………皆さん こんにちわ。私は周泰、真名を明命と申します。
本日は、なんか色々あって呉の将帥全員でお風呂に入っています。普段は一人で入浴するので、たまには皆で お風呂 楽しいです。
ただ………、
祭「んん~、いい日~旅立ち~♪」
…………、
………………目の前に、理解しがたい物体が二つ浮いています。
湯船に浸かって とても気持ちよさそうな祭様の首の下、お湯の熱さで しっとりと汗ばんだ おっぱいは、ド迫力で私の視界の何割かを占領します。
なんと言う大きさでしょう。
私は、自身の視線をストンと落として、自分の胸部を確認します、そして再び祭様を見ます。
………これがまったく同じ器官などとは到底信じられません。
サギです。
神様は何故、私たちに生まれながらの差を与えたもーたのでしょうか。
これ以上 祭様を見続けていても心が虚しくなるだけです。私は、自身の心の健康のために、視線を右に逸らしました。
冥琳「好雨知時節~、当春乃発生~♪」
…………。
………視線を左に逸らしました。
穏「あ~♪今すぐ~ わたーしのア~ソ~コ~に 君の~ 熱いのを~♪」
…………ッッ!
ならば視線を後方にッ!
紅花「うぅん、ダメです~、そんなの入りません~」
青葉「しっかりしろ紅花!もう終わったからッ!一刀のダンナは枯れて動けなくなったから!」
なんですか このおっぱい包囲網はッッッッ!!!!!???????
東方おっぱい祭様!
北方おっぱい冥琳様!
南方おっぱい穏さん!
西方おっぱい新顔の紅花さんと青葉さん!
これぞまさに東西南北中央 巨乳!
すみません、中央だけ巨乳じゃないです、哀しいです!
何故 呉の国はこんなにも巨乳の人口密度が高いんですかッ?貧乳の肩身が狭くて非常に困ります!しかも、今までは思春殿や亞莎がいてくれたおかげで なんとか巨乳と貧乳の議席数が拮抗していたというのに(※蓮華=中立、小蓮=将来的に浮動票)、最近青葉さんと紅花さんが新規加入してきたことで一気に形勢が巨乳へ傾きつつあるのです。
これは陰謀です!
曹操さんの陰謀です!もしくは孔明さんの罠です!待て待て慌てるな、です!
祭「……ん、明命、さっきから何をそわそわしておる?」
はぅあッ!祭様に怪しまれてしまったのです!
祭様は、獲物を見つけたアモイトラのような目付きで、こっちに近づいてきます。
祭「うぬ、ひょっとして、これが気になるのか?明命は、常日頃からコイツのことが恋しいようじゃからのう」
明命「ななっ、なんですかそれはッ、べ、別に恋してなどいないのです!」
祭「んん~、そうか?……よし、ならば今日は、おぬしにも この乳のよさを たっぷりと教えてやろうではないか。……おぉ~いッ!冥琳!穏!青葉!紅花!えーと、権殿!」
蓮華「今 私の名前 呼ぶ前に一瞬迷った!どーいう意味よッ?」
小蓮「姉様、それ言ったら名前呼ばれすらしなかったシャオたちは………」
祭「せっかく今日は裸の付き合いをしとるんじゃ、明命のヤツに、この乳の素晴らしさを その肌で直接感じてもらおうではないか!ホレホレ、皆で明命を囲め囲めい!」
冥琳「やれやれ…、祭殿も妙なことを思いつきましたな。まあ、たしかに湯殿で戯れもよいかもしれませんが……」
穏「わぁい、明命ちゃんと遊ぶんですねぇ、小っちゃくてポワポワしがいがありそうです~」
ななな、なんですかーッ?
巨乳勢に、ジワジワ取り囲まれつつあります、私。
慌てて逃げようとしたところ、祭様に後ろから羽交締めにされてしまいました。しまった、動けません!そして、この後頭部に触れる柔らかいものはなんですかッ?
祭「よしっ、捕まえたぞ!今じゃ冥琳、おぬしは前から明命を押し潰してやれい!」
冥琳「はぁ?………こうですか?」
ぎゃわーーーーーーーーーーーッ?
