No.660923

恋姫✝夢想 ━━一人乙女━━  《壱》

Hankさん

――――――三国時代。


我々が住む現代よりも遥かに世が腐り果て、 乱世と呼ばれる修羅の時代・・・

続きを表示

2014-02-06 10:36:31 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1723   閲覧ユーザー数:1561

 

 

――――――真っ白な光の中、誰かが私に問う。

 

 

「君は、 理不尽な世界や物語は嫌いかい?」

 

 

――――――「当然だ。」 ・・・そう答えた。 理不尽にも突然現れた者を英雄視し、挙句には全ての重荷をその者に負わせる・・・そんなのは嫌だ。

 

 

「そうか。 では、 君は・・・もし、 そんな世界に降り立ち、 尚且つ全ての重荷を背負わされたら?」

 

 

――――――「フンッ」 と鼻で少し不機嫌そうに笑って、こう答えた・・・ 「だったら、 それ全てをぶち壊して台無しにしてやるだけの事だ」

 

 

「君は、 とてもハッキリして逞しいね」

 

 

――――――そりゃどうも。 ・・・んで? あんたは私にその”理不尽な事”をやらせるんだろ? 違うか?

 

 

「・・・そうだ。 僕は肉体を持たない、ただの魂だけの存在だ・・・」

 

 

――――――いや、別に謝る事はねぇさ。 分かってたさ、あんたの擦れてきている声を聞いて、あんたは間も無く消える事ぐらいよ・・・

 

 

「ははっ・・・じゃあ、僕の”理不尽なお願い”・・・聞いてくれるかい?」

 

 

――――――”依頼”・・・っというならば聞いてやるよ、こういうのは慣れっこだからさ。

 

 

「そうか、じゃあ・・・・・・・・・・・・」

 

 

――――――声の主から全てを聞いた。 ・・・成程ね・・・そりゃ、”こんな事をしてまで”俺みたいなのに頼みたくなる訳だ。

 

 

「最後の賭けなんだ・・・これが失敗してしまうと・・・僕は・・・」

 

 

――――――いいさ、あんたの願い・・・確かに引き受けた。

 

 

「…………ありが……とう………どうか……”あの人”を……」

 

 

――――――そうやって光の中の誰かが言い終わった瞬間、光が強まり、眼を開けられない程になり、思わず眼を閉じた。

 

 

――――――そして、最後にこの言葉が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

――――――「君ならば、 この狂ってしまった外史を救ってくれる筈だ。」

 

 

 

 

 

 

 

そこでパッチリ目が覚めた。

奇妙な夢だ・・・という思いは、周辺の景色を見た途端に打ち砕かれた。

 

「・・・ふぅ~・・・」

 

今置かれている現状を整理しよう。

目覚めた場所は森の中、 空模様は曇り気味、 そんな曇り空に紛れるように灰色の煙が近くで上がり、 男女の悲鳴が烏の鳴き声の様に聞こえてくる、人の焼ける臭いと共に・・・。

 

「性質の悪い夢みたいだ・・・目覚めは最悪、 体調は良好、 気分は不機嫌・・・、 ・・・ハァ・・・最低だよ、クソッタレめ~・・・」

 

そうため息と舌打ちを付きながら、この現状から早く離れようかと立ち上がった時だった。

 

「キャーーーーーーーーーーーッ!!!」

 

二度目の悲鳴が耳に入る、まるで耳元に羽虫が飛んできたよう・・・耳障りで喧しい。

 

「・・・どうして、こうも・・・ハァ・・・」

 

腰まで伸びた金色の長髪の彼女は、三度目のため息をついて、声がする方角へと歩いていく。

しかし、特徴的なのはそこではない。

ため息を付きながら歩くと共に白い霧のような物が彼女の全身を包み込み、晴れると共に服装が一変していた。

先ほどまでは黄色と黒の色が主張のパーカー付きの服装だったが、まるで荒れた世界の住民のように松葉色のコートに茶色のブーツ、黒い指出しのグローブ・・・

さながら傭兵コスチュームと言える服装だった。

 

 

―――――――――――――――・・・

 

――――――――――・・・

 

―――――・・・

 

 

