No.690044

真・恋姫無双~白き牙を持つ者 #128

tokkeyさん

この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
苦手な人はご遠慮ください
大丈夫な人は駄文にお付き合いください、更新はなるべく日曜日予定です

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2014-05-29 04:53:45 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2528   閲覧ユーザー数:2272

~ 第128話 †官渡の戦い4† ~

 

 

曹操(そうそう)達が到着し野営の設営から櫓台

投石する為の絡繰の組立が終わり

いつでも袁紹(えんしょう)軍を迎え撃つ準備がそれなりに出来た時

地響きと共にそれはやってきた・・・

遠くから聞こえる雄叫びのようなものが

 

・・・・・い!!

 

・・・・ょい!!!

 

・・・しょい!!!!

 

「一体何事なの!?」

 

私達が軍議を開いてる時に遠くから雄叫びのような声と地響きが聞こえ

それに驚いた私は思わず天幕を出て、対岸へと目を向ける

私と一緒に稟(りん)と桂花(けいふぁ)も一緒に出て対岸へと目を向けていた

 

 

・・っしょい!!!!

 

わっしょい!わっしょい!わっしょい!!!!

 

 

それはなんと言っていいのかしらね

櫓台なのだろうけど・・・城壁のように大きなモノ

私達が用意したモノよりも巨大だった

それが数台ほど轟音を立てながら動いている

それを動かしてるのは屈強な体つきをした上半身裸の男達

謎の掛け声と共に押しているようだ

 

そして、その先頭には・・・

 

「お~ほっほっほ!お~ほっほっほっほっほ!!!」

 

麗羽が玉座のようなものに座り、それを担いでるこれまた上半身裸の男達がいた

その光景を見ながら私は何故か目眩が起こるのを感じた

 

「華琳(かりん)様?!」

 

「だ、大丈夫よ桂花・・・ええ、本当に大丈夫」

 

桂花に肩を抱かれながらちょっと彼女の髪を匂う

いい匂いするわね・・・大丈夫だわ

 

「稟、一番前の馬鹿は置いといてあの大きなものはなにか予想つくかしら」

 

「そうですね、純粋に櫓を大きくしたもの

 あの袁紹の事ですから大きければ強い!とか思って制作したのかと

 ただ・・・気になる事が一つ」

 

「・・・言ってみなさい」

 

「あれを制作出来たものが袁紹軍に居たのかというのが気になります

 こちらは真桜(まおう)がいるから分かるのですが

 あれほどの絡繰を作れるとなると・・・」

 

「稟、それならある程度調べてあるわよ」

 

「流石私の桂花ね、教えてくれるかしら?」

 

「はい!華琳様!

 最近急に台頭してきた田豊(でんほう)という人物であるかと」

 

「そんな人材がまだ麗羽の元にいたなんて驚きだわ・・・」

 

桂花の報告を受けて、純粋に私は驚いていた

あの麗羽についていけるような軍師がいるなんて・・・これは是非とも欲しいわね

 

「名前などは分かるのですが容姿などは一切不明です

 一応、袁紹の傍にいつもいるということは判明してるのですが・・・申し訳ありません華琳様」

 

「そのような人材がまだいたというのが分かっただけでも十分だわ

 後は、あの巨大な櫓の対処方などを軍議で話し合う必要があるわね

 天幕に戻り、もう一度話し合うわよ!」

 

「「御意!!」」

 

踵を返し、天幕に戻る私には笑みがこぼれていた

流石袁家・・・面白いじゃない!これこそ英雄同士の決戦に相応しいわ!!!

 

この日より、官渡の戦いが幕を開け中原の覇者となるものが決まる・・・

 

~お・ま・け~(本編とは関係ありません)

 

「雪蓮(しぇれん)!仕事をし・・・ろ?」

 

今日も私は彼女を怒るのが仕事になるだろうと執務室に行き扉を開ける

そこには私は夢を見ているのではないのだろうかと思う光景が広がっていた

 

カカッカリカリ・・・ペタン

 

「しぇ、雪蓮何をして・・・るん・・だ?」

 

ペタン、ペタン、カリカリ

 

「ん?冥琳(めいりん)じゃない、仕事してるのよみてわかるでしょ?」

 

「え、いやだっていつもなら・・・」

 

私が慌てていると、私を少しみてため息をつき席を立ってこっちに近づいてくる

 

