「他に飼ってくれそうな人をあたろう」
着替え終わった彼女にそう告げると、とても悲しい表情を浮かべた
メイ「どうしても、ここでは飼えませんのね」

俺「うん　ごめん

続きを表示

まずは病院に連れていって、診てもらわないと」

彼女は納得がいかないようだったが、この家ではペットは無理なのだ
俺「タクシー呼ぶけど一緒に行く？」
彼女は頷きながら
メイ「病院は苦手で、それでも心配だから　外で待たせて頂きますわ」
俺「え？」
メイ「お母様のことを思い出すから、病院と言うだけで、辛くて」

（そうだったのか…ここは少し話題をずらそう）
俺「帰りにフードとか、おもちゃとか買いにいこう
選んであげてやって」

-そして、軽い衰弱以外は大丈夫と言うことで、無事猫の診察は終わった-


早紀「で　家で預かれと？」
俺「頼むよ」
瑠璃「私からもお父さんにお願いするから」
早紀「お姉ちゃんそういうけど、世話って大変よ」
メイ「お願いしますわ」
早紀「…わかったわよ　面倒見ちゃうわよ
よろしくな餅若丸」
メイ「アビゲイルのアビちゃんですわ　女の子ですし！」

（アビゲイルって男の名前じゃなかったのか…）
俺「じゃぁよろしく…」
もう遅い、家に帰らないと
そのとき


猫「に゛ゃぁああ」
早紀「わっ」
猫がものすごい鳴き声でメイのところに戻ろうとする
応じるようにメイも駆け寄った

瑠璃「あの、明日から土日だし
それまではそちらで預かってもらったらどうかしら？
とっても寂しそうだもの」

メイと仔猫の幸せそうな抱擁にも押される形で
日曜までは家で預かることになり、それ以降は早紀の家で
預かることになったのだった



+++++++++
どっちもメスなんで前の黒猫とは姉妹ですね
失礼しました
２が多いと思ったんですが皆さんモラルあるお方ばかりでした
素晴らしい！

こちらは以下の皆様のご支援で成り立っております

ねこ鞠　様
Gonzou　様
hybrid-jp　様

ばべる　様
hana　様
ryuga　様

毘沙門天　様
dokujyu 様
Yokke 様