No.692257

蒼天に浮かぶ星雲達 3話

白蓮さん

始まる武闘大会、たくさんの猛者が集まる。大人たちから子供まで参加は自由だ。

2014-06-07 17:49:27 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1534   閲覧ユーザー数:1386

岳「・・・・・・・・・」

 

貴族女の子達「じぃぃ~~~~~~~」

 

なんだこの状況?訳が分からん。なんかしたか俺。でも、なんで女子だけ?

 

岳「なあ、詠」

 

詠「ん?なによ」

 

岳「なんであの子達はこっちを見ているのか分かるか?」

 

詠「・・・・・・知らないわよ」

 

岳「う~~~ん」

 

詠でもわからないのに俺が分かるはずはないか。にしても気になる。

 

月「岳さん!!これ美味しいですよ!!」

 

岳「良かったね月」

 

月は楽しそうだな、そうか、楽しまなくちゃ損だよな。うん!!一回あの事は忘れよう。

 

岳「それにしても、流石は王宮に仕えるだけはあるな。うまい」

 

香苗「ふふ、気に入ってもらえましたなら、何よりです」

 

詠・月「ブーーーーーーーーー!!!!」

 

こ、皇帝陛下!!?なんでこんなとこに!?ぼ、僕変な顔してないかな!!

 

岳「そうですね。ここまでの完成度はなかなかないです」

 

詠「失礼でしょうがーーー!!!」

 

岳「ヒデブーーーーー!!あ、頭が・・・」

 

香苗「いいですよ、今は無礼講ですから」

 

詠「あ、ああああありがとう、ご、ごごごございます!!」

 

月「お、おおお手数おかけしてすいません」

 

岳「緊張感ありすぎだな」

 

香苗「ふふ、あなたは厳に似て堂々としていますね」

 

岳「流石に時と場所は考えますけどね」

 

香苗「ふふ、厳には小さい頃にお世話になりましてね。彼が45歳の時に命を助けていただいて、それからの付き合いです。私は当時10歳でした。」

 

爺さんがそんな凄いことをしていたなんてな。でも、そこまで驚くことでもないか。

 

岳「それで?そこから覗いている子は?」

 

香苗「ふふ、鋭いですね。厳の孫ということが分かります。香奈、出てきなさい」

 

香奈「・・・・・(ささっ)」

 

こちらに来たはいいもののすぐに隠れていまった。

 

香苗「この子は劉協です。あなたとそう変わらない歳ですわ」

 

香奈「りゅ、劉協だ、よろしく頼む」

 

岳「よろしく、俺は藤代だ。呼びにくいから白って呼んでくれ」

 

月「私は董卓と言います。劉協様。」

 

詠「僕は賈駆です。よろしくお願いします劉協様」

 

香奈「う、うむ・・・・・なんじゃその手は?」

 

岳「え?握手だよ。仲良くしようってこと」ニコ

 

香奈「//////わかったのだ。よろしく頼む」

 

その後も月達と握手をして皇帝陛下は去って行った。中々面白い人だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岳「ん?」

 

兵士「おい見ろよ、あれが神童とかもてはやされてるガキだぜ」

 

兵士「所詮は賊相手だ。俺たちと強さが違う」

 

兵士「数日後の武闘大会で教えてやるか。修羅場の違いをよ!!」

 

兵士達「はっはっはっはっはっ!!!!!」

 

詠「あいつら!!」

 

岳「やめとけ詠、言うだけ無駄だ」

 

詠「でも!!!」

 

月「詠ちゃん・・・岳さんの言う通りにしよ」

 

詠「月・・・・・わかったわ」

 

詠はしぶしぶ了承してくれた。俺のために怒ってくれたんだな。

 

岳「安心しろ。現実を知るのはどっちか・・・教えてやればいい」

 

詠「うん・・・・・絶対勝ちなさいよ」

 

岳「もちろん。月や詠の為にもね」ニコ

 

月・詠「///////////」

 

さて、武闘大会は波乱の予感だな。

 

厳「中々の言われぶりじゃの岳よ」

 

