No.730313

ジム改改造型ガンダムタイプMS”ペルセポネtypeG-ギガンテス”

kaennさん

元はジム改ですよ、気付いたらこんなに立派に成りました。
小説と言うか思いついたものをテケトウニ書いただけですのでモデルとして改めて投稿します。

2014-10-15 23:07:08 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:801   閲覧ユーザー数:787

宇宙世紀0093年12月28日アナハイムエレクトロニクス月面第2工区第3会議室

 

『………えぇ〜、連邦軍上層部からの要請でロンドベル隊の戦力を増強することに成りまして……』

 

課長の名札を付けた初老の男性が連邦軍からの要請書を読み上げる。

 

『うーん、既存の装備だとジェガンには余り合わないんだよなぁ……』

 

『かと言って新規で作ると予算がなぁ………』

 

『予算ならまだイイよ…コッチはアイディアが…ネオジオンのMS大型化進んでるからある程度の威力は必要だし………うーん……』

 

と、会議室のメンバーが苦悩しながら話を続ける。

 

そんな中、

 

『ねぇ?パパ?新規装備の開発って、何時もこんな感じなの?』

 

『そうだよセレス、こんな感じで意見を出し合うんだが今回はどうも大きな戦争に成る可能性が有るらしいから連邦軍上層部も力の入れ具合が違うんだ。』

 

1組の親子が会議参加者の苦悩をよそに会話を続ける。

 

『でもさ?ロンドベルってお兄ちゃんのとこだよね?だったら私も力に成るよ!』

 

『そうだな、ブライトも艦隊司令か……俺も歳を取る訳だなぁ……そうだ!セレス、アティスちゃんは来てるのかい?』

 

親子は家族であるブライト大佐の話をしていると、不意に父親が孫は連れて来たのか?と問い掛ける。

 

『アーちゃん?モチ来てるよ、”お爺様にお会いするのを楽しみにしています!”って言ってたよ、全く…何であんなに丁寧な言葉使いなんだろ?やっぱり旦那様の影響かな?』

 

『おお、、、そう言えばバニング君は来てないのかな?今度会ったら2人で酒でも飲もうかと話していたんだがな。』

 

孫の事を聞いて顔が綻ぶと、孫は後で会えるな!と思い、今度は娘の旦那であり、自分とも余り歳が変わらない友人の様な男の事を聞く。

 

『今ルナツーでジェガンの教導中、明後日にはこっちに来て4・5日は居られるって言ってたよ、で〜も!2人とも結構歳何だから程々にね!飲み過ぎたらアーちゃんとハサ君とチーちゃんの3人から当分無視の刑だからね、其れとも私とミライ義姉さんからのお説教がイイかしら?』

 

などと話しているうちに、

 

『ノア技術局副部長、そちらから何か意見は無いかのぅ』

 

初めに連邦軍からの要請書を読み上げていた初老の男性課長が意見を求めて来た。

 

『はっ!僭越ながら小官から御提案が有るのですが、宜しいでしょうか?』

 

その問いかけに対してセレスティアはスクッ、と立ち上がり課長に対し意見をしても?と、確認する。

 

『ん?君は確か……おぉ副部長の娘さんか、どうぞ意見があれば仰って下さい。』

 

許可を得たセレスティアは、

 

『はっ!感謝致します、私はセレスティア・バニング連邦軍少佐であります!早速では有りますが、今から送信する資料をお読み下さい。』

『ん?この形式番号だとかなり旧式な機体じゃ無いか?』

 

『なんで今更、だがRXシリーズの機体か……』

 

資料として送付されたMSを見た会議参加者から様々な声があがる。

 

『この機体は、現在私が運用しています部隊で使用しているMSでありまして、ネオジオンのドーベンウルフやドライセンなどの大型MSを撃破した実績が有ります。』

 

セレスティアは自身が改良したMSの事を話す。

 

『このMSを量産しろとでも言うのかね?だが予算的にみても良策とは思えないが……』

 

1人の重役が難色を示すと、セレスティアは、

 

『いえ、このMSを量産するのではなく仮想敵としてこのMSを使用し、対等位に渡り合えるMSに仕上げれば宜しいかと、このMSの装甲を破壊出来るのであればネオジオンが新型機を出して来ても対応可能だと具申致します。』

 

と、言い切った。

 

会議参加者も、自ら良い案が出ないのもあいまってとりあえず現行装備をジェガン用に調整する方向で話が進

んだ。

 

『そう言えば少佐、このMSが持っているバズーカの威力と口径はどれ位なんだい?何やら特殊な形状をしているようだが?』

 

会議も終盤に差し掛かった頃、1人の技術者が興味を引かれたのかセレスティアにバズーカの事を尋ねる。

 

『あぁバズーカですか?それは私が開発したビームバズーカですよ、いや〜ペルセポネの右腕部ジェネレーター使わないと使用出来無い欠陥品でして……』

 

ビームバズーカ?と会議室に居る者たちの目線がセレスティアに集中する。

 

会議参加者の殆どが思っただろう………『それを早く言え!!』と。


 
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