No.770759

北上様

毎度題名って苦労しますよね……

2015-04-13 10:31:53 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:543   閲覧ユーザー数:541

 ったく、なーにやってんの提督。体調管理も仕事のうちなんじゃないの? んもー。ちょっとおでこ触るよ。うわ、あっつ。完全に風邪だねえ。

 まあいいよ。寝てなよ。とりあえずデコに貼るのちょっと持ってくるからさ。あと何かいる? ああうん、風邪薬とスポドリね。はいはい。じゃちょっと探してくるから黙って寝てるんだよー。

 ……はぁ。めんどくさいなあ。探せばあるって言っちゃったけど、風邪なんて引かないしなあ、あたし。ま、いっか。間宮さんとこ行けばあるでしょ。たぶんね。ゆっくり歩いてこ。別に死にかけてるわけじゃないし。

 しかし、四月に入ってから、ホント天気がコロコロ変わるねえ。あたしゃ暖かいのが一番だと思うんだけどねえ。寒いとさ、ほら、ストーブつけるのに灯油いるじゃん? アレを入れに行くのがめんどくさいんだよねえ。くさいしさ。あと手につくとなんか嫌な気持ちになるしさあ。まあ冬の風物詩って事で、良いのかもしんないけどねー。

 さて間宮さんとこ間宮さんとこ、っと。えーと、やってたっけ? やってなかったら酒保みて、それからコンビニかー……。いや、うん。やってると信じよ。めんどくさいことを考えるのはやめやめ。あとで提督が化けて出ても困るし。

 で、ほどほどに涼しい外を歩いて間宮さんとこに来ましたよーっと。やってるかな。あ、やってるやってる。間宮さーん。こんにちは。ああいやうんうん、今日はもうお昼食べちゃった。いやさ、提督が風邪引いちゃって。うん、それでスポーツドリンクか何かと風邪薬、あとおでこに貼るのがないかなーって思ったんだけど、どうかな?

 ……あー、うん。だよねー……。いや、うん。酒保の方も見てみるよ。ありがとね。スポーツドリンクと、あーうん、お粥ももらってく。提督の給料から引いといて。うん。んじゃねー。

 ……えーと。まあ、いっか。とりあえず酒保いこ酒保。とりあえず間宮さんとこに風邪薬とかを求めるのは間違いだったね、うん。ごめんね間宮さん。悪気はなかった。ホントだよ。

 さて酒保酒保、っと。最初からこっちだけでよかったよねえ。ありそうな可能性高いの明らかにこっちだもん。歩きたかったから間宮さんとこ行ったことにしよ。そうしとかないとなんか損した気持ちになるし。

 おーい。誰かいないの? おーい。あ、いたいた。酒保さん、風邪薬とおでこに貼る奴ない? いや、あたしじゃなくてさ、提督がね。あ、これ? これ先に間宮さんとこ行っちゃってさ。なんか何も買わないで帰るのも間宮さんが気の毒かな、と思ってねえ……。

 お、やっぱあるじゃん。最初からこっちに来れば良かったね。じゃあそれとそれ貰うよ。代金は提督の給料から引いといて。うん。え? 別に引いても大丈夫大丈夫。はいどうも。んじゃねー。

 さて帰ろっかね。ゆっくりとね。めんどくさいからね。って、あれは……うん。間違いないね。大井っちじゃん。

 大井っちー、元気ー? そっか、よかったよかった。え、これ? 提督が風邪引いちゃってさー。しょうがないからあたしが買い物しにいったってわけ。

 ……どったの大井っち? 急に咳き込んだりなんかして。え、なんか風邪引いた? そりゃまた随分と急に風邪引いたねえ……。あーはいはい。風邪引いたなら自分の部屋に帰った帰った。さあさあ。はいはい。あとで行くからさ、ね? うんうん、風邪引いたなら部屋でおとなしく寝てるのが一番だよ。ほら、倒れる前に帰った帰った。

 ……あたし達って、風邪引いたっけ? 引くか。たぶん。引くことにしとこ。しかしまあ、随分と急に症状が出る風邪もあるもんだねえ。早いとこ提督にこれ届けて大井っち寝かしつけにいこ。

 とんとんとん、っと。提督ー、入りますよー。元気ー? なわけないよね。ほら、色々。間宮さんが心配してお粥作ってくれたんだから食べなよ。食べさせてあげる? あ、いい? あっそ。

 じゃああとはお粥食べて薬飲んで寝てるんだよー。あたしゃお母ちゃんか。まあいいや。風邪移されてもやだし、ちょっと大井っちの部屋行ってくるからね。気が向いたら戻ってくるから寝ときなよ。

 ……はぁ。気が向いたらって言っちゃったけど、自分の部屋に帰ってごろごろしてていいよね。何だかもうどうでもよくなってきたよ。とりあえず大井っちんとこいこ。

 とんとんとん、大井っちいるー? ありゃ、寝込んでる。あーうんうん、風邪だようん。ちょっとおでこ触るよ。あーうん、熱いし風邪だね。ほらほら、ちゃんと布団かぶって寝ときなって。風邪ばらまいてもしょうが無いからね。ちゃんとしっかり治すんだよー。ほら、手握ってあげるから寝なって。

 ねーんねーんころーりよなんとやら。……よし、寝た。寝た事にしよ。さあそーっと帰ろ。そーっとそーっと。起こさないようにね。

 どう考えても仮病だよねえ、大井っち。おでこが全然あたしと大差ない熱さだったし。あ、もしかしたらあたしが風邪引いてるかもしんないのか。それはないね、うん。

 あー、疲れた。なんか肩こった気がするよ。やっぱ風邪かねえ。あたしも部屋に戻ってのんびりごろごろしよーっと。提督があの調子じゃ、午後もたぶん暇だろうしねえ。帰ろ帰ろ。気が向いたら見に行くことにしてね。じゃ、そういうことで。


 
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