No.815721

【サイバ】落日の決斗【交流】

古淵工機さん

何が起こるかなんてわかったもんじゃない。

■出演
おれな:http://www.tinami.com/view/763746
光太郎:http://www.tinami.com/view/789157

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2015-11-25 21:26:02 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:705   閲覧ユーザー数:684

ここは西部開拓時代のアメリカ…。

二人の男が、小さな村の通りで背中を合わせて立っている。

一人は黒ヒゲを蓄えた鷲鼻の、いかにも悪人面したヒューマンの男。

もう一人は金髪の、いかにも保安官らしいやはりヒューマンの男だ。

 

「ルールはわかってるよな?…ここから10歩歩け。10歩歩いたら振り向きざまに…」

「フン、ルールぐらいわかってらァ。さっさと始めようぜ」

両者、ピースメーカーを構え1歩、また1歩と足を進めていく。

(5…6…7…)

(8…9…)

 

「「…ッ!」」

両者同時に振り向き、トリガーを引こうとしたその時だ!!

「わほー!」

「げっ!?」

突然、悪人面した男の上にどこからともなくタヌキの少女が落ちてきた!!

 

「な、何が起きてるんだ…!?」

「ありゃ?ここどこ?もしかして西部開拓時代のアメリカ?」

その少女はきょとんとしたまま辺りを見回している…。

 

「…こ、このアマぁ!よくもジャマしやがって!」

「え!?あれ!?あれ!?」

「いいか!大人しくしろマディソン!銃を捨てねえとこの女をぶっ殺す!!」

「ビアード!貴様…卑怯な真似を!!」

あろうことか少女を人質に取る、ビアードと呼ばれたヒゲの男。だが…!

「ぎゃーぁっ!!」

「あ、あれ!?」

「…ちょっと待て、俺は撃ってないぞ!?」

 

「うおーっ!マディソンだ!マディソンが勝ったぞ!!」

「待て!俺は撃って…」

「いや、あんたに違いない!人質を避けて撃つなんてアンタ天才だ!!」

「は、ははは…(そういうことにしておこうか)」

マディソンと呼ばれた保安官はどこか、照れくさそうだった。

…2015年、北岡光太郎の家。

「というわけで、西部開拓時代の決闘を見てきちゃったの!人質にされた時はどうなるかと思ったけど…」

「ひ、人質!?だ、大丈夫だったのおれなちゃん!!」

「大丈夫だよ。なんか知らないけど犯人が勝手に倒れちゃってw」

…同じく2015年、天空市内の射撃演習場。

「…な、やっぱりお前には射撃は無理なんだよ」

「うん、リュウイチ兄ちゃん…」


 
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