No.742017

寂しがりやな覇王と御使いの兄26話

あなたまさん

冀州帰還編です

2014-12-07 06:53:38 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:10453   閲覧ユーザー数:7477

 

 

天水で韓遂・西羌連合軍を退け、董卓の変わりに天水太守の座に就いた一刀は桂花や風と相談すべく、兼ねてより計画を立てていた冀州への帰還を果たす

 

霞が戦で負傷、華雄が武者修行で天水を離れた穴は愛紗、程銀、成宜を残し外敵に備えさせ、詠にも諸豪族の動向を見張らせている指示を出していて、異変があれば優れた機動力を持つ明命を派遣する手筈となっている

 

 

一刀「やっと冀州に戻ってこれたか。これから桂花の屋敷に向かおうと思うけど、あっちには知らせてある?」

 

稟「抜かりありませんよ。風と桂花ならば、私達の到着する時期を予測して出迎えに来ると思いますよ」

 

明命「そんな正確な日取りが解るんですか?」

 

汝南で加わった明命は桂花や風の能力を詳しくは知らず、自分達の帰りの日数を正確に逆算出来ると聞いて驚きを隠せないでいる

 

稟「それに、風や桂花だけじゃなく、恋も一刀殿の帰還に気がつくでしょう。あの子に常識は通じませんし」

 

風や桂花はその優れた頭脳で日数を特定する事が出来る。しかし、優れた頭脳が無くても気配や匂い、家族である動物に教えてもらうなどで知る事が出来る恋も待っているのだ

 

一刀「確かに・・・恋なら飛び込んできそうな気もする」

 

予定していたよりも長く旅の日数がかかってしまった為、恋の寂しさが増し、再会した時に全力で抱き付いてきそうな予感がする一刀。華奢な体からは想像出来ない力を有する恋に全力で抱きつかれたどうしよう・・・一刀の心は再会出来る喜びと不安で埋め尽くされていた

 

一刀「俺は予定より戻るのが遅くなったから、桂花の罵詈雑言が飛んでくる気がするな」

 

稟「それは”気がする”では無く、”確定事項”なので、別に驚きはしません」

 

一刀と稟が桂花の反応の予想を言い合いしていると、城門に佇んでいる3人の少女の存在に気が付いた

 

一刀「あれは……風と恋と・・・桂花だ」

 

稟「桂花も入るとは・・・これは予想外でした」

 

一刀「待たせてるのも悪いし、早く合流しよっか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風「おにいさ~んお帰りなさいです。また新しい女の子を作ってきたようですね~後でお説教なのです」

 

恋「にぃに……おかえり」

 

挨拶と同時に風の口撃が炸裂する。予定より遅れ、寂しい思いをさせた自覚があるため、一刀は何も言えず苦笑いしている

 

稟「風は相変わらずですね」

 

風「おや稟ちゃん、お帰りなさいなのですよ~」

 

稟「いま完全に私の存在を忘れていたでしょ」

 

風「…………グゥ…Zzzzz」

 

稟「寝るな!」

 

風「おぉ!?」

 

風お得意?の寝たふりを実行し、稟の突っ込みが入る。息のあった漫才を目の当たりにし、これが一刀様が仰っていた漫才ですか!と明命は謎の感動を得ていた

 

 

一刀「桂花もただいま」

 

桂花「ふん、遅いのよ全く。最初に決めた通りに行動しなさいよ!あんたが遅いと私達も動けないの、そんな事も解らないの?これだからあんたは万年発情男って言われるのよ」

 

一刀「それ言ってるのも、言い出したのも桂花だからね?てか、まだそれ言われるのね」

 

いい加減呼び方を改めてほしいと思う一刀だが、桂花がデレる光景と一刀と呼んでくれる光景が想像出来ず・・・試しに一刀と呼んでと頼もうとした一刀を遮る影が一つ

 

