No.802098

エブリデイ えーゆー譚! ~恋姫達とのドタバタ生活!~ 二十二話

XXXさん

XXX「チェイス死んで全俺が泣いた」
一刀「それ先週言えば良かったのに…」
XXX「ショック大きすぎて…。という訳で『二十二話:カラフルな再会』です!明日もう一つ投稿すると思うよ!」
一刀「段々ネタがなー…」

2015-09-13 23:48:17 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1501   閲覧ユーザー数:1455

軽音部が練習を含めた活動を開始し、それぞれの楽器に馴れるためここ数日はそれぞれの自主練をする予定となっている。

一人は指の皮が剥けパニクり暴れ、一人は練習そっちのけでナンパし、一人は力加減に苦戦し、一人は滅茶苦茶な音を出したりと大苦戦する事が予想されるだろう。

一応、弦楽器を扱った経験のあるリトは大丈夫っぽい。

 

で、そのリトはと言うと…

 

 

 

 

 

男子生徒「「「くたばれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」」」←バット、木刀、文房具、カッター、爪切り、しゃもじetc.装備

リト「だが断る!!」

 

……三十は下らない男子生徒と交戦中だった。

しかもその生徒達は黒いマントに同色の覆面を被っている…しかも額にはFFFの文字がある。

しきりに断罪じゃー、異端者には死をー、とか言っているし明らかに普通じゃない。

目が異様に光ってるし、動き俊敏だし、殺気凄いし。

だが相手が悪かった……例えるならフリーザに挑む初期のヤムチャくらいに悪かった。

 

 

男子生徒「「「  」」」←屍

リト「これで四回目か…」

桃香「リトくん…手加減したの?」

神崎「天晴れだな…どこかで武道をたしなんでいたのか?」

リト「まぁな。少し前に」

美花「ご主人様、汗をお拭きしますね」

リト「あんがと」

音々音「リト兄ィ、お水なのです!」

恋「……………おかし、食べる?」

リト「水はもらうけどお菓子はお前らで食ってくれ。ミミとコンも一緒に」

コン「きゅ…?(りと、いいの…?)」

ミミ「ピッチュー!(やったぁー!)」

月「コンちゃんもミミちゃんも喜んでるね」

詠「そうね」

 

ウンザリと言った表情で屍を見るリトは神崎と桃香、それにメイド×5と一緒にいた。

ちなみに桃香は部活が休み、神崎は部活には入っているが幽霊部員で暇をもてあましここにいる。

 

この覆面集団は登校中に一回、昼休みに二回、そして放課後…現在で一回の計四回襲ってきた。

え?授業風景とかどうしたって?……作者の都合です。

 

 

桃香「…で、この状況は何なの?」←笑顔でリトの手握ってる

リト「痛っ!?ちょ、桃香…握力強っ!?」

神崎「いや、普通に疑問なんだが…何故月島と関戸と後輩達がメイド服を着てるんだ?」

美花「それは私達、メイド同好会の活動だからです」

音々音「ねね達は…えーっと、メイドさんの事を研究してるのです!」

月「はい。それで、メイドの事を体験するためにリトさ…ご主人様のご奉仕をしているんです」

詠「ま…まぁ、不本意だけどねっ」

恋「……………ご主人様といつも一緒」

神崎「…だから朝から他の男子に襲われてるんだな」

リト「たぶんな…って、桃香放してマジ痛い!?」

 

そろそろ指先の感覚が無くなって来たので懇願するリト。

一応離してくれたが顔は不機嫌そのものだ。

そんなリトはある場所へと進む。

後ろの七人は場所などわからないのでただリトの後を着いていってるだけだ。

 

美花「ところでご主人様。今日はどちらに?」

リト「軽音部は他の連中が自主練してたり、他の部活に出てたりでできないから…ちょっと知り合いと会いにな」

神崎「知り合いか…少し気になるが、俺は帰らせてもらう。今日は雪菜と勉強するんでな」

詠「ふーん」

神崎「だが鈴蘭先輩が最近絡んできてな…。絡まれないように教室を出て小等部の校舎から昇降口に向かっている雪菜に間に合うようにしないといけない」

桃香「か、神崎君エスパー…?」

神崎「いいや、ちょっとした研究結果だ」

リト「何のだよ」

 

