No.99945

真恋姫無双~覇道を支える者~魏√5

karasuさん

投稿です
物語が進んでないので続きにしか興味のない方はご注意ください。
過度な期待はせずに生暖かい目で見ましょう
<●><●>

2009-10-09 22:54:56 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:32985   閲覧ユーザー数:21102

この作品はキャラ設定が崩壊しています。原作重視の方はご注意ください。

時代背景がめちゃくちゃです。

一刀くんがチートです。

それでもいいかたはどうぞ。

 

 

陳留・中庭

 

本日は晴天なり

澄み切った青空には雲ひとつ無く、さんさんと陽射しが降り注いでいる。

一刀「晴れて良かったな。昨日、雨が降り出したときにはどうしようかと思ったが」

そう言って一刀は眩しいほどの晴天から、隣の華琳に視線を移した。

華琳は、城壁に臨時で設置された椅子に腰掛け、王らしく優雅に微笑んだ。

華琳「そうね。見事な試合日和だわ」

桂花「当然でしょう? なんと言っても、華琳さまが主催される御前試合だもの。あんたが心配しなくても、晴れるに決まってるわ! ……ねぇ、華琳さま」

ちゃっかり華琳の隣を陣取っている桂花は、鋭く俺を睨みつけ、そのくせすぐに甘えた声で、華琳にじゃれついた。

一刀「お前はいちいち俺につっかかってくるな、誰もお前になんか話していないのだからな」

桂花「なっ!」

華琳「二人とも、その辺にしときなさい」

桂花「はい、華琳さま」

一刀「了解、ところで今日の試合は誰が出場するんだ?」

稟「今日は、まず一刀殿、春蘭殿、秋蘭殿、季衣殿、流琉殿、真桜殿、沙和殿、凪殿、そして霞殿と言ったところですね」

一刀「九人か、対戦の方法は?」

稟「一対一で戦って勝ったほうが上に進む勝ち抜き戦ですね、九人なので一刀殿には最初休んでいてもらうかと」

一刀「おっ! 本当か! 俺が休んでいいのか?」

華琳「あら? 意外とやる気があるのかしら?」

一刀「いやいや、休めるなら素直に休まさせてもらうよ。おっ、そろそろ試合が始まるな」

稟「風、いい加減起きなさい、もうすぐ試合が始まりますよ」

風「お日様ぽかぽかで、眠いです~」

稟「第一仕合は、沙和殿対真桜殿よ。見なくていいの?」

風「うぅ~~~ん……」

一刀「最初は干禁と李典か。華琳はどう見る?」

華琳「そうね……きちんと試合になれば万々歳ね」

一刀「どういうことだ? あいつらだってそれなりの武を持ってると思うんだけど」

華琳「そんなの当然でしょ。私が認めた娘達だもの。ただ……」

一刀「ただ?」

華琳「欲望に忠実すぎるところがあるのよね」

一刀「! なるほど、そういえばこの大会は優秀だった奴には褒賞があるんだったな」

華琳「そういうことよ。はぁ……仕方の無いことだと分かっていても悲しくなるわね」

稟「始まります」

闘技場に、武器を手にした沙和と真桜が現れる。観客から大きな歓声が上がった。

沙和「へっへー。真桜ちゃん、いくら真桜ちゃんでも手加減しないよぉー」

真桜「あったりきしゃりきや! ウチかて手ぇ抜くつもりはあらへん」

一刀「おぉ、二人とも気合い充分じゃないか」

華琳「ただし、秋蘭とかとは違った気合いの入り方だけど」

一刀「そりゃな。二人の目がすでにお金で一杯になってる感じがするもんな」

華琳と一刀がそんなことを話していると二人の間に審判が入る

審判「それでは両者前へ」

沙和「はい」

真桜「おう」

審判「……はじめっ!!」

 

 

 

少し欲望まみれな戦いの続きは真・恋姫無双の張遼拠点をご覧ください

 

 

一刀「ものすごい欲まみれだったな。掛け声が商品名とか……」

華琳「アレじゃ仕方ないわね。真桜も沙和も、欲望が先走りしすぎよ……まったく」

稟「両者同時に倒れて結果は引き分けですからね」

そう言う華琳と稟は口では呆れたようなことを言いながらも顔は笑っている。

桂花「まったく、華琳さまの御前で一体何を考えているのかしら」

すでに沙和と真桜は医務室に運ばれており闘技場では次の試合の準備を進めていた

一刀「次の試合は誰と誰だ?」

稟「えっと……次は一刀殿対凪殿ですね」

一刀「あれ? 俺最初休みじゃないの?」

華琳「えぇ、最初は休みよ」

一刀「まさか、最初は休みって……」

華琳「あら。今まさに休んでいたでしょ」

一刀「くっ……なんて敗北感だ。若干喜んでた自分が恥ずかしい」

華琳「ふふふ、さぁ行ってらっしゃい」

一刀はぶつぶついいながらも闘技場に下りる、すでに凪は準備を完了させており、あとは審判の合図を待つだけだった

 

