No.663121

真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第百十四話 逃げられた代償

ohatiyoさん

今回で決着が付きます!

2014-02-14 11:57:14 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:945   閲覧ユーザー数:930

管理局から脱獄した犯罪者達

 

そして、彼らを追うフォアード達

 

クラナガンで激突したが、状況不利である

 

リーダーであるティアナは兄の仇に出会ってしまい、頭に血が上り、完全に冷静さを失っていた

 

エリオも命を弄ぶビーに怒り、ストラーダをガラムシャに振り回していた

 

この状況でフォアード達は勝てるのだろうか?

 

ウルフ「オラオラオラ!!! かかってきやがれ!!!」

 

レインとスバルを挑発する ウルフ

 

嘗てヴィータに倒された犯罪者だ

 

レイン「そこを退きやがれ!!!!!」

 

氷柱を大量に投げ飛ばす

 

ウルフ「当たるかよ!!!」

 

運動神経が良いのか、レインの攻撃は全て躱される

 

スバル「やぁ!!!!!!!」

 

スバルは突っ込み、ウルフを殴ろうとする

 

ウルフ「死ね!!!」

 

スバルに向けて発砲するが、

 

スバル「なんの!!」

 

自慢の拳で銃弾を弾く

 

ウルフ「バカな!!!」

 

まさかの出来事に動揺してしまう ウルフ

 

スバル「食らえ!!!」

 

バキィと鈍い音が鳴る

 

ウルフの脇腹にスバルの拳がめり込む

 

恐らく脇腹が何本か折れただろう

 

パルプ「仕方ない!!!」

 

その様子を見ていたパルプが、ウルフを助ける為に援護射撃をしようとする

 

パルプ(あの女には消えてもらおう)

 

スバルを狙って発砲しようとするが……………

 

パルプ「何っ!?」

 

黒い何かに体が縛られる

 

アマル「……………………」

 

アマルがゆっくりとパルプに近づく

 

そう、彼女のレアスキルでパルプを縛ったのだ

 

パルプ「何だこれは!?」

 

アマル「………影」

 

パルプの質問に答え、デバイスである剣を振り上げる

 

パルプ「ま、待ってくれ!!」

 

アマルに命乞いをするが………………

 

アマル「………………………」

 

何も答えず、ただ刃を振るう

 

パルプは意識を失う

 

無論、殺してはいない

 

ウルフ「パルプの野郎! 負けやがったのか!!」

 

レイン「テメェも沈みやがれ!!」

 

何時の間にかレインに懐に入られていた

 

ウルフ「仕舞った!!!」

 

レイン「クラッシャードルベ!!!」

 

シュヴェーレンモードVer2で放つレインの得意技

 

腕に装着したスノボーに氷の塊でコーティングし、ウルフを殴った

 

ウルフ「グギハッ!!」

 

吹き飛んだウルフは近くの建物に激突し、意識を失う

 

ボルト「フン、どいつもこいつも情けないぜ!!!!」

 

ティアナの兄の仇、ボルト・バック

 

質量兵器である銃を乱射し、ティアナを殺そうとする

 

ティアナ「クッ」

 

建物の壁に隠れて、銃弾から身を守る ティアナ

 

ティアナ(銃弾には限りがある。止まった時が攻め時)

 

そして、銃弾の嵐が止む

 

ティアナ(今がチャンス!!)

 

ボルトは弾を入れ替えているはず

 

その隙を突き、攻勢に転じようとする ティアナ

 

壁の影から飛び出し、エクテムとクロスミラージュをボルトに向ける

 

パァッンと発砲の音が鳴り響く

 

ティアナ「え?」

 

一体何が起こったのかわからなかった

 

急に自分の胸辺りが温かく、且つ濡れているような感覚がある

 

そして、ボルトがニヤけながら銃をこちらに向けている

 

この瞬間、ティアナは理解した

 

自分は撃たれたのだと……………

 

そして、自分の胸を見る

 

大量の血を吹きだし、バリアジャケット白い個所は真っ赤に染められていた

 

それを見ると急に激痛が走る

 

ティアナ「あ…………グッ……………ああ」

 

呼吸もし辛くなり、その場に倒れる ティアナ

 

ボルト「残念だったな!! ガキ!!!」

 

そう、ボルトはわかっていたのだ

 

ティアナが考えていた事を

 

自分が発砲を止めれば、必ず姿を現すと

 

だからこそ敢えて発砲を止めたのだ

 

弾切れではない

 

ティアナを誘い出す為に

 

そして、まんまとおびき出されたティアナに向けて発砲

 

彼女は胸を貫かれて、瀕死状態となった

 

ボルト「ハッハ!!! 仇が取れなくて残念だったな!!!」

 

倒れているティアナに語りかける ボルト

 

そして、返事が返ってくる

 

ティアナ「そうね、アンタみたいな屑野郎に殺されたなんて、兄もダメな人だわ」

 

ティアナの声が聞こえる

 

地面に倒れているのに………………

 

否、聞こえたのは後ろからだ

 

何故?

 

ボルトの頭はそれしか思い浮かばなかった

 

何故ティアナが自分の後ろに居るのか?

