No.779609

扶桑姉妹を活躍させたいシリーズ第五回「嵐の海」

夏乃雨さん

『艦これRPG』、第五回のリプレイです。今回は決戦フェイズと終了フェイズです。
また、最後にこの拙シナリオを掲載しています。よろしければご笑覧ください。なお、このシナリオを遊ばれる場合、事前報告などは不要です。

pixivのものと同じです。

2015-05-25 20:17:59 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:313   閲覧ユーザー数:310

chapter:嵐の海

 季節外れの爆弾低気圧が鎮守府近海を包んでいた。台風並みの暴風が吹き荒れる。こんな日は出撃も難しいけど、難破船が出る可能性がある。私たちはいざというときの救助要請に備えて、指令室で待機していた。何にもないといいのだけれど。というか、今まで何もなかったから、今日も何もないはずよね。うん。

 そう思っていたら、秘書艦として色々と状況を確認していた千歳さんが何かに気付いた。

 

千歳航:……ん? 泊地の電探に反応? 三隻……いや、船じゃないから、三人、かしら。誰だろ? 足柄さん、温泉から誰か呼んだ?

足柄:こんな日に呼ぶわけないじゃない。

千歳航:そうよね……。

扶桑:ちょっと、通信をしてみるわね。

 

 私が「貴艦隊ノ所属ト編成ヲ知ラセ」の電文を送る。その直後返ってきたのは、どう見ても言葉になっていないノイズのようなものだった。これは……。

 

扶桑:どうやら、深海棲艦、みたいね。

千歳航:電探の反応からすると、おそらく、軽巡2・駆逐艦1の編成かな。この前と同じように、偵察でしょうか。

扶桑:……出撃しましょう。山城、吹雪ちゃん、出撃準備を。

足柄:ちょっと待って。こんな天気で出撃する気!?

扶桑:この泊地の警戒領域内に深海棲艦が入った以上、放置するわけにはいかないわ。

提督:深海棲艦がまた、でてきたようだな。

扶桑:ええ……。提督、銀河蜜柑船団に出撃をお命じ下さい。

足柄:ねぇ、本気なの!? こんな天気じゃ、戦闘前に転覆するかもしれないわよ!

扶桑:本気よ。私たちはこの泊地や周囲の人々を守るのが使命……。たとえ、嵐であっても、人々に危害を加える可能性がある以上、見過ごすわけにはいかないの。

 

 私は足柄さん、千歳さん、提督をじっと見つめる。

 

足柄:扶桑さん……。

提督:わかった。……山城に吹雪はどうだ? 出撃できそうか。

山城・吹雪:もちろんです!

提督:そうか。では、銀河蜜柑船団の出撃を許可する。

扶桑:ありがとうございます、提督。山城、吹雪ちゃん、出撃よ!

山城・吹雪:はい!

chapter:敵偵察部隊迎撃戦

 吹き付ける暴風。波はとても高い。だから、こちらは陣形もなかなか保てない。でも、深海棲艦の方はこの荒れた海を平然と単横陣で航行している。練度の差? それとも、深海棲艦の何か特殊な力?

 

千歳航: (無線)みなさん、気圧がまだ下がり続けています! さらに海が荒れそうですから、警戒してください!

扶桑:(無線)ありがとう。……なるたけ早く決着をつけなきゃね。山城、私と一緒に主砲発射用意! 吹雪ちゃんは接近して雷撃準備を!

山城・吹雪:了解!!

 

 私と山城の35.6cm連装砲が戦いの口火を切る。時々吹き付ける暴風のおかげで照準調整がちょっと大変ね。

 そう思っていると、私と山城の主砲弾が敵艦隊をとらえた。

 

山城:姉様、着弾修正、右に12度!

扶桑:山城、ありがと! 主砲……一斉射!

 

 私たちの砲撃で、あっという間に軽巡一隻を中破、もう一隻を撃沈する。いける! そう思っていたら、撃沈しきれなかった軽巡ト級が私に反撃を加えてきた。

 ……え!? ああっ!?

 

山城:姉様!?

吹雪:扶桑さんっ!?

 

 油断したわ……。軽巡とはいえ、相当な火力ね。私の艤装があっという間に中破してしまった。

 

吹雪:こんのぉ~!! 扶桑さんに何するんですか!!