 

審判「両者前へ」

一刀「はいよ」

凪「はい」

審判「始め!」

凪「はあああーー!」

凪は審判の合図と同時に一刀と距離を詰めて氣籠めた拳と蹴りによる連撃を放つ

一刀「…………」

一刀はそれを無言で避ける、そしてある程度避けた後凪の蹴りにあわせて自らも蹴りを放つ、凪と一刀の蹴りがぶつかった瞬間に小さな氣の爆発が起こり一刀と凪は距離を置く

一刀「楽進は体術においては魏の中でも一番だろうな」

凪「それは北郷殿を除いた場合ですよね、それに……」

一刀「それに?」

凪「北郷殿の本気を私は一度も見たことがありません。この間の洛陽でも私たちが複数人で挑んでも軽くあしらうだけでまともに戦ってくださいませんでした。何故一刀様はいつも手加減をしてらっしゃるのですか? その行為が私たち武人にとってこれ以上ない侮辱だと分かっていますか」

凪は静かに、しかしその声の中にしっかりとした怒気を籠めて一刀に言う

一刀「俺のやっている行為が武人への侮辱だというのは分かっている。でもな楽進、そういうことはな……」

一刀は左手に「風牙」を右手に「計都」を構えると

一刀「相手の本気を引き出せるようになってから言おうな」

次の瞬間、一刀は凪の眼前まで迫っていた

凪「!!! くっ」

凪はあわてて蹴りを放つが捉えることが出来たのは一刀の羽織っていたマントだけ。

次に凪が感じたのは腹部の痛み、そして浮遊感

一刀「これが楽進と俺との実力の差」

宙に浮く凪に目掛けて一刀は容赦なく「計都」を連射する。そして一刀は「計都」をしまい「雷牙」を抜くとジャンプして凪と同じ高さまで行き「風牙」「雷牙」による6連撃をいれ、最後に二刀を振り下ろす。

凪は一刀の攻撃を一つも防ぐことが出来ずに地面に叩きつけられる

凪「がぁっ! くっうぅ……」

凪は飛びそうになる意識を必死に繋ぎとめる

一刀「すごいな、あんだけやられてまだ意識があるんだ、でも」

一刀はゆっくりと凪の首元に「風牙」をつきつける

一刀「終わりだね」

審判「勝者! 北郷一刀!」

観客「「「おおおおおおおおーー!!!」」」

 

 

華琳「圧倒的ね。あの凪が手も足も出せないなんて」

稟「そうですね。一刀殿はまだ本気では無いようですが」

風「どうでしょうねー。お兄さんは意外と嘘つきさんですからねー」

桂花「いくらなんでもあれ以上強かったらあいつ一人で国一つくらい滅ぼせそうね」

四人がそんなことを言っていると一刀が戻ってくる

一刀「疲れたー」

華琳「とても疲れてるようには見えないんだけど」

一刀「いやいや、ちゃんと疲れてるから」

華琳「どうかしら」

一刀「そんなことより、次の試合は?」

稟「秋蘭対流琉ですね」

一刀「おぉ! 盛り上がりそうな試合だな。なぁ風」

風「……zzz」

一刀「寝るな!!」

風「おぉ! あまりの陽射しの気持ちよさに」

一刀「気持ちは分かるがな」

 

その後は秋蘭対流琉は秋蘭の勝ち、春蘭対霞は霞の勝ち、季衣対霞は霞の勝ち、そして

 

 

