雪天小学校3年1組、放課後。

「ねぇねぇ！これ見てこれっ！！」

クレア・パンテーラが、ステラ・レオーネと一緒にチラシを持って現れた。

「えーなになに…『天空市グルメフェスティバル？』」

「『天空市を代表する有名店が一堂に会する大イベント』ですって唯ちゃん！」

「これは参加しないわけにいかないでしょ和美ちゃん！！」

真っ先に食いついたのは北城唯、今河和美、今河雪歩の3人。

「ちょっと待った！その祭りあたしも参加させてもらうぜ！」

「そー言って冥子ちゃん、お店の人に迷惑かけるんじゃないわよ？」

「いーや！純粋にメシ食うだけだ！！」

隣で漫才を繰り広げるのは、出門冥子と由愛カナエルだ。

「あたしも行くがぅ！おいしいものがいっぱい食べられるなんて幸せがぅｗ」

「おしっ！あたしたちもグルメフェスタ制覇するわよユーニス！」

「ダテにアメリカでバカ食いしてないからね！！」

と、尼崎理瀬、ユーニス・エヴァンス、キャスリン、ゲイル。

「もちろんボクも行くよー！」

「もちろんわたしも！」

と、伏見詩穂、歌穂の二人。

「ノパルス君は？」

「う～ん、せっかくだから行こうかな…」

ステラの誘いに、のんびりながらも応えるノパルス・ハイメリア。

「あら、みんな何話してるの？」

「あ、先生」

忘れ物を取りに戻ってきた担任の白金麻衣香が、ステラとクレアに声をかける。

「実はこのお祭りに行こうって話してたんだよね」

「ねぇ、先生も行きませんか？」

「そうね。実はこう見えても鉄板焼きとか屋台メシとかって大好きなのよｗ」

「おおっとぉ、先生が参加したかあ」

「こりゃ負けられないわね雪歩！」

「おおう！ここで負けちゃあ大食いトリオの名が廃るぜ！」

「名が廃るって…」

ともあれ、グルメフェスティバルに向け、妙に熱くなる3年1組なのであった。