No.970239

~少年が望んだ世界と力~

第六十二話 1対1で戦うと思った?あれは嘘だ。OK。ならこっちも応援呼ぶ

2018-10-13 22:55:49 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2337   閲覧ユーザー数:2284

前書き

 

ARX-7アーバレスト「更新しましたー!!」

 

 

図書館に借りていた本を返却しにいった時、偶然出会ったはやてを家に送り、その途中ではやてを心配して迎えに来たシャマルと合ったまではよかった。

突然発生した銀色のオーロラ。

それに俺だけなくはやてとシャマルさんまでも巻き込まれて味の基礎スタジアムへと飛ばされた。

そこで待ち受けていたのは555の世界の人物、オルフォノクの北崎だった。

だが北崎はオルフォノクではなく、奴が持っていたデルタドライバーを使用し仮面ライダーデルタへと変身し戦いを挑んできた。

避けられないと思った俺は戦いを受け、用心の為にリュックの中に入れておいた555のライダーシステムをベースに開発したオリジナル、仮面ライダーラムダへと変身した。

静かではあるが、無論リュックの中にはフェニックスドライバー、アポロンも入っているが今回はラムダの性能を実戦で試してみたかった為にラムダを選択した。

 

「何そのライダーズギアは?スマートブレインで作られたものじゃないね」

 

「そうだ。こいつは俺が作ったオリジナルのライダーズギア、仮面ライダーラムダ!」

 

「ふぅーん。そう」

 

スマートブレインで作られていないライダーズギア、ラムダを北崎に尋ねられ答えたのに北崎はあまり興味なさげな返事を返す。

あいつから聞いてきたのに。

互いに睨み合いながら北崎は右、俺は左に歩き出す。

最初はゆっくりだったが徐々に速度を上げ、互いに駆け出す。

はやてとシャマルからある程度離れたのを確認し、俺が止まると北崎も止まった。

ほぼ同時に向かって行き、殴り合いが始まる。

俺の出すパンチ、時にキックを北崎は防ぎ、または躱しダメージを与えられない。

かく言う俺も北崎の出すパンチとキックを同じように防ぎ、または躱している為ダメージを受けていない。

 

「ぬぅおら!」

 

「ぐっ!」

 

十数回の攻防を繰り返していると俺のボディブローが入り、北崎が腹部を押さえ後ろに下がった。

 

「いってぇ。へぇ~すっごいパワー」

 

「ふっ!」

 

「と!」

 

ラムダのパワーに感心している北崎に右脚から回し蹴りを繰り出すが北崎は跳んで躱し、観客席に着地した。

 

「つあっ!」

 

北崎を追って俺も観客席へと跳ぶ。

 

「はああああっ!」

 

「はっ!ふっ!つっ!」

 

「うっ!」

 

観客席に着地するとすぐに北崎に向かって駆け出し、距離を詰めて殴りかかる。

俺の右のパンチを右腕で防ぎ、左からのパンチは体を捻って躱されて勢いがついていたせいで前によろけてしまう。

 

「うああああっ!ぐっ!いっつぇ・・・」

 

態勢を立て直し、北崎の方を振り向くと北崎の右裏拳を左頬に受けてしまい、バランスを崩して観客席の一番下まで階段を転がり落ちる。

 

「FIRE」

 

『BURST MODE』

 

「くっ!あっ!」

 

北崎が再びデルタムーバーを手に取って音声入力で起動させると急いで起き上がり、北崎が撃つと右へ跳んでローリングして躱す。

躱してすぐにラムダドライバーからラムダフォンを取り、フォンブラスター形態に変形させ、コードを入力する。

 

-103 ENTER

 

『SINGLE MODE』

 

「ふっ!」

 

「くっ!」

 

フォトンブラッド弾を放つと北崎が怯んだ。

その隙にラムダフォンに再度コードを入力する。

 

-106 ENTER

 

『BURST MODE』

 

単発から3点バーストに切り替え、フォトンブラッド弾を放つと北崎は駆け出し、フォトンブラッド弾を躱す。

北崎が駆け出すと俺も追って駆け出す。

観客席の通路を駆けながら互いにデルタムーバー、ラムダフォンによる撃ち合いを始める。

俺のフォトンブラッド弾も北崎のフォトンブラッド弾も相手に中々当たらない。

 

カチッカチッ

 

「!?弾切れ!」

 

撃ち合いを続けているとラムダフォンの方が先に弾切れになってしまった。

 

「もらったよ」

 

「ちぃい!はっ!」

 

北崎がフォトンブラッド弾を放つと跳躍して躱し、そのまま北崎に跳びかかる。

 

「はあああっ!」

 

「甘いんだよ。ふっ!」

 

「うあああっ!!」

 

だが、それは上手くいかなかった。

その前に北崎がデルタムーバーを俺に向けて発砲、空中でフォトンブラッド弾を受け、そのまま後ろへ飛ばされ、スタジアム内に落ちた。

 

「くっ!ああっ!くそ!」

 

「やるじゃん。思ってた以上に」

 

スタジアムに落ちたのとフォトンブラッド弾を受けた痛みに耐えながら立ち上がると北崎もスタジアム内に降り、奴が思っていたよりも俺が戦えていることなのか、もしくはしぶといことなのかは分からんが感心している。

 

「でもそろそろ終わりにしてあげるよ」

 

デルタドライバーのミッションメモリーに手の伸ばした時だった。

北崎の後方に銀色のオーロラが出現した。

 

「ん?」

 

北崎も気づいて振り返ると銀色のオーロラから3人のオルフェノク、そして大勢のライオトルーパー達が現れた。

ライオトルーパー部隊にはサイドバッシャーやジェットスライガーに搭乗、更にはサイガのフライングアタッカーを装備したのもいる。

 

「増援!」

 

「なんのつもり?増援なんて頼んでないけど?」

 

増援が現れたことに俺が驚いていると北崎はライオトルーパーに何故きたのか問いかけている。

あいつが呼んだんじゃないのか?

