No.805857

2体の魔神皇帝IN艦これ

HIBIKIさん

今回は意外と早く書けました。

2015-10-02 19:35:28 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1260   閲覧ユーザー数:1223

『今日は俺が?』

 

「建造だけだけどね。お願いね」

 

一夏(マジンカイザーSKL)は昴に呼ばれて司令室に出向いてみれば吹雪が

数日前行なった建造を自分にもやってほしいとの事。

ドッグに向かい、二つの建造機に投入する資材の数値を入力し、建造を開始する。

 

「ボーキ以外ALL50でやってみたが・・・誰が来るのやら・・・」

 

そして建造機から出てきたのは・・・

 

「白露型二番艦の時雨だよ」

 

「夕立は白露型四番艦ぽい?」

 

『どっちだよ・・・』

 

二人は一夏(マジンカイザーSKL)をみて一瞬硬まると・・・。

 

「「ロボットが喋ったァァァァァァァァァァァ!?」」

 

『またかよ・・・』

 

文月に続いてただ喋っただけで驚かれるので溜め息が出てしまった一夏だった。

昴に報告がてら合わせると一夏は二人の教育係にされてしまった。

 

『いやだからなんで訓練担当が俺なんだよ・・・』

 

「だってさ、やっぱり懐かれてるんだもん」

 

『それ理由になるのか・・・?』

 

「二人もそのほうが良いよね♪?」

 

「「うん/ぽい!」」

 

『知らんぞ俺・・・』

 

この時昴は一夏の訓練がとても厳しいと言われた大和、武蔵以上に厳しいとは知らずに二人を任せた為に

完全に一夏に感化されてしまうとは微塵も想わなかったのだった。

射撃(砲撃?)訓練・・・

 

『甘い!!もっとよく狙え!!!』

 

「ぽい~!?」

 

「うわぁぁぁぁ!?」

 

『余所見してるとペイントでベトベトになるぞ!!』

 

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!←ブレストリガー連射

 

「如何避けろっていうのさ兄さん!?フピャ!?」

 

『自分で考えろ!』

 

「一寸どころか相当きついっぽい!!ぽにゃ!?」

 

超高速で海面すれすれを飛びまわる一夏(マジンカイザーSKL)にペイント弾を命中させる訓練だったが

逆にペイントまみれになってしまった夕立と時雨。

 

雷撃訓練・・・

 

前方に敵艦に見立てた標的があり、魚雷を命中させる訓練だが・・・

 

「より取り見取りっぽい?」

 

「いくよ!」

 

『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!』

 

ブレストリガーで魚雷を全て打ち抜いた一夏。

 

「艦長それやり過ぎ・・・」

 

「あれはないわ~・・・」

 

吹雪と瑞鶴も苦笑いするしかない程手加減を加えない一夏。地味に反撃までしている。

しかし砲撃訓練で慣れてきていたのか動きに無駄がなくなっており、

制限時間ギリギリになってしまったが魚雷を命中させる事ができた二人だった。

 

『俺のリロードのタイミングを狙ったか。よくやったな』

 

「「えへへ♪」」

 

誉められてとても嬉しそうな二人。

 

 

近接戦闘訓練・・・

 

「艦なのに近接戦闘って・・・」

 

「でも覚えておいて損じゃないっぽい」

 

『まぁこっちは最初は簡単な事からしかやらないけどな』

 

その日、訓練を頑張ったご褒美として一夏が料理の腕を振るい、夕立と時雨は翌日以降も

疲労の色が見えず、キラキラしていたとか。

 

数日後・・・

 

『夕立は砲撃より雷撃、近接戦闘に適正があるな。時雨は砲撃と簡単な接近戦か。

 なんか俺の戦い方を二人が分担しているような気もするが・・・』

 

吹雪や瑞鶴、曙も途中から訓練に自主参加し、半月で瑞鶴は改G吹雪は改Z、夕立、時雨は改二、曙は改となった。

ただし、吹雪と瑞鶴の改装に使った資源の量で昴が泣いたが一夏がポケットマネーでその分の資源を

調達してたので資材枯渇の危機はあっさりと去ったのだった。

5人の改装後、司令室・・・

 

「改Z?改G?夕立と時雨の改二や曙ちゃんの改ならわかるけど・・・」

 

