No.970989

カロリーゼロの理論

赤城まやさん

みなさんはこの言葉をご存じだろうか。
「カロリーは中心に集まるから、ドーナツなどの中心が空洞の食べ物はカロリーゼロ」
「柿の種は小さいし、辛いからカロリーを自然と消費する」
そう、ゼロカロリー理論ってやつだ。
その理論を信じ込んでしまった艦娘が一人…その名も…

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2018-10-20 17:18:04 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:941   閲覧ユーザー数:937

1日目

朝潮はボーとテレビを見ていた。

「知ってますか、ドーナツってカロリーゼロなんですよ。カロリーって中心に集まりますから」

眼鏡をかけた、小太りな男性が発言した。

「へぇ…そうなんだ…私も実践してみよっかな」

朝潮は冷蔵庫からドーナツを取り出した。

「いただきます。」

もぐもぐ…もぐもぐ…

むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…

うぷぅ…げぷぅ…

「これだけ食べてもゼロカロリー…この理論…凄い…!」

朝潮は理論を完全に信じ込んでしまった。

これからカロリー地獄の餌食になることも知らずに…

 

 

ぐぅぅぅぅ…ぐりゅうぅぅぅ!

「お腹空いたなぁ…」

「なにしてるの、朝潮。」

「あっ、暁!いま、夜ご飯を食べるお店を探してるの。」

「それなら、ひさしぶりにステーキ屋に行かない?」

朝潮の頭の中で、一つの考えが浮かんできた。

(焼肉は牛や豚、鳥… 牛や豚とかは草食べてるし、実質カロリーゼロだよね…!)

「うん、行く!」

暁と朝潮は焼肉店へ向かった。

 

「何頼む?」

「私は、牛カルビと豚ロース」

「わかったよ」

暁は店員に牛カルビと豚ロースを頼んだ

ぐりゅうぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…

朝潮のお腹が鳴る

「すごい音だね…」

「そ、そうかな…」

朝潮は自分のお腹を押さえた

 

「お待たせいたしました。牛カルビと肩ロースでございます。」

「はぁーい!」

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!

肉のにおいのせいか、朝潮のお腹が鳴る

「お腹が空いてきた…」

朝潮は肉を焼いて、暁にあげた

「ありがとう、朝潮」

「うん!」

朝潮もいただく

もぐもぐ…ぱくぱく…

むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…

もぐもぐ…もぐもぐ…

「げぷぅ…ごちそうさまぁ…」

「いっぱいたべたね…」

「さて、御会計してかえろっと。」

「そうだね…!」

 

朝潮は疲れたせいか、お風呂に入った後、寝てしまった。

 

2日目

今日は赤城さんとケーキ食べ放題へ行く。

大丈夫、生クリームは牛の乳でできているから、ゼロカロリー。

 

「あら、朝潮ちゃん」

「あっ!赤城さん。おはようございます」

「今日は暖かいですね。」

「そうですね」

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!

「あら、朝潮ちゃん。お腹空いてしまったのですか?」

「は、はい…」

「では、行きましょうか。」

赤城と朝潮はケーキ屋に向かった

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!

「お腹、だいじょうぶですか?」

「はい…」

赤城と朝潮はケーキ屋に入った

「いい匂い…」

赤城さんが店内の匂いをかいだ

「いらっしゃいませ!何名様ですか?」

「2名です。あと、ケーキ食べ放題をやりたいのですが…」

「はい、ケーキ食べ放題ですね!」

 

赤城と朝潮が席に座ると、ケーキがずらりと並んでいた

「すごいケーキの数…」

朝潮はケーキをめにするとお腹が「ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!」と大きな音を出した

「お腹すきました」

「早速、食べましょうか」

「はい!」

朝潮と赤城は大量のケーキを食べる

もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…

ぱくぱく…ぱくぱく…ぱくぱく…

むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…

朝潮は口に生クリームをつけながら、食べる

朝潮のお腹が大きく膨れ上がる

「げぇぇぇぇっぷ!おなかいっぱい!」

朝潮は自分のお腹なぜた後、ごろんと寝転んでしまった

 

「もう、15時ですか…」

「もぐもぐ…朝潮ちゃん。寝てましたね」

赤城さんがケーキを食べながら話す

「す、すみません…」

「いいですが、お腹周りが…」

朝潮はお腹を触る

ぷにぷにと柔らかい

「あれ、おかしいな…そんなはずは…」

 

夜になると、またお腹が空いたのか、夕飯を食べにカレー屋は向かった

「ねえねえ、朝潮ちゃん」

吹雪が話しかけてきた

「どうしたの、吹雪ちゃん?」

「朝潮ちゃん、少し太った?」

「太ってないよ」

「ほんとに?」

「うん」

「ベルトにお腹のお肉が乗ってるけど…」

「乗ってないよ」

朝潮は首をふる

「確かめていい?」

「うん」

吹雪は朝潮のお腹を触る。

「むにゅむにゅしてるよ。」

「そんなはずないよ…」

吹雪は朝潮のお腹を揉み続けた

「も、もうやめて…」

「太ったって認める?」

「う、うん…」

吹雪と朝潮はカレー屋に入った

「私は普通のカレーを食べるけど、朝潮ちゃんは?」

「私はカツカレーを…」

吹雪と朝潮はカレーを食べる

むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…

むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…

ぱくぱく…ぱくぱく…

ぱくぱく…ぱくぱく…

「げぇぇぇぇっぷ!おなかいっぱい!でも、まだ食べれる!」

「朝潮ちゃん、太るよ」

「カレーもゼロカロリーだから大丈夫!」

「そ、そうなんだ…」

吹雪は少し引いた

 