少し行くと…そこは、まさにこの世の地獄。

まさに悪鬼とも呼べるような顔をした人間か悪魔か分からない顔をした者達が一つの村に火を放ち、襲っていた

燃え盛る村では、悪鬼が村人の男を剣片手に斬りつけ殺していき、女子供を攫って行く

炎が燃え移っていない家に入っては金品や食糧を掻っ攫い、「ヒヒヒッ」と笑っていた。

悪もここまでなれるのかと思わざるを得ない程に残虐、人間などとうの昔に捨て去ったかのような外道

 

「ヒャッハーーーーーー!! 逆らう奴は皆殺しにしちまえっ!! 殺人の時間だァッ!!」

「オラオラ!! 殺されたくなかったら食料と女をよこしなーーーー!! ハーハハハハハハッ!!!」

 

そう歓喜の如く笑っている悪鬼共の傍に一人の村娘が近寄り、土下座のように膝をついて悪鬼に話掛ける

 

「やめてください!! どうか・・・! 食べ物は差し上げますから・・・! どうか村の皆だけは…!」

 

しかし、そんな悲願も空しいばかりか、悪鬼の一人はその言葉に耳もくれずに女に近寄り、下衆な笑みを浮かべる。

 

「おぉ~?! こいつはいい上玉じゃないか、 おい!! こっちにいい女がいるぞ!!」

 

そう言って悪鬼は、 女の腕を強く掴み、 仲間に見せびらかすように差し出す。

 

「お、こりゃ確かに上玉だなぁ!!」

「よっしゃ、 この女は俺のもんだ!!」

 

「・・・そんな・・・」

 

もはやこれまで・・・、 そう絶望し、 腰を落とす。

 

 

 

――――――その時だった。

 

 

 

”バチュ!”

その音と共に女に一番近くに居た悪鬼の頭に大きな横穴が開き、穴が開いた衝撃で少し勢い付けて地面に倒れ込んだ

 

「・・・えっ?」

 

女と悪鬼は、その光景に呆気を取られた。

一体何が起きた? そんな顔を見せながら、再びそれは起きる。

”バチュ!”

高速で何かが頭を貫通し、また一人悪鬼が死んだ。

 

「な・・・なんだ!? 何が起きてやがる!?」

「なんだよ、一体なにが―――・・・」

 

”バチュ!”

言いかけた時、また悪鬼の頭に穴が開き、地面に倒れ込んだ。

辺り一面に散らばる仲間の死骸と頭から流れる血液で紅く満たされた地面に残された悪鬼達は恐怖に駆られた。

次は自分か、一体なにが起きた、どうなっている、こんな筈では・・・

そんな事が脳裏を横切り、中には恐怖のあまり逃げ出そうと走る者が居た。

しかし、逃亡を拒むように逃げ始める者達の頭全てに穴が開き、死んでいく。

次第に悪鬼達は一か所に纏められ、周囲に村人が居れども彼らからは大分離れていた。

・・・それが不味かった。

”ボトッ”

その音に悪鬼の一人が眼を向けた。

そこに転がっていたのは緑色の丸い球が三個。

 

「なんだ・・・?」

 

そう呟いた、次の瞬間。

 

”ボンッ!”

 

その一瞬の轟音と共に残された悪鬼達は肉片へと化し、村人達は突然の轟音に悲鳴を挙げた。

パラパラと散りながら落ちてくる悪鬼達の肉片が村人達に被いかかり、軽く当たった村人は恐怖で叫びながら肉片を手で掃う。

なんとか正気で居る村人は一体なにが起きたのか、それを疑問に浮かべながら、ゆっくりと立ち上がり辺りを見渡す。

先ほどまで押し潰されそうな気配が消え、まるで世界が一変したように空が晴れていた。

空を仰ぎながら、一人の村人は呟く

 

「天の救いが来た・・・」

 

 

―――――――――――――――・・・

 

――――――――――・・・

 

―――――・・・

 

 

彼女は森の中を歩いていた。

背中には黒光りのライフル銃を担ぎ、両手には木と鉄を組み合わせた散弾銃を握っていた。

 

「・・・・・・。 (さて、序盤にしては上々の戦いだったな、相手が阿呆過ぎるおかげでもあるが・・・)」

 

あの時、賊の全てを滅ぼしたのは彼女。

やり方はシンプルだ。

ライフルで標的を狙い、ヘッドショットを決める。

単純であり、一番効果的なやり方である、角度調整の為に気づかれぬように静かに且つ素早く動き、最終的には賊達を一か所に纏めてグレネードで爆殺出来た。

 

