『薄明のアジール Dusk Asylum』は主人公羽衣の選択で物語が進んでいきます。時々他のキャラの視点でストーリーが進むことがありますが、選択肢があるのは羽衣視点で進む時のみです。
特定のキャラの親密度その他によって分岐していきます。
ただし、クリア時に選択肢が追加されたり、時間制限のある選択肢があります。
ゲームは全七章構成。七章はエピローグ的な到達点です。
それぞれの章のターゲットキャラクターがどんな状態になるかで、各章のエンドがふたつに分かれます。
それぞれの章がどんな結末を迎えたかの組み合わせによって、どの七章を迎えるかが変わります。
プレイしている時にどの組み合わせだか忘れてしまうことがままある(というか、かなり忘れると思います)ので、そういう時にはゲーム中STATUSボタンからウツセミ画面を確認しましょう。
ネタバレなしの説明ページはここまでです。
六章までのターゲットキャラクターとエンドは下記の通りです。
一章『黒髪事件』 永合紘美 『此岸』『彼岸』
二章『腕輪の跡』 井村 忍 『此岸』『彼岸』
三章『落ちた橋』 沖永立志 『発見』『喪失』
四章『瞑き初恋』 鹿瀬晴人 『此岸』『彼岸』
五章『死を辿る』 服部現一 『瞑目』『奈落』
六章『鐘の鳴る日』 村見沢音 『追認』『凶夢』
それぞれ章で関わることになる登場人物のうち、エンドが『此岸』『彼岸』になっているキャラは「此岸(要するに現世、この世です)に連れて帰ってくる」ことができます。
それ以外の独自のエンド名が付いているキャラは現世に戻ってくることはありません。
という訳で、攻略に入ります。(ネタバレがあるので説明だけで2ページも取ってしまった……)
さて、攻略です。
最終章に当たる七章は全部で4つあります。
七章『悼みと明日』
七章『受けたケガレ』
七章『まろうど辻』
七章『不死と夢』
そのうち上の3つについて先に説明します。
七章『悼みと明日』は幽霊少女、村見沢音に関わるエンドに到達する章です。
そのうちエンドは2つ。END1『あたし達の安全地帯』とEND2『向こう側の至福』です。このエンドは七章に出る「戻りたいな/戻らなくてもいい」で「戻りたいな」を選ぶとEND2、「戻らなくてもいい」を選ぶとEND1です。END1については別の箇所で後述します。
『悼みと明日』に到達する条件は五章『死を辿る』で「振り返る」を選んでいることと、三章『落ちた橋』で喪失エンドを迎えていることです。
それ以外は地道に沢音の親密度が上がる選択肢を選んでいきましょう。
沢音の親密度が上がる選択肢は実は沢音の『登場前』にも出ます。序盤の「すぐ近く」と三章の「本当に見られていた」です。うまく親密度を上げられない人はこちらもチェックしてみてください。
七章『受けたケガレ』は羽衣に恋する鹿瀬晴人に関わるエンドに到達する章です。
そのうちエンドは3つ。END3『檻の中の天国』とEND4『楽園追放者』とEND5『瞑き至福』です。
『受けたケガレ』に到達するには、まず四章『瞑き初恋』で彼岸エンドを迎えてください。それ以外のどの章よりも優先されて『受けたケガレ』に入ります。
晴人のポイントは親密度と盲愛度があります。四章では親密度と盲愛度をチェックして、一定以上盲愛度が高い場合に彼岸エンドになります。
END3『檻の中の天国』は七章到達時点で一定以上盲愛度が高い場合に到達し、END5『瞑き至福』は盲愛度が低い場合に到達します。END5に到達したい場合、いかに盲愛度を上げずに親密度を上げるかがポイントです。
END4『楽園追放者』はもう一人、永合紘美が関わってくるエンドです。『受けたケガレ』に入っていて、永合紘美が彼岸で、かつ一定以上親密度が高いと到達します。
紘美は実は一章で彼岸エンドを迎えた後にも親密度を上げることができます。(場所移動で誰もいないところとか、某タイムアウトとか)
ページがほどほどに進んだので、次のページに行きます。
七章『まろうど辻』は中陰で出逢う芦沢閏に関わるエンドです。
