No.905959

真恋姫無双 鳳凰神の力を宿す聖剣士 番外編

麒麟さん

今回は番外編です。今回は革命に登場するキャラを登場させました。口調は想像ですが、気に入らなければすいません。

2017-05-17 00:12:12 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2098   閲覧ユーザー数:1832

「古の乙女戦士の伝説」

 

華琳「春蘭、秋蘭、暴動は鎮圧できたかしら?」

春蘭「はい、鎮圧できました。暴動の原因はわかりません。起こしたもの曰く、何者かに操られてやったようだと。」

秋蘭「こちらも鎮圧は完了しましたが、原因がはっきりしていません。私の方も姉者と同じです。」

華琳「そう、やはりこの件にはゾウナという者が係わっているようね。なんとしても、正体を突き止めて、ゾウナを倒しましょう。」

一同「ハァ!!!」

 

 一同はそう言って解散した。その後、華琳は柳琳(曹純)を呼んだ。彼女は華琳からの命令で暴動の鎮圧に向かわず。洛陽にて、ゾウナの正体を探っていた。

 

華琳「来たわね。柳琳、早速だけど、ゾウナの正体について何かわかったかしら?」

柳琳「はい、全てではありませんが、ゾウナははるか昔の夏王朝の時代に誕生した怪物だそうです。洛陽にあります、漢王朝の資料室にそのようなことが書かれた本がありました。

 その本によりますとゾウナは体から出した闇で人を怪物に変えて、この大陸中の人間を怪物だらけに大陸中を混沌とにさせたようとしようとしたそうです。」

華琳「何ですって!まさか、ゾウナの目的はやっぱり!」

柳琳「はい、多分、今回も同じ目的で動いているでしょう。」

華琳「そして、前回はゾウナをどのように倒したの?」

柳琳「すみません、そこまでは探れませんでした。古い時代なので資料がそんなに残っていなかったので。」

華琳「そう、わかったわ。引き続き調査をお願い。何かわかったことがあったら私に伝えて。」

 

 柳琳は再び資料室に戻り、資料を探し始めた。しかし、手掛かりとなる資料は見つからなかった。

 

柳琳「ないのかしら、ん!本棚に隠されているこのでっぱりは何かしら。押してみましょう。」

 

 柳琳はそのでっぱりを押した。すると、隠し通路が現れた。柳琳は一度自分の部屋に戻り得物の剣を携えて、この道をまっすぐ進み始めた。すると、なぞの扉があった。しかし、柳琳は危険を覚悟のうえでこの扉を開けた。扉の先には部屋があり本棚にはいろいろな本が収納されていた。

 

柳琳「この部屋は一体?この本は『古の天の御使い伝説』という本ね。天の御使いは一刀殿以外にもいたのかしら。ちょっと読んでみましょう。(パラ!パラ!)」

 

 柳琳はその本を読み始めた。そして、他の本も読んだが、この本だけにゾウナのことが記載されていたので、持って行った。この本には魏はおろか、大陸の命運がかかっていたためである。そして、すぐに玉座の間にやって来たそこには魏のメンバーが全員そろっていた。

 

華琳「柳琳、お帰りなさい。何かわかったのかしら。」

柳琳「はい、この本に書かれていました。」

風「この本の題名は何、何、『古の天の御使い伝説』ってお兄さんと何か関わりがあるんでしょうか?」

凪「この本の題名通りなら、隊長以外に天の御使いがいたことになります。」

霞「せやな、一刀以外にもおったことになるな、せやけどこの本はどこで見つけたん?」

柳琳「洛陽の資料室の隠し通路の先の部屋で見つけました。」

華琳「この本を私にくれないかしら。」

柳琳「はい、もちろんです、華琳お姉さま。」

 

 柳琳はそう言って、その本を華琳に渡した。渡した後、華侖(曹仁)がやって来た。

 

華侖「みんな、大変っす。蜀からの連絡で月(董卓)っちが行方不明になったようっす。」

真桜「蜀で一体何があったんや、てか、桃香様は一体何してんねん。」

沙和「真桜ちゃん、そうな風に言わないでほしいの。きっと何か事情があったの。」

華琳「そうね。けど、もう夜は遅いし、今日は寝ましょ。解散。」

 

 そして、皆バラバラに分かれて部屋に戻った。この日の華琳は珍しく、春蘭や桂花を部屋には入れず。柳琳からもらった本をじっくり読んでいた。すると、驚くべき事実が次々と明らかになっていった。

 

 この本によると夏王朝の時代にゾウナが大陸を闇に包んだことそして、それを恐れ、助けを求めた者たちの願いが天から御使いを呼び寄せたこと。そして、その御使いは女性で、天の神からであろう与えられた武器と妖術を使いゾウナを倒し封印したこと。などが書かれていた。

 そして、その女性の名前はイフィルナ。彼女はゾウナを封印した後、天の世界に戻ったと記されていた。華琳はこれを読んで思った。彼女はゾウナを止めることが彼女の役目であったことに、そして、それを終えたから天に帰った。

 華琳は思い出した。役目を終えた人間は消えることを、それは2年前彼女に力を貸し、乱世を魏の勝利で平定した影の役者 北郷一刀のことを。

 

華琳「一刀、貴方が今の大陸で起きていることを知ったらどう思うの、私はもう一度、貴方が私のもとに落ちて、この乱世を平定してくれることを願うわ。」

 

 華琳は眠りについた。今はいない一刀のことを思いながら。

 彼女は知らなかった。一刀が既にこの世界に戻っていることを。

 

―あとがき―

 今回はここまで書きました。以前リクエストにあった。華侖、柳琳姉妹を出しました。香風も出して欲しいとリクエストもありましたが、彼女は後で出す予定です。

 この小説の新ヒロインたちと一刀は既に関係を持っていることを前提に書きました。恋姫英雄譚でも一部の新ヒロインとの絡みはありましたが、全員ではありませんでした。革命では英雄譚では出てこなかった新ヒロインとの絡みもあるので、楽しみです。

 次回も、ぜひお楽しみに。

 


 
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