No.706815

がちゆり~花子様誕生日SS 2014~

初音軍さん

花子様誕生日おめでとう~。
今回のお相手は楓ちゃんになってもらいました。
深夜書いてたのでどんな文章になってるかわかりませんが(見返さない←

ちょっとでも楽しんでもらえればヤッターなのです(◜・◡・◝)

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2014-08-07 14:53:17 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:538   閲覧ユーザー数:538

ちゆり花子様SS 2014

 

 今現在、ひま姉に頼まれて楓と二人で遊んでいる最中で。

トランプをして楓が勝てそうなものだと花を持たせてあげたりもした。

しばらくしてから眠そうにしてからすぐ眠ってしまった楓の上に

タオルケットをかけて一息吐いた。

 

 予めひま姉から必要そうになるものの場所を聞いておいてよかったし。

静かに寝息を立ててる楓を見て、すっかり緊張の糸が緩んでしまったからか

花子も少し眠くなってきた。

 

「うぅ、お姉ちゃんなんだからしっかりしないと…」

 

 しかし急に来た眠気は今までにないくらい強烈なものに変わってしまい、

花子は楓の隣に横になった。

 

「横になるくらい大丈夫だよね…」

 

 そっと起こさないように楓の後ろで横になる。

つやつやの髪の毛を軽く摘むとほどよく弾力があり、とてもすべすべしている。

指で弾くとピンッとハネてふわっと楓の髪から楓の匂いが花子の鼻をくすぐった。

 

「癖になりそう…」

 

 わずかながら、その行為をして恥ずかしいのか嬉しいのか少しずつ顔が火照ってきた。

後姿だけでも何だか胸が熱くなって愛おしい気持ちが込みあがってくる。

 

 前々から可愛い妹だとは思っていたけれど、ちょっとだけ違った感情が芽生えた

ようが気がしてきたし…。

 

「楓…」

「うーん…」

 

 花子の言葉に反応したかと思ってすごくびっくりしたけど、ただ寝返りを打った

だけのようで。こちらの方へ向いた後、再び可愛い寝息を立てていた。

 

今まで可愛いなとは思っていたけど、この状況で楓の寝顔を見てしまうと眩しすぎて

直視できないし。まるで本当の天使のように光り輝いて見えてしまうし。

 

「楓…」

「花子お姉ちゃん…」

 

 ほぼ無意識のうちに花子は顔を楓に近づいていたことに楓の寝言によって我に返った。

気づくと花子は楓の唇につくまでもう数ミリという距離までいた。

 

「花子は…」

 

 楓のことが好きなんだ。むせかえってしまうくらいの感情に流されそうになって

本能で楓のことを求めてしまう。だけど、これじゃいけないんだ…。

 

 花子は少し楓と距離を開けて寝ている小さな子供を見つめて微笑んだ。

 

「もう少し…大きくなるまで待っていて欲しいし」

 

 誰に言うつもりではなかったけど、花子のこの言葉に実際は聞こえていないだろう

楓が嬉しそうに笑いを浮かべながら頷いた。

 

 それを見て花子はこれまでにないくらいのやる気に満ちていた。

より何でもできそうな気がしていた。

 

「何か楓からすごいものをもらった気がするし」

「むにゃむにゃ…」

 

「楓を幸せにするために、花子…がんばるし!」

 

 寝ていて聞こえていない楓に向かって心に決めた言葉を告げた。

改めて同じ言葉をちゃんと胸を張って言えるまで、この気持ちは一旦収めて

おくことにしたし。

 

 私一人の気持ち、片想いだけれど不思議と楓も同じように想っていてくれる

気がしていた。この気持ちにしてくれたのは何よりも大きいプレゼントだと思えた。

 

 目を細めて微笑んでもう一度、優しく楓の髪を撫でた。

 


 
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