No.914819

マブラヴどうでしょう3

作戦開始!

2017-07-20 10:23:07 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:934   閲覧ユーザー数:932

 

 

激闘!甲21号作戦

 

~2001年12月25日 佐渡島沖合い~~~~

 

 

藤村「それじゃぁ、お二人とも。頑張って来てくださいねぇ」

 

大泉「いやぁ、わかんないなぁ」

 

藤村「おやぁ?どうしたの大泉くん」

 

大泉「君が平気な顔して出撃してこいなんて言ってる事がだ」

 

藤村「だって、時間なんだから」

 

大泉「時間なんだからじゃないだろぉ?僕らが今どういう状態かわかってんだろ?」

 

藤村「わかってますよぉ?」

 

大泉「うそつけよ。いいか、もう一度確認しようか?」

 

大泉「まずねぇ?僕らは一睡もしてないんだよ。このヒゲが何を思ったのかいきなり、しかも甲21号作戦の前日にぃ、『クリスマスパーティーやるぞぉ』なんて言ったせいでだ」

 

鈴井「そうですねぇ」

 

大泉「それでだ、僕は一晩中料理を作らされてだ。ねぇ?挙句に不味いとまで言われてだよ?もう心も体もボロボロなんだよ」

 

藤村「フハハハハハハ!」

 

大泉「・・・・・・なぁに笑ってんだよおぉい!」

 

大泉「・・・・・・ったくよぉ。

それでだ、ミスターも散々酒かっくらって完全に出来上がっている状態なわけだ」

 

大泉「そんな満身創痍の僕らにぃ、君はあの、地獄のようなところに言って来いって言ってるんだ」

 

藤村「いやいやいや、ミスターのは自己責任じゃないんですか?」

 

大泉「そもそもお前があんな馬鹿なことをしようとしなきゃミスターもこうはなってなかったって言ってんだよ」

 

藤村「楽しかったでしょう?」

 

大泉「ああん?」

 

藤村「だから、楽しかったでしょって言ってんの」

 

大泉「馬鹿じゃないの?出撃の前日にこんな無茶やって何が楽しいんだよ」

 

藤村「ギャハハハハハハハ!

お前せっかくこっちが楽しませてやろうと思ってだな」

 

大泉「時期を考えてやれっていってんだよぼかぁ!ヒゲェ!」

 

 

 

鈴井「しかたないよ、大泉くん。出撃しよう」

 

大泉「出来た大人だよ鈴井さんは」

 

鈴井「行かないと香月博士にも怒られますからねぇ」

 

藤村「早く言ってこいよ」

 

大泉「・・・・・・おぅおぅ、まだ言うかこのヒゲは!」

 

藤村「お前が早く行かないからだろぉ!」

 

大泉「お前僕らが帰ってきたら絶対に訴えてやるからな!」

 

大泉「さてやってきましたよ」

 

鈴井「えぇ~、我々は今佐渡島の旧上新穂に来ています」

 

大泉「おいヒゲ、聞こえるか?」

 

藤村『なんですかぁ?』

 

大泉「此処を確保して置けばいいのかい?」

 

藤村『そうですよぉ。もう直ぐしたらA-01がそっちに到着しますからねぇ』

 

鈴井「XG-70でしたっけ?あれもくるんですよね?」

 

藤村『そうですなぁ。今日本海を渡ってるらしいですよ』

 

大泉「おうおう、ミスター来ましたよ?あれはあれですねぇ、グラップラー級ですね」

 

藤村『おお?来ましたか?』

 

鈴井「それじゃぁ、行きましょう」

 

 

 

大泉「これはあれですねぇ、いつも思うんだけどグラップラー級のこの顔みたいなところって、何か意味があるんですか?」

 

藤村『えっとですねぇ、あぁ、それは大泉くん、なんか感覚器官みたいなものらしいですよ?』

 

大泉「あぁ、そう」

 

藤村『大泉くんそろそろ疲れてきましたか?』

 

大泉「どうしてだぃ?」

 

藤村『いやいや大泉くん、寝てないでしょう?』

 

大泉「ううん、誰かさんのおかげでねぇ?」

 

藤村『ここは一つ、息抜きでもしてもらおうかって思ってですね?』

 

大泉「おお?なんだ、一回下がらせてくれるのか?」

 

