フラウは遠くを見るような目をして、懐かしそうに言いました。
「アークは大きくて深い海みたいな匂いだったわ」
「海は磯の香りが強いからアークの匂いはキツそうだね…」
「でも優しい人だとわかったわ。少し癖はあるけど匂いで悪い人ではないとわかるから」
「アークのオーラは、よく晴れた日の空みたいに青かったから、海の匂いって言うのは合ってるかもー?でもなんかたまに雷みたいなの光るんだけどね」
「空の色はアークのイメージにピッタリね!ゲイザー様のオーラは何色だったの?」
「不思議な色…。あんなのおじさんに会うまで一度も見た事なかったよ!黒にも見えるし、透明にも見える。夜空の色に近いかな?オーロラっぽいのも見えてたけど…」
「私のオーラは何色なの?」
「おばさまは真紅だね!真っ赤な薔薇みたいな濃い色」
「どうやら私はアークとは正反対みたいね…」
「うん、普通は赤と青のオーラの人は引き合わないのに不思議だった」
「最初はアークの事…嫌いだったの」
「うん、それも知ってるよー?なんで急に好きになったのか不思議で」
「私にもわからないの。気が付いたら好きになってて、ゲイザー様が生きてたら好きになる事はなかったと思うんだけど、今はアークの事が好きでゲイザー様を忘れかけてる…」
「アークはエッチな事が上手かったからじゃないの?」
「それは関係ないと思う…。今でもやっぱりゲイザー様の方が…、良かったなって思うから」
「そこがわかんないのー。私には理解出来ない感覚だから」
「ゲイザー様に抱かれてた頃を思い出すと、今でもドキドキするの…」
「おばさまのドキドキ感、おじさんが生きてた頃にすごく伝わってきてた」
…つづく
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どうしても書きたくて書いた裏の続き、第5話。