 

「申し訳ありません。しかし、上からの命令です」

 

「・・・あ~あ。冷めちゃった」

 

ライオトルーパー隊の隊長が北崎はと別の、上司の命令でここに来たと答えると北崎はデルタムーバーを右腰ハードポイントに戻し、俺に背を向けてライオトルーパー達の方へ歩き出す。

一見合流するようにも思えたが北崎はライオトルーパー達を押し退け、歩き続ける。

 

「ど、どちらへ!?」

 

「僕は邪魔されるのが嫌いなんだよ。だから帰る。あとは君達でどうにかしなよ」

 

何処かに行こうとする北崎をライオトルーパーの隊長が慌てて尋ねる。

ライオトルーパー達の乱入で俺との戦闘を邪魔されて機嫌を損ね、帰ると言って北崎の前にオーロラが出現し、その中へと消えていった。

 

「よろしんですか隊長?」

 

「予想はされていたことだ。構わん。戦闘準備!」

 

『はっ!』

 

帰ってしまった北崎にライオトルーパーの1人が隊長のライオトルーパーに尋ねるが予め北崎が変えるのは想定の範囲だったようで特に気にすることなく戦闘準備を指示するとライオトルーパー達は武器を取り、戦闘準備を整える。

ざっと見ても地上にいるのはオルフェノクが3人に通常のライオトルーパーが約50人程、加えてサイドバッシャーが3台、上はフライングアタッカー装備が10人、ジェットスライガーが3台、俺1人倒すのにどんだけ連れてきてるんだよ。

そんでもってサボテンの特性を持つカクタスオルフェノクにハトの特性を持ち飛行が可能なピジョンオルフェノク、防御力が高いコガネムシの特性を持つスカラベオルフェノクか。

面倒な奴ばっかだな!

しかもこの数、はやてとシャマルさんを守りながら全員相手となるとかなり厳しすぎる。

こんなことならアサルトとストランザーも持ってくればよかった。

でもあの2つ、持ち運びが面倒というか、特にストランザーは偽装しにくいんだよなぁ。

 

「おい、あの後ろの2人はどうすればいいんだ?」

 

「あいつらは生け捕りだ。ここで殺すのは男だけだ」

 

「あいよ」

 

はやてとシャマルさんをどうするのかスカラベオルフェノクがピジョンオルフォノクに尋ねる。

2人は生け捕りにし俺だけを殺すことをピジョンオルフォノクが説明するとそれを聞いてカクタスオルフェノクが返事を返し、3人のオルフェノクと地上のライオトルーパー達がゆっくりと俺達に近づきサイドバッシャーに乗った3人のライオトルーパー、フライングアタッカー装備のライオトルーパーは射撃武器を構える。

オルフェノクとライオトルーパーからはやてとシャマルを守る為に連中と戦おうと身構えたその時だった。

 

ゴォオオオオオオオ

 

ドゴォン

 

「うわッ!」

 

遠くから何かが高速で近づく音が聞こえ、その音が段々大きくなると上空にいたジェットスライガーの一機の後部に何かが当たり、後部部分が爆発を起こした。

後部が破壊されてシステムが故障したのか高度がどんどん下がり、搭乗しているライオトルーパーが懸命に再起動させようとしているがジェットスライガーは動かない。

そして再起動することなくジェットスライガーは搭乗者を乗せたままスタジアムの観客席に墜落して爆発、炎上する。

 

「な、なんだ今のは!?」

 

「何処からだ!?」

 

突然の攻撃でジェットスライガーが倒され、相手は混乱している。

まぁ正直に言うと俺もどうなってるのか分からないから多少戸惑っているけど。

 

「1時方向、何かが来る!」

 

「撃ち落とせ!」

 

上にいるライオトルーパー達が1時の方角から何かが接近して来るのに気づき、フライングアタッカー装備のライオトルーパー達が一斉に迎撃を行う。

下にいるせいで俺からまだ見えない。

 

「くそ!落ちろ!」

 

「なんて機動性だ!」

 

上の方からは接近してくる相手の機動力が高くて撃ち落とせず焦っているライオトルーパー達の声が聞こえてくる。

相手の反撃の銃撃を受けて2体のライオトルーパーが被弾し、さっきのジェットスライガーのようにフライングアタッカーに異常が生じたのか落ちてくる。

被弾したライオトルーパーは別のライオトルーパーによって救助された。

ライオトルーパーが救助された直後、ようやく接近してきた相手が地上の俺達に見えるスタジアムの上空に来ると地上向かってほぼ垂直に真っ逆さまに急降下してきた。

あの姿、人型だな。

降下してくる相手に今度はサイドバッシャー達がフォトンバルカンで迎撃を行う。

放たれるフォトンバルカンを相手は左右に動きながら躱していく。

しかし、ここで一つ気がかりなことがある。

 

「あいつ、減速しないぞ!」

 

「へ!あのまま地面にぶつかってお陀仏だ!」

 

そう、ライオトルーパー達の言う通り、降下相手は減速をしようとしない。

フォトンバルカンの回避で減速する余裕がないのかと思った時。相手はようやく脚が下になるよう態勢を変えたが地面との距離はあまりない。

かなりの加速が加わっているあの状態から減速して間に合うなんてMSやバルキリーのような脚部にスラスターやエンジンを搭載していないほぼ不可能だ。

自滅するとこの場に誰でもがそう思っただろう。

しかし、それは大きく裏切られた。

地面が近づくと足底が開き、中からバルキリーのようなノズルが出てくるとそこから噴射し急減速、落下速度を殺して地表を疾走する。

 

