No.971948

血塗りの阿修羅像!(版画、落書き!)

昨日に続いて「ダイビング!」のホラー小説のあきらです。
期末試験習慣で学校も早く帰れるのだが、不良ぐせのあるあきらは、勉強もほとんどせずふらふら遊び歩いています。この日は、ゲームセンターで夢中ですっかり遅くなっておまけに夕立の激しい雷や雨に襲われ、ふいに飛び込んだお寺のような小屋には、薄暗く陶器のような骨董品が沢山あった。奥には仏像のような巨大な人形も、陶器も含めお札のようなものが張られていた。
あきらは気にせずいたまに土足で座り込むとすぐに持っていたスマホゲームに夢中になり、雨が止むのを待っていたが、時より、「う~っ」と低いうめき声が耳に入ってきた。だが、スマホ中毒のようにゲームに夢中になり過ぎていたこともあり、その声を確かめようともしなかった。
ゲーム機の怪物に、「しぶてえなあ、まだ死なないのか!」と何度も、しね、しねと連破して舌打ちをしていたらふいに殺気を感じ、ふりむくと恐ろしい顔をした、3つの顔の仏像が今にもあきらに襲い掛かるような眼差しでするどい爪のある数本の手で頭をおもいっきりつかんできた。仏像は、恐ろしく低い声で、
「おまえも、死にてえかあああ~~~!」

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2018-10-29 12:09:17 投稿 / 1103×1536ピクセル

2018-10-29 12:09:17 投稿
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