No.786441

【サイバ】少女一人と馬一頭【交流】

古淵工機さん

リスの女の子としゃべる馬がただお散歩するだけ。

■出演
舞:http://www.tinami.com/view/748698
エクレール:http://www.tinami.com/view/760527

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2015-06-28 22:51:39 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:617   閲覧ユーザー数:596

「さてと…たまにはこうしてのんびり乗馬もいいわね」

天空市ホースクラブを訪れたのは風天中学2年の天河舞。

馬術部の活動もない休日は、こうして趣味で乗馬を楽しんでいるのだ。

ふと、舞の目の前に月毛の馬が一頭歩いてきた。

 

「あら、いらっしゃい舞ちゃん」

「エクレールさん!」

やってきたのはエクレール。人語を話すクォーターホースだ。

休日にはよく顔をあわせる一人と一頭だった。

「いや~、いい天気ねエクレールさん」

「ホントね~。こういういい天気だとのんびり歩いてたいわよねw」

暖かな日差しの中、舞を背に載せてクラブハウスから場外へと出て行くエクレール。

今日は市内一周コースでのんびり散歩というわけである。

 

「ねえ舞ちゃん、今日はどこ行く?」

「そうねぇ…じゃあ天空稲荷神社にでも行きましょ!」

「OK!それじゃあ全力でいくわよっ!ヒヒーン!!」

「え、ちょっとエクレールさん…」

「ウソウソ、冗談に決まってるじゃないw」

「もう、エクレールさんってば…w」

馬ながらも冗談が上手いエクレールである。

さて、雪天区の天空稲荷神社。

「こんにちはー」

「あら、舞ちゃんにエクレールさんじゃない。どうしたの?」

出迎えたのは巫女の北城愛。

「ちょっとお散歩ついでに参拝しようかなと思ってw」

「あら、それだったらいい物があるわよ。ちょっと待ってて」

そう言うなり、愛は社務所へと走っていった。

 

「はい、これよ」

「交通安全のお守りですか?」

「そう。いくら散歩といっても他の車とぶつかる事故があっちゃ世話ないしね。馬も乗ればクルマの仲間入りよ」

「ありがとうございます!」

「それからこれはエクレールさんの分ね」

「えへへへ、ありがとうございます愛さん!じゃあそろそろ行きましょ舞ちゃん」

「うん!」

 

今日も天空市はのどかであった。


 
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