基本的に他の七章に入らない場合は必ずここに到達します。END6『約束の楽土』とEND7『壊れた涅槃』とEND8『永劫の楽土』です。
初回に入ると他の条件を満たしていないので、必ずEND6になります。
END6に到達したことがある場合、序盤の選択肢に「……一緒に行きたいな」が追加されます。END7、END8はそれを選んでいないと到達することができません。選んでいる場合は『まろうど辻』で芦沢家に向かう前に「芦沢家を探す/周囲を把握する」という二択が出ます。
ややネタバレなのでスクロールします。
芦沢閏の親密度は少年期と青年期で別個のものを用意しています。閏14歳の親密度がすごく高い場合はここに選択肢は出ません。
END7、END8は青年期の閏20歳と再会することになります。
END7はある種の『途中で終わってしまったエンド』で、END8は『それ以降のあるエンド』です。
END8に到達するためには、閏20歳の親密度が高く、三章で発見エンドを迎えていることが条件です。
七章『不死と夢』は途中でちょこちょこ見た、七守で一番最初に姿を消してしまった少女、高崎春海に関するエンドです。このエンドというかこの七章は隠しエンド的なものなので、偶然見つけたという人も多いかも知れません。
ここから到達できるのはEND9『裏側の楽園』のみです。一本道なので攻略要素はありません。
『不死と夢』に到達するためには、まず七章『悼みと明日』のEND1『あたし達の安全地帯』で高崎春海が登場するエンド差分を見ます。これ自体は春海の親密度を上げていると簡単に見ることができます。(ちなみに出てない方のエンドは多少違う感じですが同じエンド扱いです)見ると序盤に春海のイベントが追加されます。
そして『受けたケガレ』『悼みと明日』の七章の条件を満たさず(つまり四章で彼岸を出さず、六章で追認にしちゃいけません)、二章『腕輪の跡』で此岸エンドを迎えていることが条件です。
春海のシナリオは前作『すり替えられた果実の破片』とも関わってくる内容なので、彼女に興味がある人はプレイしてもらえると大変素敵な感じです。
多分、一通りエンドを見ても「コンセキ画面に登録されていないイベントがちょこちょこあるよ」という人が結構おいでかと思います。
地味にあちこち分岐しているので、案外そういうのがあるのです。
そのうち最後の3つほどのセルはおまけとして登録されています。一応おまけシナリオの分岐条件だけこちらに書いておきます。
ひとつは『架空の可能性』。三嶋鳥子のおまけシナリオです。こちらは六章で寝込んでいる時にお見舞いイベントで鳥子がメールをくれていると、その後追加されます。
もうひとつは『その場所』。出現条件は「END6を『一章此岸、二章此岸、三章発見、四章此岸、五章瞑目、六章追認』で見ていること」です。(おまけシナリオではありませんが『一章彼岸、二章彼岸、三章喪失、四章彼岸、五章奈落、六章凶夢』で見ていることが条件の追加イベントもどこかにあります。『一章此岸、二章此岸、三章発見、四章此岸、五章瞑目、六章追認』のイベントもどこかにあります)
そして『全てのエンドを見る』と『あとがき』が追加されます。割とどうでもいい内容ですが、これが追加されていたら「ああ、エンドは全部見たんだなー」という印です。
ではでは、楽しんでプレイしていただけると嬉しいです。
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薄明のアジール Dusk Asylum 公式ページ
http://granatstealth.tumblr.com/post/93558919348/dusk-asylum
ネタバレ深度で改ページしています。できる限り、多分限界に近いレベルでストーリーに触れない形の攻略情報をお送りしております。 もしプレイして「ここがどもならんのじゃ!」という方はコメントかメッセージください。なるべく対処します。ネタバレをなるべく見たくない方、必要なページまで確認したら、そのまま回れ右が正しい使用法ですよー。