『あぁ。妖精さんによると俺が吹雪にマジンガーZ、瑞鶴にグレートマジンガーを置きっ放しにしていたから

 改装と同時に同化してあいつ等も艦娘でありながらマジンガーにもなったって訳みたいだ』

 

「置きっぱなしって・・・スロットに?」

 

『あぁ。ずっと持ってると混乱してメンドイから』

 

昴は悪びれもせずに面倒と言い放った一夏に溜め息をついてしまった。

 

「そんでもって要するに?」

 

『あの二人は艦娘でありながらマジンガーの操縦者でもあるって事なのか?』

 

「何で疑問系!?」

 

『心配すんな。俺も理由はよく分かってないが艦娘の艤装の一つとしてマジンガーが追加されただけだ』

 

さらに溜め息をついてしまう昴。頭が痛くて仕方が無いようだ。

 

「それと夕立と時雨と曙ちゃんの新たな装備なんだけど・・・」

 

夕立、時雨、曙は自分を指差して首を傾ける。

 

「通常装備に加えて第4スロットが開放されるわ、装甲値は異常に上がっているわ

 夕立は牙斬刀、時雨はブレストリガー、曙ちゃんはルストストリームが固定装備に追加されて

 外せないっていったい如何いう・・・」

 

『其処は俺にも分からん(因果律兵器のせいか?)』

 

「う~ん多分兄さんに影響されたからっぽい?」

 

「僕もそう思う」

 

「私も同じ・・・」

 

昴の持っている夕立、時雨、曙の新たな装備、牙斬刀、ブレストリガー、ルストストリームの資料には・・・

 

牙斬刀・・・近接戦闘可能+装甲値+40

      攻撃力は昼戦時は砲撃+雷撃値と大体同じ。

      夜戦時はさらに威力が1.3倍

      射程:極短

 

ブレストリガー・・・砲撃火力+30 対空+30 対潜+20

          この装備での攻撃時のみ、敵の装甲半減。

          ソナーとの組み合わせで雷撃の無効化も可能。

          近接戦闘も可能だが成功確立は現在の時雨では60%程

          ただし、訓練を重ねれば100に近付くことも可能)

          

          近接戦闘時の攻撃力は昼戦夜戦時共に

          砲撃×0.7+雷撃×0.5の数値(計算後の小数点以下は切捨て)。

          マジンカイザーSKLのブレストリガーの様に

          合体変形は不可能。

          射程:中

 

ルストストリーム・・・攻撃火力+20、対潜+2、対空+???(しかしブレストリガーより数値は上)

           発生確率はほぼ100だが艦娘のLvとコンディションにより上下

           敵艦載機を撃破(撃ちもらす事も)と同時に敵全体にダメージ、さらに敵装甲値を30%減

           射程:最長

 

 

となっている。

 

「いろんな意味でチートだからねこれ!?

 牙斬刀はデメリットなんてないし装甲値まで上昇するの!?

 ブレストリガーは雷撃の無効化まで!?

 火力も対空も凄いあがるし近接戦闘は失敗もあるとはいえ可能って!?

 ルストストリームもかなりの威力だよ!?対潜値も僅かながらあるし!?

 というかどの装備も無茶苦茶強力な割りにデメリット少なすぎない!?」

 

『俺に言われてもなぁ・・・まぁSKLの装備だし・・・』

 

「もう・・・第4艦隊の艦隊名『地獄艦隊』にしていっくんを旗艦?にして

 吹雪ちゃん、瑞鶴に夕立、時雨、曙ちゃんに所属してもらおうかな・・・」

 

『元帥がよ、俺を所属させる為に第5艦隊を作っていいってこの前の演習の後

 帰り際に言ってなかったか?俺はその話を聞いて所属するのは別にいいって言ったし・・・』

 

「あ・・・」

 

襲撃のせいですっかりと失念していたらしい。

 

「じゃ、じゃあ第5艦隊にさっき言ったいっくん含めた6人に所属してもらうね」

 

『俺達に命令できるのは元帥のオッサンと昴提督だけだっていう約束も取り付けたから横槍もない。

 かなり自由度の高い艦隊になると思う・・・・・・・・・多分。特殊な任務も有るけどな。

 後、睦月と文月、叢雲が候補生に上がってる』

 

「はちゃめちゃだよいっくん。しかも候補生駆逐艦の子達ばかりじゃない。

 ・・・でも皆が味方で本当によかったって思えるよ・・・」

 

「私もこんな艦隊相手にしたくありません・・・」

 

「同感だ」

 

今まで黙っていた加賀や長門も昴の言葉に頷く。

もはや一夏以外でも中盤あたりまでの大抵の海域を無傷で突破できるのでは?と言わんばかりの能力なのだ。

 

因みに一夏=マジンカイザーSKLのステータスは

 

マジンカイザーSKL (ウイングクロス時)

 

種別:マジンガー

 

SKLの???は艦これの世界では測定不能か不明。

耐久:10000~???

