No.83064

七夕の恋姫たち

ぴかさん

七夕という事で、それを舞台にした物語を書きたくて書いてみました。

現代を舞台にしているので、一部キャラの一刀への呼び方が原作とは異なっています。

結構勢いで書いているので、おかしな部分とかあるかもしれません。

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2009-07-07 23:09:47 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:11764   閲覧ユーザー数:9220

七夕・・・

 

昔から、織姫と彦星はこの日にしか会えないと言われている。

そして、人々は笹を飾り、そこに願い事を書いた短冊を吊して願うという日だ。

一刀にとっては当たり前のイベントなのだが、彼女達にしてみればその全てが見慣れぬモノだった。

 

そう、今から一週間前に事は始まった。

 

 

その日は、鈴々達ちびっ子軍団+αと一緒に買い物をしていた。

 

鈴々「ねぇ、お兄ちゃん。あれは何なのだー?」

 

そう言って鈴々が指さす先に笹が飾られていた。

それには様々な装飾と共に短冊も飾られていた。

 

一刀「ああ、あれは七夕の飾りだよ。」

鈴々「たなばた?」

朱里「一刀さん、たなばたって何ですか?」

 

質問をしてきた朱里を始め、雛里や月に詠、恋に音々音、璃々も聞き慣れない言葉に興味津々の様子だった。

一刀は色々と思い出しながら話した。

 

一刀「七夕って言うのは、織姫と彦星が一年で一度だけ会える日だよ。」

朱里「えー!!」

月「かわいそう・・・。」

 

一年に一度しか会えないというフレーズにみんな衝撃を受けたようだ。

なんでそんな事にと自分達で議論を交わしている。

こんな様子を見ていると、やっぱり武官文官達なんだなと改めて感じる一刀であったが、このまま議論を続けさせても結論など出るはずはないので、真相を話すことにした。

 

一刀「昔話なんだけどさ。」

 

そう前置きをして、以前調べた七夕の事について話し始めた。

 

一刀「昔、織姫と彦星という働き者の男女がいた。その男女が結婚することになったんだけど、結婚した途端2人とも働かなくなった。怒った神様は2人を天の川で隔てるように引き離した。そして、年一回七夕の時にだけ会えるようになったというわけなんだ。」

 

若干脚色をしているが、大筋は間違っていないと一刀は思った。

その一刀の話を聞いたみんなの反応は様々だった。

 

雛里「それで、一刀さん・・・。それとこの笹はどんな関係があるんですか?」

 

雛里の指摘に一刀はうーんと唸りながら話した。

 

一刀「いや、俺もそれは知らないんだ。」

詠「何よ、偉そうに話していた割には大したこと無いわね!!」

月「詠ちゃん、そんなこと言っちゃダメだよ。」

詠「ふん。」

 

詠の相変わらずの様子に、月はオロオロとしている。

そんな様子にみんなが笑い出したが、次の一刀の発言に驚く。

 

一刀「それでね、短冊に願い事を書いて笹に吊すとその願いが叶うといわれているんだよ。」

皆「!?」

 

願い事・・・。

その言葉に反応するみんな。

 

鈴々「お兄ちゃん!!願い事って何でもいいのか?」

一刀「そうだなぁ。特にこれはダメって話は聞いたこと無いなぁ。」

鈴々「本当かー!!じゃあ、鈴々は美味しいモノをいっぱい食べたいってお願いしようー!!」

 

この鈴々の発言を皮切りにそれぞれが話しだす。

 

朱里「はわわ・・・。雛里ちゃん、願い事だって。」

雛里「あわわ・・・。」

月「詠ちゃん、どうしよう?」

詠「どうせ、迷信でしょ。」

恋「・・・、願い事・・・。」

音々音「ねねは恋殿と一緒がいいですぞー!!」

 

それぞれに口に出すが、璃々の願いでその場の空気が代わった。

 

璃々「璃々はお兄ちゃんのお嫁さんをお願いするー。」

一刀「あはは・・・、ありがとう璃々ちゃん。」

 

そう言って璃々の頭を撫でる一刀。

これが追い打ちをかけた。

 