 

 吹雪ちゃんが私を撃った軽巡に砲撃を加える。でも、この海象で砲撃が安定しないのかしら。損傷を与えきれていない。

 

吹雪:う~……当たっているのに……。

扶桑:気にしないで。吹雪ちゃんは、敵艦への肉薄を続けて!

吹雪:り、了解ですっ!!

扶桑:山城は私と一緒に、吹雪ちゃんが雷撃可能距離に接近するまで砲撃を続けて!

山城:はいっ!!

 

 もう一度主砲の斉射を行う。

 私の砲撃が軽巡ト級の装甲を貫く! 彼女(?)は無言で波間に消えていった……。山城の主砲弾も残った駆逐イ級を撃ち抜いた。暴風の合間にこちらまで響いてくる雄叫び。致命傷ではなかったけど、中破に追い込めたみたいね。そう思っていたら、吹雪ちゃんがいよいよ雷撃のベストポジションに着こうとしていた。

 吹雪ちゃんが牽制砲撃を行う。怯んだ駆逐イ級に急速接近。でも、そのとき。

 

山城:吹雪ちゃん、三角波よ! 大きい!!

吹雪:え!? 

 

 ざっばぁぁぁぁぁぁぁぁんんんんんん……

 

吹雪:あ、危なかったぁ……。

 

 吹雪ちゃんはギリギリで波を回避できた。だけど、砲雷撃のタイミングを逃してしまったみたい。

 

吹雪:でも、まだ、雷撃ならできます! 吹雪、再突入ですっ!! いっけぇ!!

 

 吹雪ちゃんが魚雷を両足の発射管から放つ。大波の衝撃で自爆した魚雷もあったけど、一本がしっかり命中! 駆逐イ級はその赤いオーラを弱めつつあった。間違いなく、大破しているはず。このまま夜戦に持ち込めば、偵察部隊を殲滅できるわ。私たちは追撃の用意を整えようとした。でも、その時。私たち三人をまとめて飲み込みそうなくらい巨大な波が迫っていた。

 

吹雪:扶桑さん、高波です!

扶桑:各自退避行動!

 

 高波が、私たち三人だけじゃなく、敵艦をも飲み込む

 

扶桑・山城・吹雪:きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?

駆逐イ級:イキュュュゥゥゥゥ……

 

 ……

 げほっ! ごほっ!!

 なんとか沈没は免れた。山城も吹雪ちゃんも大きく流されてしまったけど、無事だったみたいね。

 

扶桑:二人とも、大丈夫?

吹雪:は、はい。私は大丈夫です。でも。

山城:姉さま、砲塔が……

  

 山城に促されて艤装を見てみる。背中の35.6cm連装砲は4基中3基が潰れて使い物にならなくなっている。

 ボロボロになった駆逐イ級もかなり遠くに行ってしまったわ。

 

山城:姉さま……これ以上の追撃は危険です。諦めましょう……。

吹雪:ええ。一応、敵艦隊は撃退したわけですから。これで良しとしましょう……。

扶桑:二人とも、ごめんなさい……。

山城:姉さまが謝ることじゃありません! この天気のせいなんですから!

千歳航: (無線)みなさん、大丈夫ですか。

扶桑:(無線)私の艤装がダメになっちゃったけど、誰も沈没はしていないわ。

千歳航:(無線)そうですか。追撃できそうですか。

扶桑:(無線)ちょっと無理、かな。

千歳航:(無線):わかりました。三人とも、泊地に帰投してください。

chapter:姉様の使命

 青春最強帝国に着く。この前のように、提督に千歳さん、足柄さんが出迎えてくれた。

 

足柄:もう! みんな無茶なことするのね!

提督:うむ。危険な気象だったが、よく撃退してくれた。……やっぱり、君たちのような艦娘をこんな僻地においておくわけにはいかないな。なるたけ早く、別の鎮守府に異動するようにしよう。

 

 千歳さんも提督も私たちを評価してくれるのは、嬉しい。私たちはここに配属されてから、先日まで戦闘もしたことがなかった。それに、私の記憶では扶桑型戦艦は欠陥戦艦なんて言われていたはず。でも……。

 

足柄:扶桑さん?

扶桑:ご、ごめんなさい……。ちょっとボーっとしちゃって……。

足柄:ねえ、扶桑さん。よかったら、なんだけど、この泊地が閉鎖されたら、ウチに来ない?

扶桑:え……?