『何!?』

 

疾走しながら右腕上腕部からブレードを展開、1機のサイドバッシャーの背後に回り込む。

乗っていたライオトルーパーはサイドバッシャーを動かすが明らかに動きについていくことが出来ず、振り向くよりも先に相手はサイドバッシャーの脚元に飛び込む。

脚元に飛び込むとすれ違いざまに右腕を振るい、サイドバッシャーの左脚部の関節部を斬った。

片足を失って体を支えられずサイドバッシャーが倒れる。

疾走しながら倒れたサイドバッシャーに振り向き、後退しながら相手はサイドバッシャーにミサイルを一発放つ。

身動きが取れないサイドバッシャーにミサイルが命中すると爆発を起こし、搭乗していたライオトルーパーが爆発で放り出された。

サイドバッシャーの破壊を確認すると相手は前に振り返り、俺とはやてとシャマルの所に向かって来る。

だが、その前にはライオトルーパー達がいる。

接近してくる相手にライオトルーパー達がアクセレイガンのガンモードを構えるが相手は脚底のスラスターを一気に噴射し飛び上がりそのままライオトルーパー達の頭上を飛び越える。

空中で姿勢を整え、着地の瞬間に僅かに脚部のスラスターを噴射して俺達の前に着地した。

俺達の前に着地したのは人型のロボットで俺達を見ながらジッと待っている。

 

「な、何!?」

 

「大丈夫ですシャマルさん。こいつは敵ではありません」

 

「え?」

 

目の前に着地したロボットにシャマルさんは警戒したが敵ではないことを告げる。

そのロボットに俺は近づく。

 

「来てくれたか。・・・・・セカンド」

 

助けてくれたロボットの名前を呼ぶ。

何故セカンドと言う名前というのも実はこのロボットの姿は細部は異なっているがファイズのサポートマシンであるオートバジンと同じ姿をしている。

というのも頭部の顔の部分はゴーグルアイではなくガンダムやアーバレストのようなデュアルアイに変更されている。

ファイズのオートバジンを基に仮面ライダーラムダのサポート兼専用バイクとして開発した「オートバジン2号機」だからだ。

変形方法や基本形状は変わりはないがこのオートバジンは様々な異世界の技術を取り入れて開発している。

その証拠にさっきの機動性能は機動力、運動性能を向上させる為に脚部の脚底内にマクロスシリーズのバルキリーの技術を組み込み、サイドバッシャーの片脚を斬り裂いたガンダムSEEDのストライク等に装備されているアーマーシュナイダーを基にマヴラブ世界のソ連軍準第3世代戦術機と同じ収納式、両前腕部にある「高周波ブレード」と装備の追加、無論これ以外にも火力や装甲等を強化改修している。

セカンドという名前にしたのは、単に2号機だからというのも理由の一つだが、ユニコーンガンダム2号機バンシィのような別の名前をつけようかと考えていたが中々いい名前が思い浮かばず、取り敢えずの仮名として今は呼んでいる。

俺が呼ぶとセカンドが右腰の装備を取り外し俺に差し出す。

セカンドから差し出されたのはラムダストランザーとラムダアサルトだった。

 

「サンキュー、セカンド!」

 

2つを持ってきてくれたセカンドにお礼を言って受け取り、ラムダアサルトを右腰のハードポイントに装着しラムダストランザーを左手に持つ。

 

「ええい!オートバジンが1体増えただけだ!纏めて仕留めろ!」

 

『はっ!』

 

オルフェノクが指示を出すと敵が一斉に動く。

地上のライオトルーパーの一部がアクセレイガン ブレードモードを構えて俺達に向かって駆け出す。

敵が近づいてくるとセカンドは左手に持っていた何かを右手に持ち替えて構えた。

セカンドが持っていたのはG4のギガントだ。

最初にジェットスライガーを撃ち落とし、さっきのサイドバッシャーに止めを刺した時に使用したのもギガントのようでミサイルが本来4発ある巡航ミサイルが2発しか残っていない。

ギガントを構えられると近づいて来ていたライオトルーパー達は動きを止めた。

ライオトルーパー達が動きを止めた直後、セカンドは残った2発全てを発射。

 

『うわああああっ!!』

 

放たれたギガントは10人近くのライオトルーパーを吹っ飛ばした。

ミサイルが無くなったギガントを投げ捨てオリジナルのオートバジンと同じ左手の「バスターホイール」を突き出す。

 

〈ゴ指示ヲ〉

 

「俺の後ろにいる民間人2名を防衛。時折俺を援護してくれ。兵装使用は自由だ」

 

〈主任務、民間人2名ノ防衛。予備任務、戦闘サポート。防衛対象、確認。本任務時ニオケル兵装制限、ナシ。オールウェポンズフリー確認。戦闘ヲ開始シマス>

 

「ああ、頼むぞ」

 

〈仰セノママニ。マイ・ロード〉

 

行動の指示を求められ、セカンドに指示を出し、セカンドが受領するとラムダフォンをバックルから取り外し、ラムダフォンを開く。

 

-96401 ENTER

 

『STANDING BY』

 

コードを入力し、ラムダフォンをフォンブラスター形態に変形させ、ラムダアサルトに差し込む。

 

『IGNITION』

 

ラムダフォンを差し込んだことでラムダアサルトが起動、同時にロックが解除され、トランクボックス形態からライフル形態へと変形する。

 

「何か仕掛けてくる気だぞ!」

 

「その前に片付けろ!」

 

上空のジェットスライガーのカウル部が開き、中に搭載されているフォトンミサイルの発射態勢に入る。

それを見たもう一体のライオトルーパーもジェットスライガーのフォトンミサイル発射態勢に入り、サイドバッシャー2機もフォトンミサイルが搭載されている左腕のエグザップバスターをこちらに向けてきた。

