No.792939

宮城急行電鉄について(概要および沿革/戦前編)

古淵工機さん

Pixivでちょこちょこ出しているネタについて簡潔ながらまとめてみました。
もちろん宮城急行電鉄については存在しません。なので本気にしないでね。

2015-07-29 21:16:11 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1189   閲覧ユーザー数:1171

○架空鉄道『宮城急行電鉄』について○

 

☆そもそも宮城急行電鉄とは?

東北最大の都市、仙台には大手私鉄たるものがないので、

「もしそういった大私鉄があるとしたらどんな感じなのだろう?」、

と思ったのがきっかけでスタートしたものです。

 

もちろん、宮城急行電鉄なる会社は私こと古淵の妄想の産物であり、

実在いたしませんので悪しからず。

 

ただし、路線の大部分につきましてはかつて実在した仙台鉄道、仙北鉄道、

秋保電気鉄道、仙南温泉軌道、増東軌道、くりはら田園鉄道や現存する仙台市地下鉄南北線、

および未成に終わった青葉軌道などを下敷きとしております。

 

ネタの提供元『@Sasebo』さん(http://www.pixiv.net/member.php?id=1281873 )に感謝いたします。

☆宮城急行電鉄関連年表(戦前編)

仙台軌道(せんだいきどう)仙台鉄道(せんだいてつどう)仙台電気鉄道(せんだいでんきてつどう)

1918. 9.11 軌道特許状下付(仙台市~古川町間、人車軌道)

1919.12.10 仙台軌道(せんだいきどう)(762mm/蒸気) 設立

1920.11.29 動力をガソリンに変更

1922. 1.27 ガソリン動力の使用認可(大衡村~志田村間)

   10. 6 通町(とおりちょう)八乙女(やおとめ)間開通

1923. 4.26 八乙女~七北田(ななきた)間開通(4.27とする説あり)

   7. 5 七北田~大沢(おおさわ)間開通

   9.27 大沢~富谷(とみや)間開業(9.30とする説あり)

   12.10 蒸気動力の併用申請(米ミルウォーキー製ガソリン機関車の不調のため)

   12.22 富谷~吉岡(よしおか)(現・大和町(たいわちょう))間開通

1925. 2. 2 加美中新田(かみなかにいだ)(現・加美町(かみまち))~中新田(なかにいだ)(現・西古川(にしふるかわ))間開通(6.26とする説あり)

1926. 3.11 大衡村~古川町間の軌道特許失効(工事施工認可申請の期限切れ)

   5.14 仙台市堤通(つつみどおり)吉岡町(よしおかちょう)間、志田村(しだむら)~中新田間の地方鉄道変更許可

   12.25 仙台鉄道(せんだいてつどう)に商号変更

1928. 3.15 吉岡~大衡(おおひら)間開通(3.20とする説あり)

   4.  乗合・貨物自動車営業認可(大衡~三本木間)

   5.17 大衡~加美一ノ関(かみいちのせき)間開通(5.16とする説あり)

   9.18 加美一ノ関~西四竈(にししかま)間開通(9.21とする説あり)

   10. 1 通町~吉岡間、加美中新田~中新田間を鉄道に変更

1929. 9.17 西四竈~加美中新田が開通し、全通。あわせて全線を鉄道に変更

   9.29 北仙台(きたせんだい)駅開業

   10. 6 不動産業認可、動力の電気への変更申請

1933.    改軌(762mm→1435mm)および電化(直流1500V・架空電車線方式)。商号を仙台電気鉄道(せんだいでんきてつどう)に変更

1936. 8.15 白石~仙台~一関間の電車直通開始

1937. 2.  通町~北仙台間が廃止。起点が北仙台(電鉄北仙台)となる

1942. 7. 1 陸上交通事業調整法により、青葉電気鉄道(あおばでんきてつどう)白石電鉄(しろいしでんてつ)および仙北鉄道(せんぽくてつどう)と合併

青葉電気軌道(あおばでんききどう)青葉電気鉄道(あおばでんきてつどう)

1925. 9.24 軌道特許状下付(名取郡長町(ながまち)~仙台市十二軒町(じゅうにけんちょう)間、ガソリン動力、軌間762mm)

   11. 6 軌間を1435mmに、動力を直流600V架空電車線方式に変更

1926. 3.31 青葉電気軌道(あおばでんききどう)として長町~北仙台(きたせんだい)間開業

1927. 2. 4 長町~新名取(しんなとり)(現在の宮急名取駅の北側にあった。現・高舘(たかだて))間が開通(1435mm・直流1500V)。増東軌道(ぞうとうきどう)を改軌・電化

