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No.771529
九番目の熾天使・外伝 ~vsショッカー残党編~
竜神丸さん 2015-04-16 17:21:55 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:2727 閲覧ユーザー数:1256 |
「―――うぉわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
「「「「「!?」」」」」
アンダーワールドが破壊された為、魔法陣を通じて強制的に現実世界へ弾き出されたウィザードとレギオン。ウィザードは支配人達の目の前に飛び出し、レギオンは地面に着地してから何も言わずに何処かへ立ち去って行く。
「フン…」
「ぐ……待て、レギオン…!!」
「待て、まずはディアの回復を…」
「やる前にまずは移動するぞ。ここじゃ何かと都合が悪い」
「「「「「グルァァァァァァァァ…!!」」」」」
スカルの言葉通り、彼等の周囲にはズ・メビオ・ダやクラブロード、コキリアワームやホエールイマジン、ポーラベアーファンガイアやハゲタカヤミー、更にはコーマ・ゾディアーツやカミキリインベスなどが次々と集まり始めてきていた。まずはこの状況を打破するべく、スカルはスカルマグナムで怪人達を退ける。
「退け」
「「「「「グギャアッ!?」」」」」
「ハルカ、早くウルを中に!!」
「ッ…えぇ!!」
「ハルト、お前もこっちに来い!! そんな状態じゃ無理だ!!」
「…くそ…!!」
スカルが怪人達を怯ませている間に、ハルカと支配人がディアーリーズを、幸太郎がウィザードに肩を貸す形でスカルギャリーまで運んで行く。途中でズ・メビオ・ダが一同に襲い掛かろうと飛びかかったが、カリスのカリスアローで斬りつけられて返り討ちにされる。
「零、後は頼めるな?」
「あぁ、先に戻っていてくれ。俺はコイツ等を引き付けておく」
「「シャァァァァァァァァァッ!?」」
支配人を除くメンバーが乗り込んだ事で、スカルギャリーはその場から一目散に走り出した。走り出したところでコキリアワームやカミキリインベスが轢かれて爆散し、残る怪人達は噴水広場に置いてけぼりにされる。その怪人達の前に支配人が立ちふさがり、腰にゲネシスドライバーを装着する。
「さぁて、コイツの実戦調整に付き合って貰うぞ」
≪メロンエナジー……ロック・オン≫
メロンエナジーロックシードが開錠され、それがゲネシスドライバーに装填される。頭上のクラックからは展開前のメロンエナジーアームズが出現し、支配人はそのままゲネシスドライバーのレバーを押し込む。
≪ソーダァ……メロンエナジーアームズ…!≫
メロンエナジーアームズを被り、鎧に展開。仮面ライダー斬月・真への変身を完了した支配人は、右手に出現したソニックアローを構える。
「さぁ来い、怪人共」
「「「「「グガァァァァァァァァァッ!!!」」」」」
斬月・真の挑発に乗ったのか、怪人達は唸り声を上げながら一斉に襲い掛かっていく。
「……」
そんな彼等の戦いを眺めていた一人の男性は、すぐにその場から姿を消すのだった。
その後、鳴海探偵事務所の格納庫…
「ここは…」
「スカルギャリーの格納庫だ。ここはまだ誰にも知られていない、しばらくは安全だ」
スカルギャリーがハッチを開いた状態で停められているこの部屋に、今回の戦いの負傷者達が傷の手当てを受けさせられていた。と言っても一番傷が酷いのはokakaくらいで、刃とディアーリーズの二人は外傷がそこまで酷いという訳ではなかった。最も…
「…ハルカ、どうだ?」
「…マズいわね」
ディアーリーズに関しては、外傷よりもっと重大な問題があった。
「これを見て頂戴」