藤村『ちょっと下がって良いから物まねやってくれ』

 

大泉「は?」

 

藤村『物まねやって?』

 

大泉「何で物まねやらなきゃいけないのさ。それが何で息抜きになるんだよ?」

 

藤村『いやぁ、緊張で体も硬くなってるでしょう?だから』

 

大泉「いや意味わかんねぇよ。何でそれで息抜きできると思ってるんだ?このヒゲは」

 

藤村『出来ないのぉ?ミスター大泉』

 

大泉「名前で呼ぶなって。作戦中だぞ?コールナンバーで呼べよ」

 

藤村『決めてないじゃん、コールナンバー』

 

大泉「あれ?そうだっけ?」

 

藤村『そうですよ?じゃぁ、物まねやって?』

 

大泉「下がって良いんですね?」

 

藤村『もう直ぐA-01到着しますから』

 

大泉「ちょっとだけですよ?」

 

 

藤村『じゃぁ、あれだ。みっちゃんって言うのをやってよ。』

 

大泉「…なんでみっちゃんなの?よりにもよって」

 

藤村「昨日ちょっとやってくれたろ?あれ中々面白かったから」

 

 

≪みっちゃん?≫

 

 

 

大泉「みっちゃんってのは俺の従兄弟なんだ。俺に戦術機を売りに来る従兄弟なんだよ。そりゃただの」

 

藤村『あれちょっとやって』

 

 

やる。

 

 

大泉「(みっちゃん)お前あれ戦術機うごくかあれな?」

 

藤村「ギャハハハハハハハハハ!』

 

大泉「動かんべ?そしたらもう戦術機買い換えたほうが良いぞ?」

 

藤村『フハハハハハハハ!』

 

大泉「何する?」

 

藤村『お前んとこに戦術機売りにくるんだwww』

 

大泉「僕に売りに来る」

 

 

大泉「したらお前色紫でいいな?」

 

藤村「フハハハハハハハハハハハ!」

 

大泉「いやー、みっちゃん紫は…」

 

大泉「(みっちゃん)紫よくねぇか?そしたら白だな

今あれだからな?パールホワイトってピカピカ光ってるからな」

 

 

大泉「今そしてあれだからな?OSも変わったからな?エックスエム3だど今」

 

藤村『ギャハハハハハハハハ!」

 

大泉「CDからなにから3000曲から入るぞ?今もうエックスエム3だからな」

 

藤村『XM3だろwww』

 

大泉「あれだからな?モニターもあれだど?地デジだど地デジ!綺麗だからな?うん」

 

大泉「いやしかしお前戦術機なかこんだけ豪華にしてお前、値段もある程度するからな!そんだけしたら」

 

大泉「いや下取りはもう言うなお前かんぺきにやってっから」

 

藤村『ギャハハハハハハハハ!!」

 

 

大泉「今のが≪みっちゃん≫でした」

 

藤村『昨日僕が気に入った物まねw』

 

大泉「そうですそうです」

 

藤村『香月博士も今横で大爆笑してるよ?』

 

大泉「そうですか?ならやった甲斐がありますよ」

 

 

藤村『ありがとうミスター大泉。これでちょっと寝れる』

 

大泉「へぇ、寝るんだ?」

 

藤村『フフフフw」』

 

大泉「あぁ~、おめぇは何だ?王様かなんかか?」

 

藤村『ギャハハハハハハハ!!』

 

大泉「んん~なんかねぇのかな。あのヒゲにしか当たらないミサイルとか」

 

藤村『フハハハハ!』

 

大泉「こうロックオンしたら…

 

『(バァーンッ)ミスター大泉ーッ』

 

てな具合にあのヒゲ吹っ飛ばせるようなのねぇかな」

 

藤村『ギャハハハハハハハハハ!!』

 