   10. 1 増東軌道より軌道線を譲受

1928.    秋保電気鉄道(あきうでんきてつどう)に経営参加。

1929. 3.13 秋保電気鉄道と合併。青葉電気鉄道(あおばでんきてつどう)に商号変更。貴賓車ボトク500号を製造

   3.30 白石電鉄(しろいしでんてつ)との直通電車運転開始

1931.    バス事業開始、遊園地を秋保温泉湯元に移転

1935.    長町裏町駅開業、富沢(とみざわ)駅を西多賀(にしたが)駅に改称

1936. 8.15 白石~仙台~一関間の電車直通開始。新名取~名取(なとり)(現・宮急名取(みやきゅうなとり))間開通。あわせて、新名取駅を高舘駅に改称

1942. 7. 1 陸上交通事業調整法により、仙台電気鉄道(せんだいでんきてつどう)、白石電鉄および仙北鉄道(せんぽくてつどう)と合併

 

秋保電気鉄道(あきうでんきてつどう)青葉電気鉄道(あおばでんきてつどう)秋保線(あきうせん)

1911.    秋保軌道(あきうきどう)として軌道特許申請

1912.10.21 軌道特許状下付

1913. 6.22 秋保石材軌道(あきうせきざいきどう)設立

1914.12.23 馬車軌道で長町(ながまち)湯元(ゆもと)(後の秋保温泉(あきうおんせん))間開業(軌間762mm)

1919. 8.28 軌道特許状下付(湯元~柴田郡川崎村間)

1922.10.12 湯元~柴田郡川崎村間の特許失効(工事施工認可申請の期限切れ)

   10.29 秋保石材電気軌道(あきうせきざいでんききどう)へ改称

1925. 6.14 軌間762mmから1067mmに改軌、馬車軌道から電気鉄道(直流600V)に切り替え輸送力を増強

   9.17 秋保電気軌道(あきうでんきてつどう)へ改称。この頃に赤石(あかいし)駅を北赤石(きたあかいし)駅に改称

1926.    湯元駅を秋保温泉駅に改称。旗立に遊園地を開設

1928.    この頃から青葉電気軌道の経営傘下に。軌間1067mmから1435mmへ改軌、ボギー車運転開始

1929. 3.13 青葉電気軌道と合併、青葉電気鉄道(あおばでんきてつどう)秋保線(あきうせん)となる

 

増東軌道(ぞうとうきどう)青葉電気鉄道(あおばでんきてつどう)閖上線(ゆりあげせん)

1923. 8.13 増田(ますだ)(現・名取(なとり))~閖上(ゆりあげ)間の軌道敷設願いを提出

1924. 3.11 軌道敷設の特許下付

1925. 7.27 増東軌道(ぞうとうきどう)設立

1926.11.21 増田~閖上間開業

1927. 2. 4 軌間762mmから1435mmへ改軌・電化

   10. 1 青葉電気軌道(あおばでんききどう)に軌道事業譲渡、閖上線(ゆりあげせん)と命名される。会社はバス専業となり増東自動車(ぞうとうじどうしゃ)に商号変更

白石電鉄(しろいしでんてつ)

1920.10.  白石高速度電気鉄道(しろいしこうそくどでんきてつどう)設立、仙台~白石間の高速電車設立を計画する(軌間1435mm・直流1500V)

1922. 3.  会社設立。白石電気鉄道(しろいしでんきてつどう)として発足する

1926. 7.15 名取(なとり)(現・宮急名取(みやきゅうなとり))~槻木(つきのき)間開通

1927. 3.22 槻木~電鉄大河原(でんてつおおがわら)間が開通。クロスシート車導入。急行運転開始

   11.11 電鉄大河原~電鉄白石(でんてつしろいし)間が開通し全通。白石電鉄(しろいしでんてつ)に商号変更

1929. 3.30 青葉電気鉄道(あおばでんきてつどう)との直通電車運転開始

   8.19 仙南温泉軌道(せんなんおんせんきどう)を合併

1931. 9.12 遠刈田線(とおがったせん)を軌間762mmから1435mmへ改軌。本線からの電車直通に伴い電気機関車売却。大河原自動車(おおがわらじどうしゃ)を吸収合併

