No.986347

聖ビーストテイマー・ナタ228

リュートさん

一応、新シリーズだけど本編の第3部・第228話。

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2019-03-06 23:22:13 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:194   閲覧ユーザー数:194

リリスは恐れる事なく、真っ直ぐにルシフェルを見つめて答えました。

 

「私の為にやった事なんでしょ?あなたは優しい人だとわかってるわ」

 

「君の為にやったんじゃないよ?君はあいつらを殺すのを望んでいなかった。僕の為に殺したんだ。僕は優しくなんかない…」

 

「私に出会わなければ、あなたは手を汚す事なんてなかったのに…。ごめんなさい」

 

「それは違うよ?僕は前々から天界のやり方が気に食わなかったんだ。地獄の王のヤマの方が気が合うよ」

 

「私が生まれて来なければ良かったのね。あなたが堕天する原因を作った。私さえいなければこんな事にならなかったのに…」

 

「僕は利己主義で自己中心的なんだ。君は自分の死を望んでいたのに、僕はワガママだから君を殺したくないんだよ?君がどんなに苦しもうと、僕が苦しみたくないから生かし続けてる」

 

「あの日あなたが抱いてくれなかったら、私は死のうとしたと思うけど、今は死のうとは思ってないわ。あなたのおかげよ?」

 

「僕が抱きたいから抱いたんだよ?君の為なんかじゃないんだ。僕は自分の為にしか動かないよ」

 

「それでも嬉しかったから…。こんな穢れた体をあなたが抱きたいと思うなんて…。嫌われてしまうと思ったのに…」

 

「君は穢れてなんかいない。前よりもずっと綺麗だよ。僕が君を嫌いになる要素が何もない」

 

シャワーを浴びて出て来たルシフェルは翼が漆黒に染まっていました。

 

「翼が真っ黒になってるわよ?」

 

「うーん、血の色が染み込んで落ちないんだ」

 

「堕天したから黒くなったの?」

 

「かもしれない。神への反逆の証だろう」

 

「私、怖いの…。あなたが私のそばからいなくなってしまう事が…。どこにも行かないで…」

 

「僕はずっとそばにいるよ?例え君が嫌がったって離れたくないんだ」

 

「愛してるわ。ルシフェル」

 

「僕もだよ。世界で唯一、僕が崇拝する神が君だ」

 

…つづく


 
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