No.839121

お気に入り数1000人記念 一刀君ラジオ 第一回

アキナスさん

お気に入り数1000人突破記念の、ちょっとしたおまけです

2016-03-25 23:26:26 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2679   閲覧ユーザー数:2260

「どうもみなさんお久しぶりです。本史自体はちゃんと最終回を迎えたものの、新たな外伝を連載途中でほったらかしにされ、みなさんと会うことも無くなってしまった悲劇の男、あるところにシリーズ北郷一刀です」

 

「・・・・・・どうも。現在連載中、恋姫外史医伝の主人公、北郷一刀です」

 

(まぎらわしいのであるところにの方は旧一刀、医伝の方は現一刀と表記します)

 

「今回は、TINAMIで作者が目標にしていたお気に入り数1000人突破記念ということで、この一刀ラジオにて皆様との一時を過ごさせていただきたいと思います」

 

「どうぞお付き合いください」

 

「いや~~、別の外史とはいえ自分に会う事になるとは、妙な感じですね~~。鏡見てる気分ですよ~~」

 

「・・・・・・同感だが、あんたは随分とテンションが高いな」

 

「当たり前だ!現役のお前と違ってこちとらどんだけ出番が無かったと思ってるんだ!連載再開があるかどうかも分からないんだ!出たときくらいテンション上げなくてどうする!!」

 

テーブルを叩く旧一刀。

 

「分かった。分かったから番組を進めよう」

 

「ふ~~、そうだな。では・・・・・・このラジオではこちらに用意した箱の中から、お題を書いた紙を取り出してそのお題について語り合います。ではさっそく・・・・・・これだ!」

 

箱に手を入れ、一枚の折りたたんだ紙切れを取り出す旧一刀。

 

「何て書いてあるんだ?」

 

「え~~と・・・・・・紫苑だな」

 

「おい。そのお題は俺には語り合えないぞ?まだ会ってないんだから・・・・・・」

 

「なら資料を用意させよう」

 

間を置かず、現一刀の前に資料が出された。

 

「どれどれ・・・・・・巨乳・・・・・・子持ち未亡人?」

 

「それだ」

 

「どれだ?」

 

「俺が紫苑に関して言いたいのは、紫苑は未亡人であって未亡人ではない・・・・・・という事だ」

 

「良く分からないんだが・・・・・・」

 

「なら説明しよう。まず前置きとして、恋姫無双において、紫苑の夫はかなり老齢な叔父だったと言う話だ」

 

「ほう・・・・・・そんなに年の差があって良く娘を授かれたものだな」

 

「俺もすごいと思う。まあそれは文字通り置いておいて・・・・・・お前、未亡人と言ったらどんな女性が思い浮かぶ?」

 

「む・・・・・・一刻館の管理人さん・・・・・・かな?」

 

「そう!そういうことだ!未亡人の恋愛系マンガなどでは、死んだ夫の事を想いながらも新しい男に惹かれ、その狭間で揺れ動く複雑な女心が描写されていることが多い。そしてそれこそが未亡人と言うキャラ付けの最も重要な部分とも言えるだろう!しかし、紫苑の場合はどうか?そのような迷いを見せる振る舞いをしていただろうか?」

 

「・・・・・・特殊な夫婦関係だったようだし、迷いが少なくても仕方無いんじゃないのか?」

 

「だとしても、未亡人と言う設定を生かすのならその辺りを掘り下げなければ設定の意味が無いじゃないか!あえて言おう!紫苑は未亡人キャラを名乗るには未熟であると!!」

 

「別にそれは紫苑のせいじゃないだろう」

 

「だが、これが真実だ。紫苑から未亡人を取ると子持ち巨乳。しかし、巨乳キャラは恋姫世界において更に上が存在する。それも取ると紫苑には何が残る?」

 

「・・・・・・子持ち?」

 

「そう!子持ち!璃々ちゃんの存在だ!つまり紫苑のアイデンティティは璃々ちゃんの母である!この一言に尽きるんだ!!」

 

「まるで紫苑の方がおまけみたいな言い方だな」

 

「あながち間違いではないな。璃々ちゃんの方が単体としてはよっぽどキャラが立っている。しっかり者で、恋姫世界ただ一人の真性幼女!神聖不可侵の存在!彼女こそが真のヒロインと言っても過言ではあるまい!!」

 

「凄い力説だな。お前・・・・・・ロ○コン?」

 

「そう言うわけじゃない。まあ結論から言えば、紫苑は未亡人と言うより元人妻と言うあたりがキャラ付けとしては合ってる気がする。そして、真以降年齢層高めのナイスバディなキャラが紫苑以外にも出てきたわけだし、彼女の飛びぬけた点は本当に璃々ちゃんくらい・・・・・・と言うことだ」

 

「ふうん・・・・・・」

 

「さて、話す事も無くなったので今回はここまでとさせていただきます。みなさんご静聴ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう」

 

「・・・・・・それじゃあ」

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

「あ~~、終わった終わった。さて、帰って飯でも・・・・・・」

 

 

 

 

「ご・しゅ・じ・ん・さ・ま?」

 

 

 

 

「あ、あら紫苑さん。いらしてたんですか?」

 

 

 

 

「ええ」

 

 

 

 

「もしかして今の放送・・・・・・」

 

 

 

 

「全部聞いてましたよ。私はおまけだと思われていたんですね」

 

 

 

 

 

背負っている怒気とは真逆の柔らかな笑みを旧一刀に向ける紫苑。

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

 

旧一刀は現一刀に視線で救いを求めた。

 

 

 

 

 

「自業自得だ。まあ、生きていたなら治療してやるよ」

 

 

 

 

 

旧一刀は絶望した。

 

 

 

 

 

「ご主人様。覚悟はよろしくて?」

 

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

 

 

もはや万策尽き果てた旧一刀。

 

 

 

 

 

 

久しぶりの出番で調子に乗りすぎた代償は

 

 

 

 

 

あまりにも大きかった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも、アキナスです。

 

まさか1000の大台を超えるとは書き始めた頃には想像もしていませんでした。

 

更新がまばらになっているにもかかわらず、いまだに読んでくださっている皆様、応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます。

 

そして新たに読み始めてくださった皆様も、これからもどうぞよろしくお願いします。

 

第二回は、何の記念で書こうかなあ・・・・・・

 

 

 

 

 


 
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