No.688644

リリカルなのは~翡翠の戦士と七つの才牙~

第41話告白、呆れ、白熱、お見舞い(前編)

2014-05-23 12:31:45 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2980   閲覧ユーザー数:2807

剣也視点

 

「好きです!付き合って下さい!!」

 

……俺は今、教室に着いた途端に六年生の女子数名に屋上に呼ばれ、そこにいた女の子に告白されている……(呼んできてくれた女の子は空気を呼んでかいない)

 

「……えと……ごめん」

 

俺は頭を下げる

 

今、屋上には物凄い気まずい空気が流れている

 

「…………理由を聞いてもいい?」

 

「まだ彼女が欲しいとか思ってないし、それに……」

 

「?」

 

「あなたの名前とか、どういう人か解らないから」

 

そう、六年生なのはわかるがどういう子か知らないのに付き合えるほど俺は器用じゃない……それに

 

「(俺の家の事とか俺が魔導師だ……ってのは簡単に言えないし……)」

 

「……そっか……」

 

女の子は心底残念がっていた

 

「(うーん……なんか良心が痛む……仕方がない)……だが、友達にはなりたいな」

 

「……友達?」

 

「あぁ……さすがに彼氏にはなれないが……友達になれば、いろいろ話したりも出来る……あ……」

 

……あれ?これってよくある振り方だった気が……?

 

「……ぷっ! ……それよくある振り方じゃない!はははっ!!!」

 

俺が後悔しているとその子がいきなり笑い出した

 

「ふふっ……ご、ごめんなさい……年下なのにいつも冷静って言うか慌てなくて大人っぽい人が……まさかそう言うとは……ふふふっ」

 

どうやら俺の言葉が彼女のつぼに入ったらしい

 

「……俺も言ってから気付いた」

 

もう少し言葉を考えるべきだった……

 

「ご、ごめんね?……笑っちゃって……」

 

「……いいよ。別に……」

 

元は俺が悪いし……

 

「私。夏樹 みくる(なつき みくる)……よろしくね?」

 

「ああ。よろしく」

 

互いに自己紹介をする

 

「あ、もう休み時間も終わるね。じゃあね」

 

そう言ってみくるは校舎に向かう

 

俺も校舎に入ろうと歩き出した瞬間にみくるが振り返って……

 

「私は一途でしつこいぞ♪」

 

上目遣いでそう言われて少しドキッとしてしまった

 

剣也視点終わり

 

さて、あれから教室に戻ると……

 

「…………(チ~~~ン……)」

 

なのは、はやて、フェイトが机に突っ伏していた……

 

「……何があった?」

 

「それがね、剣也……」

 

「昨日の夜、仕事であの二人といっしょに仕事して精神的に疲れた上……」

 

「宿題あったのを寝る前に思い出して……」

 

「やっと終わらせたら朝になっていたんだって……」

 

「……気の毒に……」

 

剣也の言葉にアイ達が説明し、聞いた剣也が同情する

 

「しかも……それ、今日出すやつじゃないの……」

 

「………………」

 

剣也はアイの言葉に絶句すると同時に思った

 

 

 

 

 

 

 

ー……馬鹿だ……

 

 

さて、授業が始まり、今は体育……

 

授業内容は作者も体育でやり、「何故にこれだ!?」……と思ったやつである

 

それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

はねつき(・・・・)である

 

但し、現在やっているのは……

 

「「うおおおおっ(はああああっ)!!」」

 

剣也と愛華の2人である

 

なのは達をはじめとしたほかのクラスメイトと先生はギャラリーと化している

 

尚、男子は剣也を、女子は愛華を応援している(唯し、なのは達はどっちも)

 

「ふっ!!」

 

「甘いっ!!」

 

「甘いのはそっちだ!!」

 

剣也が地面に向けて羽をたたき落とすが、愛華は素早く落とされた羽を拾い上げ、 剣也の顔の横へと打ち返す

 

しかし、剣也はその打ち返された羽が顔の横を過ぎた瞬間に体を捻り、羽子板の裏で姿勢の低い愛華の上を通り過ぎるように打ち返した

 

「まだ……!!終わらせへん!!」

 

『何故に京言葉!?』愛華以外全員

 

愛華は自身の体の上を羽が通り過ぎる前に上体だけ起こし、目の前に羽が迫る形になる

 

そして羽子板を目の前に持っていき……手首の力だけで弾き、剣也の足元に向かって羽を飛 ばした

 

「低い!?」

 

「これはいくらあいつでも……」

 

はやてが羽の位置の低さに驚愕し、男子のひとりが腕を組みながら冷静に呟く

 

