No.83771

真・恋姫†無双~舞龍伝~ 第弐章

cielo spadaさん

文才が無いので、なかなか話が書けないですが、がんばります。

光に包みこまれた一刀たちはどうなるのか、舞龍伝第弐章始ります。

2009-07-11 23:33:05 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3233   閲覧ユーザー数:2642

 

夢を見ていた

 

光の中に突っ込んで、気がついたら夢を見ていた

 

時々見るいつもの夢とあまり変わらないが、とても変っていた

 

その夢の中で自分は、空を飛んでいる

 

飛んでいるけど、その身体は人ではなくどこかで聞いたドラゴンのようだった

 

隣にも飛んでいて、地上にも、もっと空の高いところにも、いたるところに龍が飛んでいた

 

みんな幸せそうだった

 

じゃれあったり、隣り合って飛んだりと楽しそうだった

 

自分もその中の一人

 

 

いつもならここで終る夢も今回は違った

 

徐々に高度を下げ、しばらく飛んでいると

 

目の前に城が見えてきた

 

その城のなかに入ると、外のように皆笑っていた

 

そんななかを横切って行き、自分の部屋に戻り扉を閉めた

 

自分は満足した顔をしていた

 

特別うれしいことがあったわけでもないが幸せだった・・・

 

 

 

 

    -幽州啄郡啄県ー

 

???「ねぇ~ねぇ~??ちゃ~ん、なんでそんなに怒ってるの?」

 

???「べつに怒ってませんっ!」

 

???「そっ、それを怒ってるって言うんだよ~ボソッ」

 

???「なにか言いましたか(怒」

 

???「??ったら怒りすぎなのだ~」

 

???「そうだよねっ??ちゃん!う~ん、それにしても何で怒ってるのかなぁ?」

 

???「な・ん・で怒っているかですって?それは、??様が・・・

 

  ―――一刻前―――

 

???「あっ、流れ星だ!でもなんでこんな昼間から・・・ああっ!!」

 

???「どうしたんです???様?いきなり大声をあげられて」

 

???「どうしたのだ、お姉ちゃん?」

 

???「流れ星だよ、流れ星!あの占い師さんが言ってた」

 

???「占い師?ああ、あの管輅という占い師ですか」

 

???「お姉ちゃんそんなの信じてるのか?」

 

???「もう、二人とも~いいもんっ、私一人で行くから」

 

???「おっ、お待ちくださいっ!!」

 

とか言われて、結局盗賊に襲われて。誰が助けたと思ってるのですか」

 

???「そんなことあった気がする~えへっ」

 

???「気がするですと?まだご自分の立場をわかっていらっしゃらないのですか」

 

???「わかってる、わかってるからお説教はもうやめて~」

 

???「??、お姉ちゃん」

 

???「なんだ??」

 

???「なーに??ちゃん」

 

???「なんか前のほうから人が飛んでくるのだ!」

 

???「えっ、人?」

 

ズシャァーーー

 

???「なにっ、おまえはさっきの盗賊!」

 

「ぐっ、ついてねぇ。なんだってあんなもんにやられっかな・・・」

 

返事がないただ気絶したようだ

 

???「??ちゃん、??ちゃん」

 

???「「はい(おう、なのだ)」」

 

???「えっ、待ってよ~二人とも足速すぎるよ~」

 

と向かった先には信じられない光景が広がっていた

 

そこには盗賊たち50人ほどがみな気絶して倒れていて中央には眠っている少年と少年を守るかのように見たことのない武器が宙に浮いていた

 

???「やっと追いついた~、ってなにこの状況」

 

???「??様、お下がりください。ここは私が「??来るのだ!」わかった」

 

宙に浮いていた武器が突如襲いかかってきた

 

ガキンッ、ギャッ、ガキィィィン

 

???「なっ、武器が勝手に動くだと!しかも、なんだこの重い攻撃・・・強い!??、??様をお守りしろここは私が食い止める!」

 

???「おうなのだ」

 

ヒュンッ、ヒュン、ヒュヒュン・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ガキンッ、ガ、キィッキィン・・・・・・・・・・・・・・・・

 

十数合打ち合わせたとこで突如攻撃が止んだ

 

???「何!、ハァハァ、どういうことだ」

 

