No.943012

恋姫夢想 白き才姫に仕えし道化

アリアさん

皆さん更新遅くなり申し訳ありません。

第11話目となります!

支援、コメント、読んで下さったみなさんに感謝です!

2018-02-25 22:24:03 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1589   閲覧ユーザー数:1458

星視点

 

「さて、一刀はどこに行ったのやら。」

 

謁見の間から出て行ってかなり時間が経ったので探しにきたのだが見つからない。はてさてどこに行ったのか。そんなことを考えていると前方から誰かやってくる。

 

「あれは・・・一刀か?」

 

どうやら一刀のようだが様子が変だ。

 

そう思っていると一刀が近寄ってきた。

 

「一刀今までどこに・・・」

 

「星、協力しては欲しいことがあるだがいいか?」

 

「ほぅ聞きましょう。」

 

そう言うと一刀はある計画を話し始めた。

 

 

北郷一刀視点

 

「・・・と言う感じなんだが、星はどう思う?」

 

「・・・たしかにそれならば可能でしょうがしかしそれでは一刀に益がないのでは?」

 

「益はあるよ。ほら、働き口が出来るしそれに女の子一人助けられるって言う益が。」

 

「・・・はぁ〜もう何も言いますまい。分かりました。その話乗りましょう。」

 

「ありがとう星。・・・じゃあ始めますか。」

 

 

関靖視点

 

「・・・あ」

 

気がつくと辺りは薄暗くなっていた。どうやらかなりの時間ここで過ごしていたようだ。誰にも声を変えられなかったので気がつかなかった。

 

「・・・まぁその為にここにきたのだから当たり前か。」

 

私は今、城の近くにある川のほとりにいる。ここは自然が多く人があまり来ないので静かで気に入っている。時々白蓮様もいらっしゃってしているがそれ以外の者はあまり来ない為一人になりたい時にはちょうどいい場所だ。

 

「・・・白蓮様には失礼なことをしてしまった。」

 

昼間のことが思い出される。王門の事を思い出すと今でも身体が震えてしまう。でも、

 

「・・・北郷、一刀」

 

彼の事を思うと気持ちが落ち着く。昼間に話したからだろうか。まだ会ったばかりだというのにおかしなものだ。

 

ザザッ

 

「ッ!誰だ!?」

 

森の茂みの方から音が聞こえる咄嗟に身構えた。

 

「あ、すみません。驚かせてしまいましたか?」

 

そう言われ声の主を見る。

 

「北郷殿でしたか。いきなり大きな声を出してしまってすみません。」

 

「いえ俺が悪いですから。それにしてもこんな所で何を?風邪をひいてしまいますよ。」

 

そう言うと一刀殿は自分の上着をかけてくれた。

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「はは、男臭いかもしれませんが我慢してもらえるとありがたいです。」

 

「いえそんな事は!むしろ・・・」

 

「むしろ?」

 

「・・・な、なんでもありません。」

 

言えるわけないでしょー!

 

私は心の中でそう叫んでいた。

 

「はぁ・・・関靖さん。明日俺は王門と一騎打ちをすることになりました。」

 

「えっ!」

 

いきなりのことに頭が追いつかない。何故?白蓮さまは私の意見を聞いて下さらなかったのか!?

 

「な、何故貴方と王門が!?公孫瓚様に決められたのでしたら私から!」

 

「自分からお願いしました。」

 

一刀殿は私の言葉を遮りながらそう言った。

 

「何故ですか!何故必要のないことを!私を哀れんだのですか!?なら余計なお世話です!私は私自身で解決出来ます!ですから放っておいて下さい!」

 

私は出来もしないことを大声で叫んだ。彼は関係ない。だから関わらないようにと必死で叫んだ。だが・・

 

「関靖さん」

 

ギュッ一刀殿はそう言うと私を抱しめた。そして

 

「俺を頼って下さい。」

 

「ッ!」

 

そう言った。ただそれだけだったが私は涙が止まらなかった。

 

北郷一刀視点

 

「・・・すみませんもう大丈夫です。」

 

関靖さんを抱きしめて時間が経ちそう言った。俺も少し冷静になり恥ずかしいので無言で離した。

 

「・・・私もう戻りますね。」

 

「は、はい。分かりました。」

 

そう言うと関靖さんは立ち上がった。

 

「・・・一刀殿の事を信じてみようと思います。・・・ですからっ!」

 

関靖さんがくるっとこちらを向いた。そして

 

「私をっ!助けて下さいっ!」

 

泣きそうな顔でそう言った。

 

「・・はい!必ず助けます!」

 

俺はそんな関靖さんに力強くそう言った。

 

「・・・ありがとう。」

 

関靖さんは泣きそうな顔で笑うと走り去って行った。

 

「・・・星居るんだろ?」

 

「気づいていましたか。盗み聞きをするつもりはなかったのですが申し訳ない。」

 

「いいよ。しんぱいしてきてくれたんだろ?」

 

「・・・怒っていますな。」

 

「ああ、今までにないぐらいにね。」

 

「王門にですかな?」

 

「それもだし関靖さんにあんな顔をさせた俺自身にも。・・・星、俺さ明日王門を倒そうと思ってたけどやめるわ。」

 

「ほう?ではどうすると」

 

「本気で叩き潰す。」

 

「ッ!・・・ふふ、恐ろしいほどの闘気ですな。では今日は休みなされ。」

 

「いや、今日はやる事があるからまだ寝れない。」

 

「明日は勝負ですぞ?そんな時に一体何を?」

 

「ちょっとこの世界に来てから鍛錬してなかったからさ。身体を動かしておこうかと思ってね。」

 

「・・・一緒やっても?」

 

「ごめん、今回は1人でやりたいからさ。」

 

「分かりました。では私は私で鍛錬をしましょう。」

 

「本当にごめん。」

 

「気にする事はありませぬよ。」

 

そう言い星は立ち去ろうとした。するとその前に一つこう言ってきた。

 

「勝って下され関靖殿の為にも。」

 

それに対して俺は

 

「当然!」

 

自分の今の気持ちと同じように強く、強くその言葉を叫んだ。

 

 

 

皆さんお久しぶりです!アリアです!

 

最近更新していませんでしたが久しぶりに更新させていただきました。

短い文章ですがこれからも遅い更新になると思いますが読んで頂けると嬉しいです!

 

最近ネット小説の方が盛り上がってきましたので自分も頑張りたいです!

 

さて今回はここまでまた次回お会いしましょう。それでは再見!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回!王門死す!?デュエルスタンバイ!

 


 
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