 

「くそ!」

 

-101 ENTER

 

『ASALTO MODE』

 

『SHOOTING MODE』

 

「フルオート!」

 

『FULL AUTO MODE』

 

「マシンキャノン!」

 

『LAMBDA DISCHARGE』

 

敵がフォトンミサイルを一斉に放とうとしているのを見て、焦りながらも迎撃準備を行う。

まずラムダフォンにコードを入力し、ラムダアサルトの射撃モードを連射が出来るアサルトモードに設定、ラムダストランザーを左手に持ちシューティングモードに変形させ、音声入力でこちらも連射が出来るフルオートモードに設定、そして更に音声入力を行い、背中のフライングアタッカーカスタムの一部が展開、両肩にブラッディマシンキャノンが装備される。

フォトンミサイルに対しての可能な限りの迎撃態勢を取る。

でも撃たれる数が多すぎるから正直、防げるか不安だが。

 

ガシャン

 

「ん?」

 

俺に左隣にセカンドがバスターホイールを構えて立っている。

 

〈防衛対象並ビニ、マイ・ロードヘノ脅威ト判定。対ミサイル迎撃行動ヲ取リマス〉

 

「1発も撃ち漏らすなよ?」

 

〈仰セノママニ。マイ・ロード〉

 

セカンドも迎撃に参加してくれるようで1発も撃ち漏らさないよう指示を出し、セカンドが返事を返すと敵のジェットスライガーから1機に付き32発、計64発のフォトンミサイルとサイドバッシャーから1機に付き6発、計12発のフォトンミサイルが発射された。

 

「撃て!」

 

敵のフォトンミサイルが発射され、すぐに迎撃を開始、特にサイドバッシャーのフォトンミサイルを集中的に迎撃する。

俺のラムダアサルト、ラムダストランザー、ブラッディマシンキャノン、セカンドのバスターホイールに新たに搭載した頭部のこめかみ部と両肩部の「フォトンバルカン」でフォトンミサイルを撃ち落としていく。

 

<ファイヤ>

 

セカンドは迎撃しながら両脚部の外側に1基ずつ装備しているサイドボックス型の「6連装ミサイルポッド」の上部の蓋が開き、1基に付き6発の計12発のミサイルを放つ。

右側から発射されたミサイルが正面へ、左側から発射されたミサイルは空へ向かって行く。

セカンドのミサイル発射直後、5発までに減らしたサイドバッシャーの放ったフォトンミサイルが空中分解し、中から小型のミサイルを大量に発射され襲い掛かってくる。

一番恐れていたことが起きたが焦らずに迎撃を続ける。

ここまで焦らずにいられるのは一つの可能性があるからだ。

それはセカンドが放ったミサイル。

小型ミサイルが放たれるとセカンドのミサイルも空中分解し、中から大量の小型ミサイルが放たれた。

セカンドのミサイルもサイドバッシャーのフォトンミサイルと同じクラスターミサイルになっている。

サイドバッシャーのよりも小型のセカンドのミサイルが相手のミサイルを次々と迎撃していく。

それを突破してきたミサイルは俺とセカンドで迎撃する。

 

「防ぎきれ!セカンド!」

 

〈仰セノママニ。マイ・ロード〉

 

迫ってくるミサイルをひたすら迎撃する。

約10秒が経過し、前が煙で見えなくなり、ミサイルが飛んでくる感じはしなかった為、攻撃を一度止める。

無論、警戒は怠らず銃は構えたままだ。

煙が晴れて前が見えるようになると10人程のライオトルーパーが倒れている。

迎撃の際の流れ弾が当たったか?

 

「ば、馬鹿な!あれだけの数を防ぎ切った!!」

 

全てのミサイルを一人と一体で防ぎきったことに敵は動揺している。

 

「テイクオフ!」

 

『LAMBDA TAKE OFF』

 

敵が動揺している隙に音声入力でフライングアタッカーカスタムを起動させて上昇、空中にいるフライングアタッカー装備のライオトルーパー部隊とジェットスライガー搭乗ライオトルーパー部隊に向かって飛翔する。

 

「うらうらうらぁ!!」

 

上昇しながらラムダアサルト、ラムダストランザー、ブラッディマシンキャノンを撃ちまくり、空中のライオトルーパーを4人撃ち墜とす。

 

「う、撃て!撃て!」

 

仲間が墜とされライオトルーパー達がようやく動き、俺を迎撃する。

飛んでくるフォトンブラッド弾をバレルロールで回避しながら進んでいき、ライオトルーパー達を通り過ぎる。

俺の狙いはジェットスライガーだ。

 

「マシンキャノン、オフ!」

 

音声入力でブラッディマシンキャノンを仕舞うと推進部が増えたことで更に加速する。

 

『STLANZER MODE』

 

「でやああああっ!」

 

ジェットスライガーの一機に接近しながらラムダストランザーをストランザーモードに変形させ、ラムダアサルトを右腰にハードポイントにマウントし、ラムダストランザーを両手で握り、右側を通り過ぎると同時にジェットスライガーを横一字に斬った。

 

「ああああっ!」

 

断末魔を上げながらライオトルーパーの乗っていたジェットスライガーは爆発を起こしバラバラになった残骸が落ちていく。

ジェットスライガーを斬り、一度上に急上昇する。

700m程上昇すると一度フライングアタッカーカスタムの推力をカット、重力に引かれて落下していくとジェットスライガーの真上になる位置を取り、再びフライングアタッカーカスタムを点火、太陽を背にしジェットスライガーに向かって降下していく。

 

『READY』

 

ラムダアサルトに差し込んだ状態のラムダフォンからミッションメモリーを引き抜き、ラムダストランザーに差し込む。

 

-ENTER

 

