No.83883

真・恋姫†無双~舞龍伝~ 第参章

cielo spadaさん

舞龍伝第参章
なぜか書いてあったのに投稿してませんでした。
頌明は蜀√あとの四人はいったい!?
第参章始ります

2009-07-12 14:51:39 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:3395   閲覧ユーザー数:2948

 頌明が逃げ出して(?)から半刻後

 

桃香たちは店の手伝いをしていた

 

「ご主人様のバカ~」

 

「我が青龍偃月刀の力ご覧にいれよう」

 

「ゆるさないのだ~」

 

時間が経過すると共に三人の怒りのボルテージは上がっていくようだ

 

「お前さんたち、もう上がっていいよ。ほらこれ持って行きな。近くにいいとこがあるんだよ」

 

と酒の入った徳利と杯を4つくれた

 

「いいんですか?ありがとうございます」

 

「あんたらの話を聞いたら応援したくなってね。平和になるようにがんばってな」

 

「ありがとうございます」

 

「ありがとうなのだ」

 

「さ~て、ご主人様をさがさないとね~ふっふっふ」

 

「「はい~(なのだ~)」」

 

 

ブルッ

 

「なんか今背中に悪寒が走ったような気がした。やっぱ桃香たち怒ってるかな?」

 

「でも、お金もたくさん手に入ったしこれで当分は苦労しないな」

 

頌明はあの状況からただ逃げたのではなく、書き置いたとおりにお金を稼ぎに行ってたのだ。

 

どうやって稼いだのかというと、持っていた天界の筆記用具の一つであるボールペンを近くに住む

 

豪族のところまで行き「我は天の御使いである。その天界の道具を偉大な〇〇殿なら譲ってもよい

 

と思いここに来たしだいである」などと、はたから聞いても恥ずかしいセリフを言って回ったので

 

あった。

 

「走ったから疲れたな。あっあれは愛紗じゃないか。おー・・・」

 

声をかけようとしてすぐさま止めた。

 

なぜなら、その殺気で人が殺せそうなほど強い殺気を纏っていたからだが・・・

 

「やばっ、見つかった!!」

 

ギロヌ ピカーン

 

「我が青龍偃月刀の錆にしてくれよう」

 

「まだ死にたくない―」

 

こうして命をかけた鬼ごっこをすること小半刻

 

「ゼェーゼェーゼェーやっとうまくまいた」

 

「この森に隠れてれば―――♪~♪♪―――なんだ?誰かが歌ってるのか?あっ・・・」

 

森を少し奥に進み小川までくると頌明は目の当たりにした光景に釘ずけになった。

 

そこには小川にある少し大きめな石の上に座り、桃色の髪を風になびかせ、歌を歌っている少女が

 

いた。

 

その歌は、どこまでも透き通っていて、けれど強い意志がある、まるで女神のような歌声だった

 

見つめているとこちらに気がついたのか、歌を止め近ずいてきた。

 

「どうだったワタシの歌」

 

「ことばで言い表せれないほどきれいだった」

 

「歌だけ?」

 

「ううん、歌も君もだよ」

 

と笑顔で返すと顔を真っ赤にして

 

「ありがとっ!///」

 

おもわずこちらも赤面してしまう

 

「俺は金子頌明よろしくね」

 

「ワタシは張か・・天和だよ」

 

「いいの?それって君の真名だろう?」

 

「うん、いいよーだって好きになった人に教えなくて誰に教えるの?」

 

「それはそうかって、えぇ!!」

 

「うん、頌明、ワタシあなたに一目惚れしちゃった///」

 

「:bへおrhwsw:jれh:いえあbs」

 

「あはは、おもしろーい。ずっと居たいけどそろそろ戻らなくちゃ、じゃあね頌明」

 

「じゃ、じゃあね///」

 

なんてことがありしばらくすると

 

「きゃぁぁぁぁぁああああ!!」

 

悲鳴が上がった。

 

急いで駆け付けると気絶させられ馬に乗せられて連れ去られる天和の姿があった

 

「くそっ!近くに潜んでた盗賊に気がつかなかったなんて俺は何してんだよ!!」

 

一人で盗賊たちを追った

 

 

その頃―――

 

「愛紗ちゃーん、大変だよ~」

 

「ご主人様を捕まえましたか?」

 

「そうじゃなくて、近頃このあたりを荒らし回ってる盗賊団がこの町の近くに来てるんだって」

 

「なら、桃香様我々は義勇兵を募って、この町を守りましょう」

 

「うんっ!」

 

 

その頃―――

 

「ぐへへへ、今日はとびきりの上玉が手に入ったな、ジュルッ」

 

「んーー、んん~んんんん~~~~(いやー、頌明~助けて~~~)」

 

「へへっ、頭こいつ泣いてますぜ」

 

「へへへっ、涙なんか流して、誰も助けにはこねぇよ。来てもこの人数だ返り討ちにしてやる」

 

「さあ、頭どうぞ」

 

「さーて、まだ日も出てるが楽しませてもらうかなっ」

 

「頭ーー!!何者かが単身で突っ込んできやがります」

 

「(頌明?)」

 

