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No.657644
光野ひかるさん
白川郷。岐阜県庄川流域の呼称。飛騨山脈の山間部に位置する集落群。 かつては数十人が暮らす程の小さな集落であった。 近代、周囲の土地開発と過疎化によって消滅を待つばかりであった集落は、奇跡的な縁によって重伝建地区として保存。 やがては世界遺産に登録されることとなった。
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この深い谷間に、人々が住み続けたのにはどのような理由があったのか。 僅かな面積だけで行われた稲作と、家屋の屋根裏で営んだ養蚕だけでは、到底暮らして行けるものではない。 そんな時、この大きな家屋の床下に眼を向けると白川郷のもう一つの顔が見えてくる。 白川郷に隠されたもう一つの産業、それは煙硝造り―――。 火薬の原料となる化学物質を造り出すことである。 煙硝という物質からこの土地を見ると、全ての事柄が繋がってくる。 深い山に閉ざされた人里離れた土地。秘密の火薬工場。 また誰にも知られることのない煙硝を運ぶ道を確保出来ること。 それは養蚕とも密接に繋がっている。 煙硝は蚕の糞と人尿、土、麻や稗などの植物を原料に造られる。 床下の囲炉裏端に穴を掘り、蚕の糞と植物を交互に敷き詰める。 人尿を散布し土を被せ再び埋め戻す。その後、5年程寝かせ、発酵させることで造られるのだ。 煙硝を受け渡し、次の仕込みが終わると、家族はまた日常の生活に戻って行く。 その足元に大きな秘密を抱きながら。 煙硝造りの終焉と共に、床下の微生物は消滅し、その技法は失われてしまった。 そして現代。新たな形態となった集落は、観光客が落としていく富を元に秘密裏に最新鋭の武器を開発。 内外に力を蓄えているものと見られている。
2014-01-25 23:57:32 投稿 / 775×1100ピクセル
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白川郷。岐阜県庄川流域の呼称。飛騨山脈の山間部に位置する集落群。
かつては数十人が暮らす程の小さな集落であった。
近代、周囲の土地開発と過疎化によって消滅を待つばかりであった集落は、奇跡的な縁によって重伝建地区として保存。
やがては世界遺産に登録されることとなった。
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