『EXCEED CHARGE』

 

ラムダストランザーにフォトントブラッドがチャージされ、短剣モードから長剣モードへと変形し、フォトンブラッドで形成された刃が伸びていく。

その長狭は20m近くまで伸びている。

 

「トランザ・・・・・じゃなくて!ラムダストラッシュ!ぬおおりゃああああ!!」

 

違うのを言いかけたが途中で止めて、改めてラムダストランザーの必殺技であるラムダストラッシュを叫びながらラムダストランザーを横にフルスイングする。

振るったラムダストラッシュに気づき回避をしようとするが反応するのが遅く、乗っていたライオトルーパーとジェットスライガーを横に真っ二つに斬り、ジェットスライガーが爆発を起こし、バラバラになった残骸が墜ちていく。

 

「やろー!」

 

ジェットスライガーを撃墜した直後、ピジョンオルフェノクが体当たりを仕掛けてくる。

ピジョンオルフォノクの体当たりを左に躱す。

ピジョンオルフェノクが通り過ぎるとラムダストランザーを左腰にマウントし、ベルトの真後ろにマウントしていたファイズやカイザと同じデジタルカメラ型パンチングユニット「ラムダショット」を取り、ラムダストランザーからミッションメモリーを引き抜き、ラムダショットに移し替える。

 

『READY』

 

ミッションメモリーを装填したことでラムダショットが起動、グリップが展開されパンチングユニット形態に変形し右手に装備する。

ラムダショットにフォトントブラッドをチャージする為、ラムダフォンに手を伸ばしENTERキーを押そうとした時、下からフォトンブラッド弾が飛んできた。

 

「!?」

 

視線を向けると下からフライングアタッカー装備のライトトルーパー達が上がってきてライフルブラスターを撃ってきている。

 

「お前ら、回避しろ!」

 

「は?・・・何!?」

 

ピジョンオルフェノクに叫ばれ、何のことなのか理解出来ず、下を確認すると驚きの声を出す。

何故ならフライングアタッカー装備のライオトルーパー達に向かって6発のミサイルが迫っていたからだ。

ライオトルーパー達が迎撃しとうとライフルブラスターを向けた時、6発のミサイル全てが空中で分解し、中から小型ミサイルが放たれる。

 

「うあああっ!」

 

「ごああああっ!」

 

残っていた6人中、高度が低かった3人のライオトルーパーがミサイルが体、もしくはフライングアタッカーに命中、撃墜された。

 

「くそ!」

 

上に残っていたライオトルーパー達はミサイルを回避しようと散開する。

が、多数の小型ミサイルはそれぞれロックオンしているライオトルーパーを追う。

 

「つ、追尾してくる!・・・っ!?」

 

小型ながら追尾システムを搭載していることにライオトルーパーの一体が驚いていると正面から別の小型ミサイルが迫っていることに気が付いた。

 

「ま、間に合わな・・・がああああっ!」

 

ミサイルに気づいたライオトルーパーは回避を試みたが既に遅く、最初に前からのミサイルが命中すると続けて後ろからミサイルが命中しダメージ限界に達し爆発を起こした。

 

「くそ!くそ!落ちろ!う、うわああああ!!」

 

「げ、迎撃が!うぐあああ!」

 

残っていたライオトルーパーはライフルブラスターでミサイルの迎撃を行い、2発撃ち落としたが残りの迎撃が間に合わずミサイルが直撃し撃破、フライングアタッカー装備のライオトルーパー全員を撃墜した。

 

「対空ミサイル・・・。一体何処から!」

 

「この場であんなの撃てるのはサイドバッシャーかあいつしかいないだろう?」

 

ライオトルーパー達を撃ち落としたミサイルが何処から放たれたのか分からずにいるピジョンオルフォノクにその答えとなる奴の方に視線を向ける。

 

「馬鹿な!オートバジンはさっきミサイルを撃ち尽くしたはず!」

 

「はぁあ?馬鹿かお前?誰がいつオートバジンのミサイル発射口が上部にしかないなんていった?まあ説明もしてないけど」

 

「まさか!」

 

俺が視線を向けるとピジョンオルフォノクは俺と同じ先へと視線を向ける。

視線の先にいたのはセカンドだ。

セカンドの脚部外側に装備してある大型サイドバック型6連装ミサイルポッドはミサイルの発射口と内蔵箇所が上部だけでなく底部にもある。

つまり片脚のミサイルポッドには上部と底部合わせ12発のミサイルが内蔵されている。

最初のミサイル迎撃の際に上部のミサイルを撃ち尽くした後、サイドバックを縦に180度回転させサイドバックの底部を前面に向けることで再度のミサイル攻撃を可能とした。

後は俺の危険を察知したセカンドがフライングアタッカー装備のライオトルーパー達をロックオンし、右側のミサイルポッドからミサイルを発射、ライオトルーパー達を迎撃したということになる。

 

「ありえない!あのサイズで!」

 

「現実だ」

 

-ENTER

 

『EXCEED CHARGE』

 

前後に発射可能な可動式ミサイルポッド、開発に苦労したそれに搭載可能且つ追尾システムを搭載し、威力もある小型ミサイル内蔵クラスターミサイル、人間とほとんど変わらない大きさのセカンドに装備されていることはサイズ、火力等現実的に開発が不可能であると驚くピジョンオルフォノクに俺は現実であると言ってラムダフォンのENTERキーを押し、ラムダショットにフォトンブラッドがチャージされる。

ラムダショットへのフォトンブラッドのチャージが完了するとピジョンオルフォノクに向かって行く。

俺が向かって行くとピジョンオルフォノクも俺に向かって来た。

 

「つあああっ!」

 

「うおおおおっ!」

 