明命「はぅわ!頭がお猫様です!」

 

桂花「ちょっと!いきなりひっつかないで!そこの変態!なんなのよこの娘!」

 

猫耳帽子を被っている桂花を目撃し、猫好きを抑えられずに抱きついて頬をスリスリこすり付けていた

 

一刀「あ~やっぱり猫耳フードに反応しちゃったか。まあ誰も被害者が居ないからこのままでも問題ないか」

 

桂花「問題あるに決まってるでしょ!あんたの目は節穴な訳!?」

 

じゃれ付いてくる明命を引き剥がそうと必死になっている桂花も可愛く、しばらく眺めていたと思ったが、本気で桂花火山が噴火する前に明命に辞めるように”猫語”で伝える。興奮している明命には猫語で伝えないと通じないのだ

 

桂花「今後のことを話したいし屋敷に戻りましょ、髪が乱れたまま外に居たくないし」

 

風「そうですねぇ、こんなところで立ち話もなんですし」

 

桂花「それじゃあ行くわよ、はぐれたら置いて行くから」

 

明命「わかりましたお猫様!」

 

 

 

 

 

 

 

 

初めて桂花の屋敷を訪れる明命と、2度目でまだ道をうろ覚えな一刀を先導する形で桂花と風が一団の先頭を歩く。城門から商店街を抜け、住居区域の中でも一際大きな屋敷、すなわち桂花の屋敷にたどり着き家の門を開ける。帰還してきた一刀達を出迎えたのは荀家に仕える侍女達であった

 

 

侍女一同お帰りなさいませ、お嬢様、旦那様」

 

一刀「桂花……まだ続いてたのかこれ」

 

桂花「えぇ・・・もう諦めてちょうだい。もうしつこすぎて、私も突っ込む気力を無くしたわよ」

 

 

以前方訪問した際、桂花の母親である荀緄に気に入られ、荀緄からは婿殿、侍女達からは旦那様と呼ばれるようになっていた。それは一刀が再び旅に出た後も続き、否定する事に疲れきった桂花は抵抗を諦めていた

 

明命「あぅあぅ。一刀様と・・・お猫様は夫婦なのですか?」

 

一刀「いや~夫婦なんて照れるなぁ」

 

桂花「違うわよ!誰がこの全身精液男なんかと夫婦になりたいもんですか!それとお猫様言うな!」

 

事情を知らない明命は一刀と桂花が夫婦だったんだと口にする。

当事者である一刀は嬉しそうに、桂花は全くそんな事実はないと否定する。否定しつつも、まんざらじゃないといった雰囲気がヒシヒシとかもし出されているのを、桂花と付き合いの長い侍女達は見逃さなかった

 

侍女「お嬢様、いつまでも照れなくていいじゃないですか。旦那様とお嬢様はお似合いの夫婦です」

 

 

1人の侍女がそう発言したのを皮切りに

『一刀と桂花の寝室を造った』

『寝室に飾る花を見繕ってきた』

『音が漏れないように防音対策は万全です』

 

 

など完全に桂花をいじりを楽しんでいる侍女達。もちろん、これらの指示の大本はすべて母親である荀緄である

 

 

風「侍女さん達も楽しそうですねえ~」

 

風も出来れば侍女達に加わり、桂花いじりにを楽しみたかったのだが、本気で桂花が怒り出しそうな雰囲気を敏感に察して自重していた。

 

稟は話しが進まないので落ち着いて欲しいですと愚痴を零すが、桂花の代わりに獲物を見つけたと言わんばかりに風の毒牙の対象が稟に移り変わる

 

風「稟ちゃんも常識人ぶっていますが、実は凄い変態さんなのですよ」

 

明命「それってもしかして、鼻血のことでしょうか?」

 

風「おや、知っていたんですか、実際にその光景を見たのですか?」

 

明命「はい!荊州で一刀様に何かを耳打ちされたら、稟さんから勢いよく鼻血出してました!あれには驚きです!」

 