足柄:やっぱり、扶桑さんたちがいると、心強いなぁって……。ごめんね、頑張っているときにヘンなことを言って。

扶桑:いいのよ……。そうね……。もう少し、考えさせてもらえるかしら。まだ、私たちは今、やるべきことを終わらせていないような気がするの。

足柄:やるべきこと?

扶桑:ええ。物凄く漠然としているから、自分でも何と言っていいのかわからないんだけど……。

足柄:そう……。でも、その「やるべきこと」を達成したら、ウチのラバウル哨戒温泉に来ること、考えといてね。

扶桑:ありがとう、足柄さん。

chapter:メタパート

※いつものように、筆者代理のご隠居提督と練習巡洋艦・香取との会話形式です。

 

香取:さて。決戦フェイズですね。今度は戦場もランダム決定ですね。大丈夫ですか?

ご隠居:ふふふ。吹雪ちゃんの個性発見やシーン達成とかを見よ! 今日の私のサイコロ運を侮るでなーい!!(サイコロ、コロコロ)

 

 1D6が見せた面は、6。こちらの回避力がマイナス2される「悪海象」を引いてしまった!

 

香取: (妙に慈愛豊かな視線)

ご隠居:うぐぐぐぐ……。

香取:この香取、提督のサイコロ運、しかと見せていただきました。(妙に慈愛豊かな視線のまま)

ご隠居:そ、そんな目で見るなぁ!

 

 だが、これは悪夢の始まりに過ぎなかったのである。

 

航行序列

【銀河蜜柑船団】

航行序列6:扶桑(旗艦)

航行序列5:山城

航行序列3:吹雪

【深海棲艦】

航行序列5:軽巡ホ級

航行序列2:軽巡ト級(旗艦)・駆逐イ級elite

 

ご隠居:対空兵装がないから、敵さんの索敵を許してしまったな。

香取:机上演習ですから、敵艦が行う索敵はそんなに意味はないですね。

ご隠居:ま、一応、こっちが先にプロットを行ったけど。

香取:この戦い、ノーマークの軽巡ト級に警戒してください。

ご隠居:なんで?

香取:火力2で、装備アビリティの火力が3、さらにノーマークですから、単発でも総合火力は7D6です……。

ご隠居:戦艦の扶桑姉妹よりも高火力の軽巡って……(汗)

香取:敵艦はなるべくノーマークにはしない方がいいですよ。

ご隠居:やっぱり、チノ提督みたいに姉さまや山城ちゃんに索敵機を持たせた方がいいのかなぁ。

◆戦闘詳報

 1ラウンド目・長距離砲フェイズ。扶桑の大口径主砲が軽巡ト級に向けて火を噴く。結果は5D6で15。山城の声援でダメージを追加するも、1D6で1。とりあえず中破させる。続く山城はマークしてきた軽巡ホ級に攻撃。連続攻撃にも成功し、6D6の結果は27。ここでもワンパンに成功する。

 次は中距離砲フェイズ。旗艦である軽巡ト級の目標は扶桑に決定。回避判定に失敗し、7D6で25のダメージ。いきなり、扶桑中破。

 1ラウンド目の最後、短距離砲フェイズでは吹雪が軽巡ト級へ攻撃。命中判定には成功するも、ダメージの2D6の結果はピンゾロの2。続いて、駆逐イ級eliteは山城を攻撃するが、回避に成功。

 2ラウンド目。扶桑が軽巡ト級に再度攻撃。命中判定も連続攻撃判定も成功させ、6D6で20。止めをさす。次は山城。残る駆逐イ級eliteを攻撃するも、命中判定時に妨害が発生し、攻撃失敗。行動力を4点消費して、振り直す。今度は成功。5D6で15が出て中破に。続く吹雪も命中判定に成功する。が、連続攻撃判定でまたもピンゾロが出てファンブル(大失敗)。アクシデント表の結果は3。吹雪への声援欄にチェックがついてしまう。駆逐イ級eliteの攻撃目標は扶桑に決定。回避判定に弱点の《入浴》を使うが、アクシデント表の結果は1。何も起こらなかったうえ、回避にも成功する。

 雷撃戦は吹雪のみが参加。判定には成功して2D6で7のダメージ。大破させるも、撃沈には及ばず。声援にチェックがついたのが痛い……。

 

ご隠居:な、なんで、こんなに2D6でピンゾロとか低い数ばかり出るんだ(汗)

