No.689509

【獣機特警K-9ⅡG】再会!わが心の姉よ【交流】

古淵工機さん

里帰り回通算3話目。
リサ隊長と、ディナ・リイナの意外な関係がここで明らかに!

■出演
ディナ:http://www.tinami.com/view/616052

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2014-05-26 22:15:20 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:727   閲覧ユーザー数:674

翌日、鉄砲町邸…。

「あー、ヒドい目にあった…」

「まさかヒイラギちゃんがあそこまでのド天然だとは…訓練するつもりが逆に鍛え上げられちゃった…」

どうにか復活したディナとリイナだったが、一夜明けたあともその心身はまだボロボロだった。

 

「本当に、本当に申し訳ありませんでしたっ!!><」

「いや、べつにヒイラギちゃんに悪気があったわけじゃないんだし、ほら、あたしたちのやり方もあれだったんだよ」

「そうよ、ヒイラギは何も悪くないわよ!生きてりゃ誰だって失敗ぐらいするもの!」

深々と頭を下げるヒイラギに、必死でフォローを入れるディナとリイナのもとに、トワがコーヒーを入れる。

「本当に、昨日はご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありませんでしたわ。お詫びといっては何ですが、コーヒーをどうぞ」

「あ…じゃあ、いただきます…」

コーヒーを飲む二人。レプティスに帰ってから初めての朝日であった。

「では、わたしはお二人を軍の警備隊本部へお連れしますね」

「いってらっしゃいひーちゃん。車に気をつけるんですよ」

「そうそう轢かれませんって…。もう、トキコ姉さんってば…」

ヒイラギがディナとリイナを連れて、司令部へ向かおうとしたその時だった。

 

「よっ!ヒイラギちゃん!」

「リサ隊長!!」

軍用4駆に乗ってきたのはR-9隊隊長のティラノサウルス形レプター、リサ・ダンロップだ。

さらに、後部座席のスミロドン形ロボット、剣咲瑠璃が声をかける。

「わたしたちも司令部にいくところなの!…ところでヒイラギちゃん、そちらは?」

「あ、紹介します。地球からいらした…」

と、ヒイラギが言いかけたところでリサは車を降りると、ディナとリイナの元に駆け寄る。

 

「久しぶりじゃないかディナ、リイナ!!」

「リサ姉ちゃん!リサ姉ちゃんなんだね!」

「随分久しぶりね、リサ姉さん!」

「「え…?」」

突然の出来事に凍りつくヒイラギとルリ。

「あ、あの隊長、ディナさんたちのことご存知なんですか?」

ルリが質問すると、リサは笑顔で答える。

「知ってるもなにも!僕とこの二人は昔からご近所同士だったからね。よく遊んでたんだ」

「そうそう!あたしたちにとっちゃリサ姉ちゃんは本物の姉妹みたいなものだったんだよw」

「へー…」

「そうだ!せっかくだから、R-9隊の訓練風景を二人に見せてあげよ…アレ?」

 

リサが目をやると、今度はディナとリイナがうなだれていた。

「おーい、どしたのー?」

「ゴメン、しばらく訓練って言葉は聞きたくない…」

「ええ…とりあえず合同会議だけ聞ければそれでいいから…」

「おーい?あのー、もしもしー?」

前回の訓練でひどくトラウマがついてしまったディナとリイナなのであった…。


 
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