No.973379

がくえんっ! #1

赤城まやさん

今回から毎週日曜日にほのぼの学園小説「がくえんっ!」を投稿していきます。
AパートとBパートの2パート制です。

架空の都市、倉城市にある「公立西園寺高等学校」
2年生になった鳥海敦美と長山優香は新しいクラスでおっちょこちょいの生駒とお嬢様の熊野、むちぽちゃ体型の福田、真面目な霧島と出会う。

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2018-11-11 09:03:26 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:707   閲覧ユーザー数:703

始まりの朝

 

 

暖かく心地のいい風が吹いている。

その風のせいか、桜がひらひらと舞う。

「へっくしょん!」

黒髪長髪の鳥海敦美がくしゃみをした。

「鳥海、鼻水が出てるぞ。」

褐色の肌で黒髪ショートボブの長山優香がティッシュを渡す。

「ありがとう、長山…」

「いいよ、鼻水でぐしょぐしょだから、可哀想だなと思って。」

「こういうところ、優しいよね。」

「ば、ばかな!」

長山は顔を少し赤くして照れ始めた。

「あぁ~、長山ってば、照れてる~」

「鼻かんだティッシュを私につけるなぁ!」

「あぁ!ごめん!」

「もう!」

長山は少し頬を膨らました。

 

2人は雑談をしていると、学園についた。

清潔感があり、大きく広々とした校舎は一見、お嬢様学校に見えるかもしれないが、共学である。

「2年生はこちらでーす!」

2人は教員の声がする方へ向かった。

「えっと、生徒番号は…?」

「あっ、生徒番号1632の鳥海敦美です。」

「生徒番号1636の長山優香です。」

「えっと、じゃあ鳥海さんはこの紙を、長山さんはこの紙をお渡しします。」

「はい、わかりました!」

2人は紙を渡されると、その紙に書かれている内容を確認した。

「えっと、1632鳥海敦美のクラスと出席番号は2年7組35番です。だって。長山は?」

「私か、えっと…1636長山優香のクラスと出席番号は2年7組36番です。ってことは…」

「同じクラスで長山は…」

「鳥海の後ろ?」

「やったぁ!」

「こら、騒ぐなって!」

長山は鳥海の腕をつかむ。

「あぁ、ごめん調子乗りすぎちゃった…」

「いいって、そう言う気持ちをわかるけど。まずは教室へ行こう。」

「うん!」

2人は教室へ向かった。

 

教室に入ると知らない人ばかりだが、鳥海はそんなの関係なく、いろんな人と話す。

「お名前なんて言うの?」

「私は元1年5組27番の生駒由香、よろしくね!」

「よろしくね!」

「えっと、あなたは…?」

「私は元1年6組32番の鳥海敦美だよ。」

「私は元1年6組35番の長山優香だ。」

「あっ、長山さんと私の下の名前、同じだ!」

「そうだな。」

「友達になろう!」

鳥海が生駒の手を握る。

「えぇ!?うん…いいよ、よろしくね!」

「うん!」

2人と生駒は誓いの握手をした。

その後、元1年7組の熊野と霧島、元1年4組の福田とも仲良くなった。

 

それから数日後…

「福田ちゃーん!」

「どうしたの?鳥海ちゃん…」

「おっぱいもみもみ~」

「ひゃぁ!」

福田の112㎝のバストが揺れ動くと同時に福田は顔を真っ赤にして照れる。

いくら女の子同士だからって恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。

「えいっ!」

「うぎゃ!」

長山のやさしめなチョップが鳥海の後頭部に当たる

「な、なにするのさ…」

「恥ずかしがってるでしょ!」

「むう…福田ちゃんごめんね…」

「いいよ…」

「じゃあ、今度はお腹で…」

「全く…懲りないなぁ…」

「私のお腹…そこまで出てないよ?」

「それでは触診を…うぎゃ!」

「いいかげんにしなさーい!」

チョップがまた鳥海の後頭部に当たった。

 

鳥海がほかの生徒に下ネタを言わないか心配な長山なのであった…

 

 

勉強会という名の…?

 

4月も終わり、こいのぼりが青空に泳ぐ季節。

鳥海たちは長山の家で勉強会を開いた。

「ゴールデンウイークだぁ!」

鳥海が部屋の中ではしゃぐ。

「鳥海ちゃん、危ないよー」

「物に足をぶつけたら、大けがするぞ。」

黒髪でショートボブだが、外に襟足が跳ねている福田と黒髪ショートボブの長山が止める。

「あぁ、ごめんごめん…」

鳥海がちょこんと座る。

「そういえば、福田って肌白いよなぁ」

「あんまり外に出ないし…運動も苦手だし…」

「雪見だいふくみたいでかわいいなぁ…」

生駒は福田の二の腕を触る。

「ひゃぁ!」

「福田の二の腕、もちもちしてる…」

「そ、そんなところ…触らないでよぉ…」

福田は顔を真っ赤にして、恥ずかしがる。

「二の腕の柔らかさって、おっぱいの柔らかさに似てるよね。」

「そうなのか?」

「長山の二の腕、触らせて~」

「いいけど…」

鳥海は長山の二の腕を触る。

自分のより少し硬い。

「かたいね…例外もあるのかな…」

「まぁ、筋肉だからかたいよ。」

「私のはぷにぷにだけど…」

「鳥海らしくていいだろう。」

「そうかな…」

鳥海と長山が二の腕の話に夢中になっていると、生駒が福田の胸を触った。

「ひゃぁ!」

「おっぱいもみもみ…二の腕と同じ柔らかさだ!」

「そ、そう…」

「太ももはどうなんだろう…」

「太ももは太いからやめて…」

「そうかな、私と比べてみて…」

「明らかに私の方が太いでしょ」

「そ、そうだね…でも、膝枕には最適だし…!」

生駒は福田のふとましくてむちむちとした太ももに頭をのせる。

「ど、どう…?」

「気持ちいい…!本物の枕みたい…!」

「そうかな…」

福田の柔らかいお腹が生駒の後頭部に当たる。

生駒は顔を福田のお腹の方に向ける。

「どうしたの?」

「柔らかい感触が後頭部に…」

「お腹かなぁ…?」

福田は自分のお腹を触る。

「むにむに…」

「むにゅ~」

「ひゃぁ…!」

「えいっ!」

生駒は福田の三段腹に手を入れる。

「福田って、三段腹なんだ…!」

「もう…!」

「むちむちで柔らかくて、いいにおい…!」

「そ、そぉ…?」

「まるで全身クッションだよ!」

「それ、褒められてるのかな…」

「もっと太って!」

「それはちょっと…」

福田は自分のお腹を揉む。

むにゅむにゅ…

勉強会が雑談会になってしまったためか、4人の課題は5月6日まで終わらなかった…

 

「おやつ食べたし、少し増えてるかな…」

福田は体重計に足をのせる。

「64.7㎏か…ちょっと増えっちゃったなぁ…お腹も少し柔らかくなってきたし…まぁ、いいか!ごはんごはん!」

福田は下着姿のままスキップをすると、自分のおっぱいとお腹が上下にたぷんたぷんと揺れていた。


 
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