おっぱいがっ、冥琳さまのおっぱいが目前に迫ってきます!そして、むぎゅッ、接触しました、今私の顔面には、まったく未知の柔らかい暖かい感触が!
後門に祭様の おっぱい!前門に冥琳さまの おっぱい!なんですか この状況はッ?これが一刀様の言う さんどいっち というやつですかッ?
穏「ああ~、お二人とも抜け駆けはズルイです~。私も小さな明命ちゃんを可愛がって遊びたいです~」
はぅあ!穏様まで割って入ってきました!
穏「はぁい、明命ちゃん?アナタの大好きな おっぱいですよぉ。以前 落書きされた通り、私の価値は巨乳だけですから、しっかり楽しませて上げますからね~」
紅花「私も参加いたします!私の場合は『巨乳詐欺』と落書きされましたから、この胸が本物であることを証明し、明命さんの信頼を得られるように全力をつくします!」
あの落書きは そういう意味で書いたんじゃないですぅ~!
ダメです、四方八方 全方位から巨乳が迫ってきます。巨乳地獄です!明命の世界が巨乳で埋め尽くされます!
青葉「………何やってんだかなぁ、この人たちぁ」
一人だけ冷静な巨乳がいました!
助けてください、この正気を失ったウシたちに常識を思い出させてください!
青葉「でもま、面白そうだからよ、尻馬に乗らせてもらおうか」
冷静な巨乳は 悪魔の巨乳でした!
こうなったらもー混沌です!目に見えるものすべて、巨乳、巨乳、巨乳!
これだけ たくさんの巨乳を一度に見たことなんて初めてです。皆さんの乳輪の大きさや色合いまで見比べられるほどです!
明命「やーめーてー!やめてくださぁーいーッ!」
必死に抗っても皆さん許してくれません。頭部は 相変わらず祭様と冥琳様に さんどいっち されたままですし、はぅあッ!この脚に感じる柔らかさは何ですかッ?誰の柔らかさですかッ?
おっぱいに もみくちゃにされます!史上、ここまで巨乳に翻弄された武将が私以外にいましたでしょうか!
顔にも、肩にも、手にも、私の薄いおっぱいや お尻にも、無遠慮に触れてくるこの柔らかさ、この何にも例えがたい独特の柔らかさ。お猫様の毛並みとも違う、柔らかく、スベスベで、暖かい心地よさに私は沈んでしまいますぅ~~~~。
おっぱいの海に溺れてしまいますぅ~~~~。
い、意識が………。
意識が………………………………。
………………………………………………………。
………………。
ララン、ランララ ララ ラン、ラン、ランラララン。
ララン、ランララ ララ ラン、ララララ ランランラン。(※例のテーマ)
明命や……、明命や……、
「……誰ですかぁ、私の名前を呼ぶのは?っていうか、私の名を勝手に読んじゃダメですぅ………」
…問題ない、ワシは、たとえおぬしの許可がなくとも、真名を呼ぶことが許される。…何故ならワシは、神だから。
「かみっ?」
我は元始天尊、すべての始まりをになう神、…元始ビームッ!
「きゃーッ、なんですかッ?何ですかこの おじいさんッ!いきなり私の精神世界に現れて額から光線を出してきましたよッ!一体アナタ何者ですかッ?」
明命よ…、おぬしに目覚めの時が来た。今こそ、古き小さな わだかまりを捨て、ネオ明命として新生するのぢゃ。
「ねお明命ッ?何ですか それ、私の何が新しくなるっちゅーんですかッ?」
この世の人間は、すべからく二種類に分けることができる。一つは、巨乳となるために生まれてきた人間、そしてもう一つは、…何かわかるか明命?
「あの……、超不快なんですけど その問いかけ。なんですか!全人類は巨乳と貧乳に分けられるとでも言いたいんですかッ?」
ブブーッ、ざんねん!元始ビーム!
「きゃあああーッ!不正解は光線喰らうんですかッ?」
明命よ、お前の認識は小さい。よいか、この世に二種類いる人間の一つは、巨乳となるために生まれてきた人間、そしてもう一方は……、
………巨乳を愛でるために生まれてきた人間じゃ!