鈴々「鈴々もお兄ちゃんに撫でられたいー。」

朱里「お嫁さん・・・。」

雛里「いいかも・・・。」

月「お嫁さんかぁ~。」

詠「ゆえ~。何想像してるのよぉ~。」

恋「・・・恋もお嫁さんがいい。」

音々音「恋殿~。」

 

それぞれの反応を見て、一刀はしまったと思ったが後の祭りだった。

この後、微妙な雰囲気のまま買い物は続き、何事もなく別れた。

 

 

その日の夜、一刀が部屋でくつろいでいるとノックをする音がした。

 

??「一刀、いるかしら?」

一刀「華琳か。いるよ、開いてるから入ってきて。」

 

そう言って華琳を促し、部屋の中へと招き入れる。

華琳は、一刀の横に座る。

風呂上がりなのだろうか、艶っぽい雰囲気と共にシャンプーのいい香りが一刀の鼻腔をくすぐった。

 

一刀「で、何か用事なの?」

華琳「用事がないと、あなたに会いに来ちゃダメかしら?」

一刀「そんな事はないけどさぁ。」

 

華琳の色っぽさに一刀の理性は正直限界状態だった。

華琳は、それが分かっていてわざと誘うような仕草をする。

しばらく一刀を弄んだ後、本題に入った。

 

華琳「今日、桃香から聞いたのだけれど・・・。」

一刀「何を?」

華琳「七夕って何?」

一刀「七夕ね・・・。」

 

一刀は何となく予想が付いていた。

鈴々達が黙っているはずもなく、それが桃香の元にいきそこから華琳にいったのだろう。

 

一刀「華琳はなんて聞いているの?」

華琳「一刀の嫁になるとか何とか・・・。」

一刀「やっぱりそうか・・・。」

 

一刀はやれやれと溜息を吐き、華琳に七夕の説明をした。

 

華琳「なるほどね・・・。その願い事が一刀の嫁というわけね。」

一刀「ああ、そういう事だ。」

 

華琳は、しばらく腕組みした後話しだした。

 

華琳「なら、我々魏もその勝負に参戦しないわけにはいかないわね。」

一刀「勝負ってなんだよ。」

華琳「もちろん、誰が一刀の嫁になるかっていう勝負よ。」

 

そう言って体を寄せてくる華琳。

一刀も雰囲気を感じ取り華琳を抱き寄せる。

そして、キスを交わそうとすると、華琳の手がそれを遮った。

 

華琳「この続きは勝負に勝ってからね。」

 

そう言って立ち上がる華琳。

生殺し状態の一刀にとってはしんどかったが、まあ仕方がないかという気持ちだった。

と、ここで自分の手の下に、沙和が置いていったファッション雑誌があるのに気付いた。

 

華琳「それじゃ、また。」

 

そう言って部屋を出ようとする華琳を一刀が呼び止めた。

 

華琳「なに?」

一刀「これを着てみたらどうだろう。」

 

そう言って一刀はさっき拾ったファッション雑誌のあるページを開けて華琳に見せていた。

それは、浴衣の特集ページだったのだが、華琳はそれに興味を示した。

 

華琳「一刀、これは?」

一刀「これは、浴衣といってこの時期にはよく着るモノなんだ。七夕の雰囲気にも合うと思うんだけど。」

 

華琳は雑誌の内容を食い入るように見る。

そして・・・

 

華琳「そうね、考えておくわ。」

一刀「あっ。なら、さっきの勝負の話だけど浴衣が一番似合う子が勝利って事でどうだろう?」

 

一刀の提案に華琳は少し考えた。

 

華琳「それがいいわね。それじゃ、当日を楽しみにね。おやすみ、一刀。」

 

そう言ってさわやかな香りを残し華琳は立ち去っていった。

 

一刀は、どさくさ紛れに華琳達に浴衣を勧められて喜んでいた。

いつか着せてみてみたいと思っていたが、そのシチュエーションはなかなかなかった。

それがこの七夕で実現する。

そう思うと、先ほどの生殺し状態もケロッと忘れてしまった。

 

 

そうしているうちにもう1人来客が訪れた。

 