現在、ディアーリーズは床の上に敷いた布団に上半身裸の状態で寝かされていた。その上半身には電極のような装置がいくつも付けられており、ハルカはその電極から送られて来たデータをパソコンの画面に表示する。画面には数値データが棒グラフとして表示されていたが……そのグラフの内、一本は数値が0の状態で表示されていた。
「この0と表示されているのが、今のウルが持ち合わせている魔力量よ……極微量に残ってはいるけど、もう魔法も碌に使えるような状態じゃないのは確かよ。おまけにその残っていた微量の魔力も、ほんの数日で完全に消えてなくなっていくでしょうね…」
「…もう戦える手段が無い、という事か?」
「いいえ、一応あると言えばあるわ。これがそうよ」
ハルカはディアーリーズが所持していた戦極ドライバーを荘吉に見せる。
「ただ、ウルが普段戦い慣れているのはウォーロックの方よ……いくら武器を選ばず戦えるとしても、彼にとっては魔法が一番の頼りだったから…」
「根本的な解決には至らないか…」
「…すまん!!」
ハルトは一同の前で、頭を床にゴンとぶつけたまま土下座をかます。
「俺がレギオンを仕留めていれば、ウルは魔法を失わずに済んだんだ!! なのに俺は…」
「ち、違います!」
「! サツキちゃん…」
ハルトが土下座しているところに、サツキも割って入る。
「元はと言えば、私が勝手に外に出てしまったのがいけないんです! 私があの怪物に襲われてなければ、ウルさんも今頃…」
「よせ、二人してみっともない」
荘吉は無理やりハルトとサツキの頭を上げさせる。
「謝ったところで、結局状況は何も変わりはしない。ただ後悔するくらいなら、自分が今どうするべきなのかを真剣に考えろ」
「く…」
「ッ…ごめんなさい…本当にごめんなさい…!」
ハルトは悔しげに床を殴りつけ、サツキは涙を流し続ける。流石に見ていられなかったのか、テディがサツキにハンカチを渡して上手く慰める。
「…正直に言って、今はかなりの痛手を負った状態ね。洗脳されてたメイジの子を含めて、こっちはライダーが四人も動けないでいる。このままじゃショッカーの計画を止めるのは難しいわ」
「レイも怪人達を引き付けてる最中だしな……今はまともに動かない方が良いかも知れない」
「…本来なら、一刻も早く捕まっている人達を助けなければならんが、止むを得んか。まずはそいつ等が目覚めるのを待つしかなさそうだ……あぁ、それから」
荘吉は格納庫から出る前に、ウルを帽子で指差すようにしながら忠告を入れる。
「そこの坊主は、目覚めた後も絶対に戦場には出すなよ」
「!? だが…」
「ハッキリ言わせて貰うが、今のそいつが戦っても足手まといにしかならん。そいつが一人で行動しないよう、お前達でしっかり見張るかどうかしておくんだな」
―――ろ…
「良い……実に良い…」
―――めろ…
「実に美しい、最高の快楽だぁ…」
―――やめろ…!!
「あぁぁぁぁ……エキサイティングゥ…!!」
「―――やめろぉ!!」
真っ暗闇の中で、ディアーリーズは叫ぶ。
アキ…
こなた…
アスナ…
凛…
みゆき…
響…
アンジェ…
真優…
ユーリ…
愛華…
カエデ…
その全員が、見るも無惨な死体となってディアーリーズの周囲に転がっていた。彼女達をこんなにした犯人は、今も彼の目の前にいるレギオンだ。好きなように暴れるレギオンを前に、ディアーリーズはすかさず魔法を繰り出そうとするが…
「!? 魔法が…」
今の彼は、何も魔法を使えない状態だった。何度リングをベルトに翳しても何も魔法は発動しないし、いつもの音声も鳴り響かない。
「くそ……くそっ……くそぉっ!!」
何度やっても、魔法は使えない。今のディアーリーズは魔法を使えない苛立ちと、レギオンに対する怒り、そしてそのレギオンを相手に何も出来ない自分自身が何よりも憎たらしかった。
「ウ、ウルさん…」
「!? 美空さん…!!」
