No.667328

真・リリカルなのは 第十二章 非道なる報復編 第一話 突然の再会

ohatiyoさん

お待たせしました
第十二章の開幕です

2014-03-02 09:27:00 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:745   閲覧ユーザー数:739

六課解散から早くも6カ月の時が経った

 

未熟だったフォアード達はそれぞれの道を進み、確実に成長していった

 

レインもまた、その1人だ

 

彼はレティ提督の下に付き、彼女から言い渡される無理難題と言う名の任務を何とかこなしてた

 

そして今回部下を率いて、とある任務をこなしていた

 

管理局の目を欺き、テロ行為を繰り返していた組織

 

その組織のアジトが漸く発見する事が出来たのだ

 

レインはそのアジトに潜入し、組織のリーダーの逮捕及び、アジトの破壊活動を言い渡されていた

 

レイン「ったく、レティ提督も無茶苦茶な任務ばっかり寄こしやがるぜ」

 

愚痴を言う レイン

 

隊員A「それだけ、あなたの力を評価しているのでしょう」

 

レイン「全く…………まぁ愚痴ってても始まらねぇか。そんじゃ早速、行ってくるぜ」

 

隊員A「1人で大丈夫なのですか?」

 

アジトには1人で潜入しようとする レイン

 

レイン「潜入は1人の方が得策だぜ」

 

隊員A「ですが、奴らは質量兵器を持っています」

 

レイン「大丈夫だ、俺のウィンタムソードの敵じゃねぇよ」

 

スノボー型デバイス ウィンタムソードを抱えて、アジトに潜入する レイン

 

彼は三等陸尉となり、立派に指揮が出来るようになっている

 

隊員A「レイン三等陸尉は上手く忍びこめたようだな。俺達は陽動の為、そろそろ動くぞ」

 

隊員B「わかりました」

 

隊員Aはレインの部下として、彼が居ない場合、指揮を担当する事となっている

 

今回の作戦は、レインが潜入

 

それを悟らせない為に、他の隊員が陽動として動くのだ

 

隊員達がアジトに迫っていることを知ったテロ集団は、迎撃する為、武器を持って外に出る

 

レイン「ん? 騒がしいな…………陽動が上手くいったか」

 

地下に狭い通路があり、そこから中に侵入していく レイン

 

レイン「良し、ここから中に入れるな」

 

見事アジト内への侵入が成功

 

レイン「さて、奴らのボスは…………一番上か」

 

階段を駆け上がり、一気に最上階まで行く

 

レイン「この部屋っぽいな」

 

扉を蹴り、ウィンタムソードを構えながら、部屋に侵入する レイン

 

レイン「管理局だ!! 大人しくしやがれ!!」

 

ボス「何!? 管理局だと!?」

 

少し太った男か椅子に座っていた

 

ボス「ワシの部下達を倒して此処まで来たか!!!」

 

レイン「さぁな!!! けど、オメェはここで終りだぜ!」

 

ウィンタムソードを振りかぶり、ボスを殴ろうとした

 

ボス「バカめ!!」

 

椅子に搭載されているスイッチを押すと、部屋の壁から発砲される

 

レイン「っ!?」

 

銃弾がレインの胸を貫いた

 

レイン「何だとっ!?」

 

ボス「何の仕掛けも無いと思ったか!!!!」

 

レインはその場に倒れる

 

ボス「バカが!!!! 管理局風情がワシを捕えられると思ったか!!!!」

 

勝利に酔いしれるボス

 

彼は気づけなかった

 

銃弾を受け、胸を貫かれている レイン

 

しかし、彼は出血していなかった

 

そんなことがありえるだろうか?

 

ボス「フン、まだガキだな。管理局に入ってヒーロー気取りなどするから、早死にするのだ!!」

 

ボスは立ち上がり、倒れているレインの頭を踏み付ける

 

すると、シャリッと雪を踏みつけた様な音がする

 

ボス「へ?」

 

見ると、自分が踏みつけているのはレインでは無く、雪だった

 

ボス「何っ!? どういう事だ!?」

 

パニックになるボス

 

レイン「バカはオメェだ」

 

扉の先から、レインが入ってくる

 

ボス「何!? 貴様はさっきのガキ!!」

 

レイン「オメェが撃ったのは俺じゃねぇ。雪だ」

 

ボス「どういう事だ!!!!」

 

レイン「俺の魔法、スノーフェアリー」

 