互いに距離が縮まりピジョンオルフォノクの方が先に右腕を突き出す。

奴の狙いは顔だった。

俺は体と首を捻ってピジョンオルフォノクの拳を躱すがマスクの左頬部を掠めた。

ピジョンオルフォノの拳を躱して右腕を奴の腹部に狙って突き出した。

 

「うっ!」

 

ラムダショットを使った必殺技「グランインパクト」を腹部に受けピジョンオルフォノクを殴り飛ばした。

 

「うわあああああ・・・・・あ」

 

殴り飛ばされたピジョンオルフォノクは落下しながらラムダの記号が浮かびその後、青白い炎に包まれ灰となって消えた。

 

「やろー!」

 

「撃ち落とせ!」

 

ピジョンオルフォノクを倒し、空中戦力が全滅すると地上にいるサイドバッシャーが俺にフォトンバスターで対空攻撃を行ってきた。

サイドバッシャーに向かって降下していく。

降下すると近づけさせまいとサイドバッシャー達は迎撃を行うがバレルロールで躱していく。

 

『SHOOTING MODE』

 

「フルオート!」

 

『FULL AUTO MODE』

 

シューティングモード、フルオートに変形させたラムダストランザーとラムダアサルトを2体に狙いを定め、同時に連射し2体を同時に攻撃する。

 

「くっ!」

 

「この程度で!・・・うお!?」

 

放たれたフォトンブラッド弾は狙い通り、サイドバッシャーの片脚の関節部に命中して破壊、バランスを崩して2体のサイドバッシャーが倒れ沈座する。

 

-109 ENTER

 

『LAUNCHER MODE』

 

-ENTER

 

『EXCEED CHARGE』

 

脚を破壊して動きを止めたがまだ戦えそうなサイドバッシャーを完全に破壊する為に着地後ラムダフォンにコードを入力、ラムダアサルトのバレルが展開しランチャーモードに変形、砲口を向けて構え、ENTERキーを押しエクシードチャージする。

無論、2体はちゃんと射線上に入ってる。

 

「目標を破壊する!」

 

ラムダフォンのトリガーを引くと砲口から必殺技であるラムダブレイカーが放たれる。

 

「う、うわああああっ!!」

 

「た、助けて!嫌だああああああっ!!」

 

ラムダブレイカーはサイドバッシャーとそれに乗っていたライオトルーパーを呑み込み、断末魔を上げながら相手は爆発を起こして消滅した。

掃射を終えるとラムダブレイカーを放った後にはスタジアムの地面は削れ、壁や観客席の一部が消えて外の景色が見えている。

 

「貴様ぁ!!」

 

-106 ENTER

 

『SHOOT MODE』

 

「ふんっ!」

 

「うおっ!?」

 

サイドバッシャーを消滅させるとスカラベオルフェノクがこっち向かって突撃してきた。

ラムダアサルトにコードを入れ、ショットモードに変更し高圧縮されたフォトンブラッド弾を放ち、スカラベオルフェノクを吹っ飛ばす。

 

「ごっ!がっ!」

 

吹っ飛ばされたスカラベオルフェノクはスタジアムの壁に激突し、地面に倒れる。

ぶつかった衝撃で壁には無数の亀裂が出来ている。

 

「死ね!はっ!」

 

「っ!?ふっ!」

 

スカラベオルフェノクが倒れるとカクタスオルフェノクが体の棘を噴射して俺に攻撃してくるが横に跳んでギリギリ躱す。

カクタスオルフェノクの攻撃を避けるとラムダアサルトを右腰にマウントし、右斜め後ろのハードポイントにあるラムダポインターを手に取り、ミッションメモリーを装填する。

 

『READY』

 

音声後にラムダポインターを右足の脹脛に装着、ラムダフォンのENTERを押す。

 

-ENTER

 

『EXCEED CHARGE』

 

「はっ!」

 

「こいつっ!」

 

フォトンストリームを経由してラムダポインターにフォトンブラッドが注入され、注入が完了直後カクタスオルフェノクに向かって駆け出す。

向かって来る俺に対してカクタスオルフェノクは再度棘による攻撃をしてきた。

 

「ふっ!」

 

棘が放たれると跳躍して回避、空中で前方一回転をし、足を前に向けた時にラムダポインターから五角錐状の銀色の光を放ち、カクタスオルフェノクをポイントした。

 

「うっ!くっ!」

 

カクタスオルフェノクがポイントから必死に逃れようとするが動けないでいる。

 

「でぇりゃぁぁぁぁっ!」

 

動けないカクタスオルフェノクに掛け声と共に右足を前に出し、そのまま五角錐の中に入る。

 

「うっ!!」

 

「よっと」

 

「あ・・・あぁぁ・・・」

 

五角錐がカクタスオルフェノクの中に入っていく様に消え、相手の中を通り抜けたかの様にカクタスオルフェノクの後ろに着地する。

シルヴァスマッシュを受け、Λを浮かべるとカクタスオルフェノクは灰となって崩れた。

 

「ぐっ!くっ!ぬああああああっ!!」

 

カクタスオルフェノクを倒した直後、ようやくスカラベオルフェノクが起き上がり、雄叫びを上げながら再び突進してくる。

 

-ENTER

 

『EXCEED CHARGE』

 

「飛べ・・・」

 

「ごっ!」

 

ラムダフォンのENTERキーを押すとフォトンブラッドがチャージされ、ラムダアサルトの銃口を向けて構え、スカラベオルフェノクに対して呟きトリガーを引く。

超高圧縮され威力と貫通力重視のラムダアサルト ショットモード時の必殺技「ラムダデモリッション」を腹部に至近距離で受けたスカラベオルフェノクはボールのように飛んでいき、壁に激突するがそれでも勢いは殺せず壁を突き抜けた。