こいつがストーカーになったら末恐ろしいなと思ってはみたが口にしない。

神崎はそのあと別れ、残ったメンバーでその知り合いがいる場所へ行く。

少々迷いながらもついたのは、『ポケモンバトル研究会』と言う看板のついた部屋。

リトは問答無用で扉を開け、中へ入る。

横からツッコミが飛ぶが、気にせず中を見ると見知った十人がいた。

 

リト「失礼しまーす」

詠「ノックしなさいよ!?」

 

ごもっともです。

 

 

レッド「リト、久しぶりだな!」

リト「よぉ、レッド」

月「あの人達がリ…ご主人様のお知り合いですか?」

 

一番近くにいたのは黒髪に赤い瞳をしたリトと同学年の生徒。

リトに向けた顔は爽やかさが滲み出ている。

残りの九人もリトに挨拶していた。

 

グリーン「久しぶりだな、リト」

ブルー「おひさ~…って、誰その娘達!?写真撮らせて!」

イエロー「ふわぁぁ…メイドさんがいっぱいですね」

ゴールド「うっひょぉー!!リアルメイド集団!!しかも全員美少女!!」

クリスタル「ゴールド、先輩達に失礼でしょ!」

シルバー「女だらけ…だな」

ルビー「まったく、リトは女タラシだね」

サファイア「そうったい!こげん可愛かメイドばつれとっと!」

エメラルド「なんか注意がリトから反れてるけど…」

 

なんとも個性豊かな面子だろうか。

ドサイドンのような前髪をしてたり抜群のプロポーションしてたり、金髪のポニーテールだったり、遊び人っぽかったり、学級委員っぽかったり、クールだったり、女子力高そうだったり、野性的だったり、クロワッサンだったりと濃い連中だ。

あまりの光景にリトを除いた部外者達はポカンとしている。

 

恋「…………いっぱい」

音々音「皆リト兄ィの知り合いなのですか?」

リト「ああ。…まさか同じ学校だとは思わなかったけど」

レッド「そうだな。サトシが軽音部に入部しなけりゃ分からなかったし」

グリーン「レッド、それより自己紹介しろ。リト以外は初対面だぞ」

レッド「分かってるって。…俺は真白 暁士。サトシの兄貴をやってる」

グリーン「双子の、を付けておけ。…大木戸 緑朗。コイツの幼なじみだ」

ブルー「アタシは青峰 ミサト。ブルーって呼んでね♪」

イエロー「常磐 美黄です。よろしくお願いします」

ゴールド「俺は黄金崎 謙介ッス!あ、メアド交換いいッスか?」

クリスタル「止めなさいってば!!…芦見 水晶(みなあき)です。クリスタルかクリスって呼ばれてます」

シルバー「…銀城 遥だ」

ルビー「僕は紅 快人。趣味は裁縫とポケモン達のブラッシング…あとサファイアいじりです」

サファイア「何言っとっと!?あ…アタシは尾田巻 藍葉ったい!皆サファイアって言うとよ」

エメラルド「翠間 (そら)…っていちゃつくなよそこ!」

 

ギャーギャーと騒ぎだすレッド達。

外見だけでなく中身も個性的な彼らを見て少しリアクションに困る桃香達にリトはちょっとした事を言う。

 

リト「なんつーかさ、名前に色とかがあるから皆で色の部分で呼びあってるんだよ」

音々音「へぇー」

ブルー「それより何この娘達!?誰が本命!?」

メイド+桃香「「「えっ!?」」」←顔赤い

リト「アホか。同級生と後輩と妹分だよ。だからポケットのレコーダー切れ」

ブルー「あらら、分かってたの?」

リト「最初から」

グリーン「まったく…それを使ってあとで遊ぶ気だったんだろうな」

ブルー「オホホホ…」←苦笑い

イエロー「ぶ、ブルーさん!そう言うのは止めてください!その…困る人もいますし…」←ほんのり赤い

レッド「…………」←同上

リト「ああ…被害者か」

シルバー「姉さんの弄りのお気に入りだからな、あの二人」

 

 