砲撃:200~???

狙撃:???

射撃:???

近接:???

雷撃:0~???

対空:150~???

対潜:110~???

対雷:20~???

装甲:2000~???

回避:150~???

運 :30以上(変化可能)

 

射程:短、中、長~???

   雷撃無効

   光子力バリア、サンダーフィールド装備

 

武装:牙斬刀、ブレストリガー、ルストストリーム、トルネードクラッシャーパンチ

   トールハンマーブレーカー、インフェルノブラスター、インフェルノギガブラスター

   SKL-RR、カイザーノヴァ、光子銃、重力サーベル他多数・・・

 

と殆ど分かっていないが途轍もない高性能で武装も豊富である事は確かである。

さらに用途によってか艦載機扱いも可能など・・・

 

「まぁ先ずは第一艦隊と演習してみようか・・・今回は一寸ルールを設定するね。

 攻撃手順としてまず航空機攻撃、先制雷撃、砲撃、砲撃二順目、雷撃、そして夜戦突入で

 砲撃、雷撃。砲撃可能な順番は一巡目は射程の長い子から交互に。

 二順目は艦隊の先頭からで。ただし二巡目は戦艦がどちらかの艦隊に一隻でも居た場合可能ね。

 近接戦闘は危険だから今回は無しにして・・・」

 

『了解だ』

 

第一艦隊メンバー

長門改、扶桑改二、加賀改、赤城改、神通改二、伊19

 

地獄艦隊メンバー

マジンカイザーSKL、吹雪改Z、夕立改二、時雨改二、瑞鶴改G、曙改

演習開始・・・

 

BGM:HEATS

 

『瑞鶴』

 

「解ってるよ艦長さん」

 

瑞鶴が偵察機と爆撃機を発艦させた。

 

『曙、出来るな?』

 

「任せなさいって」

 

曙にマジンカイザーSKLと同じ形のスリットがマスク状にさらに何故か眼帯が右目に展開される。

赤城、加賀の艦載機が迫ってきた。

 

「『ルストストリーム!!』」

 

一方第一艦隊は・・・

 

「マズイ、もう瑞鶴の艦載機達が・・・」

 

「回避行動!!」

 

爆撃は長門と扶桑が小破の被害で済んだが・・・

 

「『ルストストリーム!!』」

 

ルストストリームで艦隊全体にダメージが入り、発艦していた赤城と加賀の艦載機たちも全滅してしまった。

長門、扶桑、神通:中破

加賀、赤城:小破手前

伊19:損傷軽微

 

「魚雷、発射するの!」

 

「無駄だよ」

 

先制雷撃は時雨が迎撃したので失敗。

 

「ビックセブンを舐めるなァァ!!」

 

「続きます!!」

 

しかし長門の砲弾は一夏が狙撃して叩き落された。

 

「やらせるもんですか!!」

 

扶桑の砲弾は瑞鶴が前に出て他のメンバーを庇う。

 

「一寸無理しちゃったかな?」小破

 

さらに第一艦隊の砲撃は続く。

 

「当って下さい!」ドォン!

 

「軽巡位の砲撃なら弾いてみせるわ!!」ガン!

 

神通の砲弾は瑞鶴に命中するが超合金NZの装甲で弾かれる。

 

「今度は此方の番です!!」

 

「ソロモンの悪夢改めソロモンの魔神、見せてあげる!!」

 

「さて、何処を打ち抜かれたい?今すぐならリクエストに答えるよ?」

 

「此処で出合った不幸を呪いなさい・・・」

 

「砲撃は任せたわよ」

 

「狙い撃ちだ!潜水艦!」

 

次々と砲弾が飛んできて第一艦隊に襲いかかる。

 

「グアッ!?」大破!

 

「キャァ!?」大破手前

 

「こ、このままでは・・・」中破!

