No.630879

マブラブオルタネイティブトータルイクリプス外伝 紅蓮の系譜

kaennさん

スーパーホーネット部隊別小説のキャラを出す為に書いてみました。
他のも書いてますが余り進まないので気分転換に書きました。

2013-10-24 01:00:08 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:632   閲覧ユーザー数:622

マブラブオルタネイティブトータルイクリプス外伝 紅蓮の系譜

 

「この機体(こぉ)がうちの愛機になるんどすか?」

日本帝国斯衛軍専用格納庫の一区画にて瑞鶴や武御雷とは明らかに異なる戦術機が改修作業を受けているのを見ながら赤の斯衛服を着た少女が初老の整備長に質問した。

 

「そうですぜ紅蓮少尉、少尉が乗って居た瑞鶴や武御雷とは色々違う所も有りますが良い機体ですよ、コイツは。」

整備長は自分の白ヒゲを撫でながら目の前に居る桜色髪の少尉に返事を返した。

 

「おい、小夜ちゃん来てるぞ!」

 

「本当だぁ進藤さん、愛しの小夜ちゃんが来てますよ。」

スーパーホーネットを整備している整備員達が1人の仲間を囃し立てる。

 

「無駄口叩くな手を動かせ後、紅蓮少尉は上官だ、ちゃん付けで呼ぶのは止めろ。」

進藤と呼ばれた整備員は周りの仲間を嗜める。

 

「あれ?進藤君、いつもみたいに小夜って呼ばないの?」

 

「今は職務中です、公私は区別を付けていますので。」

 

「進藤はん、お疲れやす〜、確か明日お休みや言うてたやろ〜うち何処か行きたいわぁ〜。」

同僚の整備員と進藤が話ながらも作業を続けていると、いつの間にか近付いた紅蓮少尉が会話に割り込んだ。

 

 

「あらあら、お邪魔かな?こっちは終わったから後はごゆっくり〜」

 

「ちょっ!先輩?待って下さいよ!」

 

「進藤はんはあかんよ〜まだうちの話終わってへんからなぁ〜」

空気の読める女性整備員は電子端末を操作しながら進藤と紅蓮の2人を残して他の作業を手伝いに行った。

進藤も作業が終わった為ついて行こうとしたが紅蓮少尉に袖口を掴まれ引き留められた。

 

「大体明日は休みじゃないぞ、作業予定がちゃんと入っているからな。」

 

「整備長はんが次の作業に使ぉう物が届かんから明日明後日は休みやゆうとったえ。」

 

「えっ?」

進藤が工程表を確認して小夜に言うと小夜は自分も知らない事を言ってのけ、まさかと思い整備長の方を確認すると済まなそうな顔で手を合わせていた。

 

「ふふ〜何処連れてってくれはるんやろ楽しみやなぁ〜」

斯衛軍紅蓮小夜少尉は自身の腰まで伸ばした桜色の髪を撫でながら満面の笑みでそう告げた。

 

 

 

「進藤さんってロリコンだったんですね?」

 

「ん?違うよ小夜ちゃんちっちゃいし童顔だけど私より一つ年上だよ」

 

「えっ?…先輩より一つ上だと2は…ぐふっ………。」

 

「「「「………………。」」」」

 

「…まぁ良いカップルだよね、バランスとれてるよね?」

 

「いやいや、進藤と小夜ちゃんだとどう見ても年の離れた兄妹か親子に見えるだろ。」

 

「整備長〜作業終わったんで帰って良いですか?」

 

「おう、あの2人はほっとけ、よーし!総員撤収!飲みに行く奴はついて来い!」

2人を残して整備班の班員は格納庫を後にした。

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択