 

~~~~2001年12月25日 佐渡島旧上新穂~~~~

 

鈴井「大泉くん大泉くん」

 

大泉「何ですかミスター?」

 

鈴井「さっき伊隅大尉と香月博士と通信してたんだけど」

 

大泉「はいはい」

 

鈴井「もうすぐ例の凄乃皇が到着するんですよ」

 

大泉「あぁ、さっき藤村くんも言ってましたね」

 

鈴井「でね?もともと凄乃皇の護衛はA-01だけでやって、我々は凄乃皇の砲撃の後降下してくる第六軌道降下兵団と共にハイヴ内に潜る予定でしたね」

 

大泉「そうでしたね。それも僕は出撃してから聞きましたけどね。何でそういう事になってるのか全く解らないんだけど」

 

鈴井「まぁ、それは今言っても仕方ないじゃない。でね、当初想定していたよりもBETAの数が多いんですよ」

 

大泉「あぁ、それは僕も思ってました。あんなにね大量のね要撃級見たのは久しぶりでしたよ」

 

鈴井「それで、いかに精鋭とはいえA-01のみでは危ないなという事になったんですよ」

 

大泉「なるほどなるほど」

 

鈴井「そこで、ほとんど遊撃みたいな形の我々を一時的にA-01に編入して、凄乃皇の護衛に当たらせようという事になったんですよ」

 

大泉「あぁ、なるほど。解りました。僕もねぇ貴方と二人っきりで4ハイヴに潜らされるよりはそっちの方が幾分マシですよ」

 

鈴井「それじゃあ、そろそろ合流地点のほうへ向かいましょう」

 

大泉「いいですよぉ。行きましょう!」

 

 

≪合流≫

 

 

鈴井「それでは伊隅大尉、しばらくの間宜しくお願いします」

 

大泉「よろしくお願いしますよぉ」

 

伊隅「あぁ、こちらこそ宜しく頼む」

 

鈴井「それで、我々のコールサインなどはどうしましょうか?」

 

伊隅「そちらで使っていたものを使っていただいても宜しいが?」

 

大泉「ありませんよ?」

 

伊隅「……は?」

 

大泉「我々にはコールサインなんて物はないんです」

 

鈴井「そういえばそうでしたね」

 

伊隅「ちょ、ちょっとまて!?無いとはどういうことだ?!」

 

鈴井「我々が初めて出撃したのは、非公式ではあるんですけど1997年なんですね?」

 

大泉「そのときから一度たりともコールサインなんて決めたことは無いんですよ。ねぇ、ミスター?」

 

鈴井「藤村くんにも何回も決めようっていったんだけどねぇ。彼は大爆笑しながら『大泉くんは『すずむし』で、鈴井さんは『ミスター』で良いじゃないですかwww』とか何とか言ってるだけで、話にならなかったですもんね」

 

大泉「あぁ、そうだったんですか。僕はまた何か特別な理由かなんかがあって決めてないものだと思ってましたよ。そうかそうか、あのヒゲがバカな事しか言わないからか。」

 

伊隅「そ、それで話を戻すが…。コールサインはどうするのだ?」

 

大泉「そうですねぇ、今更新しく決めるのもなんですし、僕のことは大泉と」

 

鈴井「僕はミスターで構いませんよ」

 

伊隅「わ、わかった。とにかくよろしく頼む。それで、二人のポジションは?」

 

大泉「僕は一応打撃支援(ラッシュ・ガード)、砲撃支援(インパクト・ガード)、制圧支援(ブラスト・ガード)以外は出来ますけど何時もは突撃前衛(ストーム・バンガード)ですね。今日の装備もそれですし」

 

鈴井「僕はまぁ、だいたい何処でも大丈夫ですよ。今日は迎撃後衛(ガン・インターセプター)装備なんですが」

 

伊隅「ほう?意外と万能なんだな」

 

大泉「そりゃぁ、いつも二人でしたからねぇ。何でも出来ないとだめなんですよぉ」

 

鈴井「大変だったものね」

 

伊隅「では大泉はB小隊に、み、ミスター?は私のA小隊に入ってくれ」

 

大泉「わかりました」

 

鈴井「では、A-01の皆さんと顔合わせしましょうか」

 

 

~~~~佐渡島 旧上新穂~~~~

 

大泉「どうもぉ、みなさん。知ってるでしょう?大泉洋でこざいます!」

 

鈴井「はいどうも、鈴井貴之です」

 

速瀬「あの、大尉?」

 

伊隅「何だ?」

 

速瀬「何ですか?あのおっさん二人は?」

 

伊隅「副司令直属の大泉と鈴井だ」

 

速瀬「はぁ……」

 

伊隅「副司令のもう1つの特務部隊だそうだ。A-02護衛の増員らしい」

 

速瀬「そんないきなり…。大丈夫なんですか?」

 