??「一刀、いるー?」

一刀「雪蓮か・・・。開いているから入ってきていいよ。」

 

一刀がそう言うと、長身の女性が入ってきた。

呉王孫策こと雪蓮である。

雪蓮は、部屋の中に入ると一刀の横に座った。

と、ここで違和感に気付く。

 

雪蓮「あら、なんだかいい香りがするわね。」

一刀「ああ、さっきまで華琳がいたからね。」

雪蓮「ふーん、こんな時間に二人っきりって怪しいわね。」

一刀「怪しいってなぁ。」

 

今の俺達もそうだぞと続けたいところであるが、声には出さなかった。

 

雪蓮「まあ、いいわ。今日は一刀に聞きたいことがあるんだけど?」

一刀「なに?」

 

何が聞きたいかは察しが付いたがあえて問わないことにした。

 

雪蓮「七夕の事なんだけど・・・。」

一刀「七夕がどうしたの?」

雪蓮「七夕だと一刀と結婚できるらしいわね。」

一刀「なんだ、それ。」

雪蓮「えっ、違うの?」

一刀「違うよ。」

 

そう言って七夕の事を説明した。

 

雪蓮「なんだー。小蓮が一刀と結婚とか言うからてっきり・・・。」

一刀「結婚なんか出来るわけないだろ。」

雪蓮「それもそうね。でも、七夕はみんなで何かしましょう。」

一刀「そうだな。」

雪蓮「そうと決まればさっそく・・・、あれ、これは?」

 

雪蓮が見つけたのは、さきほど華琳が食い入るように見てたファッション雑誌である。

この時、一刀はピンときた。

 

一刀「そうだ。この浴衣を雪蓮達も着てみたらどうかな?」

雪蓮「これ?」

一刀「さっき華琳にも見せて着るような事をいってたから。」

雪蓮「華琳が?だったら私達も着ないわけにはいかないわね。」

 

そう言って勢いよく立ち上がる雪蓮。

 

雪蓮「ありがとう、一刀。おやすみ。」

 

そう言って投げキッスをして帰る雪蓮であった。

 

華琳達だけでなく雪蓮達も浴衣を着てくれそうだ。

一刀は、雪蓮達が浴衣を着ている姿を想像して鼻の下を伸ばしていた。

だが、すぐにキリッとした表情に戻った。

 

一刀「華琳達、雪蓮達ときたら次は・・・。」

 

そう言ってファッション雑誌を鞄に詰め込んだ。

もちろん、桃香に見せるためである。

 

 

翌日の昼休み。

珍しく一刀の元に誰も来ず、気兼ねなく桃香の元に行く事が出来た。

 

一刀「桃香!!」

桃香「あっ、一刀さん!!」

 

一刀が呼ぶと、桃香はクラスメイト達との談笑をそこそこに一刀の方に来た。

 

桃香「なに?」

一刀「ちょっといいかな。」

桃香「いいよ。」

 

そう言って2人で校舎内のベンチに腰掛ける。

最初にうちはこうしているだけで色々ひやかされたモノだが、これだけの期間が過ぎるとそう言う者もいなくなっていた。

 

桃香「それで、なに?」

一刀「七夕の事なんだけどさ・・・。」

桃香「そう、聞いたわよ。なんだか一刀さんのお嫁さんになるとかどうとか。」

一刀「それはさぁ・・・。」

 

勘違いしていると思われる桃香に七夕の事を説明する一刀。

桃香はその説明で納得した。

 

桃香「そうだったの。朱里ちゃんや雛里ちゃんがお嫁さんって言っていたからてっきり・・・。」

一刀「あはは・・・。」

 

2人でしばらく笑っていた。

 

一刀「それでね。七夕に何かしようかって話を雪蓮としたんだけど・・・。」

桃香「いいね、それー!!楽しいことしようよ。」

一刀「ああ。それでね、桃香達にこれを着てもらいたいんだけど・・・。」

桃香「なに?」

 

そう言って一刀の出したファッション雑誌を見る。

 

桃香「これ可愛いね。」

一刀「浴衣って言うんだけどね。華琳達や雪蓮達も着るみたいだから、桃香達もどうかなって。」

桃香「うん。私も着てみたいから、みんなに話してみるね。」

一刀「ああ、楽しみにしているよ。」

 