ラムダブレイカー程ではないもののスタジアムの壁に大きな穴が出来た。

穴の向こうでは青白い炎が僅かに見えた。

スカラベオルフェノクが灰となったんだろう。

 

「ま、まじかよ・・・」

 

「こんな短時間で」

 

オルフォノク達やサイドバッシャー、飛行部隊を短時間で倒した俺にライオトルーパー達が動揺し始める。

残りのライオトルーパー達を倒す為に、ラムダアサルトを構えてライオトルーパーに向かって歩きだす。

 

シュゥゥゥン

 

「うん?」

 

俺が歩き出した直後、俺とライオトルーパー達の間に銀色のオーロラが出現した。

銀色のオーロラに警戒しているとそこから1人の仮面ライダーが現れる。

その仮面ライダーは肩にギターを担いでいる。

 

「ふん」

 

「あいつは・・・・・轟鬼?」

 

銀色のオーロラから現れたのは「仮面ライダー響鬼」の世界の鬼、仮面ライダーである「仮面ライダー轟鬼」だった。

 

「なんだ貴様!」

 

「音撃斬!雷電!」

 

どうやらあっちとも関係がないようでライオトルーパーが現れた轟鬼に問いかけるが轟鬼は返事することなくバックル中央に装備されている6本の赤い弦が張られている枕型の板「音撃震 雷轟」を担いでいたギター型の大型剣「音撃弦 烈雷」のピックアップ部分に合体させ、烈雷の刃の部分が展開される。

 

「激震!」

 

準備を終えると轟鬼は烈雷を弾き始める。

突然の演奏にこの場にいる全員がどうしたらいいのか分からず身構えながらも轟鬼の演奏を見ている。

俺はなんとなくどうなるか予想が出来たので後退して離れる。

 

「せりゃあ!」

 

『うわああああっ!』

 

俺が離れると演奏を終えた轟鬼は弾いていた烈雷を振り回し、地面に突き刺す。

烈雷を突き刺したところから雷撃が発生し、それを受けたライオトルーパー達が吹き飛ばされる。

離れててよかった。

 

「この野郎!」

 

「はっ!」

 

「ぐあっ!」

 

1体のライオトルーパーが轟鬼に向かって行こうとした時、誰だかに乱入され攻撃を受けた。

 

「ブレイド!?」

 

ライオトルーパーを攻撃した相手を見るとそいつは仮面ライダーブレイドだった。

轟鬼に続いてブレイドの登場に驚く俺を他所に乱入したブレイドは近くのライオトルーパーへと向かって行くとブレイラウザーで斬りかかり、パンチ、キックで攻撃していく。

 

「一体どうなってる!?ごあっ!」

 

別のライオトルーパーが突然現れたブレイドに動揺していると背後から銃撃され倒れる。

ライオトルーパーを銃撃した相手を確認する為、視線を向けるとスタジアムの観客席に仮面ライダードレイクがドレイクゼクターを構えて立っている。

 

「ドレイクもか!」

 

ライオトルーパーを撃ったドレイクは跳躍して観客席からグラウンド内に降り、別のライオトルーパーを銃撃し始める。

 

「ど、どうする!?」

 

「て、撤退だ!既にこっちの戦力は大半を失ってるし隊長達もやられて指揮が出来ていない!このままだと全滅する!皆引け!」

 

轟鬼、ブレイド、ドレイクの乱入で混乱し、上官も倒されて指揮系統は機能していない。

この状況をどうするのかライオトルーパーの1人が仲間に尋ねるとこのままでは全滅することを恐れ、ライオトルーパーの1人が全員に撤退すると叫ぶと銀色のオーロラが出現し、ライオトルーパー達は撤退していった。

 

「健悟く~ん!」

 

「はやて!シャマルさん!」

 

周囲から敵がいなくなるとはやてとシャマルさん、セカンドが近づいてくると俺も2人に駆け寄る。

 

「2人とも怪我はないか?」

 

「大丈夫。な、シャマル?」

 

「ええ。大丈夫です。でも、あの人達は一体?」

 

「せやね。助けてくれたけど、健悟君の知り合い?」

 

「まぁ、知ってるのは知っているが。俺が呼んだんじゃないし俺にもさっぱりだ。一体なんで彼らが」

 

2人に怪我をしていないか尋ねると2人は大丈夫だと答えた。

それを聞いて安心すると2人から少し離れた所で集まってこちらを見ている轟鬼、ブレイド、ドレイクについて尋ねられる。

正直俺にも何故彼らがここにいるのか理解出来ていない。

あの雰囲気からしてあいつらが召喚されたライダー達あるのはほぼ間違いないが今の俺はラムダに変身しているし、まず今日はフェニックスになっていない。

俺のフェニックス以外にライダー達を召喚出来るのはイクスとあのライダーしか・・・。

 

「僕が呼び出したらだよ」

 

何故轟鬼達が現れたのか考えていると誰かの声が聞こえ、その方向に視線を向ける。

 

シュゥゥゥン

 

視線の向けるとまた銀色のオーロラが出現するとそこから1人の仮面ライダーが姿を現す。

そのライダーはシアンと黒、金のカラーリングに右手に銃を持っている。

俺はこの仮面ライダーを知っている。

このライダーこそ俺のフェニックスとイクス以外に仮面ライダーを召喚し、フェニックスとイクスの基になった仮面ライダーディケイドに登場する仮面ライダー「仮面ライダーディエンド」だった。

 

 

 

後書き

ARXー7アーバレスト「お久です!最新話更新しました~!」

 

健悟「前回から5ヶ月ぶりだな」

 

アポロン「時間が掛かりますね」

 

ARXー7アーバレスト「もう5ヶ月もたったんだね。年取ると時間というか月日が過ぎるのが早いよ。学生の頃はもうちょっとゆっくり感じたんだけどね」

 