 

ティアナ「アンタ、幻影魔法って知ってる?」

 

ボルトの疑問に答え始める ティアナ

 

ボルト「バカな…………テメェみたいな小便臭いガキに、そんな高度な魔法が」

 

ティアナ「油断し過ぎなのよ、犯罪者。アンタは最初からずっと幻影と戦っていたのよ」

 

そう、あの怒り狂ったティアナは幻影だったのだ

 

ティアナ「さて、もう終わらせるわ」

 

ティアナの持つ2つのデバイス、エクテムとクロスミラージュを連結させる

 

クロスミラージュ【ロングバレットモード!】

 

ティアナ「消えろ、クロスブラスター!」

 

オレンジ色の閃光がボルトを包み込み、彼を気絶させる

 

ティアナは見事、仇を捕まえる事に成功した

 

残すはビーただ1人

 

エリオ「お前の負けだ」

 

エリオはストラーダの切っ先をビーの首に添える

 

エリオ「お前の仲間も全員捕まえた」

 

ビー「ククク、まさか出来損ないの人形風情に私が後れを取るとはね」

 

キャロ「あなたって人は!!!」

 

エリオを侮辱され、キャロはビーに対して怒りを覚える

 

ビー「ククククク、Fの遺産に拾われ、負け犬同士 傷を舐め合っているのかな? 惨めだね~ どれだけ抗おうとも、お前は人間では無い。誰もお前を認めはしないよ!!」

 

エリオだけでなく、フェイトまで侮辱する ビー

 

キャロとエリオはフェイトに恩があり、本当の母親のように慕っている為、ビーの言葉が許せなかった

 

キャロ「フェイトさんの事を侮辱するのだけは絶対に許せない!!!」

 

エリオ「あの人はFの遺産じゃない!! フェイト・T・ハラオウン!! 僕達の母親だ!!!」

 

ビー「クククク…………いいね、その負け惜しみ。所詮は負け犬がキャンキャン吠えているだけだね。お前達がどれだけ叫ぼうとも「うるせぇんだよ!!! このタコ!!!」ん?」

 

ビーの言葉は遮られる

 

レイン「テメェの考えなんざどうでもいいんだよ!!! エリオもキャロも俺の仲間だ!!」

 

スバル「確かに生まれや生き方は、普通じゃないのかもしれない。けど、あなたにそれを否定する権利はない」

 

ティアナ「アンタみたいな屑より、よっぽどエリオ達の方が人間らしいわよ」

 

レインが、スバルが、ティアナが…………自分を認めてくれる

 

はっきりと人間だと言ってくれる

 

エリオはそれが嬉しくて溜まらなかった

 

エリオ「僕はクローンだ。けど、人間なんだ。お前なんかに僕の存在を否定されてたまるか!!!」

 

ビー「クククハハハハハ!!!! どこまでも哀れだね!!!」

 

レイン「哀れはテメェだ!! 屑野郎!!!」

 

ティアナ「アンタ…………もう喋るな」

 

レインとティアナはビーに攻撃しようとするが、

 

ビー「無駄さ!!!」

 

砂の様なものを投げつけ、レインとティアナの視界を暗ます

 

レイン「何だ!?」

 

ティアナ「目暗まし!?」

 

その隙に逃げようとするが、

 

キャロ「逃がしません!!」

 

鎖を召喚し、ビーの足を縛る

 

その為、足から絡まり、ビーは転んでしまう

 

エリオ「これで終りだ……………もう二度と僕の前に現れるな」

 

エリオは大きく飛び跳ねる

 

ストラーダ【カートリッジロード!】

 

ビー「やめろ……………私に手を出すつもりか!! 全知全能になるべき私に!!! 貴様の拾い親である私にぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

 

エリオ「ボルティックザンバァァァ!!!!」

 

紫電一閃を我流でアレンジした技だ

 

雷の斬撃がビーに振り下ろされる

 

ビー「クギャァァァァ!!!!!!!!!!!!!!」

 

そして、ビーは意識を失う

 

レイン「やったじゃねぇか!!! エリオ!!」

 

エリオ「はい!!!!」

 

何とか脱獄犯らを捕まえる事に成功した

 

その様子を上空から見ていたカイトとはやて

 

はやて「大丈夫やったやろ?」

 

カイト「フン」

 

はやて「意外と心配性やね、カイト君」

 

カイト「勘違いするな。奴らが下らん失態を仕出かして、脱獄犯共を逃がさんかが心配だっただけだ」

 

はやて「ムフフフ」

 

カイト「何を笑っていやがる?」

 

はやて「別に~ さて、帰ろか」

 

何とか勝利する事が出来た

 

しかし、全員ではない

 

フォアード達はミスを仕出かしていたのだ

 

1人だけ、クラナガンから脱出している者が居た

 

シャーク「さて、ここまでくれば大丈夫だろ」

 

そう、バルニクス・シャークだ

 

彼は戦いが始まった瞬間、地下下水道に入り、戦線を離脱していたのだ

 

シャーク「先ずはミッドから脱出するか。あの赤髪のガキ、絶対ぶっ殺す」

 

恐らくヴィータの事を言っているのだろう

 

彼もウルフと同じく、ヴィータに倒されたのだ

 

シャーク「俺の邪魔ばかりしやがって!! 管理局め!! 復讐してやる!!!!」

 

?「ほう、それはいい事を聞いた」

 

シャーク「っ!?」

 

突如、後ろから声が聞こえ、驚く シャーク

 

シャーク「何だテメェは!!!!!」

 

?「そう怯えるな。私は言わばお前と同士」

 

シャーク「何?」

 

?「私も管理局に人生を狂わされた者だ」

 

謎の男の話を聞く シャーク

 

男の目を見ればわかる

 

管理局に対して強い憎しみを抱いているのが……………

 

?「共に来るがいい……………力を授けよう」

 

シャークに手を指し伸べる

 

シャーク「フン、いいぜ。俺も仲間がいた方がいいのは事実だ」

 

シャークは男の手を握る

 

?「私の名はリトナ。リトナ・フェイゲール。管理局に裁きを下す者だ」

 

管理局に強い憎しみを抱く男、リトナ

 

彼は一体何者なのか?

 

強い憎しみの業火が、管理局を狙う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漸く名前が判明した謎の男

 

彼は仲間を集めていた

 

そして次回、長かったStsの最終話!

 

お楽しみに~

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択