大泉「なぁんだぁい?僕らに不満でもあるのかぁい?」

 

速瀬「いいぃ!?」

 

大泉「僕らはねぇ、君たちが訓令兵の頃からだ。その頃から香月博士の無茶振りに答えてきたんだぞ?その僕らに向かってだ、『あいつら使えるのか』ってのはぁ、どういうことだい?」

 

速瀬「そこまでは言ってないわよ!第一全く知らないんだから、疑問を感じるぐらいはあるでしょ!っていうか、何勝手に盗み聞きしてんのよ!」

 

大泉「オープン回線で堂々と喋っておいて盗み聞きとは随分なぁ言い方をするじゃないか。ええ?」

 

鈴井「まぁまぁ、大泉くんも貴女も落ち着いて。伊隅大尉、僕らの紹介をお願いします」

 

伊隅「あ、あぁ、解った」

 

 

~~~~自己紹介中~~~~

 

 

大泉「それじゃ僕はこの速瀬の指揮下に入るんですね?」

 

伊隅「そうだ。速瀬、頼むぞ?」

 

速瀬「了解しましたー。大泉って言ったっけ?遅れんじゃないわよ?」

 

大泉「当たり前でしょ?君こそ遅れるなよ?」

 

速瀬「ハンッ!上等じゃない!」

 

伊隅「はぁ…。では、改めて頼むぞ、二人とも。それでだ、我々はまだ補給前でな。順に補給を行うから、その間周辺の警戒を頼む」

 

大泉・ミスター「了解しましたー」

 

 

 

大泉「そう言えば、ミスター?」

 

鈴井「どうしました大泉くん」

 

大泉「僕らの管制は今ピアティフ中尉がやってますよね?」

 

鈴井「そうですよ?」

 

大泉「あのヒゲとうれしーはどうしたの?」

 

藤村『呼んだかぁい?』

 

大泉「あぁ、来たなヒゲ」

 

藤村『なんだい?久々に通信を繋いだのに随分なぁ、挨拶をするじゃないか』

 

鈴井「藤村さん達今何してるんですか?」

 

藤村『いやぁねぇ、管制はピアティフ中尉に譲っちゃったでしょ?』

 

大泉「そうだね。僕はさっきから君のバカみたいに大きい声じゃなくてピアティフ中尉の凜とした綺麗な声を聞いてますよ。快適ですねぇミスター」

 

鈴井「まぁ、そうだね」

 

藤村『でね、譲っちゃったモンだから、やること無いんですよ』

 

大泉・鈴井『は?』

 

藤村『いや、だから、やること無いんですよ』

 

大泉「君何いってんの?今作戦中だろ?やること無いわけないでしょ」

 

鈴井「A-02の管制とかしなくて良いんですか?」

 

藤村『それもピアティフ中尉がやってますから、我々は今完全にヒマなんですなぁ。ねえうれしー?』

 

嬉野『あぁそうだね。藤村さんなんかさっきあんまりヒマだって合成ビール飲んでましたからね』

 

藤村『おいうれしーwww!言うなよそれはwww』

 

大泉「なんだ?テメェ酒飲んでんのか?」

 

鈴井「それは流石に不味いんじゃぁ…」

 

藤村『いやいや、大丈夫ですよぉ?ちゃんと博士にも許可取ってますから。『仕事が無くなって暇なんで、飯食ってきていいですか?』って」

 

大泉「飯じゃないだろぉ?お前酒飲んでんだろ?」

 

鈴井「それは流石に不味いですよ」

 

藤村『ギャハハハハハハハハ!!』

 

大泉「君何笑ってんの?」

 

藤村『いやいやいやいや、大泉君とミスターが大変なのはよぉく解ってますから。』

 

大泉「嘘付けよ。わかるわけないだろ?馬鹿なこと言うんじゃないよ」

 

鈴井「僕らの辛さはねぇ。やっぱり……」

 

藤村『いえいえ、わかってますよぉ』

 

大泉「だからわかるわけないだろぉ?じゃあ言うよ、僕らが辛かったのは君が酒飲んでた時だよ」

 

藤村『ギャハハハハハハハ!』

 

大泉「わかるわけないんだよ…。ホント君死ねば?」

 

藤村『ギャハハハハハハハ!!』

 

 

 

 

 

 
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