「巨乳を愛でるために生まれた人間ですかッ?」
明命よ、たしかにおぬしは、おなごに生まれながら、胸が小さい、哀しいほど小さい、見るも無残なほど小さい、もう小さい。
「何度も言わないでください!」
しかしのう、それは、おぬしが巨乳を愛でる権利をもって生まれたことの裏返しなのじゃ、人は、自分の持たぬものを愛する生き物じゃ。巨乳を愛でる者が男だけと、誰が決めたであろう。
さあ明命、目覚めの時じゃ。
おぬしがこれまで ひがんできたのと同じだけの激しさで、巨乳を愛し抜くのじゃッ!
………………。
?「う~ん、花畑が……」
亞莎「あっ、一刀様が起きられましたよ」
思春「ちっ、死んでいなかったのか」
小蓮「でもたしかに、アレだけ激しくやって死んでないんだから、凄いよね~」
? 改め 一刀「……そうか、俺は、空前絶後の11Pで……。たしかに危なかった、最近行きつけの菓子屋の常連客の、謎の爺さんから教えてもらった『イメージで関節を増やす』技がなかったら、俺は確実に腹上死していたことだろう」
亞莎「そんな技を習ってたんですかッ?それでどうやって あの危機を乗り越えたんですかッ?」
一刀「チ○コの関節を108個に増やしてだな………、イヤそれより、皆は一体何してるの?」
亞莎「何って、私たち、全員 一刀様に愛していただいた余韻に浸って昼風呂を楽しんでいたところですが。ついさっき祭様がイタズラを思いついて、巨乳勢 全員でよってたかって明命をもみくちゃにしているところです」
一刀「それで俺の周りには薄い子たちしかいないわけか……、ん、待て……?」
♪♪♪♪~エヴァ初号機が暴走しだす時の あのテーマ~♪♪♪♪
祭「ん、なんじゃ?」
ガシリ、私の手が、祭様の たわわに実ったスイカを鷲掴みにします。
祭「んんッ、なんじゃ明命、随分積極的に………。イヤちょっと待て、その手つきは いやらしすぎ、……ひうッ、そんな、あ、…あんっ、くうっ!」
一刀「……明命が、祭さんの おっぱいを、吸ってる………!」
亞莎「…そんな、信じられません、明命の おっぱい率が40割を超えました!」
一刀「亞莎!君の片眼鏡には そんなスカウター機能があったのかッ?」
亞莎「祭様の母乳を、こんな方法で取り込むなんて……!」
思春「お前ら なんだか楽しそうだな」
それはともかくとして、
祭「そんな、このワシが、こんなに容易く……、くぅッ」
穏「あわわわわわ~、祭様が昇天しちゃいましたぁ~ッ!一体明命ちゃんに何が起こったのでしょう~~ッ?」
ふぅ、ご馳走様でした。
祭様の巨乳、美味でありました。
私は、巨乳の海に沈み、人の根源へと回帰することによって、あるべき答えを導き出したのです。
巨乳は愛でるもの、揉むもの、吸うもの。
私には その無限の可能性があるのです!
指し当たっては祭様を頂きました、そして、次の獲物は………。
亞莎「明命の覚醒と開放、曹操が黙ってはいませんね。……これも筋書きのうちですか、一刀様?」
一刀「始まったな、すべてはこれからだ」
思春「お前ら本当に楽しそうだな」
冥琳&穏&蓮華&青葉&紅花「「「「「きぃやぁああああああああああ~~~~~~ッッ!!」」」」」
覚醒した私の前に、並み居る巨乳たちが悲鳴をあげるのでした。
亞莎「あっ、一刀様!明命てば、蓮華様にだけは胸だけじゃなく お尻にも むしゃぶりついてますよ!」
一刀「さすが明命、違いのわかる女だ」
終劇
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……このお話は、前作『オリキャラ恋姫』のラストにヒントを受けて作られたお話です。
実質、前回のラストの続きという形をとっていますが、主役は完全に明命です。
なお、前回に引き続きオリキャラ二名も登場していますが、あくまで巨乳の頭数を増やすためのもので、ストーリーに直接関係しません。
オリキャラ嫌いな方、前作を読んでない方も、見慣れない名前が出て「ああ、巨乳の一人か」で読み進められるため、問題なく楽しめると思います。
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