少女の息は上がっていた。それもそのはず、なぜなら攻撃してくる武器は使い手がいないゆえ絶え間なく打ち込んでくる。

なので少女は、反撃の仕様もなく、ただ受けに回っていたからである。

 

「おまえは強い、もしかしなくとも先ほどのやつらの仲間ではないのか?」

 

どこか相手を皮肉ったような声が周囲に響く

 

???「何をっハァ、あたりまえなことをっハァハァ言うのだ」

 

「そうか、それは失礼をした・・・とはいえないか」

 

???「なぜそのような事が言える」

 

「なぜかって?ふんっ、こちらを見るなりそのような殺気を放たれてはこちらもそれなりの対応をすべきであろう?」

 

???「くっ、それはそうだが貴様はいったい何「そろそろ時間だ失礼しよう」なっ、待てっ!」

 

そう言い残すと宙に浮いていた武器は姿を消した

 

 

「(なんか音がする。それにしてもさっきの夢はなんだったんだろう?それにしてもうるさいな、あっ音が止んだぞ。それにしても何で真っ暗なんだ?・・ああ、そうか、目を開けてなかったんだ。なら開けようっと!)」

 

 

気がつくと目の前には見渡す限りの荒野と気を失って倒れているたくさんの人が・・・

 

「って、ええぇぇぇ~、どこだここ~」

 

???「変な武器が消えたと思ったら次はなんだ・・・って眠っていた少年か」

 

「あれっ?待てよ、俺はたしか体育館で敵を追い詰めて、そんでもって光の中に突っ込んで・・」

 

あれや、これやと自分の状況が分からず考え込んでいると

 

???「おいっ!貴様何者だっ!!」

 

「はっはいぃ!」

 

「愛紗ちゃんだめだって初対面の人をおどしちゃ」

 

「桃香様!別に私は脅してなんかいません」

 

「え~でもだって、すっごく怯えてるよあの人」

 

「それは、私が怖いからだとおっしゃるのですか?」

 

「にゃははは、そうなのだ。愛紗に睨まれたらこのお兄ちゃんこわがってしまうのだ」

 

「はぁ~、やっぱり私は・・・はぁ」

 

「鈴々ちゃん!だいじょうぶ愛紗ちゃんはかわいいよ、だから落ち込まないで」

 

「桃香様のようにかわいらしい方に言われても・・・」

 

長く、美しい黒髪でそれをサイドテールのように結んだ少女に突然声をかけられたかと思いきや、

薄い桃色の長い髪で周りを優しく包み込むような笑顔を持ち、大きなおっぱ―もとい女の子らしいスタイルの子と幼く、小さな体に燃えるような赤髪に青空のように澄んだ瞳、そして、屈託のない明るい笑顔を持ったその少女が来て、俺を完全放置にしたまま話を進めていった

 

驚いたのは、黒髪の少女と幼い少女が纏っていた雰囲気だった

 

「あのー、すみません。あなたがたはいったい」

 

「あ~そうだったね、わたしは劉備玄徳よろしくねっ!」

 

「私は名は関羽、字を雲長と言います」

 

「鈴々は張飛なのだ!」

 

「は?(なにっ劉備や関羽や張飛って言ったらあの三国志に出てくる?)」

 

「え~と、うまく聞こえなかったのかなぁ?」

 

「いやっ、そうじゃなくて、本気?コスプレでなりきってるとかじゃなくて?」

 

「こす・・ぷれ?」

 

「いや、いいんだ気にしないでくれ」

 

「なら質問で~す。いいですか?」

 

「ああ、いいよ」

 

「お兄さんが着ているのは何ですか」

 

「うむ、たしかに太陽の光をうけて光輝いている。上質な絹か何かですか?」

 

「かっこいいのだ~」

 

「これ?これはポリエステルで出来てるからなんだけど」

 

「ぽーりーえすてーる?なーにそれ」

 

まさかとは思ったが、本当に劉備たちなのか?