ゴールド「アデデデ!?耳引っ張んなよクリス!?」

クリスタル「先輩達にイヤらしい目で見てたからでしょ!」

詠「…もっとやれって言いたくなるわね」

月「へぅ…」←詠の後ろに隠れてる

ルビー「うーん、そのメイド服、少し惜しいですね。ボクならもう少しBeautifulにできるんですが…」

美花「まぁ、それだとしたらご主人様もお喜びになられるでしょうか?」

サファイア「久しぶりかねー!やっぱり可愛かー!」←ミミとコンぎゅー

ミミ「ピチューー!」←ジタバタ

コン「きゅ…きゅぅうう~!」←涙目

恋「……………クロワッサン」

エメラルド「クロワッサン言うなーーーっ!」

 

 

リトが少し目を離した隙に先程より騒がしくなる部室内。

遠巻きに見ながらもリト達は関わらないほうが良さそうだと思っていた。

 

 

リト「うわぁ…なんか引くわぁ」

桃香「あ、あははは……。賑やかだね?」

レッド「いや、いつもはもっと静か……でもないか」

イエロー「今日はお客さんが来てるから盛り上がってるんですよ…たぶん」

音々音「やれやれなのです」

ブルー「ねぇ、このちっちゃい娘ってリトの何?まさか彼女?やだ、ロリコンww」

音々音「か、かかか、彼女ッッ!!?ねねがリト兄ィの彼女……えへへ…♪♪えへへへ♪♪♪」

リト「え?いや、妹ポジ」

音々音「ちんきゅーすぴんきっく!!」←ただの回し蹴り

リト「あたっ!!?」←尻に食らった

 

 

ゴールド「大体よぉ、クソ真面目過ぎんだよお前はよ。委員長から生徒会長になるってか?」

クリスタル「貴方は普段の生活からだらしなさ過ぎです!私物の持ち込みに授業態度、どうにかしなさい!」

ゴールド「んだと堅物!」

クリスタル「不良に言われたくないわ!」

シルバー「そこら辺にしておけ、似た者夫婦」

ゴークリ「「なっ、シルバー!!…って表記!?」」

詠「なによこの二人。素直じゃないわね」

月「詠ちゃん、詠ちゃんもご主人様に素直になろうね?」

詠「は、はぁ!?ぼっ、ボクがアイツに素直!?ボクはいつでも素直よ!?」

月「うん。じゃあ、もっと素直になろうね?」

詠「ゆ、月ぇ~…」

 

 

ルビー「ほら、ここをこう加えるだけで雰囲気が変わるんですよ」

美花「ご主人様のお側にいても恥ずかしくない格好にしてくださり、ありがとうございます」

ルビー「いえいえ、僕もサファイアに着せる服の参考になりました」

サファイア「ちょっと待つったい!今なんて言ったったい!?」

ルビー「いやー、実はメイド服を作っててね。あ、勿論君のサイズにピッタリだよ?」

サファイア「いつ計ったん!?」

ルビー「一昨日、君が寝てるときに」

サファイア「へ、変態!ここに変態がいるとよー!」

ルビー「博士には許可を取ったよ。それに、きっとキミに似合うと思う」

サファイア「ずっ、ずるか…!」←真っ赤

ルビー「サファイア、僕がキミのために作った服が今まで似合わなかった事なんてあったかい?」

サファイア「そ、そんなことなか!ルビーはいっつもアタシに似合う服ば…」

ルビー「そう、僕はCuteでBeautifulな服を作ってるよ。サファイア、君の事を考えながらね」

サファイア「ルビー……」

ルビー「サファイア……」

 

 

 

エメラルド「いや、イチャつくなそこ!!それと長い!無駄に長い!」

恋「……………バナナ」

エメラルド「バナナじゃなーい!!」

恋「……………じゃあ餃子」

エメラルド「食い物から離れろよ!!」

 

 

はい、はっきり言って滅茶苦茶です。

なんかラブコメっぽいオーラが出てるけど、そこは作者の頭がヘブンなのが原因です。

よくあるこった、気にすんな!

 

ゴールド「それ俺のセリフ!」

 

…とまぁ、こんな感じのこの空間、取り残された者達は避難していた。

 

グリーン「…いつまで続くんだこの茶番は」

桃香「も、もうちょっと待ってみよっか?」

シルバー「喧嘩ップルにバカップル共が…」

リト「いてぇ…!」

音々音「ぅぅぅ……リト兄ィのバカッ!バカバカバカッ!!」

コン「きゅぅ…(りと…痛そう…)」

ミミ「ピッチュ…(お尻さすれば治るんじゃないかな…?)」


 
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