No.631091

マブラブオルタネイティブトータルイクリプス 銃騎士 過去編 第9話 補給基地へ

kaennさん

不知火の新兵器まだ出ませんが写真付きです次の話には出す予定です。
表現出来てるか分かりませんがちょっと残酷な描写?があります苦手な方は注意して下さいね

2013-10-25 00:05:19 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:427   閲覧ユーザー数:425

マブラブオルタネイティブトータルイクリプス 銃騎士

第9話

補給基地へ

 

「「「「「「ハハハハハッ」」」」」」

隊長と副長が隊員とブラッドの方へ歩いて行くと笑い声が聞こえて来た。

 

柿崎「?何だ彼奴ら元気そうだな?」

 

フェイ「ブラッド少佐のおかげです、さっきまではお葬式みたいでしたよ。」

 

柿崎「…そうか。」

2人が更に近づくと見慣れない金髪の男性が見える。

金髪の男性は2人に気付くと大きな声で挨拶をした。

 

ブラッド「国連軍アイゼン中隊隊長、ブラッド・ライトハウンド少佐だ、宜しく大尉どの。」

 

柿崎「はっ!この度は部下の命を助けて頂きましてまことにありがとうございます、私はこの中隊の隊長を務めて居ります柿崎帝人大尉です、ブラッド少佐。」

 

フェイ「私は同隊副長を務めて居りますフェイ・ハートフィールド中尉です。」

 

ブラッド「ぁ〜お固い挨拶は終いや楽にしよか?ワシ不知火(コイツ)の補給しに来たんやけどそっちの基地まだいけるか?」

真面目な挨拶をした後直ぐに素に戻り本題に入る。

 

フェイ「はい、我が基地は戦術機が有りましたので修理や補給は可能です。」

 

ブラッド「有りました?今はないんか?」

 

フェイ「はい少佐、2時間程前に周辺警戒に出たまま連絡が途絶えました。」

 

ブラッド「ワシがこっち来る途中でストライクイーグルアレなら多分4機位が大破してたんや、生命反応は無かったが。」

 

柿崎「そうですか、あのひよっこ共は先に逝きましたか、何故私のような老兵が生き残っているのでしょうか…」

3人が少し離れた所で話していると、

 

「隊長!帰投時刻です!一旦基地に戻りましょう。」

通信士の隊員が帰投時刻を報告をする

 

柿崎「ん?了解した!これより帰投する!全車搭乗!………少佐、少佐の不知火はまだ動けますか?」

 

ブラッド「あぁ推進剤無いだけやし問題あらへんわ、ほな行きましょか。」

戦車の車列の最後尾をブラッドの不知火は歩いて行った。

 

同時刻 補給基地指令室

 

「副司令!前方の基地から応答が途絶えました。」

情報収集していた通信士が報告した。

 

レイナ「はぁ〜い了解です……最後の通信からどれ位時間がありましたか?」

 

「約1時間ですがどうしてですか?」

 

レイナ「1時間かぁ〜う〜ん………………。」

通信士の報告を聞いた副司令は返事を返さず考え込んでしまった。

 

ピピッ!ピピッ!

先に出撃した戦車部隊から通信が入った

『………了解です、副司令?…副司令?戦車部隊から通信有り、敵第一陣殲滅完了、一両大破2名負傷……但し、国連軍の不知火が援軍として参戦只今帰投中…との事ですが…』

通信士の女性士官が呼び掛けると、

 

レイナ『不知火?わーい!やったぁ〜じゃあア・レ!使えるよね、格納庫に繋いで!……あっ!帰投了解、戻ったら不知火は直ぐに第3ハンガーで取り付け開始で!』

副司令は急に明るくなり不知火を第3ハンガーまで連れて行く様に指示を出した

 

レイナ『……うん…戦術機が一機でも有れば何とか成る筈……』

と、誰にも聴こえない様に呟くと

 

レイナ『格納庫ですか?第3ハンガーで例のアレ取り付け準備お願いします……後、輸送車の準備も並行して下さい』

 

『副司令?アレは何時でも大丈夫だけど輸送車はまだ未完成だよ?』

 

レイナ『動けばいいのでお願いします、出来るだけ早く。』

 

『!!了解、取り敢えず全員(・・)乗れれば良いんだね?やってみるさ、じゃあね!』

と言う会話をして格納庫に指示を出した

 

一時間前

補給基地手前の前線基地

『うわ〜〜〜〜〜』

『ぎゃぁ〜〜、………』

前線基地は突然現れたBETAの大群に襲われ壊滅状態にあっていた

『くっ、通信は?』

『だっ、駄目です、施設が破壊されました!』

混乱の中、司令室でそんな会話がされていると、

『ひっ!……し、司令……う、背後に……』

『むっ?』

1人の隊員が顔面蒼白で司令の背後を指差して司令が強化ガラス越しの外を見ようとすると、バリーンという音と共に自身の視界が真っ暗になった

 

『ひ、た、助け……』グシャ

司令の最期を見てしまった隊員が紅く染まった身体で逃げようとしたが、反対側から侵入したタンク級BETAに慈悲もなく葬られた。

現在

第3ハンガー戦術機用区画

ブラッド『なぁ?ワシ此処に不知火持って来いて聞いたんやけどどないすんねん?』

と外部音声で整備員に確認すると、

 

『其処の〜〜1って〜〜書いてあるとこに〜〜不知火置いて!』

 

ブラッド『了解や!』

其れを聞きブラッドは不知火をハンガーに格納した

 

同時刻

補給基地司令室

 

レイナ『まずはお疲れ様!では早速ですが柿崎大尉、報告を!』

 

柿崎『はっ、まずは敵BETAの掃討完了です、損害は一両大破、2名が負傷、生命に別条はありません!其れと国連軍のブラッド・ライトハウンド少佐が不知火にて救援して頂きました、小官からは以上です!』

レイナが柿崎から状況報告を受けていた

 

レイナ『帰還後直ぐで申し訳ありませんがBETAの第二陣が接近している可能性があります、残存部隊を速やかに補給再編成して基地の防衛に当たって下さい。』

 

フェイ『?第二陣?そんな、基地を護りながら何て……』

今まで柿崎の横で立って居たフェイが驚愕して思わず声を出した

 

柿崎『レイナ副司令、戦車隊と戦術機一機で基地を防衛出来るとは思っていないはずですが……何か策が?』

 

レイナ『策はあります、しかしまだ時間が掛かります、貴方方には時間稼ぎをお願いいたします。』

柿崎はこの戦力では防衛戦は不可能だと判断しレイナに質問すると予想通りの返答が返って来た

 

柿崎『時間稼ぎ……ですか、了解しました、では、我らは部隊を再編成致します………ん〜やはり嬢ちゃんに真面目な顔は似合わんなぁ、なぁフェイ中尉もそう思わんか?』

 

フェイ『はっ!………は?』

真面目な空気の中急に柿崎から砕けた問い掛けをされたフェイは同意してから違和感に気づき訂正しようとすると

 

柿崎『やはりそうだろう、はっはっはぁ〜フェイ中尉もそう思っている様ですので何時ものダルそうな嬢ちゃんの方がやりやすいですからなぁ』

 

フェイ『えっ?いやっ?あのっ、し、失礼します!』

と言いながら司令室を後にした

 

レイナ『もう!折角私が真面目にしてたのにぃ!何時か必ず上官侮辱罪で査問にかけてやるぅ〜〜』

と柿崎とフェイが出て行った扉へ悪態をついていた

 

第10話補給基地防衛戦へ


 
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