香取:一回はダメージ判定だったからまだいいですけど、吹雪さんの連続攻撃の方はファンブルでしたからね。提督、夜戦しますか。

ご隠居:できれば全滅させたいんだよ。イ級eliteは大破しているから反撃不能だし、多分、撃破できるだろ。いざというときには声援を使えば何とかなるかもしれないから、姉さまで夜戦判定するよ。

 

 というわけで、判定開始。中破ペナルティとアビリティ「臨機応変」を使用したため、目標値は10に。一回目は6で、失敗。行動力を3点消費して、振り直した結果は。

 決戦フェイズ3度目の。

 ピンゾロ。

香取:うぷぷぷ……(笑ってはいけないと思いつつ、どうしても口を押えている指の間からこぼれる笑い)

ご隠居:またファンブルかよーーーーーーーーー!!!!

香取:もちろん、失敗ですね。ファンブルですから、振り直しも不可。夜戦判定は失敗、戦闘終了です。さ、アクシデント表を。

ご隠居:ちくしょーーーーー!!!!

 

 ファンブルだったので、最後のあがきに固有アビリティ「パゴダ・マスト」を使用。アイテム「アイス」を獲得する。アクシデント判定の賽の目は5。扶桑姉さまにまた損傷が一つつき、とうとう大破してしまった。

 

ご隠居:このあと終了フェイズとはいえ、大破してしもた。アイテムも「思い出の品」だったら、まだよかったんだけどなぁ。

香取:大破・轟沈比は1:3ですから、こちらの勝利ですけど、なんだかスッキリしない勝ちでしたね。

ご隠居:うん。それに、戦果表は……2回だけか。我ながらしょぼい戦果だな。

 

 今回は2回だけ賽を振る。結果、燃料を8獲得。それと、各自の感情値を1上げることに。

 

香取:今回も色々と反省点がありますね。

ご隠居:うーん。

香取:声援を使いこなしましょう。山城さんの二巡目で、吹雪さんから声援を飛ばせば、2D6のダメージを追加できましたから、大破以上にできたはずです。扶桑さんの声援も足せばほぼ確実に轟沈できたでしょう。

ご隠居:やっぱり、声援、ケチりすぎたかぁ。

香取:それと、駆逐イ級に山城さんが狙われたとき、あえて回避判定しないというのも戦術としてアリだったかと。結果論ですが。

ご隠居:なぜに?

香取:山城さんの戦術アビリティに「迎撃」がありますよね。ダメージを受けたときに、このアビリティを使えば、イ級に反撃して損傷を与えられたかもしれなかったのですが。

ご隠居:そしたら、撃沈できたかもしれないわけだ。

香取:はい。無傷でしたから、6D6でも一撃轟沈する可能性はゼロでしたし、仮に中大破しても終了フェイズで損傷はリセットされます。期待値も21で、ギリギリ小破の可能性が高かったですよ。それと。

ご隠居:ん?

香取:扶桑さんの夜戦判定についてです。キャラクターシート倉庫のどどんとふ連携でチェックすればわかりますけど、「臨機応変」を使ったら《スタイル》から8+1で夜戦判定が少し楽になっていましたよ。

ご隠居:……マジ!? 気が付かなかった! 失敗したぁぁぁぁ!!

香取:声援を使っていたから厳しかったと思いますが、吹雪さんや山城さんで夜戦判定しても良かったかもしれません。あと、提督。アビリティ「臨機応変」を使うには1D6の行動力が必要です。忘れていたでしょ?

ご隠居:(ルールブックを見直す)……あ。本当だ(汗)。

香取:次からは気をつけてくださいね。

 

香取:最後に、シナリオ内のイベントについての反省ですね。

ご隠居:折角、「他の鎮守府の艦娘たちと交流を深める」任務に特別任務を入れたんだから、それを必ずやれるようにした方がよかったかもな。

香取:ええ。これだと、今回のように死にイベントになってしまう可能性が高いです。よほどのことがない限り、失敗したら行動力を使って振り直しをしますから、シーンが3回中1回しか成功しないなんてことはないですもの。