そうして昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。

 

桃香「それじゃ、戻るね。」

一刀「ああ。」

 

手を振り桃香を見送る一刀は、心の中でガッツポーズをしていた。

 

 

七夕当日。

この日は、この時期では珍しく雲一つない快晴の空だった。

天気予報によると、夜までこのままのようだった。

絶好の七夕パーティー日和だった。

 

会場は、理事長の好意により学園の屋上を使わせてもらうことになった。

一応、参加者は一刀とあちらの世界から来た者達限定という事になっていた。

及川は文句を言っていたが、一刀は無視することにした。

 

そして、夜になった。

会場には、魏、呉、蜀の面々が次々と到着していた。

さらには・・・

 

美羽「七乃ー、ここでなにがあるのじゃ?」

七乃「お嬢様。パーティーだそうですよ。」

美羽「なんじゃと!!ちゃんと蜂蜜水はあるんじゃろうな?」

七乃「もちろん、用意してありますよー。」

 

なぜか、袁術と張勲の2人も参加していた。

 

先の2人を始め、皆が浴衣を着ていた。

その状況に歓喜状態の一刀。

浴衣を着ている皆を褒め、頬を赤くする者、あんたの為じゃないんだからと反論する者など様々だった。

そして、皆で乾杯をする。

料理などはそれぞれが適当に持ち寄り、テーブルに並べただけの立食パーティー形式で行っていた。

 

華琳「懐かしいわね。」

桃香「何がです?」

華琳「こうやって、パーティーをしたものよ。」

 

そう、華琳が大陸を統一し、三国平和の式典の際にはこうやって立食パーティーを行っていた。

この世界でもそれが出来る。

そう思うと、それだけで平和だなぁと感じることが出来た。

しばらく雑談をしていたが、ある事に気付いた者がいた。

 

星「おや、一刀殿が見あたらないぞ。」

 

星の発言に、皆が周りを見渡す。

確かに一刀の姿はそこにはなかった。

 

春蘭「北郷の奴はどこに行ったんだ?」

霞「うちらを置いてどっか行くなんてなぁ。」

 

何気なく言った霞の発言に、魏の者達のテンションが下がってしまった。

空気が悪くなった事を察した者達が話しだす。

 

穏「一刀さんが私達を置いてどこかに行ったりはしませんよぉ~。」

麗羽「そうですわ!!」

 

穏や麗羽をはじめとする他の者達に慰められる魏の面々。

 

華琳「全く、麗羽に慰められるとは思わなかったわ。」

麗羽「何ですってー!!」

猪々子「麗羽さま、抑えて。」

斗詩「そうですよ。」

麗羽「まあ、いいですわ。こんな貧相な人の相手なんてするだけ無駄ですわ。」

 

そう言って胸元を強調する麗羽。

確かに、華琳に足りないものがそこにはあった。

 

華琳「なんですって!!」

麗羽「やりますのー!!」

 

そう言ってにらみ合う華琳と麗羽。

周りは、その状況にさらに悪化するのを抑えることで精一杯だった。

と、そこに一刀が戻ってきた。

 

 

一刀「ごめーん。これを忘れて・・・ってどうしたの?」

華琳・麗羽「何でもないわ(ありませんわ)」

一刀「そっか。まあいいや。七夕といえばこれ。」

 

一刀は大きな笹を持ってきた。

そして、もう片方の手には短冊が握りしめられている。

 

一刀「さあ、みんなで願い事を書いて吊そう。」

 

一刀の言葉に一斉に願い事を書き出した。

そして、各々吊していく。

吊す場所でも諍いが起きたが、そこは公平にじゃんけんで雌雄を決した。

みんなが短冊を吊し終わった後、一刀はそれを壁に立てかけ空を指さす。

そこには綺麗な天の川があった。

 

桃香「きれい・・・。」

 

皆がうっとりと眺めていると華琳が話しかけてきた。

 

華琳「ところで、一刀。勝負はどうなったの?」

雪蓮「勝負?」

桃香「華琳さん、勝負って何です?」

 