岳「こんなとこで力使ったら、そいつの底が知れる」

 

厳「それでこそ我が孫だ!!!」

 

バシッバシッと背中をたたく爺さん。正直言って常人ならあざができてる

 

岳「まあその分、武闘大会で発散させてもらうけどな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華琳「・・・流石にこの程度では動かないわよね」

 

秋蘭「中々の器の持ち主ですね」

 

春蘭「ガツガツモグモグ」

 

華琳「でも、力がなければ只の雑魚・・・十常侍と同じようにね」

 

秋蘭「実力は武闘大会でですか・・・・・」

 

春蘭「ガツガツモグモグ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪蓮「フ~~~ン・・・結構器が大きいのね」

 

冥琳「あなたと違ってね」

 

雪蓮「ぶ~ぶ~それってどういう意味よ!!」

 

蓮華「そのままの意味ですよ。姉様」

 

雪蓮「あなたは黙ってなさい!!こうなったら大会で発散する!!」

 

蓮華「怪我人が出なければいいのですけど」

 

冥琳「雪蓮は大人では止められないからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、大会当日

 

香苗「よくぞ集まった屈強な猛者達よ!!これから行う大会で存分に腕を振るってくれ!!」

 

神風「それでは抽選で決まった者たちを順に発表します!!」

 

岳「爺さん、月達を頼むわ」

 

厳「任せろ」

 

月・詠「気を付けて」

 

岳「行ってくるわ」

 

神風「第一回戦はなんと現時点で天下無双である雷轟さんの孫!!神童・白雷だーーーーーーーーー!!」

 

観客「わぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!」

 

岳「期待度高!!?」

 

神風「対するは劉宏様の親衛隊です!!」

 

兵士「コテンパンにしてやるよ」

 

岳「・・・・・・・」

 

兵士「どうした怖気づいたならやめてもいいぜ?ははははははは!!!」

 

岳「ほざけ、あんたじゃたりねぇよ」

 

兵士「なんだと!!!!」

 

岳「親衛隊の底が知れる」

 

神風「それでは両者構え・・・・・・・・・・・・・・始め!!!」

 

兵士「行くぞ糞ガキが!!!」

 

岳「・・・・・」

 

岳は動かずに相手を見つめている。兵士の武器が岳を襲った

 

兵士「ざまあないな!!やはり、神童はう・・・そ・・・・・」

 

岳「何が嘘なんだ?」

 

全員「!!!!!!!!????」

 

兵士「嘘・・・・だろ・・・」

 

岳は振り下ろされた剣を片手で受け止めていた。一歩も動かずに・・・厳・月・詠は分かっていたように平然としていた。

 

岳「雑魚はどっちか分かっただろ?場外へ出てもらうぞ・・・ふんっ」

 

兵士「え?・・・ぐあ!!?」

 

兵士は剣を落とされ、岳に片手で場外に投げ飛ばされた。

 

香苗「まさかこれほどとは・・・・・」

 

善弘「侮っていた・・・・・」

 

水蓮「面白いじゃないか」

 

神風「しょ、勝者!!!白雷ーーーーーーーーー!!!!!」

 

観客「おおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

岳「へぼすぎる」

 

春蘭「あいつが神童・・・・・」

 

雪蓮「へぇ、楽しめそうじゃない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香苗「面白い子ですね、厳」

 

厳「何がじゃ?」

 

香苗「かなり不満を抱えているのに、相手を場外へ出すだけなんて」

 

厳「あいつはそんなこと考えてないわい」

 

香苗「え?」

 

厳「あいつは自分がそんなことをすれば、自分もそうなると思っている。自分の嫌いな人物になるのは嫌だといつも言っておったからのぅ」

 

香苗「不思議な子ですね」

 

厳「それがあいつじゃ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岳「さあ!!まだ始まったばかりだぜ!!!楽しもうや!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回

「対決!!岳対雪蓮!!猛獣暴走

誓いと決意と信頼」

 

雪蓮「あああああああああああ!!!!!!」

 

岳「(必ず助けるから!!)」

 

 

 


 
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