そんなディアーリーズの下に、まだ殺されていない美空が助けを求めるように走り寄って来た。その後ろからはレギオンが迫り来ている。
「た、助けて…!!」
「ッ……美空さんは下がって!! コイツが僕が…」
「邪魔だ……退け!!」
「がはっ!?」
しかしレギオンの腕力を前に、ディアーリーズは無力だった。片手で服を掴まれたまま彼は遠くに思いきり投げ飛ばされる。
「く…」
「さぁ、お前も俺を満足させてくれるかぁ…?」
「ひっ……ウル、さん……助けて…!!」
「ッ…待て、やめろレギオン……やめてくれぇっ!!!」
ディアーリーズが叫ぶも、レギオンはハルメギドを振り上げる。そして…
-ザシュウッ!!-
「が、は…」
ディアーリーズの目の前で、美空はハルメギドの凶刃で斬り裂かれた。血飛沫が舞い、その血は彼女の下へ駆け寄ろうとしたディアーリーズの顔に降りかかる。
「あ、ぁ……あぁぁぁ…」
血まみれの美空が力なく倒れ伏すのを見て、ディアーリーズの表情は絶望に染まり切っていく。
自分は無力だ。
自分は何も出来ない愚か者だ。
いっそ消えてしまいたい。
しかし現実は非情かな。
今の彼はレグルスを失った状態。
彼がどれだけ絶望したとしても、彼自身がファントムを生み出して死に至るような事は無い。
(僕は…………誰も守れない……もう、駄目なんだ…何も、かも―――)
≪駄目だよウル君、希望を捨てちゃ駄目だ≫
(―――?)
その時だった。
彼がいる真っ暗な空間に、若い少年の声が聞こえてきたのは。
「……君、は…?」
≪君はまだ全てを失った訳じゃない。思い出すんだ、君が魔法使いとして戦う理由を≫
「理由……………………あぁ、そうか…」
完全に冷め切ろうとしていたディアーリーズの瞳に、再び光が戻る。
「僕は希望を守る魔法使い…………僕自身が、絶望に負けてどうするんだ……絶望なんかに屈しないって……必ず守り通すって…」
「…雲雀さんに、そう誓ったじゃないか!!!」
「ッ!? ム、グ…ヌォォォォォォォォォォォォォォ…!?」
ディアーリーズのその言葉と共に、彼の周囲が一瞬の内に光に包まれる。周囲に転がっていた死体やレギオンが全て
≪そうだよ、君はまだ立ち上がれる。“彼”も言っていたんだ……諦めない限り、道は開ける物なんだって≫
「…君は、一体誰なんだ…? 名前を、教えてくれないかな」
≪僕の名前……分かった、教えるよ。僕の名前は―――≫
「―――はっ!!」
「「うぉびっくりしたぁ!?」」
そして眠りから目覚めたディアーリーズは、急にガバッと起き上がってみせた。いきなり起き上がった彼を見て驚くハルトと幸太郎を他所に、ディアーリーズは周囲をキョロキョロ見渡す。
「今の……夢だったのか…」
「ウル、目が覚めたのね。良かった…………でも悪いニュースがあるわ。レギオンが、あなたの中にいるレグルスを倒して…」
ハルカが言いかけたところを、ディアーリーズは手で制する。
「良いんだ……自分で、分かってる事だから」
「ウル…」
ディアーリーズは近くに置いてあった戦極ドライバーを手に取る。
「ハルカさん……これ、アップデート出来ますか?」
「え? い、一応出来るわよ? 竜神丸のデュークほどじゃないけど…」
「ならお願いします……まだ、希望が残っているのであれば」
「ウル…?」
ハルカが不安そうに見つめる中、ディアーリーズは立ち上がり、階段の前に立っている荘吉と向き合う。荘吉の方が背が高い為、ディアーリーズは必然的に彼を見上げる体制になる。
「ウル……魔法を失った状態で、お前に何が出来る?」
「魔法があってもなくても関係ありません」
「…ほう」
そう言って、ディアーリーズが荘吉の横を通ろうとした途端…
-ブォンッ!!-
「ぐ…!?」
「うぉわっと!?」
「ぬぅ…!!」
ディアーリーズの身体が、荘吉によって投げ飛ばされる。投げ飛ばされて来たディアーリーズをハルトとテディが慌てて受け止める。