健悟「でも遅れた理由は絶対あれだろ?」

 

アポロン「艦これですよ」

 

ARXー7アーバレスト「うん、先月は秋イベに力入れたせいで基本的に残り微調整で済むのをサボってました。おかげで新艦娘5人は無事に確保!」

 

健悟「ダメ作者め」

 

アポロン「あと作者様は最近は積みプラ消化の為にプラモばかり作ってました」

 

健悟「作ったのは?」

 

ARXー7アーバレスト「えーっとガンプラでプレバン限定版のアトラスガンダム、プロトスタークジェガン UC版、ヅダ、RGガンダム、フォースインパルスガンダム、リーオー、ジンクス、プレバンのアドヴァンスドジンクス、ガンプラ以外ならASのM9 ガーンズバックと戦術機のYF-23 ブラックウィドウⅡをつくったなぁ」

 

健悟「めっちゃ作ったな」

 

アポロン「しかしこれでもまだまだ減っていません。ガンプラ、戦術機、AS合わせて約150体の積みプラが、更に今日プレバンから陸戦型ガンダムパラシュートパック3体が届き、来月にはシェザール隊仕様のジェスタA班、B、C班3機プラスカルタ隊仕様のグレイズリッター3体の計6機、来年2月にはRGトールギスⅡ、リーオー宇宙型3機、ジンクスⅣ3の計7機が届く予定で一般販売でも3体のプラモを予約してます」

 

ARXー7アーバレスト「・・・・・(明後日の方向向き)」

 

健悟「馬鹿なのかこいつは?」

 

アポロン「馬鹿です。その為今急ピッチで組み立て中です」

 

ARXー7アーバレスト「まぁ更に言えば今月と先月は朝早かったり夜遅かったり、夜勤があったりと以外に忙しかったのよ。これ投稿した前の日も夜勤で家帰ってきたの朝の5時半だったし」

 

健悟「だとしても頑張れよ。でないとこの小説完結しないぞ」

 

ARXー7アーバレスト「はい。毎回言ってますけど頑張ります」

 

アポロン「さて長々と無駄話をしてしまいましたがそろそろ本編の話に移ります。今回最初の戦闘では仮面ライダーデルタ、北崎との戦闘でしたが、マスター負けかけてましたね」

 

健悟「もうあれは実質負けだよ。でもまだわかんなかったけど」

 

ARXー7アーバレスト「負けず嫌いだね」

 

健悟「当たり前だ」

 

ARXー7アーバレスト「まぁ設定上ではラムダの戦闘スペックはオーガやファイズブラスターフォームに匹敵する程かなり高いんだけどね。今回は専用武器のラムダアサルトとラムダストランザーがなかったから本来の戦闘が出来なかったってのも大きな理由だけど、相手は北崎だから戦闘経験は相手の方が上だしね」

 

アポロン「事実、デルタ撤退後のオルフォノク&ライオトルーパー戦でのラムダアサルトとラムダストランザーがあった時の戦闘はかなりのものでしたしね」

 

健悟「まぁしょうがないか」

 

ARXー7アーバレスト「そして今回の最大の目玉はオートバジン2号機、セカンドの登場だ!」

 

健悟「仮称とはいえ、名前がありきたりだけどな」

 

アポロン「このオートバジンも作者の好きな様々な世界技術のごちゃ混ぜですね」

 

健悟「オートバジンベースにガンダム、戦術機、マクロスとほんとに色々ぶち込んだな」

 

ARXー7アーバレスト「使えるものは何でも使う。それが戦いというものだ」

 

健悟「そして終盤では轟鬼とブレイド、ドレイクが乱入してきて、その原因となるディエンドが登場か」

 

アポロン「あのディエンドは別の世界のディエンドなのでしょうか?それも彼なのですか?」

 

ARXー7アーバレスト「それは次回を持て!」

 

健悟「OK。さて今回最後のお題は」

 

アポロン「本日10月13日、作者様が26歳になりました」

 

ARXー7アーバレスト「そう!今日で26歳だぜ!!」

 

健悟「26か」

 

アポロン「20代ももうすぐで終わりですね」

 

ARXー7アーバレスト「26か。早いよなぁ。高校生卒業した3月にこの小説書き始めて、一度書き直すはめになって今に至る。もうこの小説も約8年だぜ?」

 

健悟「長いな」

 

アポロン「これも何気に読んで応援して下さっている読者の方々のお陰ですね」

 

ARXー7アーバレスト「正直ここまで続くと思わなかった。お気に入り登録やらフォローやらが50未満なら消すつもりだったんだけど思ってた以上に読んでくれる人が居て、今も更新時期が不安定なのに『更新まだですか?』ってメッセ送ってくれる人もいるし、フォローしてくれる方もいるし、まだまだ待っててくれて読んでくれる人がいると思うとうれしいよ。二次ファンがなくならなければ今頃もっと進んでたのになぁ」

 

健悟「かもな」

 

アポロン「何はともあれお誕生日おめでとうございます」

 

健悟「おめでとう」

 

ARXー7アーバレスト「ありがとう!俺まだまだ頑張るよ!!」

 

健悟「じゃあ次回予告するぞ。今回のBGMは?」

 

ARXー7アーバレスト「考えてなかったからなしで」

 

健悟「やっぱり駄目だこの作者」

 

アポロン「今更です」

 

ARXー7アーバレスト「酷いなぁ。さて、次回!少年が望んだ世界と力、第六十三話『フェニックスVSディエンド』です」

 

健悟「シンプルだな」

 

アポロン「シンプルイズベストですね」

 

ARXー7アーバレスト「次の更新はクリスマスか。はたまた来年かな?」

 

健悟「来年だろうな」

 

ARXー7アーバレスト「何はともあれ次回もお楽しみ!!」


 
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