   12. 4 遠刈田線の架線電圧を直流1500Vへ昇圧

1934. 2.13 島津自動車(しまづじどうしゃ)を吸収合併

1936. 8.15 白石~仙台・一関間の電車直通開始

1939. 5.18 仙南自動車(せんなんじどうしゃ)を吸収合併

1941. 3.29 赤井田自動車(あかいだじどうしゃ)を吸収合併

1942. 7. 1 陸上交通事業調整法により、仙台電気鉄道(せんだいでんきてつどう)、青葉電気鉄道および仙北鉄道(せんぽくてつどう)と合併

 

仙南軌道(せんなんきどう)城南軌道(じょうなんきどう)仙南温泉軌道(せんなんおんせんきどう)白石電鉄(しろいしでんてつ)遠刈田線(とおがったせん)

1906.    日本製鐵(にっぽんせいてつ)(現・新日鐵住金(しんにってつすみきん))により遠刈田(とおがった)永野(ながの)間が鉱石運搬専用線として開業

1911.12.  仙南軌道(せんなんきどう)が開業申請

1912. 2.  城南軌道(じょうなんきどう)が開業申請

1915. 3.16 仙南軌道に遠刈田~永野、城南軌道に永野~大河原(おおがわら)間の開業認可

   10.  仙南軌道設立

1916. 1.  城南軌道設立

1917. 8.30 仙南軌道の遠刈田~永野間が開通

1918. 3. 8 城南軌道の大河原~村田間が開通

   3.13 城南軌道の蒸気機関車による煤煙が原因となり、大河原、船岡(ふなおか)両町で307戸を焼失する大火となる

1919. 9.  城南軌道が省線大河原駅まで路線を延長

1920. 2.27 城南軌道が仙南軌道を吸収合併

1921. 9.16 仙南温泉軌道(せんなんおんせんきどう)に改称

1922.11.22 村田~永野間開通。これにより大河原~遠刈田間全線開通

1924. 4. 1 直流600Vで電化。電気機関車導入

1929. 8.19 白石電鉄(しろいしでんてつ)に吸収合併され、同遠刈田線(とおがったせん)となる

仙北鉄道(せんぽくてつどう)

1918.12.17 登米軽便鉄道(とよまけいべんてつどう)に対し登米線(とよません)瀬峰(せみね)登米(とよま)間免許

1919. 3.31 仙北鉄道(せんぽくてつどう)設立

   4. 1 登米線着工

   9. 1 築館線(つきだてせん)築館(つきだて)(現・栗原築館(くりはらつきだて))~瀬峰|間免許

   12.17 登米線工事認可

1921. 7. 5 登米線、瀬峰~佐沼(さぬま)間開通

   10. 5 登米線、佐沼~登米間開通

   10.10 登米線、開通式および開通祝賀会開催(12日まで3日連続で開催)

1922. 7. 6 西郷(にしごう)駅新設

1923. 7.22 築館線、瀬峰~築館間開通

1925. 9.25 築館~金田村(かねだむら)間免許

1928. 4.19 築館~金田村間免許を迫鉄道(はさまてつどう)へ譲渡

1929.11. 3 乗合自動車営業開始(佐沼~登米)

1933. 2.  一関電鉄(いちのせきでんてつ)と対等合併

   4.18 全線を直流1500Vで電化、軌間1435mmへ改軌。あわせて大型ボギー電車の運行を開始する。金成(かんなり)~築館間開通

1934. 5.17 瀬峰~田尻(たじり)間が開通

   7. 6 沼崎下(ぬまざきした)板倉(いたくら)浅部(あさべ)駅新設

1936. 8.15 田尻~古川(ふるかわ)間開通。これにより白石~仙台~一関間で電車の直通開始

1941. 9. 1 新生園前駅新設

1942. 7. 1 陸上交通事業調整法により、仙台電気鉄道(せんだいでんきてつどう)、青葉電気鉄道および白石電鉄(しろいしでんてつ)と合併

 

一関電車(いちのせきでんしゃ)一関電鉄(いちのせきでんてつ)仙北鉄道(せんぽくてつどう)

1923. 7.22 一関電車(いちのせきでんしゃ)設立

1924. 8.  一関町(いちのせきまち)西有壁(にしありかべ)間免許(直流600V・軌間1067mm)

1926.10. 1 一関町~西有壁間開通。西有壁~金成(かんなり)間免許

1928. 4.19 築館~金田村間免許を迫鉄道(はさまてつどう)が譲り受ける

1929. 2. 4 迫鉄道と一関電車が合併、一関電鉄(いちのせきでんてつ)となる。西有壁~金成間開通

1933. 2.  仙北鉄道(せんぽくてつどう)と対等合併

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
4
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択