「今のも碌に反応出来ないようじゃ、戦いに出たところで意味が無いだろう?」
「ッ…」
「傷が治ったとはいえ、疲労まですぐに回復する訳じゃないんだ。お前はまだ休んでいろ。ショッカーは俺達の手で倒す」
「…いえ」
ハルトとテディに支えられながらも、ディアーリーズが立ち上がる。
「それでも戦います……僕はまだ、諦める訳にはいかないんです」
「何…?」
荘吉がギロリと睨みつけるが、それでもディアーリーズは動じない。
「ウル……何故そこまでして戦おうとする? 戦極ドライバーと言ったか? それを使ったところで、レギオンとやらに勝てる保証は無いぞ」
「僕は守らなきゃいけないんです。僕と共に戦ってくれるハルカさんやハルトさんの為に……僕の帰りを待っている人達の為に」
「ショッカーは、お前や俺達が思っている以上に厄介な連中だぞ。それでも戦うつもりか?」
「そんな事、いちいち気にしてたらキリがありません。相手が誰であっても僕は戦います」
「お前は何も分かっていない……そんな無茶を続けるようじゃ、今にデカいもん失うぞ」
「失いません。失わない為に戦うんですから」
「甘いな。純粋で青臭い馬鹿の考えそうな事だ」
「馬鹿で構いません。誰かを助ける為に、脇目も振らずに一直線を突っ走れるような馬鹿……そんな馬鹿に、僕はなりたいんです」
ディアーリーズと荘吉は無言のまま睨み合いを続ける。そんな重い空気の中でハルカや幸太郎達が不安そうに眺めている中、荘吉は小さく溜め息をつく。
「…今のような状況じゃなかったら、問答無用で却下していたところだ」
「でしょうね」
「…だが、今はそうも言っていられない」
荘吉がディアーリーズの肩をポンと叩く。その表情は先程までと違い、少し和らげな物だった。
「そこまで言い切ったんだ……失うんじゃないぞ」
「…はい!!」
ディアーリーズは力強く返事を返す。そんな彼の姿に、荘吉はフッと笑みを浮かべる。
「話は終わったか?」
話が終わったのを察してか、ちょうど良いタイミングで始が介入してきた。
「ウル、お前にお客さんだ」
「え、僕に?」
始の言葉に「?」と首を傾げるディアーリーズだったが、その疑問もすぐに解決した。
「あら? あなたは…」
「あ……どうも…」
始の後ろから現れた人物を見て、ディアーリーズ達はすぐに理解した。その人物は、数時間前にメイジとしてディアーリーズ達と戦った、あの少女だった。
「君は、メイジの…」
「初めまして……私は、稲森真由と申します」
少女―――稲森真由がペコリと頭を下げるのを見ていたからか、一同は気付かなかった。
一枚の書き置きを残したまま、okakaの姿が消えていた事に。
一方、噴水広場では…
≪メロンエナジースカッシュ!≫
「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「「「ギャァァァァァァァァァッ!?」」」
斬月・真の振るったソニックアローから斬撃が放たれ、ズ・メビオ・ダ、ポーラベアーファンガイア、コーマ・ゾディアーツの三体が同時に爆発。その爆発の中からホエールイマジンが飛び出して来るが、斬月・真は慌てずソニックアローでホエールイマジンを斬りつけ、更に別方向から迫って来たクラブロード、ハゲタカヤミーを連続で狙撃する。
「さて。数も減ってきたし、そろそろ〆と行こうか」
≪ロック・オン…≫
ソニックアローにメロンエナジーロックシードが装填され、斬月・真はクラブロード達から距離を取ってからゆっくりとソニックアローの引き鉄を引き始める。ソニックアローの矢先にエネルギーが集まる中、クラブロード、ホエールイマジン、ハゲタカヤミーが同時に駆け出し…
「…はぁっ!!!」
≪メロンエナジー!≫
「「「ガァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!?」」」