鼻血が噴射した時に虹が見えました!と興奮気味に語る明命だが、鼻血の虹が綺麗って感性はどうなのよ・・・と桂花が若干引いていた

 

風「なる程・・・”お兄さんが大口叩いた”にも関わらず、劉備さんの”引き立て役”として向かった荊州でしたか」

 

今度は毒舌の相手が稟から一刀へと切り替わる。

その切れ味は桂花に劣らない程だった

 

桂花「全くよ、あんだけデカイ事言っておきながら……やっぱり種馬はこの程度ね」

 

一刀はこれでも頑張ろうと思ったんだよ?でも色々とめぐり合わせが悪くってと言い訳をするが、過程なんてどうでもいいのよ、結果を出しなさい結果を・・・と容赦無くぶった切られ、膝から崩れ落ちて四つんばいでorzのポーズを取る一刀。

四つんばいとなった一刀の背中に風が座り、『仕方ないのですよお兄さん、種馬は種馬らしく腰振ってればいいんだよ』と的確に一刀の心を折にいっていた・・・

 

風の発言が心にグサっと刺さった一刀はショックでピクピクと白目を剥いて気絶した

倒れこんだ一刀を見て、風はぶい!と良い笑顔でVサインを作っていた

 

稟「さて、綺麗に落ちも着いた事ですし、新しく加入しました将を紹介させていただきます。彼女の名は周泰幼平、素早さと身軽さは群を抜いています。後方からの攪乱や情報収集などに長けています」

 

明命「初めまして!周泰幼平と申します!真名は明命です、よろしくお願いします!」

 

一応主君である一刀を放置し、稟は何事もなかったかのように明命の紹介に移る。

この流れに異議を挟む者は誰もおらず、あんた達も鬼ね・・・と珍しく一刀に同情した桂花であった

 

桂花「私は荀彧文若 真名は桂花よ」

 

恋「恋は…呂奉先」

 

風「風は程昱仲徳ですよ~よろしくお願いしますね明命ちゃん」

 

一刀「一通り自己紹介は終ったな。次は黄巾党の動向の議題に移りたい、桂花任せていいか?」

 

いつの間にか復帰していた一刀が話しに加わり、次なる議題に進むように促す。

その姿は未だ四つんばいで、風が背中に座っており・・・主君の威厳など全く感じられない。

もちろん、誰もそんな事を突っ込んだりしないのだが

 

桂花「しょうがないわね。張3姉妹の居場所はまだ掴めていないわ。各地に斥候を出してるけど、足取りすら特定するのが難しくてね」

 

風「旅芸人で一箇所に留まることがないのが面倒ですねえ」

 

稟「そうなると・・・やはり以前同様まずは黄巾党を叩いて数を減らし集結させるべきですか」

 

 

総勢100万以上とも言われる黄巾党、その数に紛れ込まれては捜しだし発見するのは不可能に近い。

ならば前回の外史同様に、暴徒と化した黄巾党を叩き三姉妹を保護するのが手っ取り早いと判断し、続けて朝廷と各諸侯の話題に移る

 

風「朝廷では大将軍の何進さんが、自ら10万の大軍を率いて鎮圧に乗り出すみたいですよ~」

 

一刀「何進自ら来るというのか・・・邪魔だな」

 

稟「そうですね、愚鈍な輩は大人しくて縮こまってくれている方が助かるというのに。肉屋上がりの大将軍に何が出来るというのやら」

 

風「大将軍が来るということで、各諸侯は様子見みたいです。何進さんは自分ひとりで功を建てたいようなので、諸侯に動くなと指令を下したみたいです」

 

妹が美しく、皇帝の妻として召抱えられたという理由だけで大将軍となった何進

そんな何進に対する評価は悪いの一言に尽きる。やる気がある無能が一番面倒だというのが3人の見解なのだ

 

