No.779192

恋姫英雄譚 Neptune Spiear

実力を示す為にリアンは自らが銃を取る。

2015-05-23 22:35:25 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:681   閲覧ユーザー数:636

Mission04:Bin Ladin Gun and SIG Mk25

 

 

 

 

実力が見たいという賈詡の要望で準備を進めていた。俺は宛てがわれた部屋にて返却してもらった装具の状態を確認してから装着し始める。

 

装具や予備マガジン、グレネードにコンバットナイフ、更には俺の相棒でもあるミリタリーマチェットのブラックウイング‘‘忍者”を取り付け、全ての準備が整ったら部屋を後にする。

 

 

「準備できたぞ……どうかしたか?」

 

「うわっはぁ〜……やっぱゴタゴタしとるなぁ……」

 

「へぅ……重そうです……」

 

「それはお前の国の防具なのか?」

 

「あぁ。だがこいつは一般兵向けじゃない……」

 

「んっ?どういう意味なん?」

 

 

董卓、張遼、華雄はなんのことか分からなかったようだが賈詡だけは俺が特殊部隊所属か何かだと悟ったようだ。

俺が中央に移動する度に周りから噂を聞きつけた文官武官、将兵、更には料理人から侍女までと見物に来ているようだ。

 

そして俺が定位置に踏み込むと既に誰かが弓を手にして待機していた。

 

 

「それじゃ説明するわ。あんたにはうちの軍で一番の名手と競い合って貰うわね」

 

 

賈詡はそういうと先程から待機していた男を指差す。

 

 

「へん……妙な格好の奴だな……」

 

「リアン・スチュアートだ。宜しく頼む」

 

「そいつは李傕。弓兵隊を指揮しているわ」

 

 

悪態をつく李傕は俺の装備品をジロジロと見る。個人的にいえば李傕はあまりいい印象がなく、この世界の李傕もなんだか信用ならない雰囲気を醸し出している。

 

 

「あんた達にはそれぞれ時間と正確性を競って貰うわね。その場所から向こうにある案山子の距離が大体で600尺(約64m)あるわ。その5つある案山子を出来るだけ「なぁ……少しいいか?」なによ?何か不満があった?」

 

「話しを遮ってすまないな。すまんが的を変えてくれないか??」

「的を?」

 

 

賈詡がいい返すと俺は装備を纏めていた部屋に置いてあった湯呑みを取り出す。

 

 

「あの案山子がある場所にこの湯呑みを置いて、これを的とする。正確性を求めるなら複数の内の何個かに色を塗ってそれに当てる。その際に第3者が配置場所を決めて振り向いたと同時に目標を見定めるというのは以下がか?もちろん俺も同じ条件でやろう」

 

 

 

 

そういうと周りがざわめき始めた。しかし李傕は余裕なのか賈詡を見て頷く。よほど自信があるのだろう。

李傕が了承したのを確認したら賈詡は侍女に湯呑みを持ってくるように指示し、暫くしてから侍女が湯呑みを20個ほど持ってきた。

 

 

「じゃあ李傕は後ろを向きなさい。私が手を叩いたら振り向いて射掛けなさい」

 

「へん‼︎楽勝だ‼︎赤っ恥かかせてやんよ‼︎」

 

 

そう俺に豪語するが何も思わなかった。

 

 

「それじゃ………始め‼︎」

 

 

賈詡が手を叩いた瞬間に李傕が弓を構えながら振り向き、目標を見定める。60m先にある湯呑みは予想以上に小さく感じたようであり、最初の3本は外れる。

 

 

 

 

そして4本目でようやく3つある色つき湯呑みの一つに命中。

そのまま合計5本の弓矢を外して3つあった目標を仕留めた。

 

 

「はん‼︎どんなもんよ⁉︎」

 

「………はぁ〜……」

 

「あん?なんで溜息なんか吐くんだ?」

 

「………腕が悪い」

 

「なっ……んだと⁉︎」

 

「それじゃ次はリアンよ。早く準備して」

 

 

賈詡の催促で俺も後ろを向き、HK416をローレディの状態で構える。

李傕は俺が外すと思っているようだが勝ちは貰った。なにしろ向こうは5発も外しているのだからだ。俺は口もとをニヤリとさせながら李傕を見た。

 

 

「李傕……といったな?」

 

「あん?」

 

「その無駄に高い自信………撃ち砕いてやるよ」

 

「それじゃ………始め‼︎」

 

 

 

 

賈詡の合図で俺は勢い良く振り向いて、HK416を構えながら瞬時に目標の位置を把握する。

そしてトリガーを引いた瞬間に銃声と共に5.56mm弾が撃ち出され、彼女達は完全に驚いたようだ。

 

 

「へぅ⁉︎」

 

「きゃあ⁉︎」

 

「うわっ⁉︎」

 

「なっ⁉︎なんや⁉︎」

 

周りにいた李傕を含めた将兵達も思わず身体を縮めて耳を塞いでいた。放った銃弾はまっすぐ色つき湯呑みに命中して粉砕し、立て続けに一発も外すことなく4つあった湯呑みが瞬く間に無くなった。

 

そしてサプライズとしてHK416から切り替えて素早くホルスターからMk25を抜き取り、構えると案山子に照準を合わせてヘッドショットを食らわせる。

 

銃声が鳴り響いた後に続いたのは暫しの沈黙。だが俺は気にせずMk25をホルスターに戻して、HK416からP-MAGを引き抜いてチャージングハンドルを引いてチャンバーの中にあった弾薬を取り出した。

 

 

「な………な……」

 

「……判定」

 

「ふぇっ⁉︎あっ………し……勝者‼︎リアン‼︎」

 

 

賈詡がそう宣言すると周りから歓声が挙がる。対して李傕は何が起きたのか全く理解出来ていないようで唖然としていた。

 

 

 

 

「これでいいか?」

 

「へぅ……びっくりしました……」

 

「めっちゃ凄いやん‼︎なんや雷みたいな音したと思うたら湯呑みが吹っ飛んでたんやからびっくりやで‼︎」

 

「しかも弓兵とは比べ物にならぬ位に素早かった……」

 

「………それがリアンの国の弓なのね?」

 

「あぁ。だがこの程度だったら一般兵でも出来るし、俺にとっては肩慣らしにもならんよ」

 

 

そう言い放つと周りが再びざわめきだす。はっきりいえば60m程度の距離じゃ新兵が初めて射撃を経験する時の距離でしかなく、俺にとっては本当に肩慣らしにもならない。

そう考えていると賈詡が何か考えに至ったようであり、神妙な趣で話し掛けて来た。

 

 

「……あんたの弓兵の腕前は分かったわ」

 

「別に褒められることじゃない。肩慣らしにもならないといっただろ?」

 

「だけど智勇も見てみたいわ。だから今からいける?」

 

「もちろんだ。どんな風に試すんだ?」

 

「じゃあこっちに来て。内容は用意出来てるからすぐに始められるわよ」

 

 

賈詡がそういうと俺は彼女と共に試験会場へと向かう。俺たちが立ち去った後に残された李傕が何か恨めしそうにこちらを睨んでいたが無視することに限る。

 

そして装備一式を彼女達に再び預けるとある部屋へと招かれた……………。


 
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