No.677075

リリカルなのは~翡翠の戦士と七つの才牙~

第三十四話夕飯前の風景、兵部の頼み、剣也の災難、ドンマイ♪

2014-04-07 11:58:26 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:2960   閲覧ユーザー数:2819

「ほんとうにすんません……」

 

ハンバーグを盛り付けながら(因みにデミグラスソースをかけている)剣也はあるリビングの一ヶ所を見て言う

 

「だ、大丈夫…」

 

「も、問題ない…」

 

そこには疲れはてている兵部と真木の姿と…

 

「みおしゃん、えほんよんで~」

 

「ん?良いよ、おいで」

 

ローズに絵本を読み聞かせようとしてる澪…

 

「~~♪」

 

パズルをしてる杏樹がいた

 

「いやー、まさか手伝ってくれるとは…」

 

「主婦の気迫に飲まれてたけどね…」

 

実は兵部、真木の二人が珍しくタイムセールを手伝ってくれるというのでお言葉に甘えたのだが、余りの凄さに超能力すら使えず、己の身体能力のみで挑むことになったのだ…

 

「殆どのエスパーは体力無いもんね」

 

「二人も例外ではないということか…」

 

剣也と愛華はそう言いながら納得していた

 

「よし、出来た」

 

「ご飯出来たよ~」

 

『はーい』

 

そして夕飯が始まる

 

 

「澪を学校に?」

 

剣也はご飯を食べながら聞いていた兵部の頼みを繰り返した

 

「あぁ、澪も一応11才だし…何より君のいる学校なら問題ないと思ってね」

 

「でも何で澪だけ?カガリやカズラも誘えば良いのに」

 

アイは不思議そうに聞く

 

「……カガリの性格、忘れたのか?」

 

「「……理解しました」」

 

真木の言葉に二人が理解した

 

カガリは気が短く喧嘩っ早い、更に物事を超能力で解決しようとする癖があるのだ

 

「カガリの性格をある程度直してから二人を転入させる」

 

「なら澪もその時期にした方が良い、色々楽だから」

 

「そうなるとカガリのデバイスも作る必要性があるね……プールに入れるように」

 

兵部、剣也、アイの順に思った事を言う

 

因みに澪は……

 

「杏樹、好き嫌いはダメ…ローズ、お口汚れてるよ」ゴシゴシ

 

杏樹達の面倒を甲斐甲斐しくみていた…

 

このシーンを見たセレナはこうかたる…

 

「澪のキャラが原作ブレイクしてる…」と…

 

 

夕飯が終わり、兵部達が帰る際、澪にバッジ型デバイス、″ワープレイ″を渡し、ローズ達を寝かしつけた後、化童子の記憶を見た二人は漠然としてした

 

「アイ……」

 

「何?剣也……」

 

「この記憶、マジか?」

 

「何度確認してもマジのようだね……」

 

「…………。」

 

アイの言葉に茫然自失してしまう剣也……

 

「アイ……俺勝てるきが全くないんですが……」

 

「才牙とか使えば良いんじゃない?」

 

「いや、無理だから!?絶対勝てないから!?」

 

「あの、ロード……子供達が起きますから……」

 

ウィルがそう言って注意する

 

「あ、ゴメン……」

 

「念話で話そう」

 

*個々からは念話で会話します、ご了承ください

 

「《てかなんでこうなった!?》」

 

「《次の模擬戦の話をしてたらいつの間にかこうなった……そうね》」

 

「《いや、限度があるわ!!″バーストエンド″と″ゼノンウィンザード″を同時に繰り出す以上に不可能だろうが!!?》」

 

「《大丈夫!!前世ではこの世界で言う監理局の全武力と互角の強さだったんだから!!》」

 

「《今は違うだろ!?》」

 

剣也とアイがこんな話をする切っ掛けとは……?

 

 

帰宅途中にて……

 

「じゃあ今此処にいる剣也くんとアイちゃんは式神なの?」

 

「はい、そうです」

 

「今現在アイ様達はバベルのお仕事に行かれております」

 

なのは達と帰路についていた式神はなのはの質問に答えた

 

「でも記憶はどうするの?学校の出来事とか覚えていないと大変なんじゃ……」

 

フェイトの質問

 

「此方が経験したことは解除するとオリジナルに還元されるので大丈夫です」

 

式神はそう答える

 

「エエな、それ……うちらも使えへんかな?」

 

「おそらく使えるかと」

 

「主に頼めば教えてくれるかと」

 

とまぁ、そんな感じに会話していたのだが……

 

「そう言えば今度の休みアースラで模擬戦よね?」

 

「そうなの♪」

 

「凄い楽しみだよ♪」

 

「いろいろ教えてくれるしな~♪」

 

アリサの言葉になのは達が嬉しそうに答える

 

もっとも、フェイトとはやての場合は好きなひととの模擬戦だからと言うのもあるが……

 

しかし、アリサのとんでもない一言で状況が一変する

 

「ねぇフェイト、今思ったんだけど……」

 

「何?」

 

「私達全員で剣也と戦ったらどうなるかな?」

 

シーーンと場が静まり返る

 

そして徐々にフェイトの瞳が眩いほど輝き出した

 

「確かにそれは気になるね‥その人数で剣也と戦ったことないし」

 

「せやな~‥あのレベルの集団戦は貴重やけど、その人数で剣也くんと戦うのは更に貴重 やし……」

 

急な坂からおにぎりコロコロヨロシクッ!なほど危険な方へと話が向かっていく

 

「いや、貴重は貴重なのかも知れんが流石にそれはどうかと思いますよ?」

 

剣也式神もヤバイと感じたのか止めに入る

 

「剣也くんならこの人数でも足りないかも知れないの」

 

「あの……」

 

「そうだね‥他に戦力と言えば誰か居るかな?」

 

「スルーですか?」

 

「アイちゃんも一緒にしたらどうかな?」

 

「主一人ですか……?」

 

「確かにアイならかなりの戦力 だね」

 

「戦力以前に既に戦う前提で話が進んでませんか?」

 

このツッコミも完全スルーされる

 

イジメ?イジメですか?と話しかけるも戦うことで盛り上がっていて剣也式神の言葉は届いていない

 

そしてトントン拍子に会話が進み、剣也対なのは、フェイト、はやて、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、アルフ、ユーノ、クロノ、愛華、アリサの12人の模擬戦をする事になったのだった……

 

因みに聖兄弟は邪魔になるのでいないらしい……

 

 

「…仕方がない、戦うか……」

 

「頑張ってね♪」

 

「……。(絶対コイツ先に倒す!!)」

 

剣也はそう心のなかで誓うのだった……

 

一方化童子の魂は……

 

「……。」orz

 

主を助けられず、落ち込んでいた……


 
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