稟「次は一刀殿対秋蘭殿ですね」

一刀「次は夏侯淵か。遠距離戦になりそうかな」

華琳「そうね。秋蘭は弓使いだし、一刀は遠距離でも問題ないでしょうからね。でも素直に遠距離戦で行くつもりは無いんでしょ?」

一刀「どうだろう。その辺は夏侯淵次第だと思うけどな…… とりあえず行ってくる」

そう言って一刀は闘技場へと向かう

秋蘭「北郷、今度は一対一で勝負だな」

一刀「なんか遠くから夏侯惇の叫び声が聞こえてるんだけど」

秋蘭「あぁ、姉者は、よほど北郷と勝負したかったのだろうな。霞に負けてからずっとあんな調子だよ」

一刀「当分夏侯惇には近づかないようにしないとな」

秋蘭「そう言うな北郷よ。どうしてそう戦うことを面倒くさがるのだ?」

一刀「だって疲れるだろ?」

秋蘭「それだけか?」

一刀「それ以外なにがあるんだよ?」

秋蘭「お前は本当に変わった奴だな」

審判「両者前へ!」

一刀「了解」

秋蘭「うむ」

審判「始め!」

審判の声が響く

しかし、一刀も秋蘭もその場をまったく動かずにいた、ただお互いに武器を構えて立っているだけ

そんな中一刀が秋蘭に声を掛ける

一刀「こないのかい?」

秋蘭「お前相手に無駄な矢を放つ暇は無いのでな。慎重に行かさせてもらうよ」

一刀「そっか。じゃあこっちからいくよ」

一刀は体勢を低くすると両足に氣を溜め、それを一気に開放する。すると一刀はまるで弾丸のように真っ直ぐ秋蘭に向かっていく

秋蘭「ふっ!!」

秋蘭は一刀に向けて真正面から矢を五発放つ、一刀はそれを勢いをまったく殺すことなく叩き落し秋蘭にせまる

一刀「せい!」

一刀は秋蘭を間合いに捕らえると「雷牙」で突きを放つ、その威力は模擬刀とはいえ充分に人を殺せるものだった

秋蘭は一刀の一撃を横にとび、避けながらも矢を放つ、一刀は瞬時に「羅睺」を抜き打ち落とす、そのまま一刀は秋蘭を通り過ぎて離れたところで停止する

一刀「かなり殺す気でやったんだけどな」

秋蘭「嘘を言うな。私にはあの程度避けれなければ死ねと言ってるように見えたぞ。第一、あんな直線的な速さだけの攻撃を捌けないようなら、この乱世では武官としては生きていけないさ」

一刀「そうだったな。それじゃあ次いってみよう」

そう言うと一刀は「雷牙」と「羅睺」を構えなおしまたもや体勢を低くして氣を溜め始める

秋蘭(あの攻撃は突進力はあるが一度動けばなかなか止まれないはずだ。北郷が私を通り過ぎた瞬間に仕留めるしかないのだろうな)

秋蘭は頭の中で一刀に勝てる最善の方法を考える。そして

一刀「一刀! いっきまーす!」

一刀の掛け声と共に一刀が秋蘭に急接近する

秋蘭は先ほどと同じように一刀に矢を五発放つとすぐに回避行動に移り、顔を上げる、そこには一刀の銃が突きつけられていた

秋蘭「なっ! どうやって……」

秋蘭は驚きながらもあたりを見渡し、地面に刺さったままの「雷牙」と地面に入っている一本の細長い線に気がつき

秋蘭「剣で無理矢理速度を殺したと言うのか」

一刀「ご名答。ちなみに今の技を殺したいなら俺に氣を溜めさせる暇を与えないこと。あの技は見てから避けるんだとしたら今の夏侯淵みたいに大きな動作で避けなきゃいけなくなるからまず俺の二本の刀が折れるまでは俺が勝てる」

秋蘭「もしどっちとも折れたら?」

一刀「その時はその時で何とかするよ。でもとりあえずあの技は使わないだろうね」

秋蘭「私の負けだな。私のことはこれからは秋蘭と呼んでくれ、私の真名だ」

一刀「ありがと。俺のことは好きなように呼んでくれてかまわないよ」

秋蘭「わかった。一刀、これからよろしくな」

一刀「あぁ」

審判「勝者! 北郷一刀!」

観客「「「おおおおおおおーーーー!!!」」」

 

 