レインの魔力変換資質「雪」によって、人型の雪人形を創ったのだ

 

レイン本人そっくりに創り上げ、それに魔力を流し込み、動かす

 

いわゆる変わり身だ

 

しかし、雪人形の魔力が極端に少ない為、魔導師ならば違和感を持ったはずだ

 

ボスはリンカーコアは持つものの、魔法に関しては無知であった

 

よって偽物のレインだとは全くわからなかったのだ

 

ボス「おのれ、ガキ!!! ワシを謀るとは!!!」

 

ボスは懐の銃を取り出そうとするが、

 

レイン「遅ぇんだよ!!!」

 

レインはボスの懐に入り、彼の顔を殴る

 

ボス「ウガッ」

 

壁に激突し、意識を失うボス

 

レイン「一丁上がり!」

 

ボスを捕まえることに成功した レイン

 

レイン「さて、外の味方を助けて、アジトをぶっ壊せば、任務は終りだな」

 

ボスを抱えて、外に向かう レイン

 

この時は知る由もなかった

 

まさか…………こんな形で再会する事になるとは……………

 

レインが表に出ると、唖然としてしまう

 

レインの目には、信じられない景色が映っていたのだ

 

レイン「おい…………何だよ、これ」

 

あまりの衝撃に、体の力が抜け、ボスを落してしまう

 

そして、レインは1歩踏み出す

 

すると水たまりを踏んだかのようにピチャッと音がする

 

それは水たまりではなく、血だ

 

辺り一面、真っ赤に染めあげている血

 

それは自分の部下達のものである

 

では、テログループに負けてしまったのか?

 

答えは否

 

テログループの血も混ざっているのだ

 

レインの視界には、死体の山がある

 

その中には、隊員Aの死体も……………

 

レイン「何なんだよ……………これは」

 

信じられなかった

 

レインがアジトに潜入してから、1時間も経っていない

 

それだけの短時間で、100人以上の人間が皆殺しにされていた

 

レインは、自分が一番信頼していた隊員Aの死体に近づく

 

レイン「本当に…………死んじまったのかよ」

 

隊員Aの死体の胸には、風穴が開けられていた

 

鋭い刃のようなもので貫かれたのだろう

 

他の死体を見てみると、腕が無かったり、首が刎ねられていたり、下半身が切断されていたりと、残虐な方法で殺されたのがわかる

 

レイン「誰だよ………こんな酷ぇことするのは…………一体誰なんだよ!!!!」

 

怒りで頭が混乱し、大声で叫んでしまう レイン

 

?「私だ」

 

レインの問いに答える者が居た

 

レインはゆっくりと、謎の人物に目を向ける

 

その瞳には怒りが映り、とてつもない殺気を飛ばしていた

 

?「ほう、これほどまでの殺気を私にぶつけれるとはな。いい具合に成長したな、レイン」

 

どうやらレインの事を知っているようだ

 

純白のマントを羽織るっており、帰り血で真っ赤に汚れている剣のような武器を持っている

 

彼はスカリエッティのアジトに潜入し、クイントの亡骸を持ち去った人物だ

 

レイン「誰だよ? テメェは…………何で俺の事を知ってんだよ? いや、それよりも…………何でみんな殺したんだよ?」

 

怒りにまかせて、あの男を殺したい

 

そんな想いが、レインを支配する

 

しかし、感情に任せて、動いては管理局員失格だ

 

それがわかっているからこそ、レインは動きそうになる体を止め、謎の男に問い掛ける

 

?「私の事がわからないのか? あれだけ、お前を鍛えてやったといのに」

 

顔を隠していたローブの脱ぎ捨てる

 

すると、レインの目から怒りが消え、今度は驚きが映る

 

レイン「なっ!?」

 

?「思い出したか?」

 

レイン「し、師匠?」

 

?「そうだ、お前の師であるリトナ・フェイゲールだ」

 

驚愕の真実

 

謎の男リトナ・フェイゲール

 

彼はレインの師匠だった

 

何故、レインの師が管理局を憎むのか?

 

そして今、レインの前に現れた真相とは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

始まり方が唐突ですね………

 

十二章はオリキャラのレインがメインになります

 

原作キャラも出てきますが、序盤は出番がないかも……

 

次回、レインが嘗ての師と戦う

 

彼に魔法を教えた男、リトナ……

 

レインは師に勝つ事が出来るのか?

 

 

 


 
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