ジンは軽くショックを受けて言いました。
「俺の事が嫌になっちまったのか…」
「ううん!今はあんたの事、本気で好きよ?」
「なんでそこまで気が変わったのか不思議でならない」
「なんでかな…。どうしてもあんたの事が気になって、妖精のルリはあんたを選んだの」
「メリッサも俺に惚れてたって言ってたよな?て言う事は俺は三人の女から一気に惚れられてるって事になるのか?」
「私の中には妖精のルリとメリッサが両方棲んでるの」
「なんか複雑な気分だけどルリはルリだと思うぞ」
「三人の私が全員一致であんたが好きだって言ってる」
「それは光栄だね。ルリに惚れられるのはすごく難しい事に思えたんだけど…」
「それよりわざとヒゲを剃り残すのはやめてくれる?」
「この方が喜ぶんじゃないかと思って…」
「クレス先生は仕事が忙しくて剃ってる暇が無くて、ああなってるだけよ?真似したから好きになるわけじゃないの」
「少しでもルリが好きになってくれる要素が増えると良いなって思っただけなんだけど。あと単純に剃るのが面倒くさい」
「涙ぐましい努力だとは思うのだけど、あんたはあんたのままでいて欲しいの」
「別に前は剃ってる方が好かれると思ってたから剃ってただけだし…」
「私はツルツルの方が好きだけど?」
「マジか!じゃあ剃ろうかな…」
「ふふ、あんたってわかりやすい性格よね?」
…つづく
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処女作の復刻版、第92話です。オオカミ姫とは無関係のオリジナル小説ですが、これを掲載する前に書いていた、オオカミ姫の二次創作とかなり設定が酷似しています。