「白(はく)とか華陀(かだ)に言われてね私も考えを改めたの

 冥琳がね、病気になったのはきっと私がちゃんと仕事してなくて

 冥琳ばっかりに負担がいっちゃったせいだろうって・・・そう思うと私も頑張らなくちゃってね

 それに母様が居ないから、あの子達に背中を見てもらいたいからね」

 

片目を瞑り舌をちょこっと出して苦笑いをする雪蓮を見て

私はとても感動をしていた・・・やっと、分かってくれたんだなって

 

「そ、そうか!私もこれで自分の政務を安心してできるぞ!」

 

「ほらほら、私もまだまだ仕事残ってるし冥琳もしっかりやってね」

 

そういって雪蓮は私の背を押しながら部屋から追い出した

今にして思えば私はこの時から騙されていたのだろう

 

そんな真面目になった雪蓮になって数日経つとある報告を部下から聞いた

 

【昼間から孫策(そんさく)様と黄蓋(こうがい)様が酒店にいると】

 

その報告を聞いて私はため息が出た・・・数日持ったからマシな方か

しかし、やっぱりあの二人は二人だなとある意味安心する自分もいた

だけど、怒る事に変わりがない給金を引かないとなと思い

報告があった酒店へと向かう

 

そこで見た光景に私はまた自分の目を疑った

酒店にいるのにも関わらず、あの二人が食事をしながら書簡を手に何か話し合ってるのだ

酒を飲んでる様子は見えない・・・一体何を?

悪いことを私はしているつもりはないので二人の所へ向かう

 

「二人共、昼間から大層な身分でございますなぁ?」

 

自分なりに冷めた声を出したつもりだが二人は特に気にする事はなく

 

「冥琳、良い所にきたわね!」

「おお~冥琳か、丁度訪ねようと思っておった所じゃ」

 

二人が手に持つ書簡を私に渡してくる

中身を読むと軍の予算などについて書かれており

装備などの軍備よりも治安維持をする為の人員確保のお金

備蓄してある兵糧を周辺の村などに配給してはどうかなどの嘆願書もあった

ふむ・・・これは・・・

 

「なるほどわかった、文官達に見せておこう

 それで二人は何故こんな場所にいるんだ?」

 

「私はここのお婆ちゃんの娘さんが街中でお金取られたらしくてその犯人捕まえたら

 食事を今度食べにきてください!って言われてたからお腹空いてたしきただけよ?」

 

「儂は策殿にこの書簡を持っていこうとしたらここに入るのが見えての」

 

「そ、そうだったのか・・・っとこの書簡早速文官達に見せてくる!

 食事の邪魔して悪かったな!」

 

私は二人を疑ってこの場所にきたという罪悪感に耐え切れず走って帰った

この時の二人の顔をみていた住民は後に語る「あれは悪い奴の顔つきでしたよ」と

 

私は今日も雪蓮達は仕事をしていると思い、自分の政務を片付けている

そして・・・自分の横を見ると

 

「お~ろ~し~て~!冥琳!悪かったってば!」

「なんで儂まで?!ちゃんと仕事はしてたぞ!」

 

亀みたいな縄の縛りをされて天井から釣られている馬鹿二人がいる

 

私はこの二人を仕事に関しては微塵も信用をしていたかった

だから明命(みんめい)に頼んでおいたらすぐにいくらでもボロが出てきた

幸い、本当に仕事を終わらせていた時もあったので見ないふりしてたのだが

 

はぁ~・・・幻のようなひと時だったな・・・

 

 

はっ!?

 

 

そこで私は目が覚めた・・・

隣でヨダレを流しながら寝てるバカの頬を抓りながら思う

 

「本当に仕事をしてくれる雪蓮何て、私には必要ないのかもな」

 

「にゅふ~・・・でへへへ~・・・」

 

~あとがきっぽいもの~

 

遅くなってすいません!

やっと休みになったので急いで書きました誤字が多いかもです・・・

ある程度書けてたのですが、オマケの方ばかりに妄想がいっていまい

本編もおかしい具合に妄想が入りました

わっしょいわっしょい!できる仕事したいなと現実逃避していたら

麗羽様に夢の中で、ならすればいいのですわ!と言われたので書きましたw

巨大な櫓ですが、自分がしている三国志のブラゲーで実際にある兵器です

攻城櫓という名称です、移動式です

本当に考えたのは誰なんでしょうね?w

 

暑くなり汗だくの駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m


 
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