No.778426

No.532 墓守の剣士

さのたけさん

古くから戦争で勝利を得た者の墓を守る敗れた敗者の霊、と分類される一方で、近年ではしっかりと脚部が見てとれるため黄泉から次元を超えて現れる剣士とされる。その証拠に腹部だけが陽炎のようにぼんやりしており、上半身と下半身が離れているように見える瞬間すらある。内臓が別次元にあるため、一旦食物で取り入れたエネルギーが排出されず無限に温存されており、何も口にしなくとも素早い運動能力を維持することができる。兵力としては申し分なく遺跡や墓を守護する、現在も過去も把握する生き字引。二つの刀で侵入者を一刀両断、盾など持たず我が身を傷つけ、仮に倒れたとしても先人の偉勲を守るために何度も立ち上がるのが彼らの宿命であり誇りなのだ。

2015-05-20 03:34:41 投稿 / 1184×2104ピクセル

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