稟「あとは霞殿と一刀殿の試合だけですね」

華琳「そういえば霞は一刀と董卓軍の時からの付き合いなのよね」

霞「そうやでー。この中では一番一刀と深い関係やで」

そんなことを言う霞の頭を一刀がハリセンではたく

『スパンッ!!』

一刀「誤解を招くような発言は自重してくれ」

霞「なにいうとんねん! ウチと一刀はまさに最高の組み合わせやないか!」

風「おやおや、今の発言は引っかかりますね~。お兄さんとの付き合いなら私と稟ちゃんも負けてないと思いますが~」

桂花「風と稟もこいつと旅をしてたんだったわね」

一刀「一番初めに出会ったのは黄巾党の連中に絡まれてる時だったか?」

稟「そうですね。あの時は一刀殿があれほど強いとは思いませんでしたけどね」

華琳「さぁ、昔話はその辺にしときましょう」

凪「頑張ってください。霞様」

霞「あたりまえや、一刀! 手加減したら絶交やで」

一刀「何言ってんだか。華琳に全力でいかせてもらうって言った以上、一回は本気でいかないとな」

そう言って二人は闘技場立つ

審判「両者前へ!」

一刀「………」

霞「おう!」

一刀は無言で、霞は気合いを入れながら向かい合い武器を構える

審判「始め!」

一刀「今回は俺の本来の戦い方で……」

そう言うと一刀は流れるように横に動く、その動きに一切の無駄はなく音すら聞こえてこない、ただ鋭い殺気だけが霞に届き続けている

霞「ものすごい殺気やな、常人なら気絶しとるで」

霞は喋りながらも常に「飛龍偃月刀」の切先を一刀に向けている。すると突然一刀の姿揺らぎが消える、それと同時に殺気も消える

霞「!!! 後ろ!」

霞は今までの経験、それと勘を頼りに後ろを一薙ぎする、しかしその一撃はマントを切り裂いただけだった

『カチャリ』

霞の後頭部に一刀の銃が当たった

その様子に会場中が静かになっていた、誰も何が起きたのか理解できずにいた

霞「一体なにが起こったんや?」

一刀「別に何もしてないさ、さっきの俺の動きは少し特別な足捌きでね、異常なまでにゆっくりに見えるんだよ、んで、その速度に慣れてきた目はいきなり速度の上がった俺の動きを捉えきれずに見失う。さらに殺気も一緒に消してやればほんの一時だけ俺は『消える』ことが出来る。霞の背後に攻撃って判断はよかったけどそれは俺も予想してたからもう一つ裏をついてみた。ってところかな」

霞「ウチの完敗やな~。あかん、一刀には全然勝てる気がしないわ」

一刀「夜間戦闘だったら魏の武将全員相手でも勝てるつもりだよ」

一刀はそんなことを笑顔で言い放つ

審判「勝者! 北郷一刀!」

観客「「「おおおおおーーー!!」」」

 

 

華琳「本当に…… いい人材をもらえたわ。そうは思わない? 桂花」

桂花「むかつきますが、確かにあの男は敵でなくてよかったと思います」

華琳「でしょう、ふふふ、これで私の覇道がより確実なものになったわね」

稟「一刀殿はあんなに強かったのですね、風」

風「……zzz」

稟「寝るな!!」

風「おぉ! お兄さんのあまりの強さについつい」

稟「はぁ……」

 

こうして魏国一武闘大会は幕を閉じた。この大会を通じて一刀は魏の将達と真名を許してもらった

これは余談だがこの大会が終わったあと、一刀は春蘭に何度も勝負を挑まれ一度だけ勝負をしたが、結果は一刀の圧勝、春蘭が一直線に突っ込んできたのを一刀は受け流すと春蘭の足を引っ掛けて転ばした、その後も春蘭の攻撃を受け流しては足をかけて転ばせることを繰り返していた

ひたすらにそんなことを繰り返された春蘭は途中から涙目になってきて最後には泣きながら走り去ってしまった

それを見た一刀は

一刀(少しやりすぎちゃったかな………)

などと考えていた。ちなみにこの後一刀はしばらく春蘭のご機嫌取りに忙しかったと言う。

 

 

この後はアンケートとなっています。興味のない方、そういうのが嫌いな方等はここにて終了となっておりますので優しく『戻る』をクリックしましょう

 

 

ここまで読んでくださりまことにありがとうございます。これからもほそぼそと続けさせていただきたいと思います。

 

 

どうもkarasuです

いかがだったでしょうか? 前回物語も進めるとか言いながら進んでませんね、すいませんでした……

今回もまたまたアンケートです。アンケート多すぎてすみませんorz

今回大佐がたに聞きたいことは蜀√の一刀くんの武器についてです

はっきり言ってこのままだと書けません。だって一刀無双をやるためには武器、もしくは特殊な能力が必要ですよね?

でもそのネタがまったくと言っていいほど浮いてこないのです。

なので大佐がたは、こんな武器があるよとか、こんな能力がいいんじゃないとか、こんな戦い方が見たい等、の意見をください。武器のほうは名前さえ教えてくだされば自分で調べさせていただきます。

頼ってばかりで申し訳ないとは思いますがよろしくお願いします。

 

 

次回からしっかりと物語を進めていこうと思っていますのでよろしくお願いします。

近々蜀√も始めるつもりです。三作品同時となりますがそれはそれで面白そうなので頑張ります。

 

ここまで読んでくださりまことにありがとうございました。これからもほそぼそと続けさせていただこうと思います。

 

 


 
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