「・・・・・・。 (しかし、今回は酷く長引きそうだ・・・受けるべき依頼では無かったけど・・・)」

 

あの時、光の中で現れた者の姿・・・そして彼が明かした事実。

それを聞き、知ってしまった時点で彼女はこの依頼を受け、果たさねばならなくなった。

 

「こうまで私を不愉快にさせてくれたんだ、世界ぶち壊す程にまでしないと気が済むワケがないだろうが」

 

そう呟きながら、彼女は森の中を進んでいった・・・。

 

 

 

――――――これが、どの外史にも残らぬ出来事の始まり。

 

 

●【プロフィール】

 

 

名前:リント(Rinto)

性別:♀

性格:冷静・短気・面倒がり屋・面倒見が良い

一人称:「私」

二人称:「あんた」・「お前」・呼び捨て

 

※(備考)※

突然現れた異世界の女子。

北郷一刀とは違う世界の出身だが、文明・文化などは大体似たような世界に住んでいる。

顔に似合わず、凶暴性があり、容赦が殆ど無い。

とあるネットカフェで住み込みでバイトをしているが、他の従業員や店長が変わり者。

能力は”衣装”を瞬時に変える事ができ、衣装が変わる度に個別の能力が付加される。

それから・・・どういうワケか、”攻撃を受けることが出来ない”体質を持っており、相手が攻撃してきてもどういうワケか攻撃がスリ抜けていく。

戦闘以外は至って普通の女性だが、性格などの事もあってか、よく女性ではなく男性として見られる事がある。

尚、怒らせると下手すれば死に繋がる恐れがあるので怒らせないようにするのが正しい道理。

 

 

●【リント変身図鑑】 [※こちらでは、 毎回に一つのペースでリントの服装を紹介します]

 

《ガンナー・ハッピー》

 

 

《小話》

今回の話で登場した衣装ですね。

この衣装の能力は、自在に銃火器を喚び出すことが出来るという所です。

その為、唐突にライフルやショットガンを出せれたワケです。

この衣装は、個人的に気に入っているので今後も多く登場出来ればなと思ってます。

多分、この衣装時のリントが一番カッコいい。

 

 

●【今話のバトルBGM】 [※こちらでは、 戦闘シーンで投稿者が「合うだろうな」と思う戦闘曲を紹介します]

 

(今回の戦闘シーン:村を襲う賊たちとの戦闘。)

 

戦闘曲:♪ {Time To Rock And Roll} (アニメ版 「ヨルムンガンド」 劇中使用BGM)

 

《小話》

小説の内容の時点で三国志っぽさなんてありません。(無慈悲)

次回もこんな感じの内容なので、差ほど三国志要素は無いかと。

話を戻して今回の選曲ですが、ライフルを扱う場面で適合と思えたのがこのBGMでした。

緊迫感とスタイリッシュさもあるので個人的には脳内でリントのカッコいい姿が見れました。

 

 

●【あとがき】 [※どうでもいい話をツラツラと語るだけのつまらんモノです]

 

・・・っと、 いうわけでいかがでしたか?

今回より驚くほどのスローペース(※)で、 この御話を書いて、 載せていこうと思います。

(※絶対途中で更新止まる)

 

こちらのお話にはベースが存在しまして、 恋姫無双なのはそうなのですが・・・

seigouさん作、 「孤高の御遣い Brave Fencer北郷伝」をベースに御話を書いていこうと・・・

 

「何無断でやってるんだ、 このスカタンがぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」 「おびゃああああああああ!!!」

(# ・Д・)三○)0皿0).・;'∴

 

・・・い・・・今・・・誰かに殴られたような・・・ごふぅ・・・

あっ、 ちゃんとseigouさんに「ベースで書かせていただきます」と言っときましたよ。

北郷伝の一話の感想に。

 

「それじゃ意味ねぇだろボケェェェェェ!!!」 「オリビアああああああああ!!!」

∵;.(0皿0(○三(д・#)

 

に・・・二回も打ったね・・・親父にも打たれたことないのに・・・!

…………つーわけで、 こんな茶番交じりで今後やっていきます。 (…自分でも激しく心配だ…)

 

それでは皆様方、 次回会えましたら、 また・・・。

 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
8
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択