 

「一航戦の誇り・・・こんな所で失う訳には・・・」大破!

 

「何とか回避できました・・・」中破のまま

 

「海の中まで狙撃するなんて・・・」大破

 

長門、扶桑が第一艦隊に居るので砲撃の二順目が開始される。

赤城、加賀は中破以上の損傷をしているので無効化されている。

 

「大破してても!!」

 

「当って!!」

 

砲撃は一夏に命中。だが・・・

 

「豆鉄砲撃ってんじゃねぇ!!気合い入れろ!!」

 

超合金NZαは伊達ではなかった。

そして一夏は長門の第一第二砲塔を撃ち抜いて轟沈手前まで追い込んだ。

扶桑には吹雪の砲撃が命中し扶桑は大破状態になった。

 

「赤城さん覚悟するっぽい!!」

 

「きゃぁぁぁ!!」

 

「加賀さん、覚悟はいいかい?」

 

「やられてしまいました・・・」

 

赤城、加賀、両名とも轟沈判定となった。

 

「そこ!」

 

「回避行動!!」

 

曙の砲撃は神通に向って放たれたが狙われているだろうと読んだ神通は回避に成功した。

雷撃戦は神通、伊19共に中破以上の損傷なのでたいした効果はなく、

時雨によって殆どの魚雷は打ち抜かれた。

 

「キャッ!?でもこの程度なら!!」

 

吹雪に一発命中したが持ち前の超合金NZの硬い装甲でたいした損傷にはならなかった。

逆に吹雪達の雷撃は神通、長門、扶桑を轟沈判定に追い込んだ。

 

「降参なのね・・・」

 

第一艦隊の残存メンバーは大破した伊19のみ。如何足掻いても勝てないと感じた伊19は

素直に負けを認めた。

「正規空母一隻に駆逐艦四隻、マジンガー一機・・・いっくん殆ど仕事してないのに

 この結果か・・・。長門達大丈夫かな・・・」

 

「艦長さん達凄いのれす~」

 

「敵にしたくないにゃー」

 

「でも吹雪ちゃん達マジンガーの力使わなかったね」

 

『使ってたら演習が虐殺現場になりかねん・・・俺は機体に慣れているから手加減できるけどよ

 まだ吹雪と瑞鶴は訓練始めたばかりだぞ・・・』

 

「「「「「「「「「「うわ~・・・・・」」」」」」」」」」」

 

『能力を最大限生かす戦い方もいいけどな、敵も何かしら装備や自身の改良もしてくるから

 このままだときつそうだな・・・。第一艦隊の奴等から艤装を順次改装してみるか・・・』

 

「ねぇねぇ艦長さん、イクに長距離射撃教えて欲しいのね♪」

 

『時間があるときでいいなら構わないぜ。しかし余計にスナイパーらしくなりそうだな伊19は』

 

「イクでいいのね♪」

 

伊19が一夏に弟子入り。昴は自分の艦娘達が何時か無敵艦隊と言われる可能性があるかもと思ったとか。

 

「兄さん、夕立頑張ったよ誉めて誉めて~♪!」

 

「兄さん、僕も頑張ったよ?」

 

「・・・」ジー

 

『分かった分かったっての・・・』

 

3人の頭を順番に撫でて誉めた後に吹雪と瑞鶴も強請ってきたので律儀に答えた一夏。

 

「今だけは地獄じゃないね・・・」

 

「地獄なのは戦いのときだけなのれす~。ふみ~♪お兄さ~ん、文月もナデナデしれほしいのれす~」

 

「にゃ!?文月ちゃんずるいにゃー!」

 

叢雲も地味に一夏(マジンカイザーSKL)にくっ付いているの見て昴は久しぶりに心から笑えたとか。

 

(今まで艦娘の子達の能力を数値と性格だけで見てたけど訓練次第で如何にでもなりそうだね。

 数値はあくまで目に分かりやすくしただけか・・・今まで轟沈した子は居ないけど

 これからの海域は厳しい海域が多いから訓練と実戦を重ねて轟沈のあり得ない艦隊にしないとね)

 

この後、昴の艦隊は轟沈者も無く、本当に無敵艦隊と呼ばれるようになるがそれはもっと未来の話である。

特殊海域に出撃すれば毎回の如く一夏が厄介事を持ち込むのも・・・。

 

 


 
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