一刀がギクッとする。

 

華琳「誰が一刀の嫁になるかの勝負よ。」

雪蓮「なにそれ?聞いてないわよ。」

桃香「私も。どういう事なんですか?」

一刀「いや、あれは華琳が勝手に・・・。」

 

この言葉に華琳のこめかみがピクッとする。

 

華琳「確か、浴衣が一番似合う子が一刀の嫁・・・、そう私聞いたのだけれど?」

一刀「いや・・・、あれはノリでっていうか・・・、なんというか・・・。」

雪蓮「ちょっと、私そんなこと聞いていないのだけれど?」

桃香「私もですよー。どうなっているんですか、一刀さん!!」

 

口調はやんわりだが、明らかに怒りの雰囲気を醸し出す雪蓮と桃香。

魏王と呉王と蜀王に責められ、一刀はまさに蛇に睨まれた蛙状態だった。

と、ここでこの争いに参戦する者が現れた。

 

真桜「それならうちら魏の勝利や。これだけ華のあるメンバーはおらへんで。」

 

そう言って、魏の他のメンバーを促す真桜。

まさに百花繚乱の様相を呈していた。

だが、ここでそれに反論する者が現れた。

 

星「それを言うなら我々蜀もそうだ。ロリから熟女まで色々揃っておるぞ。」

愛紗「おい、星・・・。」

鈴々「ロリってなんなのだ?」

紫苑「熟女って・・・。」

桔梗「わしらの事かのぉ。」

 

確かにロリから熟女、猫耳に無口ちゃんにツンデレと、バラエティーというなら蜀だろう。

だが、星のこの発言は、身内に敵を作ってしまい、星は平謝りをする羽目になってしまった。

それを横目に見ながらもう一つの勢力が名乗りを上げた。

 

小蓮「それなら私達呉よ。もう既成事実もあるしね。」

 

そう言って該当の6人を見る小蓮。

確かに、呉には孫登、甘述、陸延、黄柄、呂琮、周卲という一刀の娘達がいる。

そう言う意味ではもうすでに一刀の嫁と言ってもおかしくはなかった。

 

華琳「さあ、誰が勝利したの?」

雪蓮「もちろん、私よね?」

桃香「いいえ、私ですよね?」

一刀「あ・・・、いや・・・。」

 

それぞれの紹介など気にせず、華琳達はまだ一刀を責めていた。

と、ここで空気の読めない者が名乗り出た。

 

美羽「なんだか分からんが、妾が一番じゃ!!」

七乃「そうですよ!!お嬢様が一番です!!」

美羽「そうじゃろ!!」

華琳・雪蓮・桃香「あんたらは黙って!!」

 

3人の矛先が美羽達に移り、シュンとなってしまう2人。

その瞬間を逃さず、一刀はその場を逃げ出した。

 

華琳「あっ、逃げるわよ。この曹孟徳から逃げられると思うのかしら?」

雪蓮「逃さないわよ。冥琳、回り込んで!!」

桃香「愛紗ちゃん、鈴々ちゃん。一刀さんを捕まえて!!」

 

3人だけでなく、他のメンバーを巻き込んだ壮大な鬼ごっこが始まってしまった。

参加する者も、参加していない者も笑顔で、平和な情景がそこには展開されていた。

ただ、美羽と七乃だけは震えたまましばらく動けなかったという・・・。

 

 

あとがき

 

七夕の話、いかがでしたでしょうか?

恋姫メンバーは浴衣が似合うと思うのですが、どうでしょう?

公式とかでそう言った絵があるのか分かりませんが、見てみたいですねぇ。

 

という事で、七夕というよりは浴衣萌えな一刀君を書いている感じになっちゃってます。

七夕の短冊には、一刀の嫁と書く子はたくさんいるんじゃないかなぁ。

 

この世界は今まで書いていた世界とは別のつもりで書きました。

といっても現代に来てしまっているという段階で何が違うのかと言われると反論できませんが・・・。

 

あと、美羽ファンの皆さん、ごめんなさい<m(__)m>

 

脱線はこれくらいにして、次は今までの続きを書く予定です。

 

今回もご覧いただきありがとうございました。


 
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