ソニックアローから放たれた一撃は、三体の身体を纏めて貫いていく。爆発が起こる中、斬月・真はソニックアローを降ろしてからメロンエナジーロックシードを閉じ、変身を解除する。
「さて……状況は最悪ってところかな。ディアの魔力が失われたとなれば、アイツの戦力はもう戦極ドライバーしか無い訳だが…」
支配人は念話を発動し、オーライナーで待機中であろうユイ達に連絡を取る。
『ユイ、少し良いか?』
『あ、兄さん。何?』
『ディアがレギオンにやられて魔法を失った。戦力を整えるには、ちょっとばかし増援を寄越した方が良いかも知れない』
『分かった。でもフィアレスは
『む、やっぱ難しいか…』
『でも、
『…よし、分かった。ユイとジンバは一旦戻って
『ある人物…?』
『敵にやられて動けない奴もいるからな。状況からして、あまり躊躇してる余裕も無い。だからこそ、俺はアイツと話を付けなきゃならない』
『もう一人のジョーカー、剣崎一真にな』
風都、とある工場跡…
「…さて、ここらで良いかな」
事務所をこっそり抜け出して来たokakaが、腰にプロトディケイドライバーを装着したまま準備運動をしているところだった。アサシンの実力で誰にも気付かれる事なく抜け出した彼は、ある目的の為に人気の無いこの場所までやって来ていた。
(あの時の暴走は、いつもと全く違う状況だった……普段ならあそこまで意識が暴走する事は無いのに…)
ネオとの戦いの最中に発生した暴走。しかし普段のプロトディケイドならあんな形の暴走はしない筈。プロトディケイドのライダーシステムに何か変化でも生じているのだろうか。今のokakaはその疑問を解決したくて仕方が無い状況だった。
「何はともあれ、まずは戦って確かめるしか無いかな……っと。良いところに出てきたな」
「「「「「ウゥゥゥゥゥ…」」」」」
「「「「「ムンッ!!」」」」」
「「「「「グゥゥゥゥゥゥゥゥ…!!」」」」」
okakaの前に屑ヤミーやダスタード、初級インベスの大群が出現する。周囲に怪人の姿は見当たらない。
「戦闘員クラスのみか、ちょうどいい」
okakaはドライバーのバックルを開き、カードを手に取って構える。
「変身!」
≪カメンライド・ディケイド!≫
okakaはプロトディケイドに変身し、ライドブッカー・ソードモードを構える。しかしその直後…
≪Warning…Overlord…≫
「!?」
その音声が鳴り響くと同時に、プロトディケイドの全身から煙が勢い良く噴き出し始めた。その動きも何処かぎこちない物になる。
「ぐ、また暴走か…ッ!?」
「「「「「オォォォォォォォォッ!!」」」」」
ダスタード達が一斉に動き出し、それに続く形で屑ヤミーや初級インベスの大群も動き出す。それに対してプロトディケイドはライドブッカーを構えたまま、okakaの意志に関係なく真正面から突っ込んでいく。
(くそ、何がどうなっている…!?)
そのままプロトディケイドは暴走を再開。襲い来る戦闘員達を片っ端から斬り倒しながら、okakaは意地でもプロトディケイドの暴走を抑え込もうと必死に足掻き始めるのだった。
一方…
-ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…-
ショッカーキャッスルを目指し、青色のバイク―――ブルースペイダーに乗って道路を走る青年がいた。ヘルメットを被っている為、青年の顔は見えない。
「…!?」
その時、青年は何かに気付きブレーキをかけた。ブルースペイダーが止まり、青年はブルースペイダーから降りて目の前にいる人物を見据える。
「君は…」
「見つけた、剣崎一真。もう一人のジョーカー…」
青年―――剣崎一真の行く手を阻むかのように、枯葉が姿を現すのだった。
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