 

「どーしたの?お兄さん?」

 

「ちょっと考え事してて。あっそうだ、俺の名前は金子頌明」

 

「それは名が金子で字が頌明ということですか?」

 

「違うよ、姓が金子で名が頌明だよ」

 

「変わってるね~お兄さんってどこの国の人?」

 

「日本だけど、つかぬことを聞くけどここどこ?」

 

「日本なんて知らないのだ」

 

「ここは幽州啄郡啄県というところです」

 

ゆーしゅーたくぐん?まさかほんとにここは・・・

 

「もしかして、今は漢王朝で皇帝は霊帝?」

 

「はい、そうです」

 

「ホントにタイムスリープしてるーーー」

 

「たむいすーぷ?なんですかそれは」

 

「自分が生きてる時代より前の時代に行くことだよ」

 

「「「???」」」

 

「桃香様わかりましたか?」

 

「うぅん、ぜーんぜん」

 

「鈴々にもわかるように説明してくれなのだ」

 

「うーん、そうだ。君たち劉邦って人知ってるよね」

 

「はい、知っていますがそれがどうしたのです?」

 

「その劉邦がいる世界に行っちゃったってことなんだけど・・・」

 

「よくは分からなかったけど、わかったことならあるよ」

 

「それは?」

 

「お兄さんが天の御使い様だってこと!だって私たちの知らない言葉を使うし、すごい服着てるし絶対そうだよ、そうだよね!」

 

「天の御使い!?」

 

「はい、説明すると長くなるのですが――グウゥゥ~――ひとまず近くの町で昼食をとりましょうか」

 

「すっ、すみません(そういえば昨日の夕飯すら食べてなかった)」

 

琢県という町で昼食を済ませ、彼女たち三人が今まで何をしてきたのか、管輅という占い師が言っていたことを頼りにあの場所まで行き、そして俺に会ったこと、それと、天の御使いという俺の力が必要だということを聞いた。

 

「なるほど、そういうわけで俺のちからを借りたいと、う~ん」

 

「やっぱり、だめでしたか」

 

涙目になり下から見上げながらそう言った

 

「(グハッ、かっかわいい)ダメだってことじゃないんだただ・・・」

 

「ただ?」

 

「よし、わかった。俺が本当に天の御使いかどうかは知らないけど、力を貸すよ。

だけど、もし使えないと分かったり、足手まといにになるなら捨ててもらってもかまわない。

天の御使いかどうかは、俺じゃなく、俺の周りにいる人たちが決めることだと思うからね。」

 

「うっ、ううぅ~ぐすっ」

 

「桃香様!?どうされたのですか」

 

「お兄ちゃん、桃香お姉ちゃんを泣かせたのだ」

 

店の中の視線が集まる

 

「ええっ、嘘、ごめん俺」

 

「ううん、違うのこれはうれしくて、ありがとっ、ご主人さま♪」

 

「ご、ご主人さま?」

 

「わたしたちの主人になったんだもん、だからご主人さま♪あっそれと、わたしの真名は桃香っていうの。これからよろしくね♪」

 

「桃香様が真名を許したのであれば、ご主人様私のことは愛紗とお呼びください」

 

「鈴々は鈴々なのだ」

 

「え~と、真名って何?」

 

「ご主人様が住んでいた天には真名はないの?」

 

「俺の住んでる世界にはなかったね」

 

「真名とは、誰しもが持っているもう一つの名。家族や親しき者以外には教えてはならない、神聖なものなのですよ。許されてもいないのにその名を呼んだら殺されても文句は言えないものなんですよ」

 

「へぇ~そうなのか。ってことは、信頼の証だと思ってもいいんだね」

 

「「「はいっ(なのだ)」」」

 

「そろそろ行こうか、ごちそうさま」

 

「「「へ?」」」

 

「あれ、なんか変なこと言った?」

 

「いや、あの~誠に申し上げにくいのですが、天の御使いというからには・・・」

 

「お金たくさん持ってるんだろな~とか思って」

 

「鈴々たちはお金もってないのだ!」

 

「いや、そこを自信満々に言われても・・・」

 

「なんだい、アンタたち食い逃げしようってのかい?」

 

「そういうわけじゃありませんよね、ご主人様・・・あれ?ご主人様は?」

 

「なんか紙があるよどれどれ、―――お金稼いでくるぜ!後は頼んだ! 頌明―――だって」

 

「鈴々お兄ちゃんを探しに――ガシッ――何もないのだ・・・」

 

「うぅ~まさかの裏切り・・・」

 

「アンタたち大変だね。まあ、でも食べた分はしっかり働いてもらうよ」

 

「「「ご主人様(おにいちゃん)~」」」

 

短いですが投稿させてもらいました。

 

まさかのいきなり裏切り!?

 

次回~舞龍伝~第参章では頌明の宝具が唸る!?

お楽しみに~


 
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