3.オタク的なデザインの世界と検索
ではそれを規定しているものはなんだろう、というときに、一連の東さんの講演で興味深かったのが、ポストモダンの「見えるもの/見えないもの」のモデル*5なんですね。僕らがマンガやアニメの図像を楽しむときに、裏の方にデータベースが「見えないもの」としてあり、僕らが見ているのは、そのデータベースから引かれた「目の大きさ」「鼻の小ささ」だと思うんですね。僕らがどういうものを図像として認識するのか、というおもしろさの一方で、「裏に見えないデータベースがある」というモデルを検索のシステムとして盛りこめたらおもしろいと思うんですよ。
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