ご隠居:やっぱり、『空はあんなに青いのに』みたいに鎮守府フェイズの最初に入れる方がいいのかな。

香取:あるいは2つめのシーン終了後に挟み込むか、ですね。

ご隠居:その辺りは今後のオリジナルシナリオに反映させることにしようか。

香取:実際にプレイしてみて、敵艦の強さはどうでしたか。

ご隠居:レベル1のキャラに対する強さとしては妥当だったんじゃないかと思う。いろいろ失敗があったとはいえ、こちらは大破が出ているし、相手も全滅させられなかったし。

さ、次はいよいよ「暇だったのに」に挑戦だ。

決戦フェイズResult

戦闘結果

・扶桑―大破 山城―損傷なし 吹雪―損傷なし

・軽巡ト級(旗艦)―轟沈 軽巡ホ級―轟沈 駆逐イ級elite―大破

→大破・轟沈比は1:3で銀河蜜柑船団の勝利。

資源・家具コイン

・燃料:15(+8)

・弾薬:15(±0)

・鋼材:6 (±0)

・ボーキ:10(±0)

・家具コイン2(+1)

・感情値

 *扶桑→足柄1(盟友)

 *山城→扶桑2(大好き)

 *吹雪→山城2(素敵)

・シナリオでの最終獲得経験値

 *扶桑+120→レベル2(計200)

 *山城+120→レベル2(計190)

 *吹雪+130→レベル2(計200)

chapter:資料

◆はじめに

 いきなりネタバレを。

 このシナリオは『艦これRPGぼっちプレイ 空はあんなに青いのに』(富士見書房)に収録されている机上演習シナリオ「提督着任」(pp.232-237)と「暇だったはずなのに」(pp.238-258)の間を想定しています。そのため、任務を完全に達成したとしても鎮守府の閉鎖は確定路線のストーリーです。その点、ご了承ください。

 また、プレイの前には「提督着任」をプレイしておくことをおすすめします(もちろん、「提督着任」未プレイでもOKです)。

 なお、このシナリオはプレイヤーがあまり艦これRPGになじんでいないことを前提にしたシナリオです。そのため、短めかつ任務も易しめです。

 

 もしよろしければ、プレイしてみてください。(事前報告は不要です)

 

◆シナリオスペック

艦娘人数:3名

推奨レベル:1~2

プレイ時間:2h以内

リミット:1

任務:他の鎮守府の艦娘たちと交流を深める。

  深海棲艦を撃退する。

 

 このシナリオは机上演習「暇だったはずなのに」に挑戦したいけど、レベルがちょっと不安という方におすすめです。

 

◆導入フェイズ

 既に「提督着任」もしくは他のシナリオをプレイしている場合には、その鎮守府・艦娘をそのまま使ってください。もし、初めてのプレイであれば、『出撃の書』を使って、鎮守府・艦娘などの設定を行ってください。

 このシナリオにはNPC艦娘が一人以上必要です。好きなキャラを選んでください。また、彼女が所属する鎮守府名を『着任の書』pp.211-213で決めてください。

 

 鎮守府の閉鎖を提督から告げられて動揺する艦娘たち。

 そんな中、(旗艦の艦娘)と顔見知りで、別の鎮守府に所属する(別鎮守府のNPC艦娘)がこの鎮守府を訪問する。この鎮守府が閉鎖されるという情報はもう、いくつかの鎮守府に伝わっているらしい。

 (別鎮守府のNPC艦娘)は動揺する(PC艦娘)たちを励ましに来てくれたようだ。それに、(別鎮守府のNPC艦娘)は(PC艦娘)たちの力になりたいとのこと。この機会にいろいろな艦娘たちとの関係を深めることも大切だと判断した(旗艦の艦娘)は申し出を快諾する。

 

◆鎮守府フェイズ

 「他の鎮守府の艦娘たちと交流を深める」任務はこのフェイズで成否を判定します。成功するには、以下の条件のうち、1つ以上達成する必要があります。

1.3つのシーンを2回以上成功させた場合

2.「交流シーン」「遊びシーン」でシーンの成否判定がスペシャルになった場合

3.特別ミッションに成功した場合(後述)。

 

 1または2を達成した場合、全てのシーン終了後、決戦フェイズに入ってください。3の特別ミッションは発生しません。

 もし、1・2両方とも達成できなかったら、行動不能(行動力0もしくは轟沈状態)になっていないPCの中から一人を選び、次の任務表を使って特別ミッションに挑戦してください(回避も可)。これも失敗・回避した場合には、「他の鎮守府の艦娘たちと交流を深める」任務は失敗です。決戦フェイズに入ってください。

 

 

◆決戦フェイズ

 前よりも数は少ないが、今度は偵察機を搭載した軽巡がいる。偵察に本腰を入れてきたのだろうか? 