一刀「洛陽で会った時に話しをした事があるんだが・・・権力を振りかざす小者だったな」

 

桂花「なによあんた面識あるの?」

 

風「お兄さんがそういうなら相当ですねぇ」

 

風の言う通り、お人好しである一刀がここまで酷評するのならば、自分達が思っている以上に成り上がり者で無能だと読み取れる

 

稟「それはそれとして、我々はどうしますか?一刀殿と華琳様、二手に分かれて行動したほうがいいと思いますが」

 

いま華琳を支えている主な将は夏侯姉妹と星ぐらいで戦力不足は否めない

対する一刀の下には豪傑・知将が集まり始めている。戦力分散は戦術的には下策なのだが、華琳を護りきる事が出来なければ本末転等なのだ

 

恋「にぃに…愛紗どこ?」

 

今まで難しい話に参加出来ずに沈黙を守っていた恋が話しに加わる。

風と桂花も完全に愛紗の存在が頭から抜け落ちていた

 

風「そういえば愛紗さん忘れてましたね」

 

一刀「帰ってくる前に天水によったら戦があってね。その戦で負傷した霞の看病と天水の守護を愛紗に任せてるんだよ」

 

存在を忘れられて哀れだと思いながらも、話は淡々と進んでいく。

彼女ほど存在感を放つなら普通は忘れらる事はないのだが、それ以上に濃い性格が集結しているためにどうしてもそういう立ち居地になってしまうのだ。

 

ちなみに一刀が天水でしでかした詳細はすべて稟からの手紙で把握している。

桂花は知らされた時に仰天していたが、風は種馬であるお兄さんが董卓を誑しこんだと察して驚く事はなかったが

 

明命「そういえば…一刀様は霞さん連れて帰ってきた時、お姫様抱っこ?という格好で戻ってきました!」

 

董卓を誑しこんだ事は我慢していたが、お姫様抱っこには嫉妬を我慢出来ずに風の目がスゥーと細くなり、その場の空気が冷え込んでいく・・・風による一刀への制裁が決まった瞬間だった

 

桂花「愛紗は霞が治るまで留まってもらうとして、どう分けるつもりよ。私は華琳様の下へ向かうわよ?」

 

華琳LOVEを貫く桂花は迷わず華琳の下へ向かうと明言する。桂花は稟も華琳の下へ向かうと思っていたが、予想を反して一刀の傍に留まると決断した事に驚きを隠せなかった。なぜ一刀の傍で力を尽くすのかは言わなかったが、親友である風にはなんとなく理由が解る気がした。

 

親友が自分を見つめる目からは『あなたには筆頭軍師の座は譲りません』と力強い意志が込められいるのだから。風もそんな親友の宣戦布告に応じ、一刀の筆頭軍師は風なのですと見つめ返す

 

一刀「残りは俺、稟、風、明命、恋の5名。いま華琳の下に居るのが春蘭 秋蘭 星と桂花の5人か」

 

明命「気になったのですが、天水の防備は大丈夫なのですか?」

 

一刀「韓遂達を破ったばかりだし、西羌族も愛紗の恐ろしさを目の当たりにしている。いくら異民族といってもそこまで愚策を犯す事はないだろう」

 

西涼、天水を脅かし続けた韓遂が失脚した事で韓遂に同調していた豪族、西羌族は大人しくなるだろうと踏んでいる。愛紗の武を目の当たりにしたにも関わらず、我武者羅に攻め込んでくる馬鹿は居ないだろう。

万が一攻め込まれたとしても、詠と愛紗が居れば自分達や西涼軍の救援が到着するまで持ちこたえられる

 

 

稟「それでは何進が敗退したらすぐに動けるように準備を進めておきます」

 

一刀「明命達にまだ詳しい事情を教えることが出来なくてごめんな」

 

明命「容易に口に出せない内容だと解っているので大丈夫です!愛紗さんと話してもらえる日が来るまで待つと決めていますし!」

 

