引っかかってしょうがないにゅ」

「まさか…考えすぎじゃ?」

「それが、映像のロケット…なーんかどっかで見覚えのある形してるんだにゅ…」

 

ミミナが考え込んでいたその時、ナノカはロケットのデータを見つけ出した。

 

「ありました…えーと…確かこのロケットって…」

「偵察衛星か何かを打ち上げるためのロケットだね…ん?」

ふと、ニュースの打ち上げ映像を見ていたミズホが何かに気付く。

 

「…船長、なんかロケットの機体からなにかが剥がれ落ちてるね」

「なんだって!?ナノカ、その部分の映像を拡大してみてにゅ!」

「了解!…こ、このマークはブラッドファミリー!?」

 

「なるほど…そういうことだったのかにゅ…。ということは、積まれているのは通信衛星じゃない…!

 あのロケットの到達予定位置を特定して!…真っ先に出迎えてやるにゅ!」

 

「アイサー!」

 

いきなり怪しい匂いが漂う謎のロケット!さぁ、いったいどうなるこの展開!!


 
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