 でも、もしここで敵艦隊を撃破できれば、鎮守府の解散も撤回されるかもしれない。(旗艦の艦娘)は提督に出撃を具申する。

 

・戦場

 『着任の書』p.231の戦場表を使ってランダムに決定します

 

・敵艦隊

★旗艦:軽巡ト級

 命中力:2 火力:2 回避力:1 装甲力:8 行動力:14

 アビリティ―【6inch連装高射砲】主砲 射程:中 火力修正:3 《機動/航海8》

       【21inch魚雷前期型】魚雷 射程:短 火力修正:2 雷撃:2 《魚雷/戦闘10》

       【偵察機】艦載機 偵察9

随伴艦A:軽巡ホ級

 命中力:1 火力:1 回避力:1 装甲力:6 行動力:10

 アビリティ―【6inch単装高射砲】主砲 射程:中 火力修正:2 《クール/魅力3》

       【偵察機】艦載機 偵察9

随伴艦B: 駆逐イ級elite

 命中力:2 火力:2 回避力:2 装甲力:6 行動力:10

 アビリティ―【5inch単装砲】主砲 射程:短 火力修正:2 《おしゃべり/趣味7》

 

◆終了フェイズ

 終了フェイズは4パターンあります。2つの任務の成否で分岐します。

 

〈1.PCが勝利した+「他の鎮守府の艦娘たちと交流を深める」の任務を達成した場合〉

 「君たちのような、すぐれた素質を持つ艦娘をこんなところで遊ばせているわけにはいかないな。やはり、この鎮守府は閉鎖し、君たちは速やかに別鎮守府に異動するようにしよう。」

 また、(別鎮守府のNPC艦娘)が、自分たちの鎮守府に来るよう、誘ってくれました。これにどう返事をするか。次に挑戦したいシナリオを元に話を作っていってください。

 

〈2.PCが勝利したが「他の鎮守府の艦娘たちと交流を深める」の任務は失敗だった場合〉

 「君たちのような、すぐれた素質を持つ艦娘をこんなところで遊ばせているわけにはいかないな。やはり、この鎮守府は閉鎖し、君たちは速やかに別鎮守府に異動するようにしよう。」

 (別鎮守府のNPC艦娘)は、「あまり力になれなくてごめんね。でも、また何かあったら、連絡して。今度こそ、力になれると思うから」と言って、帰っていきました。

 

 この後、平均レベルが2以上になっていれば、別にシナリオに突入してください。もし、平均レベルが2になっていなければ、再挑戦しても構いません。

 

〈3.PCが敗北した+「他の鎮守府の艦娘たちと交流を深める」の任務を達成した場合〉

 やはり、ダメか……。練度が低すぎたんだ。絶望にかられる艦娘たち。そんな中、(別鎮守府のNPC艦娘)が支援艦隊を率いて、敵艦隊の背後を強襲する。虚を突かれた敵艦隊は挟み撃ちになることを恐れ、速やかに退却した。

 提督はPC艦娘たちを集めて、こういいました。

 「今は一人でも戦力がほしい。君たちはやはり、別の鎮守府で鍛え直した方がよさそうだ。」

 また、(別鎮守府のNPC艦娘)が、自分たちの鎮守府に来るよう、誘ってくれました。これにどう返事をするか。次に挑戦したいシナリオを元に話を作っていってください。

 

 平均レベルが2以上になっていれば、そのまま「暇だったはずなのに」などの別シナリオに突入してください。もし、まだ平均レベルが2以上になっていなければ、再挑戦しても構いません。

 

〈4.PCが敗北+「他の鎮守府の艦娘たちと交流を深める」の任務も失敗だった場合〉

 やはり、ダメか……。練度が低すぎたんだ。絶望にかられる艦娘たち。そんな中、(提督のNPC秘書艦)が単独で突撃を開始する。そして、敵主力を一撃で撃沈。その勢いに恐れをなしたのか、生き残った深海棲艦はそのまま退却する。

 提督は艦娘たちを集めて、こういいました。

 「今は一人でも戦力がほしい。君たちはやはり、別の鎮守府で鍛え直した方がよさそうだ。」

 (別鎮守府のNPC艦娘)がPC艦娘たちを慰めます。そして、「あまり力になれなくてごめん。困ったときにはまた連絡してね」と言って、帰っていきました。

 

 まだ平均レベルが2以上になっていなければ、再挑戦しても構いません。


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