いま初めて意見を出したが、明命はそれまでは恋と一緒に一刀達が話しを進めるのを見ているだけだった。天水でなぜ一刀が参戦したのか、なぜ知っている人が限られているのかをまだ教えて貰えてないために、華琳という名の人は誰なのか?など理解出来ないでいる。

 

明命達を蚊帳の外にしている状況に一刀は謝りを入れるが、話せないでいる一刀に理解を示しており、責める事は無い。無理に問いただして主君を困るなんて選択肢を愛紗と明命は選ぶ気は更々ないのだ

 

一刀は改めて家臣に恵まれた、彼女達をもっと大切にしないと思い直す出来事となった

 

 

一刀「俺達はすぐには動けないから、この屋敷に居させてもらってもいいか?」

 

桂花「本当に考えなしで動くんだから。私はすぐ陳留に向かうけど、好きに過ごしてくれて構わないわよ」

 

 

桂花は自分の部屋を漁ったら殺すわよと忠告するだけで、屋敷に留まる許可を出す。

自分が居ない間に母親である荀緄が更に一刀を気に入り、婿に迎える計画が再び進みだすきっかけとなるのを、桂花はまだ知る由もなかった

 

 

一刀「それじゃあ…桂花、陳留は頼んだぞ」

 

桂花「あんたに言われなくてもわかってるわよ。その・・・あんたも気をつけなさいよ。あんたが死んだら華琳様が悲しむんだから」

 

最後にデレを見せた桂花は真っ赤になった顔を一刀に見られないようにそそくさと自分の部屋へと戻って行った。

一刀からは見られなかったが、同僚である風と稟にはばっちり見られていて、彼女達はニヤニヤしながら桂花の背を見送っていた

 

稟「やれやれ、素直になりきれてませんね」

 

一刀「そこが可愛い所でもあるんだけどな。後は……今のうちに華琳、美羽、劉備辺りと連携して黄巾党を相手するように手回しておくか。どうせ何進は失敗して各地に討伐の命が飛ぶはずだからな」

 

 

 

風「そうですねぇ・・・早めに行動しておいても損はないでしょ。華琳様の下へは風が話しに行ってこようかと。提案だけすれば後は桂花ちゃんがなんとかしてくれると思いますし」

 

稟「では南陽の袁術殿の下へは私が行って来ましょう。袁術殿の下には亞莎が居ますし、師である私が行った方が信じてもらいやすいと思います」

 

まだ華琳、美羽と会う事が出来ないでいる一刀の代わりに、自分達が行った方がいいと判断して風と稟はそれぞれの行き先を決定する。何も言わなくても一刀の心境、どちらを分担した方がいいかを、すぐさまはじき出す辺りは流石の一言に尽きる

 

一刀「それじゃあ俺は劉備さんの下に行くか」

 

風「お兄さんは劉備さんと色々親交がありますし、伏龍・鳳雛とも面識がある。きっとすぐに話しは纏まるのです・・・モゲロ」

 

最後に嫉妬で本音がポロっと出てしまったのは、聞かなかったことにする一刀であった

 

稟「大丈夫だと思いますが、万が一に備えて明命を連れて行ってください」

 

一刀「わかった、明命護衛よろしくね。恋はこの屋敷で待っていてくれ、戻ってきたらすぐに動けるように準備だけしておいて」

 

明命「はい!お任せ下さい!」

 

恋「…コク」

 

今後の展開を睨み、それぞれが与えられた仕事を遂行する為に動きだす

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・一刀を捜し求めてる人物も1人いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「隊長どこにいらっしゃるんだろうか・・・・いてもたってもいられず、あの二人置いて飛び出してきちゃったけど…噂になってる呂珂って人が隊長と見るべきか。最初に現れたという幽州にいけばなにかわかるかもしれない」

 

 


 
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