風天区・とあるラーメン屋にて。
「大将替え玉だぁ!替え玉くれーっ!!」
「あいよ!」
いきなり豪快に飛ばしているのは風天中学校2年生の長岡シラセ。
ある日、友人のマオ・スペアを連れ立ってラーメンを食べに行こうということになったのだが、
やはり食い物が絡むと裏人格が発動しやすいようで。
「…ねぇシラセ…そ、そろそろやめない?」
「バカ言うない!あたしはまだまだ食えるぞ…ん?」
ふとシラセが目をやると、あちらでも熱い戦いが繰り広げられていた。
「はふっ、はふっ、はふっ」
「すいませーん!チャーハンもうひとつっ!」
「やるわね和美ちゃん…じゃああたしは餃子もうひとつ!!」
フードバトルを繰り広げるのは風天小学校に通う小学生、北城愛と今河和美。
その様子を見ていたシラセは…。
「おーおー、小学生のくせに頑張るじゃねーかwwwよし、あたしもシュウマイ頼もうかね~」
「いや、だからさ…」
と、言いかけたマオだったが、何を言っても聞かなさそうなのでこれ以上は言葉を控えた。
だが、上には上がいた。
ちょうど1杯15人前はあろうかという巨大激辛ラーメンに挑んでいる者が二人。
一人は食料品販売店Selia'sの社長・中目黒
「はふっはふっ、ズズ…な、なかなかやるねセリアさん…」
「ずるる…ドラゴ郎くんこそよく食べるわね…!」
よく見ると丼の周りにはサイドメニューの皿が何十皿も載っており、二人の食べた量がどれほどのものかは想像できよう。
「うっぷ…唯ちゃん…あたしもう駄目…」
「和美ちゃん!しっかりして、和美ちゃ…ぐっ、あ、あたしもリタイア…」
どうやら唯と和美は、ドラゴ郎とセリアに対抗してサイドメニューをたくさん取っていたらしいが、
流石に今回は食べ過ぎたのか、胃袋が限界に達してしまったようだ。
「ほら見ろ、小学生のくせに無理すっからだwww」
「ねぇシラセ、そろそろ本当にやめたほうが…」
「まぁだだ!これしきのことで諦め…ぐふっ!?」
余裕ぶっていたシラセだったが。
「きゅ、急におなかが…うっぷ…」
あまりの苦しさに表人格に戻ってしまうシラセ。
「シラセ!?ねえ大丈夫!?シラセ…」
「だ、大丈夫じゃなさそう~…ちょっと食べ過ぎちゃったみたい…うぅっ…」
シラセは目を回し、そのまま倒れてしまった…。
そんなこんなで周りがことごとくダウンしていた頃。
「ふぅ、ふぅ…これで全部かなセリアさん!」
「そうね…そろそろ切り上げましょう」
と、セリアが厨房に目をやると、疲労でスタッフが次々にダウンしていたのであった…。
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今、戦いの火蓋が切って落とされる!
■出演
シラセ:http://www.tinami.com/view/750176
マオ:http://www.tinami.com/view/750390
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