羽の高さは剣也の足首ほどしかない……しかし 、実家でははねつき最強と言われている剣也はこのまま敗北する気はなかった

 

「どんな低い羽だろうと!!」

 

剣也は膝から力を抜いて急速に背中から倒れ込み、上体を膝を曲げた状態で地面と水平にする

 

その態勢のまま左手に持った羽子板を羽と地 面の間に滑り込ませ……

 

「打ち返すのみ!!」

 

愛華の頭上目掛けて打ち返した

一方ギャラリーは……

 

『おぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』

 

物凄い興奮していた

 

しかし、羽の位置は高い……間違いなく、スマッシュを打たれる位置

 

「残念ね……この勝負、そしてはねつき最強の称号……私がもらったぁぁぁぁっ!!」

 

愛華が飛び上がり、羽に向かって羽子板を下ろす

 

打たれた羽は地面と水平になっている剣也の元へと向かう……その速度は無駄に速い

 

流石の剣也でもあの態勢は無理か……とギャラリーが諦めた時、ただ一人、剣也を信じる者がいた

 

その者こそアリサ!!

 

(剣也が全身で叫んでる……"俺が勝つんだ!!"って!!……てか、無駄に闘志を燃やしてる!!?)

 

「う……おおおおっ!!」

 

迫る羽に向かって上体を起こし、当たる前に体を起こしきることに成功する

 

しかし、羽は剣也の背後を落下し、このままでは地面に落ちて剣也の敗北になってしまう

 

しかし、次の瞬間には……カツン! と羽子板が羽を打った音が響き……

 

「……そん、な……」

 

着地した愛華の背後に羽が落下していた

 

剣也は愛華に背を向け、片膝をつき、 両手を広げた態勢でいる

 

剣也はその姿勢からゆっくりと立ち上がり……愛華に向かって振り向いた

 

「3つの返し球(トリプルカウンター)……羆落と「アニメがちがぁぁぁぁう!!」ぱぁっ!!??」

 

どこから取り出したのか、はやてはハリセン を持ち、剣也に″剃″で近付き、その顔面を思い切りぶっ叩いた

 

流石は関西訛り、ツッコミのキレがハンパないのだった……

 

 

さて、時が流れて放課後……

 

「すまん、アイ……杏樹とローズの迎えお願いな……」

 

「うん、任せて」

 

剣也は急いで帰る仕度をしていた

 

「?剣也君、なんかあったの?」

 

それを見たなのはは不思議そうにしていた

 

普段は急いで帰る仕度をしないからだ

 

「ARAGO (ロンドン市警特殊犯罪捜査課)で組んでるパートナーが事故で入院しているんだ……そのお見舞いに」

 

「え!?大丈夫なの?」

 

それを聞いたフェイトが心配する

 

「平気だよ……軽い怪我らしい」

 

「火の天撃使いと魔導師のハイブリッドで火の技だけなら剣也よりも強いからね……あの人」

 

「え!?まさかその人……」

 

「そ、あいつだよ……じゃあまた明日」

 

アリサの言葉に剣也は軽く答え、教室を出た

 

「アリサちゃん知ってるの?」

 

すずかの質問

 

「うん……時々あって話したわ……火の天撃の使い方について」

 

「なら心配やな……」

 

はやての言葉

 

「そうね……」

 

「今度お見舞いに来てよ、喜ぶと思うよ、雄火斗(おびと)なら」

 

『賛成!!』

 

愛華の言葉になのは達は喜ぶのだった

 

 

さて、場所をかえて病院……

 

剣也は手続きを済ませ、508号室に向かっている

 

「あれ、美月さん」

 

「あ、剣也君、こんにちは」

 

病室の前に雄火斗が入院する理由となった人物……神崎 美月(かんざき みづき)がいた

 

「そちらもお見舞いに?」

 

「えぇ、まぁそんなところ……///」

 

剣也の言葉に美月は少し顔を赤くして答える

 

「(雄火斗……美月さんの気持ちにはよきづけよ)」

 

お前が言うな(怒)by作者

 

「ここではなんですので……」

 

「そ、そうね」

 

美月はそう言って入ろうとするが……

 

「///」

 

顔を真っ赤にして固まる

 

「……俺が開けます」

 

「……お願いします……///」

 

仕方がないので剣也が開けることにした

 

「雄火斗、入るぞ」

 

「し、失礼します」

 

剣也は部屋に入りながら言うと美月も入る

 

「お、剣也、神崎さんいらっしゃい」

 

二人を見て、ベットに横になっていた少年が体を上げる

 

内羽 雄火斗(うちは おびと)……剣也のパートナーであり、

 

 

 

 

 

 

 

NARUTOの世界からの転生者である……


 
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