「なぁに、俺達はどんだけいると思ってんだ、3000だぞ、3000!返り討ちにしてやれ」

 

「おうっ!」

 

「興が削がれたな、どうすっかな」

 

「頭いい案がありやす」

 

「んぁ?なんだ言ってみろ」

 

「へぇ、ごにょごにょごにょ」

 

「はっ!そりゃいい、おい女、今からおまえを一人で助けにきたやつを捕まえて、その目の前で

てめぇを犯してやる。感謝しろよ!へっへっへ!」

 

その頃―――

 

「愛紗ちゃん、集められるだけ集めたよ」

 

「数は・・1500か、あいつらは3000だがいいだろう。おまえたちこれ以上盗賊どもに好きにはさせんっ!!私に続けーー!!」

 

「鈴々たちも行くのだー!!突撃・粉砕・撃破なのだーー!!」

 

「「「「ウォォォォォォォォオオオオオオ!!!」」」

 

その頃―――

 

「おいっ小僧!今からお前をとっ捕まえて、目の前であの女を犯してやる!!」

 

「「「「捕まえろーーー!!」」」」

 

「お前たちは楽しいのか?人からものを奪い、命を奪い、人すら奪い、家族を、笑顔を奪ってどうしてそんなに笑っていられるんだ!!

俺はお前たちを許さない!!!みんな生きては返さねぇ!!!」

 

あまりの覇気の強さに気を失う者も、戦意を失う者もいた が

 

「おまえらー!あんなの口だけだー!数で勝ってんだいけー!!」

 

頌明は宝具の名を言い具現化する

 

「ヴァロンッッ!!!」

 

そのとたん周囲が静寂に包まれ頌明の目の前に日本刀より少しばかり長めの刀が現れた

 

「いくぞぉぉぉーー!!」

 

掛け声をかけたった一人で3000の敵に突っ込んでいく

 

ハァァァァッ!

 

ザシュッ・ズバッ・キッ、バシュッ

 

「グッ」

 

「なっ」

 

「なぜっ」

 

ハァッ!!

 

ザザザザザシュッッ

 

「ギャッ」

 

まだ頌明はすべての力の1/10程度しか最大でも使えない

 

だが、たかが盗賊なんぞにはそれでも十分すぎた

 

「へっ後ろが空いてる・・・あれ?」

 

後ろから迫った盗賊の腕は、すでになかった

 

隙だらけのようで、まったく隙のない動き

 

まるでそれは風が通り過ぎるように

 

誰も風を止めれないのと同じように

 

盗賊どもを斬って、否、裂いていく

 

逃げようとした者の足は、逃げようとした途端に無くなっていく

 

否、足だけでなくすべてを失う

 

風龍結界―――その内から外へ出ようとする者を龍の如き風が切り刻む

 

逃げる事もできず、かといって太刀打ちなんぞできない

 

それは、上を見上げれば大空が広がるかのように

 

わずか半刻程で残る敵は頭ただ一人

 

最後の手段として頭は天和を人質に取り向かい合った

 

「おおお、おいっ、お、お前こいつがどうなってもいいのかよ」

 

完全に怯えている

 

対峙した頌明は刀を鞘にしまった

 

「へへへ、残念だったな。こいつを人質に逃げさせて貰うぜ」

 

「はぁ?何を言っている。その身体でどうやって逃げるんだ?」

 

「お前こそ何を言っている。俺はこの身体で・・・・・・・ぎゃぁぁぁぁぁ」

 

頭と呼ばれていた者の足は、膝から下が外れ、腕は肩からばっさりとずれ落ちた

 

「言っただろう、生きては返さないと」

 

「あ、ああぁ・・・・」

 

返事がないただの屍のようだ

 

天和のもとに駆け付けると、天和は無事でただ気絶しているだけだった

 

しばらくすると天和が目を覚ました。

 

目を覚ますと「無事でよかった。帰ろうか」

 

とだけ言い、それに天和は、神々しいものを見たかのように一瞬驚いたが、すぐに頷きで返した

 

安心して腰が抜けた天和を頌明は膝下と背中に手をまわし、持ち上げた

 

いわゆるお姫様だっこである

 

そのあとで、来た愛紗たちはみな驚いた

 

あたり一面に広がるのはかつて盗賊団として言われていた者たちの変わり果てた姿

 

愛紗たちはただ呆然としていた。

 

まるで風が刃となり襲ったように死んでいる盗賊たち

 

「ど、どういうことだ?誰一人として逃げられないほどの大軍で攻められたのか?いや、そんなはずがない。それほどの大軍なら、気づいたはずだ。これはいったい・・・」

 

「愛紗ー、何もないなら帰ろうなのだー」

 

いつもの笑顔はなく、無理をしてしゃべりかけたきただろう義妹に

 

「そうだな、みな無事なのに越したことはない」

 

と自分に言い聞かせるように言い

 

「皆の者ー!これでしばらくは安全だろう!街に戻るぞー!」

 

「「「オオォーーー」」」

 

呆然としていた義勇兵たちも正気に戻り帰る

短いですが投稿します

 

おかしいところなどありましたらコメしてください

 

次回~舞龍伝~第四章

 

解決!そして決闘!?

 

お楽しみに―


 
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