カレー屋から出て、部屋に戻ると、また眠ってしまった

ぶくぶく…ぶくぶく…

ぶくぶく…ぶくぶく…

ぶくぶく…ぶくぶく…

パジャマがきつくなってきたのか、脱いでしまった

 

3日目

「わぁ!なんなの!」

朝早く起きた朝潮は鏡に映った自分の体に驚いた

そこに映っている自分は、お腹とお尻が大きくなった自分だった

「なんで、太ってるの?」

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!

ぐりゅうぅぅぅ…ぐりゅうぅぅぅ…ぐりゅうぅぅぅ…!

「お腹空いてきたな…何か食べようかな…」

太ったせいか着れる服がない朝潮は下着で食事会場へ向かった

「お腹がたぷんたぷんで恥ずかしい…」

すると、阿賀野とすれ違った

「あぁ、朝潮ちゃん!おはよう!」

「お、おはようございます…」

「どうしたの?元気ないけど」

「実は…太ってしまって…服がないのです…」

「私の服、貸してあげようか?」

「は、はい…」

阿賀野が部屋に戻ると、自分の下着姿が恥ずかしくなったのか、お山座りをしてしまった

 

「お待たせ、朝潮ちゃん」

阿賀野は太って着れなくなった服を朝潮に渡した

「ありがとうございます。阿賀野さん」

「どういたしまして!」

その後、朝ご飯を食べた朝潮は天ぷらを食べに行った

「いらっしゃいませ。何名様ですか?」

「1名です」

「では、あちらの席へおすわりください」

朝潮は席に座ると、メニューを手に取り、料理を選んだ

「この大盛り天ぷらもいいし…卵乗ってるのもいいなぁ…でも、やっぱり大盛り天ぷらだよね!注文ボタンは…」

朝潮は注文ボタンを押す

「はい、ご注文はなんでしょうか?」

「えっと、大盛り天ぷらを一つください」

「はい、大盛り天ぷらですね!」

店員は厨房へむかった

(カロリーは熱に弱いから、ゼロなはず…)

「お待たせしました、大盛り天ぷらです!」

「ありがとうございます。」

すごい量だが、カロリーゼロだし太らないよね!と心の中で思った

「いただきます!」

もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…

もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…

ぶくぶく…ぶくぶく…

もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…ぱくぱく…ぱくぱく…

ぶくぶく…ぶくぶく…

ぶくぶく…ぶくぶく…

朝潮のお腹がどんどん大きくなり、服からお腹がでできた

「まだ食べれる♪」

ぶくぶく…ぶくぶく…

ビリビリ…!

「あっ!阿賀野さんの服が!」

朝潮が着ている阿賀野の服が音を立てて破れる

「で、でも食べるの…やめられない…」

もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…

もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…

朝潮は大きな天ぷらをほおばる

「げぇぇぇぇっぷ!げぇぇぇぇっぷ!ふう…いっぱいたべた…しあわせ~」

朝潮はお腹をさすり、会計を済ませ、店を後にした

 

お腹がいっぱいになってしまったのか、部屋に入るとそのまま寝てしまった

午後11時半

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!

ぐりゅうぅぅぅ…ぐりゅうぅぅぅ…!

「お腹すいた…」

昼に眠ってしまったのか、お腹が空いてしまったようだ

「ごはんごはん…」

朝潮は冷蔵庫から、大量のハンバーグを見つけると、手でつかみそのまま口に運ぶ。

もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…

げぇぇぇぇっぷ!もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…

ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!

いろいろな擬音が朝潮から出てくる

ぱくぱく…ぱくぱく…ぱくぱく…ぱくぱく…

びりびり!

むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…

むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…

げぇぇぇぇっぷ!むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…

「食べるの…止まらない…これもすべて…ゼロカロリー…」

「うぅ…うぅ…」

ぷぅぅぅ…!

やや満腹になった朝潮は可愛らしいおならをしてしまった

もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…

「げぇぇぇぇっぷ!うっぷ…!おなかいっぱい…!」

朝潮は重い体で食べた食器を片付けた

朝潮はお腹いっぱいになったのか、げっぷをしながら眠ってしまった

 

4日目

「きゃぁ!」

朝潮はまた鏡に映った自分に驚く

「こ、こんなのうそだもん!」

そこに映ってる自分の胸は垂れ下がり、お腹は存在を主張するようにだらしなく膨らんでいた。太ももも丸太のように太くなってしまった…

 

その後も食べるのを抑えることが出来ず、気づけば250㎏を超えてしまった…

「司令官!体を揉まないでください!」

 


 
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