No.784056

【サイバ】マオの悪夢【交流】

古淵工機さん

マオちゃんのことだから、こんな気味の悪い夢見たりなんかして。
念のため言っておきますがマオちゃんは改造されてません。
あくまで「マオちゃんの夢の中のお話」なのでw

夢でよかったね!マオちゃん!

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2015-06-16 21:25:23 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:968   閲覧ユーザー数:943

「…オ…、マオ…起きなさい」

マオの耳にペディの声が響く。マオはまだ眠い目をこするため、手を動かそうとした。

 

「…!?」

だが、腕が動かない。

腕だけではない。なんと全身が動かなくなっているのだ。

目も開けられず、マオの目の前はまだ真っ暗闇のままだ。

 

「!!」

ふと、全身に軽い刺激が走り、マオの視界に[SYSTEM READY]の文字が浮かび上がる。

急に視界が開け、マオの身体はゆっくりと動き始める。

動くたびに響くモーターの音。そして、視界上に浮かぶ光の文字…。

「う、うわぁぁぁ!?あ、姉貴、あた、あた、あたあたあたっ」

「気がついた?フフフ、気がついたってことは正常に起動したみたいね」

「き、起動って…ど、ど、どういうこと!?」

パニックのあまりろれつが回らなくなっているマオに、薄ら笑いを浮かべながら説明を始めるペディ。

 

「どういうことって、今あなたが感じてる通りよマオ。あなたをマシーナリーに改造したの」

「はぁぁぁぁぁ!?」

「人間をマシーナリーに改造する、科学者としては究極のテーマだと思わない?」

「ふ、ふざけないでよ誰がこんな!早くもとに戻してよ!!」

「ごめんなさい、一度改造しちゃうともう元には戻せないのよねー。物理的にw」

その言葉に、ついにマオは我を忘れて襲い掛かった!!

 

「こっ、こっ、このバカ姉貴ー!あたしの身体を勝手に…お前の血は何色だぁぁぁぁぁ!!」

マオがペディの頬に強烈なグーパンチ!!だが、次の瞬間、マオは更なる衝撃を受ける!

「…って、うわっ!?うわわわわ…ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!?」

「あら、どうしたのマオ…?誰もあなただけなんて言ってないわよ…?」

見ると、ペディの首はパンチの衝撃で外れ、中には機械が詰まっていた。

「そ、そんな…姉貴…まさか…」

「そうよ。これが私の研究成果。これで半永久的に美しい体でいられるのよ。そう、少なくとも見た目では歳は取らない…」

「ウソだ…そんな、いつの間にこんな、これは何かの夢だ、何かの…」

頭を持ち上げながら詰め寄るペディ。後ずさるマオ。

 

「ほらぁ…お姉ちゃんの首を見てごらんなさい?しっかり改造できてるでしょ…?」

「いや…いや……」

「あなたもお姉ちゃんとおんなじ身体なの。ねぇ、これから二人で…エネルギー交換しましょ?」

「いっ、いっ…嫌あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

とある朝、スペア家のベッド。

「嫌あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

叫び声で飛び起きたマオがいたのは、いつもと変わらぬ自分の部屋。

すぐさま、マオは自分の腕を触ってみる。毛皮の下の感触は、確かに生物のものであった。

 

「ほっ…夢か……ずいぶんイヤな夢見ちゃったなあ。顔洗おうっと…」

そう。先ほどまでマオが見た光景は、ただの夢だったのである。

マオの身体は、悪夢にうなされていたせいか汗だらけ。毛皮もびしょ濡れだった。

 

食卓。

「おはよう姉貴」

「おはよう…ってどうしたの汗びちょびちょじゃない!」

「ちょっと、ヤな夢見ちゃってね…」

 

超絶暴走科学者ペディ・スペアの妹、マオ・スペア。

とんだ姉のおかげで、とんだ悪夢を見てしまったのだった。

 

「よかった…夢でよかった…うう…」


 
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